お、お気に入りが151……!?
評価がオレンジ!?しかも前回から7人も投票してくれてる?!
こ、こんな作品をこんなに見てくれる人がいるなんて……
本当に!本当にありがとうございます!!
これからも頑張ります!!
それと今回一人称と三人称で書いているのですが三人称が作者視点になっていますのでもし好ましくなければ言ってください。
次回から一人称だけを使っていきます。
あと、書いてて思ったんですよ。サブタイトル音柱じゃなくて疾風だこれ。って
あとがきには登場キャラ説明&次回予告がありますのであとがきで言うようなことを全部前書きにて書かせてもらいます。
もちろんしぉーとぉすとぉーりぃーもあります。
そして、評価して下さった
☆9 G-WOOD様 イタク0532様 リーシャ・バレンタイン様 竹田 いのり様 OKMT様
☆8 布団に猫様
☆1 ハーフシャフト様
本当にありがとうございます。
手厳しい評価もありますがこれからも頑張りますので楽しく読んでください。
そしてほかの皆さんも評価、及び感想をお待ちしております。
もし誤字脱字が見つかりましたら報告して頂けると嬉しいです。
シルさんに嵌められ、夜の間に大体の仕事の基本はミア母さんに仕込まれた。
あの人怖い、まじやばい、逆らった時のあの殺気は死ぬって絶対死ぬって。助けて善逸さん。(彼は混乱していつものように喋れません)
そしてあれから1週間が経ち、現在朝6時、死んだ目で皿洗いをし続ける。
「これが終われば今日は休み……週1休み……3ヶ月間働き続け……場合によったら2ヶ月追加……あは、あははは、あははははははっ!」
「………あの、大丈夫…ですか…?」
「大丈夫……大丈夫……きっと大丈夫…あれ…?目の前に大きな川が見えてきた……あ、善逸さんが向こうで全力で手を振ってる……」
「それは全く大丈夫とは言わない!?しっかりしなさい!!」
「はっ!?」
い、今確かに師範が全力で手を振ってた…いやあれ完全に拒絶してたな。こっち来んなって感じだったな。
「今度こそ…大丈夫ですか?」
「あっはい、すいませんご迷惑お掛けしました」
エルフの女性、リュー・リオンさん。自分と同じ住み込みで働いている美しい
「それなら良いのですが……それに、迷惑を掛けたのはこちらです。あの時はシルの恩人とは知らず、あなたを蹴り飛ばすなど……」
「あ、あぁ、あれですか。あの場面だけを見たら勘違いくらいしますよ。気にしないでください」
「そういう訳にもいかない。せめて何かしらで償いたい」
「と、言われましても……」
今日はオラリオを探索し、ギルドでファミリアの情報を収集。その後に入りたいファミリアに入団を希望しに行く予定。あとは自分の知り合いに会いに行く感じだが……
「えぇっと、リオンさんって…ファミリアの基本的な情報って知ってる?」
「私の事はリューで構いません。ファミリアの情報でしたら基本的なものから主な所属冒険者程度なら答えられます」
「ほ、ほんとですか?でしたら今日オラリオを探索するついでにファミリアを探そうと思ってて…知り合いとかにも逢いに行くんですけど、もし良かったら一緒についてきて貰えませんか?」
「………それは、私も本日はお休みを頂いているので構いませんが……今、なんと?」
「へ?」
「で、ですからファミリアを探すというのは……」
「あぁ、自分1週間前にオラリオに来たばかりで恩恵も何も貰ってないんですよ。シルさんから聞いたらダンジョンに入るにはファミリアの神から恩恵を貰ってからギルドに登録しないといけないんですよね?なので──」
「本当に……すいませんでした……」
「なんで?!!」
綺麗な土下座でした。けどやめてください、クロエさんとアーニャさんが見てます。本当にやめてください。
「では、ファミリアについてですが……聞いていますか?」
先程の土下座から数時間後、豊饒の女主人から出て来た彼とリューさんは横並びに歩きながら今後のことを話し合おうとするが…
「へ?あ、あぁ、はい聞いてますよ?」
「………」
「………本当ですよ?」
「……それなら良いのですが…」
何処か上の空の彼に少し訝しむリューさん。
そんな彼の頭の中ではとある事柄に夢中、要するにリュー・リオンという女性に見惚れてた。
(綺麗だとは思ってたけど……私服だけでここまで印象変わるのか……この人の隣を歩けてること自体が凄いことなのかもしれないなぁ……)
いつもウェイトレス服のリューさんしか見ていないためか、私服と言うだけで全く印象が違うリューさんを見て彼は動揺していたのだ。
それもそのはず、彼の理想の女性像とは自分より年上で凛々しく、どんな時でも支えてくれて、自分には弱さを見せてくれる、そんな女性だ。尽くしてくれたらなお良し。
リュー・リオンという女性はほとんど彼の理想の女性像なのだ。
