今回、ようやく創真くんは霊夢たちに追いつきます!
それでは、今回も楽しんでください!
「ーーー!ここは?」
意識が覚醒する。ここは……、僕は何故かベットに横になっていた。
「あ、目覚めましたか?」
僕の傍で声がする。そちらに目線を持っていくと…銀髪のメイド…
えぇっと…名前…。
「私は十六夜咲夜ですよ。おはようございます。」
「あぁ、咲夜さんか…それよりもなんで僕はここで眠ってるんだ?」
「?あなたは私の目の前で倒れたんですよ?」
「倒れた…?ま、まぁとにかく早く霊夢の元へ向かわないと…」
身体を起こす…が、瞬間僕は再びベッドに横になる。
「……?あれ?」
一瞬何があったか分からなくなるが、もう一度僕はベッドから起き上がる。
しかしまた気付けばベッドに横になっている…。
(どういうことだ…気がつけばベッドに横になっている…?)
「無駄ですよ」
僕が試行錯誤していると咲夜さんが僕にそう言った。
「何が無駄なんだ?」
僕がそう言うと咲夜さんは何食わぬ顔で
「貴方は博麗の巫女にとっての人質になるんですから、ここから出させる訳にはいきません。」
「人質だって…?霊夢は僕なんかじゃ人質としては見ないよ。」
「それはどうでしょう…?少なくとも貴方に自身の苗字をつけるということはなにかあると思うのですがね…、まぁ、貴方は保険ですよ。
保険。」
僕が人質になったらか…霊夢はどういう反応をするんだ?
きっとなにも感じずに僕ごと吹き飛ばすのかな…。
「でも、人質と言ってもここから抜け出せば人質では無くなるよね?」
身体に回復した全霊力を解放する。
咲夜は「キャッ」と小さな悲鳴をあげて後ろに吹き飛んだ。
その間に僕はドアに突っ込む。そしてそのドアを開いた…その時、
僕の足が切り裂かれる。
「何…?!」
突如足を切られ僕は前のめりに倒れる。それにドアの近くにいたはずなのに気がつけば窓側に移動していた疑問に思う。
.....
どうやってノーモションで僕の足を切り裂いたのかの方が疑問だった…。
「すいませんね?この部屋から出ようとしたので…少し足を使えなくしました…貴方は人質なんですからここで大人しくしててください。」
「とは言っても僕はここから出ていくよ。止めると言うなら…。」
「言うなら?言っておきますけど私は貴方には絶対に負けない能力を持っているので戦うことを選択するのはやめておいたほうがいいですよ?」
咲夜は笑顔で忠告する。だが創真にはそれだけで戦いにならないことを悟った…。
(今自身の力で何が出来るのかを考えろ…、ドアは咲夜さん側にある…ならば…)
チラリと後ろを確認する。そこには窓があり、そこからなら脱出も可能そうだった。
それを確認した創真は咲夜にこう宣言する。
「戦う?それはダメさ。僕と咲夜さんとじゃ話にならない。何よりもさっきのナイフがそれをものがったてる。だから僕は…」
スゥ…と空に浮ぶ。その次の瞬間…
「逃げることだけに専念する。」
窓ガラスを破りそのまま外へ飛び出した。
体にはガラスの破片が突き刺さるが、関係ない。それにここは2階だったのか、自分の体は宙に浮いていた。なのでそのまま空を飛び屋敷の上側へと飛び上がる。
その時、紅魔館から3つの影が飛び出る。
1つは小さな羽根が生えた女の子。
もう1つは箒に跨り、霊夢が到着するよりも先に神社を出た魔法使いの女の子。
そしてもう片方は…、何度も顔を見た少女…。僕の師匠であり、この幻想郷において最強と言われた子…!
僕はその少女の方へ向かって行く。
「やっと追いついた…霊…」
僕は霊夢の名を呼ぼうとした…が、
「行かせませんよ。」
瞬間、僕の前に十六夜咲夜が立ちふさがった…。
立ち塞がるメイド長…!
ラスボスからは逃げられないって(笑)
次回創真くんVS咲夜さんです
お楽しみに!