~鬼滅の刃~転生鬼断譚   作:天龍寺

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第3話「鬼滅の源流」

第3話

 

鬼滅の源流

 

やーってまいりましたー!!

鬼殺隊総本部!!

そしてその棟梁の自宅!

産屋敷邸に!!

 

どうも天龍寺旅龍ことリュウくんだよ!

 

あのあと隠の旦那達

忍者軍団にたらい回しにされながら

立派な日本庭園に下ろされました

 

最初の突然現れた隠さん

特別な人だったみたいやな、他の隠、結構普通のひとが多かったわ、なにもんなんやろうか

 

疲れた

1日ぐらい目隠しされてたからなぁ

でもまぁ爺さんのことで報告の義務があるし

元同僚だった鱗滝さんや善逸のじいちゃんとかにも話しときたいなぁと思ってる今日この頃

 

御機嫌ようわたしです

 

とにかく到着したんやけども

まぁーデカいなぁー

そんで完全な社寺建築の匠意を感じる建造物群

 

あっちの門の龍の蟇股なんか目玉がちゃんと八方にらみになってる

すげぇな

 

おん?誰かい・・・

 

少女「お、おやかたさまの、おなり、です」

 

このこ何処かで・・・はっ!?

 

ザザ

 

ザザザザザザザザザー

 

 

男「ザザッは俺の彼女やから・・・」

 

ザザ

 

女「ザザッちゃん!これみてみてー!!」

 

ザザザ

 

男「あの現場が終わったら、ザザがやっと貰える、だから、ザザちゃん、結婚しよう」

 

ザザザザ

 

女「ザザちゃん怒っとるんやで」

 

男「えー知らんかった、俺怒っとるやー、メッチャニコニコやけど」

 

女「そうやで知らんかったやろー」

 

ザザザザザザザザザザザザ

 

リュウ「はっ!!、あれ?いない」

 

何だったんだ?

いや、覚えてる、まだ自分のことはあやふやでわからんが

あのこは確かに

 

!?この気配もどこか、!膝ま付かなきゃ

 

産屋敷「君が天龍寺旅龍くんだね、話はきいている、良く鬼殺隊に入ってくれた、心から感謝する」

 

やべっまにあわ!?

 

リュウ「にい、ちゃん?」

 

ん?にいちゃん?何で俺は兄ちゃんなんて言葉が、でもどこか懐かしい感じがする

 

産屋敷「ふふっ、初対面で行きなり兄と言われたのは始めてだね」

 

じまっだー、ごぶれいばだらいだー

 

リュウ「も、申し訳ございません、ご無礼を申し訳上げました」

 

産屋敷「ふふふっ、えい、 でも、私が兄でいいのかい?」

 

リュウ「えっあ、はい、私よりお館様のほうが少し年上のようでありますし、えーっと私の親はこの世でただひとり、であるならば、お館様は、形は違えどもともに宿敵と戦う仲間であり、家族、ですので、私の兄になっていただけませんか?」

(ぐるぐる目)

 

やべぇ俺何ていってるのかわかんない(ぐるぐる目)

この人が鬼殺隊97代目当主

 

産屋敷耀哉

 

さっきの子といいお館様のといい、何故かおれの心が揺さぶられすぎる

そしてこの声、これが伝説の1/f揺らぎの声か

頑張って失礼のないように言葉遣いを直そうとおもってるやけども

素の自分が、勝手に出て来てしまうような

すさまじすぎる

 

お館様「はっはは!、落ち着きなさいw、くくっ、いえ、私もだね・・・ふぅ、私は鬼殺隊に入る者たはちは皆、私の子供たちだと思って接している、それは鬼殺隊の長い歴史の中で、鬼を倒してくれる隊士を育て、守り通さなければならないから、でも君は私達も戦っていると言ってくれる、こんな、刀もまとまに振れない、私でも」

 

リュウ「申し訳ございません、取り乱してしまいました、そして、恐れながら、例え刀を振る力がなくとも、お館様には知恵がございます、それこそ千年以上の鬼との戦いの知恵が、それは、一隊士がもち得ない強力な力です、私達隊士は刀で目の前の鬼を切るだけ、ですが、お館様のは私達隊士を能力にあわせ、正確に配置し、万の鬼を切っているのです、そして一番命に危険があるのはお館様です、鬼殺隊はモノノフの集まり、まとめる者がいなければ、ほころび、鬼に力で劣る我らの負けは必須でしょう、ですから、我らがお館様を必ず守り通します、そして怨敵鬼舞辻無惨も必ずや、お館様の手によって切られるのです」

 