「よろしいですか?そもそもファミリアとは神の眷族の意で、下界に降りた神が
「家族…ですか?」
「はい、家族…です」
少しばかりリューさんの雰囲気が沈んだ。彼の耳には悲しい音がリューさんから聞こえてくる。
彼はとりあえず話を変えることにして少し大きな声を出す。
「それで!どんなファミリアがあるんですか?」
「……そうですね。ファミリアには探索系、商業系、製作系、医療系、オラリオの外では国家系なども存在しますが、シドウさんは探索系、ということで間違いはありませんか?」
「はい、まぁダンジョンに潜れればどこでもいいんですけど探索系ならダンジョンの詳しい知識を知ってる方とか居そうですし」
「確かにダンジョンに対する知識は重要です。その知識1つでダンジョンを生き残れるかどうかが決まります」
「はい、生きてこそ……次がありますからね」
今度は彼の雰囲気が沈んでいく。リューさんも自分と同じように何かあるんだろうと考え、それを聞くようなことはしなかった。
「探索系のファミリアならばロキ・ファミリアが良いかと。あそこは入団試験を誰であろうと受けれるはずだ。それにあそこは現在のダンジョン最下層到達を果たしているファミリアでもある。知識も豊富に得られるでしょう」
「なるほど……そういえばロキ・ファミリアは2大ファミリアの1つでしたよね?もう1つは確か…」
「……フレイヤ・ファミリアですか。あそこはあまりおすすめしません。それ以前にあそこは団員の募集はしていない」
「え?してないんですか?」
「フレイヤ・ファミリアは基本的に他ファミリアからの引き抜きが多い。そのため団員の募集をしていない。その分冒険者の質はどこのファミリアよりも上だ」
「へぇ……ちなみにおすすめしない理由は?」
「…………フレイヤ・ファミリアの主神フレイヤ様の趣味は男漁りだそうです。噂では男神達は既に食い終えたとか」
「………納得です」
2人して苦い顔をしながら歩く様に周りの人は怪訝な顔をしながら通り過ぎていく。それに気づき少しずつ歩く速さをあげる2人。
「……とりあえずロキ・ファミリアに行ってみましょうか」
「はい、ロキ・ファミリアは[黄昏の館]という拠点を持っています。ただ、現在ロキ・ファミリアは遠征により主力陣がいなかったはずですから今拠点には幹部が1人もいません。なので入団試験は後日行われる可能性もあります」
「了解です、とりあえず向かいましょうか!」
「はい、行きましょう」
「此処がロキ・ファミリアの拠点、[黄昏の館]です」
「……でか…」
目の前にある豪邸、いや、城?そんな拠点に呆気に取られる彼にリューさんがロキ・ファミリアの基本的な情報を並べていく。
「ロキ・ファミリアの総勢団員数は50を超え、Lv2以上の冒険者を半数も有し、
「…………ここに入れば俺も……行ってきます」
「はい、お気を付けて」
そして1歩を踏み出す彼。ここから彼の冒険者としての、英雄に至る物語が───
「お前のようなガキが冒険者なんかになれるわけねぇだろ!どっか行きな!!」
始まらない。
「くく、ハァーハッハッハッ。なるほど、それでそのように怒っているのか」
「怒っているというより、拗ねていると言った方が正しいかと」
「そういう問題じゃないんですけどね!リューさんも!タケミカヅチ様も!」
彼はロキ・ファミリアの門番から門前払いをくらい、その後も他のファミリアを回ってみたが全くと言っていいほど成果は得られず、こうして先に知り合いである神、タケミカヅチ様の拠点である仮住居の長屋にリューさんと共に来ていた。
「こんなことある!?人を見た目で判断してさァ!俺だって戦うくらいするわァ!!こんな良い武器をお前なんかが持ってたら勿体ないとか大きなお世話だ!ちくしよぉ!」
「はっはっはっ、そうは言うが朱鳥。2年前から身長があまり伸びてないようだが?」
「うぐっ、それはー、そのー、なんと言いますか……」
「まぁ、身長は私より低いようですから致し方ないのかも知れませんね」
「リューさーん!少しは濁して!身長のことは気にしてるの!お願いだから濁して!」
リューさんは彼を見る。大体160行くか行かないかくらいの身長、未だ幼さが残る顔付き、肩くらいまである黒髪を低めの位置でポニーテールを結び(髪飾りは蝶)、服装に関しては着物に羽織を纏っているせいで体付きがわかりにくい。しかも蝶の指輪を右の薬指に、そして肩には雀(?!)。
「………やはりこれなら門前払いも仕方ないかと」
「リューさん?なんでこっちを見た後に目を逸らすの?ねぇ、ねぇ?!」
「くくく、いやはや朱鳥がここまで人と話せるようになっているとはな。あの臆病な少年が立派に成長した姿を見れて私は嬉しいぞ」
