ザザ
ここは……。
仕事風景?
「桁の大蟻は2寸の2寸5分で深さは8分、蟻止めは上から4寸なー。」
「了解でーす、あ、垂木の割なんすけど、尺5分でええんすね?」
「おお、それでたのまぁ。」
大工仕事……なのか?
ザザザ
ここは……。
室内……。
実家の様な気がする……。
「最近エイムがブレて当たらん、高校のときは25キル5デスとか普通やったのになぁ、寮に入ってから腕落ちたわ……。」
「まぁ、週1日しかできんのやからしゃあないって!ドンマイドンマイ!」
そういや、最近はやってなかったっけな……。
ザザザ
これは……。
結婚した後だ……。
「秋田いこーぜ!、??ちゃん!クラン仲間のキャプテンも住んどるし、金も貯まったから飛行機でいこうぜ!」
「あー???ちゃん前から行きたいって言ってたもんなー、じゃあ今度のゴールデンウィークにいく?」
「そうやなぁ……。混みそうやから、三日前ぐらいから休みとるわぁ。有給なんて無いから給料へるけどな……。みんな!知ってるか!?大工さん達にはボーナスも自由な有給も無いんだぜ!退職金も有るかどうか怪しいんだぜ!そんで多くて年収300万なんだぜ!まぁ、作るのは楽しいから、まだ辞めへんけど。」
「誰にいっとんねん、知ってる知ってる。」
大変やったけど……何とかしてきたな……。
ザザザザ
これは……。
久方ぶりの旅行だったな……。
「はぁ秋田楽しかったなぁ、遠いけど。そうそう、今のってる飛行機、台風に突っ込みそうやけど、大丈夫なんやろか?」
「大丈夫やから飛んでんやろ?」
「そうやろうけど……、なんか、いやな予感しかしない……。」
キャプテン、色々あったけど、元気そうやったな……。
…………。
ザザザザザザー
…………。
ここは……何処だ……。
暗い、なんも見えん……。
俺は嫁と飛行機に乗って…………。
飛行中に台風が近づいてて…………。
急に電気が消えて…………。
『すまなかった』
え?誰?
『他世界の余波がお前達二人を飲みこんだ。』
いや、あんた誰よ。
なんも見えんし。
声しか聞こえんし……。
!?眩し!
『お前達には新しい体と力を与える。』
からだ?ちから?どゆこと?
『勝手だがすまない。辛い世界だが、生き抜いてくれ。』
!?ぐっ!?
ぐああああああぁぁ…………。
~下階~
オ、オレハ……。
「グアアアアアア!!!」
「!?なに?けっきじゅつがきかない?なんで?やばい!はや」
斬!
カラダ、ガ……。
イウコトヲ……。
キカナイ……。
「グルル。」
「どゆこと!?つかれてたんじゃなかった」
斬!
カラダ……ガ……トマラナイ。
「もう!はやくし」×30
斬!×30
デモ……ヤラナキャ。
「グアアアアアア!!!」
「おかしい!おかしいよ!めも、おにみたいになってるし、せなかもひかってる!でもこいつにんげ」
斬!
トマッテハ……ダメダ。
「だめ!ぶんたいじゃ、あいてにならない!ほんたいを!?」
バン!!
「リュウ!無事か!!?」
「リュウって子と炎柱様はここにいるの?」
トオクカラ……コエガ……。
デモ、ヤラナキャ。
オニヲ、キラナキャ…………。
~上階~
少し厄介だったが……。
思ったより呆気なかったか。
「ああ、切られてしまいました。いえ、当然ですね……、あれだけのことをしたのだから……。」
首だけになり宙をまう鬼。
だが、その顔は何処と無く穏やかだった。
「何を今さら、お前は鬼だ、地獄へ墜ちるだろう。」
人が鬼になろうと鬼は鬼、残虐さに磨きがかかり、人を食料としか見れなくなる。
そんな化け物だ。
「ええ、そうでしょう。鬼になると、どうしようもなく、己の欲望が溢れ出してしまう……。ああ、もう時間です、気をつけてください……。この館の、主は、十二鬼月、です、それ、と、斬って、くれて、あ、り。」
そう言い残すと、鬼は消えて行った。
…………。
鬼になると欲望に溺れる……か……。
……館の主は十二鬼月……。
これは、骨が折れそうだ。
だが……。
「…………。下階でリュウがまっている。急がなければ……な。」
この部屋の奥、そこにある扉に向かい、奥へ進む。
途中仕切り台の上に1本の酒瓶が置いてあるのを見た。
オールド・パー。
日本で公式で最初にもたらされた、スコッチ・ウイスキー。
若い頃、これについての新聞を読んだ事があった。
それで見覚えがあったが……。
とても大切に保管されていたようだ。
ふとそれを手に取り、斬った鬼の灰へと置く。
何故そんな事をしたのか……。
リュウに当てられたか?
そう思いながら、扉を開く。
「……、また階段か、仕方ない。それにしてもこの覆面、苦しいな。」
俺は再び階段をかけ昇る。
またまた続く長い階段。
だが、先ほどの階段と同じほどで次の扉についた。
急いで入る!
バン!
「なによ!!今忙しいの!!こっち来ないで!!」
銀髪のメイド服を着た女性が、多くの触手を向けてくる。
だが遅い!
