~鬼滅の刃~転生鬼断譚   作:天龍寺

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第6話 「神龍の怒と水の救援」

 

ザザ

 

ここは……。

 

仕事風景?

 

「桁の大蟻は2寸の2寸5分で深さは8分、蟻止めは上から4寸なー。」

 

「了解でーす、あ、垂木の割なんすけど、尺5分でええんすね?」

 

「おお、それでたのまぁ。」

 

大工仕事……なのか?

 

 

ザザザ

 

ここは……。

 

室内……。

 

実家の様な気がする……。

 

「最近エイムがブレて当たらん、高校のときは25キル5デスとか普通やったのになぁ、寮に入ってから腕落ちたわ……。」

 

「まぁ、週1日しかできんのやからしゃあないって!ドンマイドンマイ!」

 

そういや、最近はやってなかったっけな……。

 

 

ザザザ

 

これは……。

 

結婚した後だ……。

 

「秋田いこーぜ!、??ちゃん!クラン仲間のキャプテンも住んどるし、金も貯まったから飛行機でいこうぜ!」

 

「あー???ちゃん前から行きたいって言ってたもんなー、じゃあ今度のゴールデンウィークにいく?」

 

「そうやなぁ……。混みそうやから、三日前ぐらいから休みとるわぁ。有給なんて無いから給料へるけどな……。みんな!知ってるか!?大工さん達にはボーナスも自由な有給も無いんだぜ!退職金も有るかどうか怪しいんだぜ!そんで多くて年収300万なんだぜ!まぁ、作るのは楽しいから、まだ辞めへんけど。」

 

「誰にいっとんねん、知ってる知ってる。」

 

大変やったけど……何とかしてきたな……。

 

 

ザザザザ

 

これは……。

 

久方ぶりの旅行だったな……。

 

「はぁ秋田楽しかったなぁ、遠いけど。そうそう、今のってる飛行機、台風に突っ込みそうやけど、大丈夫なんやろか?」

 

「大丈夫やから飛んでんやろ?」

 

「そうやろうけど……、なんか、いやな予感しかしない……。」

 

キャプテン、色々あったけど、元気そうやったな……。

 

…………。

 

 

ザザザザザザー

 

…………。

 

ここは……何処だ……。

 

暗い、なんも見えん……。

 

俺は嫁と飛行機に乗って…………。

 

飛行中に台風が近づいてて…………。

 

急に電気が消えて…………。

 

『すまなかった』

 

え?誰?

 

『他世界の余波がお前達二人を飲みこんだ。』

 

いや、あんた誰よ。

 

なんも見えんし。

 

声しか聞こえんし……。

 

!?眩し!

 

『お前達には新しい体と力を与える。』

 

からだ?ちから?どゆこと?

 

『勝手だがすまない。辛い世界だが、生き抜いてくれ。』

 

!?ぐっ!?

 

ぐああああああぁぁ…………。

 

 

 

~下階~

 

オ、オレハ……。

 

「グアアアアアア!!!」

 

「!?なに?けっきじゅつがきかない?なんで?やばい!はや」

 

斬!

 

カラダ、ガ……。

 

イウコトヲ……。

 

キカナイ……。

 

「グルル。」

 

「どゆこと!?つかれてたんじゃなかった」

 

斬!

 

カラダ……ガ……トマラナイ。

 

「もう!はやくし」×30

 

斬!×30

 

デモ……ヤラナキャ。

 

「グアアアアアア!!!」

 

「おかしい!おかしいよ!めも、おにみたいになってるし、せなかもひかってる!でもこいつにんげ」

 

斬!

 

トマッテハ……ダメダ。

 

「だめ!ぶんたいじゃ、あいてにならない!ほんたいを!?」

 

バン!!