「え?!そ、その話は勘弁してください……あの頃は一人で生き続けてて、周りなんて怖いものばっかりだと思ってましたから…」
「臆病……?彼が、ですか?」
「あぁ………あれは5年前と、そう、鬼舞辻無惨が倒される数ヶ月前……」
タケミカヅチ様は庭を見ながら遠い日を思い浮かべる。
「朱鳥の師範が朱鳥を連れてきてな、彼の後ろに隠れて一言も喋ろうともしなかったな」
「シドウさんが……」
「少しの間私たちのところに預けたいと言われてな。朱鳥を預かったのはいいんだがこの子は誰とも喋ろうとしないし、それどころか刀を持って威嚇する始末でな。些か苦労したな」
「す、すいません……」
こちらに謝罪し縮こまる彼を見てタケミカヅチ様は笑い飛ばす。
「はっはっはっ!だがまぁ朱鳥のお陰で助かった命もあるからな。お前には感謝している」
「助かった命…?」
「うむ……あの頃はまだ鬼が徘徊していてな」
「…!鬼、ですか?あの」
「あぁ、あの鬼だ。鬼舞辻無惨によって生み出された人食い鬼。ある時私の所にいた3人の子ども達が夜に外を出歩いてな。鬼は太陽の出ている間は活動できないが夜になれば大規模に活動する」
「まさか…狙われたのですか?その子ども達が」
「その通りだ。子どもの1人が藤の花を持っていたおかげで何とか食われる事だけは回避出来たんだが怪我をして動けなくなっていてな。藤の花を何かしたらの要因で無くしたら危ない状況だったらしい」
「らしい…?タケミカヅチ様は現場を見ていないのですか?」
「あぁ、私が現場に向かった時には朱鳥の手によって全て終わっていたからな」
2人の視線が彼に向く。彼はその視線から目を逸らしつつ、あの時の状況で語る。
「…………あの時は小屋から誰かが出て行く音がしたから刀を持って付いて行った。そしたら嫌な音が聞こえたから急いでその場に向かったら鬼がいたんだ」
「音……聞きたいことはありますが続きをお願いします」
「……3人の子ども、まぁ自分より年上なんだけど。藤の花は持っていたけどお守りだから鬼は近づけないだけ。無理矢理1人ずつ喰っていくつもりだったんだと思う。けど鬼としてはそこまで強そうじゃなかったから頸をさっさと斬る事にした」
「あの時朱鳥が持っていた刀が日輪刀で良かった。おかげで3人は助かった。あれ以来あの3人がお前に絡むようになって、くく、いやはや、あれから5年経つのか…」
「……そうですね。2年前にタケミカヅチ様達がオラリオに向かって、俺は師範に稽古をつけてもらって…」
彼の表情が段々と暗くなっていく。それを見たタケミカヅチ様は眉をひそめる。
「すまん、軽率だったな」
「いえ、師範が亡くなったことは事実ですので」
「は…?」
リューさんが彼の顔を驚いて見る。そんなリューさんに彼は苦笑いをしながら答える。
「俺は師範が亡くなって、それで決意を決めてオラリオに来たんです。いつか英雄になるって。天に轟く英雄に……」
「…そうですか……あなたも、そうなのですね……」
「も…?」
「いえ、なんでもありません。それでファミリアへの加入はどうするのですか?」
「あ、あぁ、そうですね。どうしましょうか……」
「それならば一時的に私が恩恵を与えようか?」
悩む彼にタケミカヅチ様から提案が掛けられる。彼としては有難いことだが…
「いいんですか?」
「あぁ、だがいつかは自分が所属したいというファミリアを見つけてくれ。それが条件だ」
「……はい!お願いします!!」
「うむ!良い返事だ!ではあちらの部屋で服を脱いで待っていてくれ」
彼はその言葉に従い部屋を出ていく。タケミカヅチ様は私に向き合い話し掛ける。
「君のことは少しだけ話に聞いている、【疾風】」
「……知っていたのですね、私のことを」
「あぁ、5年前のこととはいえ色々と話を聞くからな。アストレア・ファミリアことは特に」
「…………アストレア・ファミリア、
「主神アストレアはオラリオの外へと逃がした上で、か……」
「はい……」
私にとってあの出来事はそれほどまでに許せなかった。
あの忍びの男が来なければおそらく全滅も有り得ただろう。2人も助かったという事実が奇跡だ。
「シドウさんは同じ店で働く人間だが、関わるなと言うなら関わらないようにしましょう。そも、彼とはそこまで親しい仲でもない。彼が店で働く間は無理だが、それ以降なら───」
「いや逆だ、彼と関わってほしい」
「──は?」
なぜ?私という存在が彼のような人のそばにいるのはいけない。あぁ、それはいけないことだ。
「今の朱鳥は孤独を無理矢理押しとどめているだけだろう。彼にとって師範、我妻善逸という存在はそれほどまでに大きいのだ。だからこそ君のように彼の本質を見てくれようとしている人物に関わってほしい」
「わ、私は……」
「君なら、任せられる」
タケミカヅチ様のその真剣な顔は、どこまでも慈愛に満ちていて……あぁ、本当に神という存在はくえない。
