作者のレイノートです。ギル祭りに集中していて、小説の方が全然書けていませんでした。
第二話も駄作となりますゆえ、ご了承ください。
目が覚めた。目の前に拡がる雲一つない美しい青空。それに加え、自己主張がたえない眩しい太陽の光。
朦朧とする意識が漸く動き始めた。眠気がゆっくりと抜けていく感覚と共に脳も覚醒する。
「成程、どうやらまた別の世界に来たらしい」
芸夢は仰向けになっていた体を起こし、ゆっくりと立ち上がる。
辺りを見回りし、自身がどこかのビルの屋上にいることを理解する。現状を把握するため、
『(対象。現在地から半径5km。)』
周囲から半径5kmを対象。頭の中に次々と流れ込んでくる情報の嵐。馴れしたんだ異能を苦にすることなく、情報をこと細かく理解していく。
『(解析結果。現在地、東京都霞ヶ関。範囲内の総人数15万9581人。西暦20XX、6月4日、日曜日。敵性反応なし。身体状況 損傷なし。稼働率99%)』
「東京都…霞ヶ関か。」
そうここは日本の首都、東京都だ。かつて居た世界とは違い、こちらは現代らしい世界と言えよう。あちらの世界では化学力が通常の30年以上進んでいるという肩書きどおり、機械文化の異常発達の元に自立稼動のロボット、新たなエネルギー開発、人工的な異能力の開発等、若干SFに近いものであった。
内心は全く見知らぬ異世界でなくてほっとする芸夢。万能な自動解析がなければ、今頃はその場で慌てふためく所だろう。
まあ、芸夢という規格外は能力があろうとなかろうと関係はないが。
「(それにしてもおかしい…。)」
芸夢が能力を使用した際に感じたは二つの疑問。何時もなら芸夢の意思に関係なく自動発動する自動解析が、今現在、自身の意思の決定による発動を可能としている。先ほどは意識が覚醒したばかりで、無意識に発動したと思われる。異世界への転移の影響によるものか、それとも前に居た世界での精神的な変化によるものか、仮にどちらだとしても、僥倖という一言に尽きる。扱いに苦労した能力をようやく制御出来るとなれば、これ程までに嬉しいことはない。
そして気になっているもう一つの疑問。先程解析を行った際に出た人々の解析記録。以前、学園都市全域を解析した際に出た解析記録に酷似していた。
AIM拡散力場。正式名称は "An Involuntary Movement"。無自覚という意味。学園都市の能力者が無意識の内に、周囲へ発している微弱な力のフィールド。能力によって起きる現象は様々。
精密機器を利用しなければ測定ができないほどだ。芸夢の自動解析の解析能力は例外ではあるが。
だがあれはあくまでも前の世界の話だ。当然ながらこの世界に学園都市の技術が存在する訳が無い。分岐した世界。それもまたひとつの可能性ではあるが、残念ながらその答えは皆無に等しい。
既にこの世界は全く別物だと言うことは証明されている。だが、反応が同じもの。
似て非なるものだろうと芸夢は結論付ける。
「(さて、何時までもここでじっとするわけにもいかないか)」
高層ビルの屋上から瞬間移動を使い、地上へと降りる。
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東京タワー。第二次世界大戦後、東京のシンボルとして建てられ、現在では観光名所として有名な電波塔。
多くの観光客たちが行き交い、賑わいを見せていた。
「今日も平和で何よりだ。」
と全身をフルアーマーの
ターボヒーロー「インゲニウム」。本名「
「ワンポイントの個性を拾い上げて適材適所に配置」「チームの総合力で勝負」と方針として掲げ、サイドキックやサポートスタッフなどを中心とした『チームIDATEN』を組織している。
今日も都内各所のパトロールに精を出していた。
「そろそろパトロールに戻らないとな。」
踵を返し、パトロールに戻る。個性「エンジン」を発動させ、走り出す。
その時であった。突如としてそれは訪れた。
先程まで視界になかったものがいきなり現れた。そう、人だ。小学生位の子供であろうか。ボールを取ろうとして飛び出してきてしまったのだろう。
「(なっ!?)」
突然の子供の出現に驚くインゲニウム。急いで個性の発動を止め、急ブレーキを掛ける。走り出した直後という事もあり、ブレーキを掛けてもこのままではぶつかってしまう。
「(くっ!!)」
なんとか体勢を変えて、避けようとするも時すでに遅し。もう既に子供の目の前。
インゲニウムがぶつかる事を覚悟したその時であった。
「ヒュィィィィィィィィィィン!!」
突如発生した突風。いや正確に言うならば、風の渦。ビュービューと音を立てて一直線にインゲニウムへと向かってくる。
「うぉ!?」
風の渦はインゲニウムを包み、そのままの勢いで吹き飛ばされ、空中へと投げ出される。
突然の出来事にインゲニウムは驚くも、直ぐに余計な思考をクリア。長年培ってきた経験から直ぐに受け身の体勢をとる。
「無事か!!」
受け身を取り、直ぐに子供の方へと振り向くインゲニウム。
子供は無傷の状態でその場で茫然と立ちすくんでいた。あまりの一瞬の出来事で何が起きたか分からず、口を開け、ぽかんとしていた。
その子の母親であろう女性がすぐに駆けつけ、子供を抱きしめる。その姿をみてインゲニウムをほっとする。先程までの張り詰めた空気は風船のように萎み、全身の筋肉の緊張が解ける。
「いやぁ、間一髪だったね。」
と背後から聞こえる声。
インゲニウムは後ろを振り返り、声の主に目を向ける。
その姿は余りにも浮世離れしていた。服装は灰色のパーカーを着込み、紺色のジーンズと言った若者向けの格好。
何より印象的なのはその顔立ち。男性にも女性にも見える整った顔。柔らかな笑みを浮かべ、如何にも草食系と言った感じだった。
「き、君は?」
「僕は
インゲニウムに差し伸べられた右腕。
ヒーロー達の世界。今、芸夢はこの世界の物語の一歩を踏み出すこととなった。
私は不滅だァァァァァァァ!!ブゥン!!
とお巫山戯はここまでにして、今回も誤字脱字がないか、内心ビビっています。
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主人公のもう一つの能力を決めようと思うので、投票の方をおねがいします。(一つ目は一方通行です。)
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