「炎の呼吸、肆の型、盛炎のうねり!」
体を回転させる、すぐさま全てを斬り落とし、更に踏み込み鬼に迫る。
「忙しいって言ってるでしょ!これでも相手にしてて!」
「!?」
メイド鬼の両脇から何かが二体出てきた。
一体は、身に付けるものは何もなく、全身継ぎ接ぎだらけで、顔はなく、少し小さい足が四本。
更に、大小様々なな腕が六本あり、全身青黒い男性的な化け物。
もう一体も、なにも身につけてなく、全身継ぎ接ぎだらけで、頭はのっぺらぼうで、すごく小さい腕が四本。
足が六本あり、 胴体には女性的な乳房がついてて、全身青黒い女性的な化け物。
まさに、死体の化け物が2体。
姿を表した。
煉獄 槇寿郎 再びSANチェックです。
「くっ!」
この化け物達はなんだ!?
生の気を全く感じない!
死体か!?だが動く!この鬼に操られているのか!?
そして、すばやい!
二体の避けながら、隙を突いて刀を振る。
が弾かれる。
目や耳は無いが、攻撃が正確だ!
そして異様に硬い!
「どう?いい作品でしょ?食べ残しがいっぱいあったから作ったのだけど、どうせ直ぐに腐っちゃうし、オモチャとして最適よね!でもそんな事どうでもいいの!まずは下階のガキを挽き肉にしなきゃいけないのに!」
なんということだ!
仏をこのような事にするとは!
許せぬ!
「下朗が!!どれだけ人を辱しめれば気がすむ!!何がしたい!お前も人だったのだろう!!」
「知らない!覚えてない!興味ない!今楽しければそれでいいの!ていうか、下階のガキ、はやく死んでよ!なんでしなないの!?おかしいよ!マスクも外して霧も吸い込んでるのに!?」
「!?リュウ!」
まずい!リュウが霧を吸ったか!
この死体の化け物達を相手にしている暇はない!
だが、近寄れん!
死体の化け物を日輪刀で斬っても、直ぐに再生する!
俺は斬れども斬れども、再生し襲いかかってくる化け物に、思ったより苦戦していた。
何か打開策は……。
その時。
「煉獄殿!助太刀いたす!」
1人の白髪で小柄な隠が飛び込んできた。
「宇髄どの!?」
説明しよう!
この飛び込んで来た老隠、名を宇髄 天願(うずいてんがん)という。
原作音柱、宇髄天元の祖父の弟であり、元静柱(音の呼吸の爆発しない静版)である!
現在は引退しているが、正式な育手にならず、隠として、他の隠を教導しながら今も働いている。
座右の銘は生涯現役。
「妖は拙者がお相手いたす!煉獄殿は速く鬼の首を!なぁに、時間を稼ぐことぐらい今の拙者にも出来るでござるからな!」
「承知!」
さすが宇隨殿!
現役を退いても、まだこのように動けるとは!
もうよいお年でしょうに……。
「静の呼吸、伍の型、静弦奏々!」
鎖鎌の超連撃が化け物に音もなく切り刻み、2体の鬼の全ての腕、足がとれる。
助かった!
これで!
届く!
「いまでござる!」
「炎の呼吸、壱の型、不知火!」
爆発的な踏み込みでメイドの鬼に迫る。
「なんで!?なんで?なんでなんでなんでなんでなんでな!?」
斬!
そして首が落ちる。
~下階~
「リュウ!無事か!?」
「リュウって子と炎柱様はここにいるの?」
リュウが無数の鬼は虐殺している最中、二人の簡易マスクをつけた鬼殺隊士が飛び込んできた。
二人が見たのは異様な光景だった。
外周には全裸のまま整列され、頭に肉を被せられた被害者達。
中央には、様子がおかしいリュウを数十体のメイド姿の鬼が囲んでいる。
それをまるで機械のように首を狩るリュウの姿。
その光景を見たのは、1人はリュウの同期であり、最終選別で共に戦った錆兎。
そして、もう1人は。
「よかった!間に合ったようだ!くっ酷い場所だ……。だが何とか全員無事そうだ!だがマスクがない!それに何処かリュウの様子がおかしい!速く解毒薬を!胡蝶!」
「うわぁ、すごい光景ですね///」
そう語ったのは原作では上限の弐に敗北し死亡していた、胡蝶しのぶの姉。
「っ!またふえた!あんたたちだれよ!わたしはいそがしいの!ほっといてよ!もう!なんでわたしばっか」
斬!
「っ!首を斬ってもまた増える鬼か!厄介な!胡蝶!もそんな事をいっている場合か!他の被害者達も、速く処置しなければ、手遅れになるやもしれん!」
「あ、す、すいません!そうですねぇ!私は先に被害者の方の手当てをしてきます!錆兎さんはこの解毒薬をリュウさんに渡して、飲ませてください!」
「わかった!頼んだ!リュウ!おい!リュウ!」
まだ花柱になっていない、原作元花柱、胡蝶カナエであった。
今日の明治こそこそばなし!
忍びだった宇隨天願の爺さんは、昔、奥さんと子供を鬼に殺され、それから鬼殺隊に入隊したらしいよ!
今の隠を鍛えているのはこの人なんだ!
音柱みたいに派手好きではないから
マジもんの忍者だよ!
ニンニン!
次回第7話
生炎
リュウに何があったのか……。
増援を迎えたこの馬車屋敷の戦いは佳境を迎える。
残すは館の主であり十二鬼月。
その最上階には……。
だいぶん前に、書いていたスマホがぶっ壊れ
データが飛び、その時、原作キャラの口調が違うとか、のコメントを見て心が折れてしまってましたが
AIの技術が進歩し、気軽に誤字や口調の調整を行える様になった為
この度復活する事にしました。
まだ表記の揺れ等はありますが、だいぶ読みやすくなったと思います。
令和8年8月2日より投稿再開
頑張って行きますのでどうぞよろしくお願いします。