「私で……良いのなら…」
「あぁ、頼む」
タケミカヅチ様はそう言って部屋を出て行く。
「頼む…ですか……ミア母さんに相談して休日を彼と合わして……ダンジョンやモンスターの知識を私が知っている限り全て教えるべきですね。あぁ、特訓も必要でしょう。やるべき事は沢山ありますね、これから忙しくなりそうだ」
「…!い、今寒気が………」
「……服を脱いでいるからじゃないか?ほら、恩恵は刻み終えたぞ」
「あ、ありがとうございます」
彼は感謝を言葉にし、服を着る。と、そこでそういえばと彼が口に出してタケミカヅチ様に向き合う。
「蜜璃さんはどうしてるんですか?確かオラリオに来てましたよね?タケミカヅチ様の眷属として」
「ん?あぁ、蜜璃か。今は桜花達とダンジョンに潜って指導している所だろう」
蜜璃さん。フルネームは甘露寺蜜璃さん。オラリオ風で言うならカンロジ・蜜璃。
鬼殺隊元恋柱であり、タケミカヅチ・ファミリアの現団長でもある。
「オラリオに来て二つ名が出来たんですよね。確か…」
「【
「あー、そんな感じでしたね」
「あぁ、何とか良い二つ名を手に入れた……本当に神ってやつはあれだな……!ピンクの悪魔だとかチョロインだとか色々変な二つ名ばかり考えてくれる…!」
「あ、あははは……」
彼はタケミカヅチ様の言葉に苦笑いしかできない。
「す、すまん、取り乱した。とりあえずこれが今の飛鳥のステータスだ。それにしてもやったな朱鳥最初からスキルがあるのは珍しい」
「これが俺のステータス………」
シドウ・朱鳥
LV.1
力 :I 0
耐久:I 0
器用:I 0
敏捷:I 0
魔力:I 0
≪魔法≫
【】
≪スキル≫
【
・継承した技術を習得しやすくなり、成長させやすくなる
・強敵と対面時全アビリティ上昇
・アビリティ上昇率は対象Lvに依存
・敏捷に対する補正
「ス、スキル付き……」
「最初からスキルを持っている冒険者は少ない。誇るといいさ」
「はい!ありがとうございます!それじゃあ俺もう行きますね!まだ会いに行かなきゃいけない人がいるんで!それでは!」
彼はそう言って急いで部屋を出ていく。
彼の笑顔を見送りながらタケミカヅチ様は
シドウ・朱鳥
LV.1
力 :I 0
耐久:I 0
器用:I 0
敏捷:I 0
魔力:I 0
≪魔法≫
【】
≪スキル≫
【
・継承した技術を習得しやすくなり、成長させやすくなる
・強敵と対面時全アビリティ上昇
・アビリティ上昇率は対象Lvに依存
・敏捷に対する補正
【
・早熟する
・
・
「二つのスキルに炭治郎と同じ早熟スキル……教えられんよなぁ……絶対に他の神々に目を付けられる」
タケミカヅチ様はこの事は言いふらすようなことではないと、黙っていることにして彼が無事であるように祈った。
「シドウさん、今日はもう帰りますか?」
「いえ、最後に行く場所、というか会いに行かなきゃいけない人が居ます。まぁ、最後が本命なんですよね……」
あんまり行きたくはないんですけど…そう呟く彼は凄く疲れた顔をしていた。
リューさんはそれを聞いて彼に問掛ける。
「それは一体誰ですか?場合によったら知っているかもしれない」
「………宇髄、天元さんです………」
「────ウズイ・天元……?まさか……【
「え?なにその微妙な二つ名……」
「ウズイ・天元に与えられた二つ名です。最初はツクヨミ・ファミリアに所属していましたが今はガネーシャ・ファミリアに所属して、色々な行事に貢献しています。」
「あー、ガネーシャ・ファミリアって派手ですもんね……あの人好きそうです……」
「…………それでも二つ名に神という文字が入っている冒険者は少ない。彼の実力は相当な物でしょう。Lvは5だと聞いていますがLv6になるのも時間の問題だとか」
「……あの人左目と左手無くしてませんでしたか…?」
「………高性能な義手を【
「……あの人もうなんでもありか」
彼はうげぇと声を出しながら物凄く嫌な顔をしている。
そしてリューさんも表情がほぼ無表情に近い、不快感を感じている時の顔だ。
嫁が3人というのはやはりエルフからしたらあれなのだろうか?いや、人としてもあれだけど。
「リューさんはあまり会いたくありませんか?どうせなら俺だけで会いますからリューさんは外で待っててもらっても……」
「………いえ、私はまだ彼に言えていないことがある。丁度いいです、今言うべきだ」
「……?そうですか、わかりました。確かこの辺りに彼が暮らす日本屋敷があるって聞いたん……です………けど…………」
彼がある一点を見つめて動かなくなった。リューさんがそれを怪訝な顔をで見て彼が見ている方向を見てこちらも動かなくなった。
2人の頭の中がとある一言で染まった。
何をやってるんだあの派手好き忍びは……!
