~鬼滅の刃~転生鬼断譚   作:天龍寺

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第3話「隣は火事でも先ず準備」

第3話

 

隣は火事でも先ず準備

 

えー最近人が神隠しに合うと言われる

彼岸花が有名な町にやって来ました

 

どうもリュウです

ごきげんよう

 

さっそく町に入った時に

何か違和感があったんだよなぁ

町の中心に近づくほど

違和感は強くなる

それを楝獄のとーちゃんに伝えたら

 

楝獄父「うむ、確かに鬼のような気配はあるが、とりあえずその違和感がある方向へ行ってみるか、まだ朝方だから、鬼はいないだろうが、手がかりがあるかもしれん」

 

って楝獄のとーちゃんもいっとったし

とりま町の中心へ

 

町の中心は広場のようになっとって

人通りもそこそこ

はて、こんなとこに鬼はいるんやろうか?

 

よし!広範囲レーダー発動!

 

んん?鬼の気配はないぞ?

いや、全く無いこともないんやけど

 

なんかこう、うすーく広場から広がってるかんじ?

ほとんど町を覆ってるなこれは

 

リュウ「楝獄様、かくかくしかじかまるまるうまうま、なんですがどう思われますか?」

 

楝獄父「うーむ、どうやら鬼が血気術を使った名残のようだな、だが肝心の鬼はいなさそうだ、仕方ない、2手に分かれて聞き込みをするか、ここで血気術を使うとしても夜だろう、夕暮れ前に町外れの藤の紋屋敷で合流しよう」

 

リュウ「了解です!」

 

と言うことで、一旦2手に分かれて情報を集めることにした

 

どっちにしろ強力な鬼はまだ居ないっぽい

基本無惨の血が多いほどセンサーにかかりやすいしな

 

やっぱ町中は人が多いから分かりにくいんかな?

夜だと鬼が活発化するから多少分かりやすくなると思うけど

まだ朝方やし、どっかで影を潜めとるんやろうけど

 

楝獄のとーちゃんは広場周辺から調べるみたいやから

俺は町の外から調べるか

 

と言うことで先に集合場所である

町外れの藤の紋屋敷にきましたよー!

 

後でくるにしてもアポだけはとっとかんとな

 

リュウ「すいません!鬼殺隊の者です!」

 

住人「はーい!少々お待ちをー!」

 

住人の方は若い夫婦二人と子供二人の四人家族で

昔、祖父の時代から鬼殺隊を支援しているそうです

 

リュウ「旦那さん、最近この町で失踪者が出たと聞いてきたんですが、何か詳しい話はありませんか?」

 

旦那「ええ、鬼殺隊に連絡したのは私共ですから、事件があったあと直ぐに町の人達に声をかけておきました」

 

旦那さんの情報は以下の通り

 

1:失踪者が出始めたのは先々週の初め

 

2:失踪したのは深夜、状況的に皆が寝静まった頃

 

3:失踪していない人達は皆寝ていた

 

4:外出していたり起きていた人が失踪

 

5:失踪者が出た深夜の外の状況を誰も知らない

 

6:失踪者は町の中心に近いほど多い

 

でした

 

うーん、深夜に起きていた人達

それも家の中にいた人達も失踪しているのか

 

リュウ「旦那さん、その失踪者の家族とかに会うことはできますか?」

 

旦那「そうだな、中心近くの茶屋の旦那が消えたって聞いたから、そこの奥さんは詳しいかもしれない、店はしまっているが、話してくれるだろうと思う」

 

リュウ「ありがとうございました、また夕方寄らせていただきます」

 

旦那「お気をつけて」

 

まぁ、そこへいってみるか

そのときの状況が詳しくきけるかもしれんし

 

 

~中心近くの茶屋~

 

外用の椅子がしまわれてる

暖簾もあがってない

やっぱりやってないんやな

 

リュウ「すいません!誰かいらっしゃいますか?」

 

奥さん「はい、なにようでしょうか、店はご覧の通りしまっておりますが」

 

