時系列的には【逃亡】のちょっと前辺りかな?
ここで霊夢と魔理沙が合流します!
それでは楽しんでください!
霊夢とレミリアが戦いを初めて、既に数十分が経過した…。
互いの高レベルな弾幕は未だお互い1度も被弾してないが、人間よりも高い能力を兼ね備えた吸血鬼であるレミリアの方が段々と優勢に見えてきた。
「どうした…?博麗の巫女、お前の実力はこの程度か…?」
疲れを見せる霊夢にレミリアはそう言う。
「ふん……!黙りなさい…まだまだ…これからよ!!」
霊夢は余裕を見せるレミリアに焦りを感じていた。
(このまま耐久戦に持ち込まれてしまったら、いずれ限界がくる…
こいつは早く手を打たないと…!)
焦りを見せる霊夢とは裏腹にレミリアは霊夢に対してかなり余裕な
状態であった…。
(やはり人間…、疲れがくればやはりこちらに勝機がくる…
…ックク。 これが人間と吸血鬼の差だ…!)
「残念だったわね博麗の巫女…。だが倒れるのはまだ早いぞ?
そろそろこれを喰らっておけ…。
『神槍 スピア・ザ・グングニル』!!」
レミリアの手から槍が出現する…。それは赤く輝き、レミリア自身の力を象徴している様な強力な魔力が佇んでいた…。
「何よそれ…」
「これは私が認めた相手にのみ使用する武具…グングニルだ。
博麗の巫女よ、貴様は強い。だから私は最大の敬意を持ってこの槍で葬ってやる……!」
レミリアは槍に力を込める。狙いを霊夢に定め、グングニルを投げ込もうと腕を上げる…。
「確かにそれは当たればやばいわね…。でも私にそんな技は当たらないわよ?」
平静を保つが、霊夢は内心で舌打ちする。
(あの技は危ない…!とんでもない妖力を感じる……
流石にあれを封殺しうるスペルカードを私は持っていない。)
「さあ、博麗の巫女よ。我が神槍を受けるがいい…!」
レミリアは霊夢にグングニルを放つ。その尋常じゃない量の妖力が
槍に一点集中され、霊夢に襲いかかる。
その圧倒的な光景に霊夢は反応が少し遅れてしまった…。
「っく!しまった……。」
霊夢にグングニルがかする…。残ったグングニルの余波でレミリアの部屋が崩れ去る…。
そしてこれがこの弾幕ごっこ初の被弾となった…。
レミリアはニヤリと微笑みながら
「さて、そろそろこの戦いを終わらせようか?」
「…そうね、勝つのは私だけどね…!」
(それでもこいつを私一人でどうにかするのは難しい…。一体どうすれば…?)
両者が睨み合い、
レミリアは再び妖力をためる。そして
「さあ、トドメだ。手向けとして受け取れ…
『紅符 スカーレットシュート』!」
撃ち込まれる紅い妖弾…凄まじい勢いで撃ち込まれる数多の弾幕を私は必死に躱し続ける。
だが、体力が足りずに数発の弾幕に被弾仕掛けてしまう。
「ま、不味い…!」
ーーその時。
「『恋符 マスタースパーク』!!」
霊夢の前に襲いかかる弾幕を膨大な魔力の塊がかき消す…
霊夢はその攻撃の主を見てその人物に言う。
「魔理沙!何してたのよ!」
「悪い悪い。道に迷っちまったんだぜ。それで霊夢?お前かなり危ない状態じゃないか…」
「こいつの格は違うわ、魔理沙。今回は二人でかかるわよ。」
「うっしゃ任せな!ーとその前に…おい!吸血鬼!お前が今回の異変の元凶だな?私は霧雨魔理沙だ!お前に言いたいことがある!!」
魔理沙はレミリアにそう問う。
「如何にも。我が名はレミリア・スカーレットだ、それで魔理沙か…私に何の用だ…」
そう言うレミリアに魔理沙は
「お前…なんで自分の妹を地下に閉じ込めているんだ?」
その理由を聞く。だがレミリアは眉も動かさずに答えるーー。
「そんなことは貴様に関係の無い話だ。どこからその話を聞いたのかは分からないがーー「フランに会ったんだ。」ーー何?」
レミリアは魔理沙に視線を飛ばす。
「つまりはフランに遭遇しただけでなく、フランに勝利したと?」
「ま、そんなとこだ…それで何で地下に閉じこめる…それぐらいの理由ぐらい教えろよ。」
「そんなことは簡単だ。フランはーー自らの狂気をコントロール出来ない。だからこそその狂気がこちらにむく前にあいつを遠ざけたーーー
それだけの話だ。」
そう話すレミリアに魔理沙は怒りを覚える。
「それだけだと?それだけの理由でお前は自分の妹を閉じ込めるのか!!」
「あぁ、そうだ。本来ならこんなことはしたくなかったんだがな…
そこは妹に対するせめての情だ。」
「許せねぇぜ…お前には口で言っても分からないらしいな…」
「分からないならどうするつもりだ?」
「私が弾幕ごっこで分からせてやる!!」
「ほぉ…ならば全力でかかってこい…」
レミリアは再び戦闘態勢に入る。
同時に魔理沙も手にマジックアイテムを装備し、レミリアを見据える
すると霊夢が魔理沙にー
「あいつは一人で勝てる相手じゃない。だから今回は私と魔理沙の二人であいつを叩くわよ。」
「分かったぜ。ーーー行くぞ相棒!!」
「話は終わりか…?二人がかりだろうが私に勝てることはないぞ!!」
レミリアは空に飛び破壊された部屋から出る。
霊夢達もそれに続き部屋から出る。
そして月を背にレミリアはニヤリと笑いながら二人にこう宣言する。
「ーーーさぁ、始めようか…今夜はこんなにも月が紅いのだから…」
ーー最終決戦が今始まる。
ここのレミリアさん……つよすぎ!!
てことでまぁ、6面ボスは化け物級のぶっ壊れ性能です。
次回も楽しんでください!