2人が見つめる先には──
「見やがれ!地味なお前らでは出来ない派手な俺にしかできない技術だ!!さぁ、もっと集まりな!派手にな!!」
爆発物を使った馬鹿げた出し物してる馬鹿がいた。
「あー、んで?なんで【疾風】と一緒なんだよお前?」
「それで誤魔化せると思ってんのか?ギルド呼んだらすぐ逃げやがって。というか【疾風】って誰だよ」
「ほらあれだ、時には派手にはっちゃける必要があんだよ。あと【疾風】はそこのエルフだ」
「ねぇよ」
「あるわけが無い」
「………お前ら俺に対して容赦ねぇな」
彼らは現在宇髄天元の屋敷でお茶を飲んでいた。
天元さん曰くさっきのはいつもやってる事だという。
あんなことをいつも街中でやっているのかこいつは…と思った2人は別に悪くない。
「というかあなたいつの間にLv5になってたんですか。極東にいた時はまだLv4でしたよね?」
「おう、ちょっとこっち来てからゴライアスってやつを単独でいっちょ派手にぶっ殺してきた」
「ぶふっ!!」
「リューさん?!!」
リューさんが天元さんの話を聞いた途端飲んでいたお茶を吹き出して、咳込んでいた。
とりあえず彼はリューさんの背中を摩って落ち着かせる。
それを見た天元さんが目を丸くしてその光景を見ていた。
「【疾風】……お前……」
「けほっけほっ……な、なんですか?」
「………いや、良い伴侶が出来て良かったな」
「は?伴侶?」
「〜〜〜〜ッ!!なんでもありません!!あなたもそろそろ背中から手を離しなさい!!」
「え?あ、すいません」
天元さんは顔を物凄くニヤニヤさせながらその光景を見てリューさんを揶揄い、それにリューさんは顔を真っ赤にして顔を俯ける。彼はよく分かっていなかった。
「まぁ、義手も手に入って目も治った。なら派手に嫁達を守るための力が鈍ってないか確かめるのは当たり前だろ?んで腕試しで18階層まで1人で降りたんだが17階層で派手にゴライアスとぶつかってな。ちょうどいいから派手にぶっ殺すことにした」
「………所々派手にが入っているのが気になりますが、いいです。ですがゴライアスの推定Lvは4。まだLv4だったあなたに単独での戦闘は厳しい相手だ。よく生きていたものだ」
「あぁ、派手に死ぬかと思ったぜ。まぁ、でも何とかなった。んで、3日くらい18階層で休んで帰ってきたら派手にランクアップできるだなんて聞くじゃねぇか。なら派手にやるしかねぇよな!!」
「そんな性格だから派手柱とか派手忍とか、もうお前ほんと忍べよ!って言われるんですよ」
「はっ!今の二つ名よりもまだマシだな」
「あー、【忍音神】ですか」
「あれはダメだ、微妙だしインパクトがねぇ、何より地味だ。俺は認めねぇからな」
「ハイハイ、勝手にして」
「お前……どことなく善逸に似てきやがったな……!」
天元さんは青筋を浮かべながらこちらを見てくる。怒っているのは誰でもわかるほどだった。だが直ぐに真剣な顔でこちらを見据える。
「それでお前はどうして来た?」
「…………」
「お前が俺にただ会いに来たなんて馬鹿なことは派手に有り得ねぇ。何しに来た?」
「………あなたに、冒険者としての心得、そして我妻善逸の最期の言葉を……」
「!シドウさん、あなたは………」
「……………はぁ……冒険者としての心得とかダンジョンの知識はそこの【疾風】の方が良い」
「え…」
「だから、そこの【疾風】、リュー・リオンは10年冒険者をやってたんだ。俺より知ってるだろうよ」
「そうだったんですか?リューさん」
彼の言葉に顔を俯かせ、そして顔を上げて彼と目を合わして話し始める。
「はい、私はとあるファミリアで10年冒険者をやっていた。だが、とある事情でファミリアが無くなり、今は豊饒の女主人で働かせてもらっています」
「リューさん……」
「あなたが良いと言うなら私が知っているダンジョンとモンスターの知識、戦闘技術、共にダンジョンに潜りモンスターとの戦闘、私が知る限りを、出来る限りをあなたに仕込みます」
「……そこまで…してくれるなんて…」
「これが私の、あなたに出来る償いだ」
リューさんの目を見る彼。そんな彼を見つめ返すリューさん。2人だけの世界が今この時だけ生まれる。
「……………よろしく…お願いします…!」
「……任せてください。あなたを一人前の冒険者にしてみせましょう」
「…………………お前ら俺がいること派手に忘れてねぇよな?」
「………」
「………」
「「大丈夫だ、問題ない」」
「大ありだ馬鹿ども!!」
ギャーギャー叫びながら話をする3人を襖の間から盗み見る天元さんのお嫁さん3人組は笑顔で夕飯を作りに行った。
「それで?善逸からの最期の言葉ってのは?」
「………はい、心して聞いて下さい」
「……あぁ」
「……………天元さん………………やっぱり嫁3人は許せねぇ、絶てぇ呪い殺す」
「………………」
「………………」
「………え?まじ?」
「………………」
目を逸らす彼にあ、これマジだ、と確信した天元さん。そして───
「はァァァァ!?おまっ!これが俺に残された最期の言葉?!あいつ最後まで善逸してんじゃねぇよ!?」