奥さんはひどくやつれた姿で出て来てくれた

辛いだろうに、ごめんなさい

 

リュウ「ごめんなさい、辛いでしょうが、失踪事件について調べている者です、とある方から、貴女の旦那様が失踪されたと聞いてやって参りました、出来たらお話を聞かせて下さいませんか?」

 

奥さん「・・・ここでは何ですし、奥へどうぞ・・・」

 

リュウ「ありがとうございます」

 

奥へ通された俺は、茶と茶菓子を出されて

先に茶菓子をいただきました

 

リュウ「おお、この茶菓子美味しいですね、ここでお作りで?」

 

奥さん「ええ、そうです、いつも旦那が夜遅くまで仕込みをしておりました」

 

リュウ「そうですか・・・詳しく教えて下さいませんか?」

 

奥さん「はい」

 

~奥さん~

 

あの日の夜もいつも通り店をしまい

夕飯を食べてから

旦那と私は仕込みをするために台所で準備しておりました

 

この日はいつもより色々な茶菓子が多く出たので

遅くまで仕込みがかかりました

 

遅くなって来た時に旦那が

 

旦那「キヨミさん、あとは私がやっておくよ、子供と一緒に寝てやってくれないか?」

 

そう言われました

 

お言葉に甘えて

その日は私と子供だけ早く寝ることにしました

 

次の日の朝

 

旦那はいなくなっていました

朝早くに買い出しに出たのかな?

とも思ったのですが

 

昨晩の仕込みが途中で

履き物もそのまま

玄関も飽きっぱなしだったので

あわてて町の中を探して回りました

 

ですが

 

 

奥さん「旦那はみつかりませんでした・・・どうして?・・・仕事を誇りに持っていて、途中で何処かへ行く人では無いんです、必ず何かがあったんです」

 

リュウ「すいません、辛い思いをさせていたしままいました、旦那が居なくなる直前、なにか変わったことはありませんでしたか?なんでもいいです、旦那様の様子とか、周りの環境とか」

 

奥さん「・・・旦那はいつもと変わりませんでした、そうですね・・・あの日・・私が寝付く前、とてもじめじめしていた記憶があります、昼間はカラッとしていたので特にあのじめじめ感は記憶にあります、でも他のことは・・・すいません」

 

リュウ「いえ、ありがとうございました、参考になりました、心を強く持ってください、必ずこの事件を解決してみせます、できたら茶屋をまた再開してください、とても美味しかったです」

 

普段真面目なひとが

仕事を放り出してまで外へ出た

家族にもなにも告げずに

 

そして失踪直前の湿度の上昇

血鬼術か?

 

帰り間際に奥さんに他の失踪者について話を聞いたんやけど

奥さんも気になって常連さんとかに話を聞いたみたいで

その日の晩はやっぱり急に湿度が上がっていたらしい

 

それとあと数人の被害者の親族を教えてもらって

茶屋を後にした

 

失踪者は無事だろうか?

いや、多分絶望的かもしれん

早く解決させんとな

 

それからあと数件話を聞きました

 

当日酒を飲みに出た老人が帰ってこない

 

一緒に寝ていたけど厠に行ったっきり帰ってこない

 

夜遅くまで仕事をしていたひとが次の日の朝全てを放り出して消えた

 

等々

どれも夜、しっかりと起きていた人達が失踪している

 

男女、年齢問わず

 

湿度が深夜だけ上がっていると言うことは雨が降った?

 

でも次の日に路面は濡れてなかったそうやから

 

霧か?

 

そろそろ夕方、藤の屋敷に戻ろう

 

それにしても『あれ』頼んで買ってもらっててよかったぜ、多分必要になるからな

 

 

今日の明治こそこそばなし!

 

楝獄瑠火さんは槇寿郎さんをからかうのが好きらしいよ!

そして今回もなにやら企んでいるようす

楽しみだね!

 

次回第4話

 

鬼炎の争い

 

そして夜がくる

 

第3話

 

隣は火事でも先ず準備

 

おわり

 

 




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