擬似ユークリウッドな織斑家長男   作:クルス@アルマゲドン

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本編とは関係のないif物語です。

なんとなく書いてみたものなのでそこの所はご了承下さい。


if inハイスクールD×D

私の今世の名はユークリウッド。無理矢理転生させられ、17年。晴れて高校2年生となった。生まれてから此処まで色々あったなと思う。

私の母親は天使と呼ばれる種族だが父親は人間。どうやら今世は人間と天使のハーフというわけだ。

しかし、何故か私の翼は天使のものではなく悪魔のものだった。そのせいで親には拒絶され、捨てられた。捨てたれた理由はそれだけではない。私は生まれつきの体質で感情を動かせば周りの運命を狂わせる。そのため私は無表情で感情を動かさなくしている。そのせいか気味悪がれるのも理由の一つだ。

別に悲しいという感情は生まれなかった。無論、他の感情もだ。

 

私が捨てられたのは5歳の頃。丁度、母親が冥界に何故か私を連れてきた時だ。

冥界に置き去りにされた私は逞しく生きていたものだ。

逞しく生きているときに私と同じ銀髪のメイドさんが現れ、何故か城に連れ去られた。そして、何故か養子にされたのだ。

……訳がわからなかった。

そこから私の義父が魔王であるサーゼクス義父さん。義母がサーゼクスの女王であり、メイドのグレイフィア義母さん。

まさか義父が魔王とは恐れ入ったわ。といっても優しい人だったから良かった。

 

長考していると私の叔母であるリアス・グレモリーが声をかけてくる。

 

「ユー、何時までもボーッとしてないで部室に行くわよ」

 

『わかった。リアス叔母さん』

 

「ユー、叔母さんは止めなさい。この歳でそれも1つ下の学年にそう呼ばれるのは洒落にならないわ」

 

『けど、実際はそうでしょ?』

 

「まあ、そうだけど……兄様も兄様でなんで1つ下の養子を」

 

ブツブツ何かを呟き始めるリアス姉さん。

 

『リアス姉さん行くならさっさと行こう』

 

そう紙に書くが呟き続けるリアス姉さんには見られない。

 

そういえば子猫ちゃんと一緒に食べるお菓子の買い足し行かないと。

 

私は切れかかっていたお菓子の買い足しを思い出し、部活よりもそちらを優先することにした。

何も伝えずに行くのもダメだと思い書き置きをする。

 

『お菓子を優先する』

 

そう書き置きして早足で向かった。

 

◇◇◇

 

商店街の様々な店を回り、市販されているお菓子にお菓子の材料を一杯詰め込んだ袋を両手に私は持っている。周りの人の反応はスゲーやらなんで袋が切れないのかしらなどと注目の的となっている。

私はそんな事を気にせず、家への近道の公園を通りすぎようとする。

 

「ねえ、イッセー君お願いがあるの」

 

ふと声がする方を見るとカップルがいた。よりにもよっていい雰囲気の時に見てしまった。私はそう思いつつも、男の方を見る。

そこで思わず立ち止まってしまった。何故立ち止まってしまったのかというと、その男は駒王の生徒で、その身にドラゴンを宿す変態だったからだ。

 

私は絶句した。まさかあの変態トリオの1人が女性と付き合っていたなんて。

 

「『死んで』くれる?」

 

女性からその言葉ば発せられた瞬間、体は動いていた。女性との距離を一気に縮め、魔力で圧縮した球体を腹にぶつける。

 

「カハッ!?……………ゲホゲホっ。いきなり何なの!?」

 

「え?え?」

 

状況を掴めない変態トリオの1人。攻撃を直撃し、警戒を高める女性。よく感じればこの女性、堕天使じゃないか。

それよりも

 

『死ね、なんて軽々しく言うな』

 

「五月蠅いわね!!人間の癖に私の邪魔をしたって事は重罪よ!」

 

そう言い、光の槍を投げてくる堕天使。私はその光の槍を掴み、砕く。堕天使は絶句する。私とて天使だ。この程度の光はただの塵に等しい。

 

「な、なんで人間風情が私の攻撃を意図も簡単に………っ!!」

 

堕天使はかなわないと判ったのか翼を広げ飛ぶ。逃げるなら逃げろ。ただ私は『死ぬ』痛みを分からないのに軽々しく口にした奴にお灸を据えただけだ。

 