「善逸してるってなんですか……」
「そんなん派手にどうでもいいわァ!!最期の言葉が恨み言ってなんだよ?!そこは今までの感謝とか色々あるだろ?!」
「いや、絶対感謝されるようなことしてないですよね?」
「ばっかお前!してるよ、絶対してる!!俺が派手にそんなことしてないわけが…………」
「……………」
「………してないわけないな、うん」
「おい、間。なんだ今の間は」
彼のジト目、プラスでリューさんからも嫌悪の雰囲気が滲み出る。それに焦る天元さん。
「いや、そのなんて言うか……派手に善逸してるな」
「だから善逸してるってなんだ………」
はぁ……と溜息をつきながら彼は天元さんに本当の遺言を伝える。
「……感謝してる、ですって」
「…………………おう、そうか」
「ちなみにさっき言ってたことも言ってました」
「やっぱり善逸してるじゃねぇーか」
彼の言葉に呆れながらも嬉々とした雰囲気がしている天元さんに今度はリューさんが話す。
「ウズイ・天元、5年前はあなたに助けられた。私は気絶していたのでどう助けられたのかは知らない。気づいた時には全て終わっていましたから。だが、私と…
「………まぁ、あの時はうちの主神に頼まれたからな。それに全員は助けられなかった、だから気にするな」
「……それでも、感謝します。今度アリーゼに会いに行ってあげてください、彼女も喜ぶと思います」
「………おう」
彼にはなんの事か分からなかったが天元さんがリューさんとアリーゼという人を助けたということだけはわかった。
「……言いたいことは言えました。シドウさん、どうしますか?」
「え?あぁ、はい。では帰りましょうか、いつまでもお邪魔するのも悪いですし」
「おう、帰れ帰れ。いつまでもここにいられるのもあれだしな」
「なんかむかつくなァ……それではこれで失礼しますね」
「あぁ、待て」
彼がリューさんと共に部屋から出ていこうとした時、天元さんから声を掛けられる。
「どうかしましたか?」
「…………お前ってさ蝶の指輪今もしてるか?ほら、胡蝶妹から貰ったやつだ」
「……?してますけど……」
「………そうか、ならいい。よぉし!派手にお前の名を轟かせて来な!!」
「よく分かりませんけど……頑張ります!!」
そう言って彼は今度こそ天元さんの屋敷から出ていった。
「それではミア母さんに相談して次のお休みを合わせてもらいましょう。ダンジョンには次の休日から入ってもらいます。休日以外では朝に訓練、夜に知識を詰めてもらいます」
「はい、リューさん」
「それではシドウさん、これから──」
「あ、待ってくださいリューさん」
「──はい?」
彼はリューさんの言葉を遮り、それをリューさんが怪訝な顔で彼の顔を見る。
「どうかせれましたか?」
「あー、リューさん。これからリューさんと俺は師弟になるわけです。なのに何時までもシドウさんはおかしいと思います」
「………そう、でしょうか?」
「はい!なのでこれからはアスカと呼んでください!」
「……………」
その言葉にリューさんは黙り込み、少し顔を赤らめながら彼を呼ぶ。
「ア、アスカ………」
「はい!リューさん!」
「こ、これからよろしくお願いします」
「こちらこそ!!」
沈み始めた太陽で向き合う2人の影が伸びる。
ここで2人の物語の序章が終わる。
そして、とある英雄を目指す少年がオラリオに来た時、物語は本格的に動き出す。
「おじいちゃん、行ってきます」
とある病室で一人の女性が窓の外の月を見ていた。
そこに1人の男が現れ、彼女に話しかける。
「よぉ、久しぶりだな」
「あら?久しぶりね、こんな時間に何か用かしら?」
今は下ろしている赤い髪と笑顔が彼女の魅力を一際目立たせる。
「まぁ、少しな。で?いつまで続けるんだこれ」
「んぅー?彼が現れるまでかしら?」
「ははっ、そいつも派手に現れたけどな」
「え?そうなの?」
キョトンとした顔で男を見る彼女はすぐに嬉しそうな顔をして嬉々として声を上げる。
「そっか、そっか〜。現れたんだ彼。なら始まるね、ここから」
「おう、あの時の
「うん!この指輪も返せるといいなー、はやく逢いたいなー」
「はっ、あいつも面倒な奴らに好かれたもんだ」
笑顔で自分の左手薬指に付けられた指輪を見ながら彼女は目を細める。
「さて、じゃあ始めよっか。全てを終わらせるために」
「あぁ、派手にな!」
彼女の指に付かられた指輪が月明かりに照らされ、見えてくる。
そう、蝶をモチーフにした少し年季が入った指輪を──
登場キャラ説明
祠堂朱鳥 シドウ・朱鳥
朝からエルフに土下座されてるところを店員仲間に見られ、昼には門前払いをくらい、夜にはリューさんによるスパルタ知識を詰め込められた死にかけの人。
今回やっと詳しい容姿が出た。見た目女の子じゃないか!言った人は次の日から見られることは無かった……
彼の理想の女性像は極東にいるとある女性にも当てはまる事を忘れては行けない。刷り込まれてるよ朱鳥くん!
今回でやっと念願のステータスを手に入れた!