お館様「・・・そうだね、時々思っていたんだ、私だけ安全な場所で、隊士を死地に向かわせる、無力さを、でも私も助けられているんだ・・・ありがとう、少し肩がかるくなったよ」

 

リュウ「いえありがたきお言葉、遅ればせながら、この度、鬼殺隊に入隊致しました、元天柱、故、無上喜十郎鬼断が義子であり弟子、天龍寺旅龍であります、数々のご無礼申し訳ございません」

 

お館様「なんだか、謝らせてばかりだね、許す、改めて、鬼殺隊当主、産屋敷耀哉だ、こちらこそ、よく鬼殺隊に入ってくれた、本題なんだけど、鬼殺隊から離れ、暮らしていた無上殿の様子と最後、良ければ教えてくれないかい?」

 

リュウ「はっ!」

 

あーとんだ失態を犯してしまったぜ

でもやっぱこの兄ちゃんスゲーは俺とあんま変わらん年で鬼殺隊の運命全てを背負ってる

そんなん普通出来ひんやん

そんで言葉の全てが本心で語ってる

 

兄きぃ一生ついていきやすぜぇ!

 

それから、座敷に上がらせてもらって

俺が拾われてじいちゃんに育てられたこと

生きるすべを教えてもらったこと

技を教わったこと

修行の終了直後病に犯されたこと

さらに無惨に鬼にされかけるも

根性でねじふせ

伝説の鬼殺隊士にふさわしい最後を遂げたこと

 

そして遺書のこと

 

じいちゃんのことは全てお館様に話した

 

そして

 

リュウ「お館様、これを」

 

お館様「これは?」

 

リュウ「義父より、当代当主様への遺言書です」

 

お館様「わかった、拝見するね」

 

この遺言書は俺宛の遺言書の他に数枚あった物で

俺が読んだ遺言書に他の遺言書は開けず

当人に渡してほしいと書いてあった

その中の一枚が当主宛だった

 

お館様「つっ!?」

 

お館様がお涙を!?

 

リュウ「お館様!? 」

 

お館様「いえ、心配をかけてしまったね、大丈夫だよ、少々心にくる言葉が沢山書いてあってね・・・うん、必ず成し遂げてみせる」

 

大丈夫ならよかったんやけども

じいちゃん、なにか書いたんだ

 

お館様「天龍寺旅龍、いや、リュウ、改めてありがとう、この遺言書というより手紙には君のこと、それと、私の父親であり先代当主の私への思いが書いてあった、お陰でいろいろ思い出せたよ

 

リュウ「お館様、ありがたきお言葉」

 

お館様「ふふっ、リュウ、私のことは耀哉、耀哉兄とよんでいいよ、あと無理して硬い言葉も使わなくていい、私たちは鬼滅の家に生まれ兄弟、そうでしょう?」

 

リュウ「えっそれ本気でいってますか?」(思考のフリーズ)

 

お館様「ふふふっ私が嘘をいってるようにみえるかい?まぁ、私と私の家族だけがいる、時にかきるけどね、さすがに、他の者に聞かれたら、可愛い弟が吊し上げられてしまうからね」

 

リュウ「えっあっはい、えっ?あっじゃあ、耀にぃ、これからふつつかものの弟をよろしくな!!ってほんとうに大丈夫なのこれ!?」

 

耀にぃ「耀にぃ、耀にぃ、耀にぃ」

 

リュウ「いーやぁー!耀にぃがばぐったぁー!」

 

耀にぃ「えっあぁすまない、呼び慣れてないものだから、ちょっと心にくるものが、それと、まだ隊服と専用の日輪刀はこれから届くのだろう?、他にいく宛がないなら少しの間泊まって行きなさい、ここはもうリュウのいえだからね」

 

リュウ「かたじけのぉございます」

 

耀にぃ「ぶはっ!こら、リュウ!ふふふ!はっははは!」

 

 

リュウ「ふっはははは!!」

 

 

リュウは新たな家族と兄をてにいれた!!

 

今日の明治こそこそ話!!

 

鬼殺隊当主である、産屋敷耀哉様は

弟妹達がみな早死にしてしまって嫁が居ても凄く寂しく思いをしてたみたい

でも新しい弟がやって来て、とても嬉しくってブラコン化しちゃったんだとさ

そうなってもいいと思ったのはじいちゃんの手紙のせいみたい

一体なにが書いてあったんだろうね!!

 

次回第4話

 

子龍と巫女の夢

 

彼と彼女は思い出す、あの遠い記憶を

 

第3話

 

鬼滅の源流

 

終わり

 

 




今回ちょっと人によって受けるか受けないか
心配です
宜しくお願いします

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