「別にアナタを相手にせず、彼を殺せば良いのよ!死になさい!!」

 

しまった。そう思った。完全に逃げると思い油断していた。堕天使が投げた光の槍は私から離れていた変態トリオの1人の腹部に刺さる。

私は思わず堕天使の方へ動こうとするが

 

「私に向かってくるんじゃなく、その子を助けた方がいいんじゃないかしら?」

 

そう言われ動きを止める。念のために右手に魔力を溜め、変態トリオの1人の方へ向かう。警戒の為に再び堕天使の方を見るが帰ったようだ。

取りあえず私は警戒を解き、変態トリオの1人の傷の手当てをしようとするが傷が深く、出血の量から手遅れとわかってしまった。

すると近くに魔法陣が現れた。

 

……この魔法陣は

 

「アナタが私を呼んだ………あら、ユーじゃない」

 

やはりリアス姉さんの魔法陣だった。

 

「どういう状況かしら?」

 

そうだった。今は大変な事態だったんだ。

考え事をしていた私をリアス姉さんは正気に戻してくれた。

私は自分の油断が生んだ死という事なので責任をとるために口を開く

 

「い…っ!?」

 

『生きて』と言おうとした時にリアス姉さんが口を手で防ぐ。

 

「ユー!アナタ何をしようとしたの!?アナタの言葉には力があるのよ!?」

 

『この人は私が生んだ油断で死んだ。なら責任をとるしか』

 

「それとこれは違うわよ!!ユー、覚えているの!以前アナタが死者蘇生をしたせいでヒドい目にあったことを!!」

 

そこで、私は何も書けなくなる。

私は以前、死者蘇生をしたせいで義父であるサーゼクス義父さんを良く思わない冥界の組織に捕らわれてしまったのだ。幸いな事に義母であるグレイフィア義母さんが私に発信機を付けていたお陰で何事もなく殲滅されたのだ。

ただ、その時の私は研究材料として解剖されかけたのだ。

 

『けど』

 

「何が起こったのか後で聞くことにしましょう。甥の失敗の責任は私がとるわ」

 

そう言い、リアス姉さんは悪魔の駒を出す。兵士の駒が全て変態トリオの1人に吸い込まれていく。私とリアス姉さんは驚いた。まさか、兵士の駒を全て持っていく程の素質を持つものだということが。

 

転成が終わり、私は一安心した。

 

「ユー、それよりなんで今日の部活を休んだのかしら?」

 

少し不機嫌そうに言うリアス姉さん。流石に部活をボイコットしたのはいけなかったのか。けど、お菓子が無いのは死活問題だし、それに

 

『書き置きした』

 

「そんなに子猫のことが大切なのかしら?」

 

『……?同じ部員として大切だよ。それよりもお菓子が切れかけていたのは死活問題』

 

そう伝えると少し機嫌を直す。

 

「そう、じゃあ今回は私に抱きつかれて寝るか、今日の事をグレイフィアに報告。どちらが良いかしら?」

 

突然意味の分からない選択をしてくる。私としては両方ダメだ。選ぶとしても前者はリアス姉さんは何時も服を着ないで寝ている。故にダメ。後者は、グレイフィア義母さんに伝わったらと思うと震えが止まらなくなる。無表情で震えているとかどんな感じで見られるのだろうか。

 

『どっちもヤダ』

 

「じゃあ、両方かしら?」

 

それは解せぬ。というより両方お断りだ。そう思い、家への転移を発動する。

発動した際、リアス姉さんは何かを言っていたが聞こえなかった。

 

 

家に帰るとリビングに置いてある写真立ての写真を見る。

私に義母さんと義父さん、弟にリアス姉さん、おじいちゃんにおばあちゃんで取った写真だ。グレモリー家は私を一切気味悪がらず、天使であることを知っても態度を変えない最高の家族だ。

 

写真を見ていてふとサーゼクス義父さんが質問を思い出す。

 

「ユー、この世界は楽しいかい?」

 

その答えは勿論、楽しいだ。

けど、その楽しさが私の感情を動かし、大切なものを壊してしまうのなら、私はまた独りになるだろう。

 

何せ私は──────

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『死を呼ぶ者』だから

 

 

 

 

 

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