 

「リュウ!無事か!!?」

 

「リュウって子と炎柱様はここにいるの?」

 

トオクカラ……コエガ……。

 

デモ、ヤラナキャ。

 

オニヲ、キラナキャ…………。

 

 

~上階~

 

少し厄介だったが……。

 

思ったより呆気なかったか。

 

「ああ、切られてしまいました。いえ、当然ですね……、あれだけのことをしたのだから……。」

 

首だけになり宙をまう鬼。

 

だが、その顔は何処と無く穏やかだった。

 

「何を今さら、お前は鬼だ、地獄へ墜ちるだろう。」

 

人が鬼になろうと鬼は鬼、残虐さに磨きがかかり、人を食料としか見れなくなる。

 

そんな化け物だ。

 

「ええ、そうでしょう。鬼になると、どうしようもなく、己の欲望が溢れ出してしまう……。ああ、もう時間です、気をつけてください……。この館の、主は、十二鬼月、です、それ、と、斬って、くれて、あ、り。」

 

そう言い残すと、鬼は消えて行った。

 

…………。

 

鬼になると欲望に溺れる……か……。

 

……館の主は十二鬼月……。

 

これは、骨が折れそうだ。

 

だが……。

 

「…………。下階でリュウがまっている。急がなければ……な。」

 

この部屋の奥、そこにある扉に向かい、奥へ進む。

 

途中仕切り台の上に1本の酒瓶が置いてあるのを見た。

 

オールド・パー。

 

日本で公式で最初にもたらされた、スコッチ・ウイスキー。

 

若い頃、これについての新聞を読んだ事があった。

 

それで見覚えがあったが……。

 

とても大切に保管されていたようだ。

 

ふとそれを手に取り、斬った鬼の灰へと置く。

 

何故そんな事をしたのか……。

 

リュウに当てられたか?

 

そう思いながら、扉を開く。

 

「……、また階段か、仕方ない。それにしてもこの覆面、苦しいな。」

 

俺は再び階段をかけ昇る。

 

またまた続く長い階段。

 

だが、先ほどの階段と同じほどで次の扉についた。

 

急いで入る!

 

バン!

 

「なによ!!今忙しいの!!こっち来ないで!!」

 

銀髪のメイド服を着た女性が、多くの触手を向けてくる。

 

だが遅い!

 

「炎の呼吸、肆の型、盛炎のうねり!」

 

体を回転させる、すぐさま全てを斬り落とし、更に踏み込み鬼に迫る。

 

「忙しいって言ってるでしょ!これでも相手にしてて!」

 

「!?」

 

メイド鬼の両脇から何かが二体出てきた。

 

一体は、身に付けるものは何もなく、全身継ぎ接ぎだらけで、顔はなく、少し小さい足が四本。

更に、大小様々なな腕が六本あり、全身青黒い男性的な化け物。

 

もう一体も、なにも身につけてなく、全身継ぎ接ぎだらけで、頭はのっぺらぼうで、すごく小さい腕が四本。

足が六本あり、 胴体には女性的な乳房がついてて、全身青黒い女性的な化け物。

 

まさに、死体の化け物が2体。

 

姿を表した。

 

煉獄 槇寿郎 再びSANチェックです。

 

「くっ!」

 

この化け物達はなんだ!?

 

生の気を全く感じない!

 

死体か!?だが動く!この鬼に操られているのか!?

 

そして、すばやい!

 

二体の避けながら、隙を突いて刀を振る。

 

が弾かれる。

 

目や耳は無いが、攻撃が正確だ!

 

そして異様に硬い!

 

「どう?いい作品でしょ?食べ残しがいっぱいあったから作ったのだけど、どうせ直ぐに腐っちゃうし、オモチャとして最適よね!でもそんな事どうでもいいの!まずは下階のガキを挽き肉にしなきゃいけないのに!」

 

なんということだ!

 

仏をこのような事にするとは!

 

許せぬ!

 

「下朗が!!どれだけ人を辱しめれば気がすむ!!何がしたい!お前も人だったのだろう!!」

 

「知らない!覚えてない!興味ない!今楽しければそれでいいの!ていうか、下階のガキ、はやく死んでよ!なんでしなないの!?おかしいよ!マスクも外して霧も吸い込んでるのに!?」

 

「!?リュウ!」

 

まずい!リュウが霧を吸ったか!

 

この死体の化け物達を相手にしている暇はない!

 

だが、近寄れん!

 

死体の化け物を日輪刀で斬っても、直ぐに再生する!

