僕は郡千景の父親である   作:プラグ

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お久しぶりです。新社会人です。心が辛いです。


3話

2015年7月30日

 

 

 

お父さんside

 

 

 

「千景~、朝ごはん出来たぞ」

 

 

 

いつものように千景を呼んで二人で会話をしながら朝食を摂る。

 

 

 

「お父さん、今日は遅くなるから夜は先に寝てていいからな」

 

 

 

「わかったわ、夜ご飯は作って冷蔵庫に入れておくから温めて食べてね?」

 

 

 

この頃ごろは早くは帰れていたが月に2回程帰りが遅くなる事が増えてきた。それに最近は地震が多くて心配だ。

 

 

 

「千景ここのところ地震が多い、もし何かあったらお父さんに電話していいからな急いで帰ってくるから」

 

 

 

「もう、お父さんは心配性過ぎるのよ地震って言ったってそこまで大きくないんだから、お父さんこそ慌てて怪我しないでね?」

 

 

 

「わかってる、それじゃあ僕は仕事に行ってくるから学校は気をつけるんだよ」

 

 

 

「うん、行ってらっしゃい!」

 

 

 

そう言うと千景は玄関から僕を送り出してくれた。

 

 

 

「あぁ、行ってきます」

 

 

 

・・・・・

 

 

 

会社で仕事をしていた、もう夜になったがもう少しだけ仕事が残っている。今日も地震があった、何故だか地震がある度に善くないことが起こるのではと思ってしまう。

 

 

 

その時だった、今までで一番大きいと分かってしまう程の地震が起こった。

 

 

 

地震が収まってからしばらくスマホでニュースの中継を見るとそこには逃げ惑う人を食っている白い化け物の映像が流れていた。

 

 

 

「早く帰らないと!」

 

 

 

ニュースを見た僕は走っていた。千景を一人家に残しているからだ。さっきまで月明かりがあったが家に着く頃には空が雲に覆われ辺りは暗くなっていた。

 

 

 

「千景、大丈夫か?!」

 

 

 

靴も脱がずに一目散にリビングの扉を開ける。

 

 

 

「あっ、お帰りなさいお父さん!」

 

 

 

そこには鎌の刃を抱いて微笑む千景が座っていた。

 

 

 

 

 

お父さん⇒千景side

 

 

 

「行ってきます、か」

 

 

 

お父さんを送り出すといつも不安で寂しくなる。もしもお父さんが帰ってこなかったら、何処かで事故に遭ってしまったらなんて思ってしまう。

 

 

 

「一人ぼっちは嫌」

 

 

 

前まではこんな事にはならなかった。前はいつも一人だったから、暖かさを知らない人は自分が寒いと思わない何故なら温もりを知らないから。でも一度、暖かさを知ってしまった人はその温もりを絶対に手放したりはしない。

 

 

 

「今日、休もうかな」

 

 

 

そう言って私は、一人静かにゲームを起動する。

 

 

 

 

 

・・・・

 

 

 

 

 

どのくらいゲームをしていたのだろうか、気が付くと辺りは夕暮れだった。

 

 

 

「もう夕方、ご飯作らなきゃ」

 

 

 

そう言い立ち上がった時だった。何処からか呼ばれているような感覚が全身に伝わる。

 

 

 

「誰なの?」

 

 

 

私は何故だかその感覚に導かれるように外に出た。

 

 

 

「あの山から?」

 

 

 

その後はどの道を歩いたかは覚えていない、気が付いたら寂れたの社の前にいた。社を覗こうとしたとき、また地震が起こった。

 

 

 

「また地震、いつもより大きいし早く帰らないと」

 

 

 

そのとき地震で崩れた社の中から折れたような刃が出ていた。

 

 

 

「何これ?」

 

 

 

触ってみると何故だかひどく悲しい気持ちになる。

 

 

 

「この刃はずっと此処に居たんだ誰にも見向きもされず放置されボロボロになってずっと一人で前の私みたいに」

 

 

 

そう言うと私の中のに何かが入ってきた。

 

 

 

「なに、今の感じ、とにかく持って帰ろう」

 

 

 

家に帰り刃を抱いていると玄関の方からお父さんの声がした。

 

 

 

「千景、大丈夫か?!」

 

 

 

扉の前には大きく息を切らしたお父さんがいた。

 

 

 

「あっ、お帰りなさいお父さん!」

 

 

 

私はそんなお父さんに微笑みながらそう言った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

このときの私は知らなかった温もりが無くなる恐怖を

 

 




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お仕事辛い
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