タケミカヅチ・ファミリアには属さず、恩恵を貰っただけなのだが、自分が入りたいと思ったファミリアを見つけるまではタケミカヅチ・ファミリア所属の扱いになった。
3人目の師匠【疾風】リュー・リオンのおかげ(スパルタ訓練)でベル君が来る頃にはステータスが上がりまくった。
実はスキル【雷光神技】の継承した技術に魔法も含まれることに修行中に気付き、というかリューさんに気づかれてしまい。
リューさんのスパルタによって気がついたらリューさんと同じ魔法を覚え(させられ)、魔法剣士に近い存在になってしまった。
凄いスキルだとは思っていたがまさか魔法も技術扱いになるとは思っておらず、とんだ化け物スキルだったことに2人で戦慄した。
ちなみに敏捷ではなく耐久が1番高い理由はだいたいリューさんにボコられたせい。
原作開始時ステータス
LV.1
力 :B 786
耐久:A 897
器用:B 752
敏捷:A 854
魔力:C 683
≪魔法≫
【ルミノス・ウインド】
・高域攻撃魔法
・風・光属性
詠唱式【今は遠き森の空。無窮の夜天に鏤む無限の星々 。愚かな我が声に応じ、今一度星火の加護を。汝を見捨てし者に光の慈悲を。来れ、さすらう風、流浪の旅人。空を渡り荒野を駆け、何物よりも疾く走れ。星屑の光を宿し敵を討て】
【ノア・ヒール】
・回復魔法
・地形効果。森林地帯における強力補正
詠唱式【今は遠き森の歌。懐かしき生命の調べ。汝を求めし者に、どうか癒しの慈悲を】
≪スキル≫
【
・継承した技術を習得しやすくなり、成長させやすくなる
・強敵と対面時全アビリティ上昇
・アビリティ上昇率は対象Lvに依存
・敏捷に対する強補正
//【
・早熟する
・
・
チュン之助
やっと存在がほんとに少しだけ出た雀。
朱鳥の肩に乗って周りの話を聞いていた。
そしてダンジョンに連れていかれた。なんで?
いつも一緒だよな、という朱鳥の疲れきった顔を見て何も言えなくなった。
これから頑張って生きます。
リュー・リオン
主人公の3人目の師匠となった今作はポンコツ感がすごく出てる人。
朝から土下座をしているところを見られ、夕方には天元さんに主人公から背中を摩ってもらった場面を見られて揶揄われた。
アストレア・ファミリアの元第二級冒険者。現在はギルドのブラックリストに載っておりダンジョンに入ることも難しい立場。
実はステータス更新をしたらLv5にランクアップすることが出来る。
主人公の付き添いでダンジョンに潜るが潜る時間は明朝の誰もいない時間。眠い目擦りながらダンジョンに潜る2人。
主人公の成長速度がおかしいことに半月くらいで気付いた、1ヶ月たった時にはアビリティAが出たのでタケミカヅチ様に詰め寄って早熟スキルのことを聞いた。
そのためダンジョンによる実地訓練がめちゃくちゃスパルタになった。戦闘経験は大事です。
魔法を見せた時、興奮して詠唱を真似した主人公が魔法、【ノア・ヒール】を効果はリューさんの【ノア・ヒール】に比べて物凄く劣るが発動した。
この事実にまさか魔法も技術に入るのか……?と彼のスキルに戦慄した。
そこからさらにスパルタ具合が極端に上がったせいで主人公が悲鳴を上げた。私はいつもやりすぎてしまう……
ちなみに次は18階層まで日帰りで向かうことにしている。
最高到達Lv:Lv4
タケミカヅチ
主人公の一時的な主神。誰より主人公の今の状態を理解していた。
主人公のスキルのことを知って誰にも情報を漏らさないようにした。が、リューさんに成長速度がおかしいと詰め寄られ、仕方なく教えた。
だが、実際にはもう1つのスキルの方がいわゆるチートに近いものでどうしようか悩んでる。
そう言えば炭治郎のスキルも技術習得系だったよな…と思い浮かべて考えるのをやめた。
甘露寺蜜璃 カンロジ・蜜璃
鬼殺隊に割と不純な動機で入隊した元恋柱。
現在はオラリオにて将来の夫探し。
強い人を探している。
二つ名は【
別に嫉妬に狂ってはいないので安心してください。どっちかって言うとどこかの元蛇柱の方が嫉妬してるかも。
ちょっとした伝手でロキ・ファミリアの遠征について行ってその時の遠征でLv5にランクアップした。
相変わらずの大食いにタケミカヅチ・ファミリアのエンゲル係数は跳ね上がっていく。そのためファミリアが手に入れたお金がすぐに無くなっていくので慢性的な金欠になってしまった。
何とかしようと思っているがファミリアのみんなが蜜璃さんの食べる姿は見ていて清々しいのであなたはそのままでいてください、という言葉で腹八分目くらいにしようと決めた。それでも多い。
最高到達Lv:Lv5
宇髄天元 ウズイ・天元
皆さんご存知派手柱、ならぬ元音柱。
二つ名は【
本人曰く微妙だし地味過ぎる、俺は認めねぇ。との事。
実は5年前に鬼殺隊解散後直ぐにオラリオに来た。
そして嫁達のお陰で腕を手に入れ、目も回復、ここまでされたら俺も頑張るしかねぇよなぁ?!とゴライアスぶっ殺した。この時ランクアップしLv5になった
ツクヨミ・ファミリアからガネーシャ・ファミリアに
リューさんは気絶していた為アストレア・ファミリアがどうなったのかは彼と団長であるアリーゼ・ローヴェルしか知らない。
最近はLv6へのランクアップの話が噂されるほどの実力者。
それはいいのだがギルド的には街中で爆発物を使った出し物はやめて欲しい。
あの【疾風】が誰かに触れられても何もしなかったところを見て揶揄うことにした。内心は喜んでる。
ちなみに2人が帰ったあと嫁3人が作った夕飯の量が異様に多く、あ、コレあいつらの分もあったなと帰したことを後悔した。もちろん全部食べきった。
最高到達Lv:Lv5
病室の女性
最後に出てきた意味深な女性。
一体何ローヴェルなんだ。
しょぉーとぉすとぉーりぃー
セリフのみ(ナレーションあり)
祠堂朱鳥 中学3年生
我妻善逸 高校1年生
竈門炭治郎 高校1年生
胡蝶しのぶ 高校3年生
シル・フローヴァ 高校3年生
リュー・リオン 高校3年生
豊饒の女主人編 2話
中高一貫 キメツ学園!!