 

俺は斬れども斬れども、再生し襲いかかってくる化け物に、思ったより苦戦していた。

 

何か打開策は……。

 

その時。

 

「煉獄殿!助太刀いたす!」

 

1人の白髪で小柄な隠が飛び込んできた。

 

「宇髄どの!?」

 

説明しよう!

 

この飛び込んで来た老隠、名を宇髄 天願(うずいてんがん)という。

 

原作音柱、宇髄天元の祖父の弟であり、元静柱(音の呼吸の爆発しない静版)である!

 

現在は引退しているが、正式な育手にならず、隠として、他の隠を教導しながら今も働いている。

 

座右の銘は生涯現役。

 

 

「妖は拙者がお相手いたす!煉獄殿は速く鬼の首を!なぁに、時間を稼ぐことぐらい今の拙者にも出来るでござるからな!」

 

「承知!」

 

さすが宇隨殿!

 

現役を退いても、まだこのように動けるとは!

 

もうよいお年でしょうに……。

 

「静の呼吸、伍の型、静弦奏々!」

 

鎖鎌の超連撃が化け物に音もなく切り刻み、2体の鬼の全ての腕、足がとれる。

 

助かった!

 

これで!

 

届く!

 

「いまでござる!」

 

「炎の呼吸、壱の型、不知火!」

 

爆発的な踏み込みでメイドの鬼に迫る。

 

「なんで!?なんで?なんでなんでなんでなんでなんでな!?」

 

斬!

 

そして首が落ちる。

 

 

~下階~

 

「リュウ!無事か!?」

 

「リュウって子と炎柱様はここにいるの?」

 

リュウが無数の鬼は虐殺している最中、二人の簡易マスクをつけた鬼殺隊士が飛び込んできた。

 

二人が見たのは異様な光景だった。

 

外周には全裸のまま整列され、頭に肉を被せられた被害者達。

 

中央には、様子がおかしいリュウを数十体のメイド姿の鬼が囲んでいる。

 

それをまるで機械のように首を狩るリュウの姿。

 

その光景を見たのは、1人はリュウの同期であり、最終選別で共に戦った錆兎。

 

そして、もう1人は。

 

「よかった!間に合ったようだ!くっ酷い場所だ……。だが何とか全員無事そうだ!だがマスクがない!それに何処かリュウの様子がおかしい!速く解毒薬を!胡蝶!」

 

「うわぁ、すごい光景ですね///」

 

そう語ったのは原作では上限の弐に敗北し死亡していた、胡蝶しのぶの姉。

 

「っ!またふえた!あんたたちだれよ!わたしはいそがしいの!ほっといてよ!もう!なんでわたしばっか」

 

斬!

 

「っ!首を斬ってもまた増える鬼か!厄介な!胡蝶!もそんな事をいっている場合か!他の被害者達も、速く処置しなければ、手遅れになるやもしれん!」

 

「あ、す、すいません!そうですねぇ!私は先に被害者の方の手当てをしてきます!錆兎さんはこの解毒薬をリュウさんに渡して、飲ませてください!」

 

「わかった!頼んだ!リュウ!おい!リュウ!」

 

まだ花柱になっていない、原作元花柱、胡蝶カナエであった。

 

 

今日の明治こそこそばなし!

 

忍びだった宇隨天願の爺さんは、昔、奥さんと子供を鬼に殺され、それから鬼殺隊に入隊したらしいよ!

 

今の隠を鍛えているのはこの人なんだ!

 

音柱みたいに派手好きではないから

マジもんの忍者だよ!

 

ニンニン!

 

 

次回第7話

 

生炎

 

リュウに何があったのか……。

増援を迎えたこの馬車屋敷の戦いは佳境を迎える。

 

残すは館の主であり十二鬼月。

その最上階には……。

 

 




だいぶん前に、書いていたスマホがぶっ壊れ
データが飛び、その時、原作キャラの口調が違うとか、のコメントを見て心が折れてしまってましたが
AIの技術が進歩し、気軽に誤字や口調の調整を行える様になった為
この度復活する事にしました。
まだ表記の揺れ等はありますが、だいぶ読みやすくなったと思います。

令和8年8月2日より投稿再開
頑張って行きますのでどうぞよろしくお願いします。

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