幻想郷の世界へと誘われて【不定期投稿】   作: 白黒魂粉

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咲夜さんVS創真くん!

戦闘になるのか…()
満身創痍の創真くんがどう立ち回るのか見ものですね……(白目)

それでは楽しんでください!


打開策

「どいてくれないか?」

「えぇ。貴方なら私でも倒せますので。それに屋敷に侵入した時点で、貴方は私のターゲットですから。」

メイドは淡々と僕に言う。交渉は無理…と判断した僕は十六夜咲夜と弾幕ごっこをやるしかないと覚悟する。

「なら…勝負だ…咲夜さん。」

「そうですね…。まぁ、かかってきてください。」

咲夜さんは余裕の表情で僕に言う。挙句には指で手招きをされている程だ。しかしそれも仕方ない、なんせ彼女と僕だと、彼女に分があるからだ。

 

それでも…僕は彼女を負かし、先に進む……!

「行くよ…咲夜さん…!」

僕は弾幕を咲夜さんに撃つ、それを咲夜さんは躱し…

ナイフを構えた瞬間ー

 

僕の目の前に大量のナイフが飛ばされる。

「ーーえ…。」

僕の身体にナイフが刺さる。

「……っ、うわぁぁぁぁぁぁああああ!!」

集中が切れ、僕は地面に堕ちる。

 

(このままでは、不味い…!何とか飛ばないと…)

僕は空を飛ぼうとする…、しかし既に僕は空を飛べる程の力はない…

幾ら集中しようが、再び僕が浮くことは決してない。

そして…地面に衝突する。

 

ーーードサッ。

鈍い音が響く。

僕は身体を打ち付け…背中に衝撃が走るーーー。

 

「大丈夫ですか?」

咲夜さんが空から降りてくる。僕はその姿を睨みながら、

「大丈夫……だ!」

そう言って僕は立ち上がる、目の前の咲夜さんに弾幕を撃とうとする

ーーが、既に霊力を使い果たした僕の弾幕は不発だった…。

「もう、ネタ切れのようですね…」

咲夜さんは残念そうにそう言って

「それではーーそろそろ連れて行きますね?」

僕に近づいてくる…1歩1歩僕に近づく咲夜さんにぼくは

「いいのか?そんなに近づいて」

なんてかまをかける。今はこうやって時間を稼がないといけない…。

「そんなことはいいですから…切り札はもうないのでしよ?」

そう咲夜さんは言う。ーー確かに僕はもう空を飛べないだけか、霊力すらなくなってしまった…

だが、まだスペルカードは見せていない…!

僕はスペルカードを取り出す…。咲夜さんの足が止まる。

「それを…使うのですか?それを使えばただでは済まないのではないですか?」

「……確かにな、でもやっぱタダでやられるってのは嫌なんだ。」

そうしてスペルカードを取り出す…。

「『重符 重力光弾』!」

黒い球体を発生させる…。そうしてそれを咲夜さんに撃つ。

 

私は飛んでくる球体をみて、即座に時間を止める。

静止した時の中で私はその球体を眺め、考察する…。

(これが人間の放つ技なの…?!見た目からして膨大な破壊力を秘めている…、これなら美鈴が敗北したというのはこれを受けたからなんでしょうね…)

そう言って私は彼の後ろ側に回り込み時間を動き出す…。

 

時間が動き出した後、黒い球体は私にかすることすらなくそのまま飛んでいった…

そして彼は驚いたように呟く。

「ど、どこへ…?!」

困惑する彼に、私は後ろからこう囁く。

「これが貴方の切り札なのですか?」

 

僕は撃ち終えた先を見る。ーそこにあのメイドはいなかった。

すると後ろから咲也さんに呟かれ、僕はギョッとする。

「な、どうやって…?!」

「さあ?まぁ、もう貴方に切り札はないようですし…それに…」

「もう、聞く必要もないでしょう?」

 

メイドがどうやって避けたのかは分からないが、別に僕は彼女に撃ったのではない…

僕は向かってくるメイドに自分の策が気づかれないことを祈るのだった…。




創真くんの放ったスペルの行く先とは…?

まぁ、わかった人はコメントしてください。(しなくてもいいです)

それでは次回も楽しんでください!

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