実況パワフルプロ野球*オリジナルアナザー*   作:八頭歌★

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第4話「意外性」

 

これなら、あかつき中学にも通用する…みたいな顔してやがる。

 

朧 翔は思っていた。

このままでは無理だと…

 

 

朧「(…確かにすげぇ。これほどのやつらが同じ中学に集まったんだ…。でも、あの天才には勝てねえ)」

 

 

一色「…ん?どした朧…俺の顔になにかついてんのか?」

 

 

朧「いーや。やっぱ一色の目ってこわいなーって…。待ってくれ、バッティングマシンをこっちに向けるな!」

 

 

 

一色「殺す。死にたくなかったらさっさと殺されろ!」

 

 

朧「それ、一緒じゃねーーかよ!!!」

 

 

あおい「はいはい。そのへんでストップ!テストの途中なんだから!」

 

 

一色「あ、悪い早川。目のことを言われるとつい…」

 

 

あおい「本当にもう……そんな…かっこいい目を…」ボソ

 

 

 

一色「え、なんか言ったか?」

 

 

あおい「な、なんでもない///」

 

 

早川のやつ、顔がゆでダコみたいになってるけど…

 

 

朧「どぅえきてぇる~」ニヤニヤ

 

 

あおい「朧くん、テストの後グラウンド10周」ニコ

 

 

朧「すいません、調子にのりました。」

 

 

小峰「ははっ、ずいぶんにぎやかだったね。」

 

 

どうやら小峰のバッティングが終わったようだ。

結果は見てなかったからわからないが…まあいいか。

 

 

あおい「お疲れさま、小峰くん。」

 

 

小峰「はい、お疲れさまです。」

 

 

あとで、早川にみんなのデータを聞けば本当は問題ない。俺が本当に見たかったのはこいつだ…

 

 

朧「じゃ、次行くわ!」

 

 

早川「あ、朧くん大丈夫?スピード落とそうか?」

 

 

朧「へーきへーき。バッティングマシンの球なら大丈夫だよ!」

 

 

そういいながら朧は左打席にたった。

そして、グリップエンドを相手に向けバットを傾けた。

 

 

一色「あれがあいつの構えか…」

 

 

どこかで見たことがある…なんてものじゃない。

 

 

一色「東篠…あいつもしかして…」

 

 

東篠「ようやく思い出したか。」

 

 

ああ、思い出したよ。

バッティングのデータはいつも不規則

変化球打ちも直球打ちもどっちが得意かわからねえ

守備でも基本、どこでも守れる

 

 

一色「あいつ…リトルの大会の地区決勝で戦った。あの時の二つ名は『気まぐれの龍』」

 

 

朧「お、やっぱり覚えてたか…久しぶりだね~

『煙の白虎』さん」

 

 

『気まぐれの龍』

あいつはそう言われていた。

いつも自由で天才とまで言われた男だ。

そんなやつがどうしてここに

 

結果は10ヒット

 

 

部員の大半が口をあけてビックリしている

 

 

 

あおい「な、朧くんって…何者…」

 

 

 

まったく。あきれちまう。こんな意外なやつとこれから野球するんだから

 

 

あきれたままの早川がちかずいてきた。

 

 

あおい「なんでこんなに上手なら野球部に入らなかったの?」

 

 

朧「え、、、なんとなく。」

 

 

 

おおー、さすが気まぐれだ。

でもこいつが仲間にいるのは頼もしいな!

 

 

 

空はだいぶ陽もかたむいてきた…

 

 

 

 

 

 

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