個性豊かな学生達と教師陣によって色んな意味で無法地帯となっている学園!!
その学園がある町も酷いが、そんな町の隣町ではキメツ学園と並ぶ恐ろしい学院が存在した!!
その名も、オラリオ国際学院!!
小学から大学まで一貫の学院は留学生に特に力を入れており、基本的に外国人が多く、日本人は少ない!!
そして、この学院は理事を務める者が数多くおり、私は神だ!!とキメツ学園の美術教師のようなことを言って、その理事の派閥が生まれていた!!
そんな学園を支配する2大派閥、ロキ理事によるロキ・ファミリアとフレイヤ理事によるフレイヤ・ファミリア!!この2つの派閥によって学園は均等を保っていた!!
理事長のゼウス的には争わなければなんでもいい、わしは孫を可愛がるから、と言って完全に仕事を放棄した!!
学院長のヘラはゼウスがどこかで女を取っかえ引っ変えしないか
その結果理事が荒れるに荒れるこの学院とキメツ学園が交流をして以来、善良な理事の胃を殺しに来ている!!
これはそんな学園生と学院生のとある一幕!!
「し、しのぶ先輩が来るとは思ってませんでした」
「ふふ、そうですか?今日は予定もなかったですしちょうど良かったです」
「でもしのぶさん、部活はいいんですか?」
「大丈夫ですよ竈門くん、今日はお休みなんです」
「あ、そうなんですね!」
「はい、そうなんです」
「ちょっと、善逸さん。なんでしのぶさんなんですか」
「………まぁ、うん、ちょうど居たから」
「その間は何ですか……」
(い、言えねぇ。実は脅されたとか言えるわけないだろォ!こんなこと言ったら俺が死ぬ!絶対死ぬ!美人に殺されるのはある意味本望だけど俺はまだ死ねないからな!!)
「善逸くん?どうかされましたか?」
「いえ!なんでもありません!」
「あー、まぁ、しょうがないか……今更帰れとか言えないし……しのぶさんに言えるわけないし……」
「朱鳥、そう言えばこれから行く所はどんなカフェなんだ?」
「あっはい。そのカフェの名前は豊饒の女主人って言います。昼間はカフェ、夜は居酒屋になるお店なんです」
「珍しいお店ですね?あまり聞いたことは無いです」
「そうですね、店長に聞いたらオーナーの意向だって言ってました」
「へぇ、それにしてもそんな店があるなんて全然話に出なかったよなぁ、隣町とはいえ噂くらいは出そうだけど……」
「善逸さん、その理由は簡単ですよ。そこ、オラリオ国際学院の管轄なんです。オーナーもそこの理事なんですよ」
「…………」
「え………」
「そ、そうだったのか朱鳥?オラリオ国際学院か…話には聞いてたけどそこまでやってるんだな」
「まぁ、実際は化け物、ゲフンゲフン、やばい人たちが集まった学園ですけどね。まともな人とか1割にも満たないですよ」
「あ、朱鳥、まじで?あのオラリオ国際学院?うちよりもやばいって言う?」
「うふ、うふふふふ。そうですか、あそこですか。そう言えばあの学院の風紀委員には色々と因縁があるんですよね………」
(あぁ……やっぱりこうなった……)
荒ぶる胡蝶しのぶ!!
動揺する我妻善逸!!
割と平然にどんな人達なんだろうと考えている竈門炭治郎!!
これもうまとめるの無理でしょと思っている祠堂朱鳥!!
これからどうなる!!
次回予告!!
「どうも、やっとステータスが貰えた祠堂朱鳥です」
「そして!俺こそが派手に派手派手な宇髄天元だ!」
「いやー、それにしてもリューさん可愛いですよね」
「いや、知らねぇよ。というか【疾風】とお前が一緒にいたことに派手に驚いてるぜ、俺は」
「そもそもリューさんが冒険者だったとか知らなかったですし」
「まぁ、色々あったからなアイツにも」
「リューさんも大変だったんですね……」
「まぁな……と、ここでオラリオコソコソ噂話だ。実は朱鳥と【疾風】の訓練で最初のステータス更新の際耐久だけが派手に200以上上がってた」
「あ、あははは………ボコられまくりましたから……」
「お、おう…目が死んでるぞお前………」
「次回……