紅霧異変解決!!
それではどうぞ!
「そん…な…」
私、十六夜咲夜は今、過去一番で驚いている。その理由は私の目の前で眠る男のことである。
名前を博麗創真と名乗るこの人は私に放ったスペルカードでお嬢様を攻撃した。
(この男…どれだけ射程距離が長いの…あれだけ離れていたお嬢様に攻撃を与えるなんて…それに威力だって落ちていないようだった。)
そんなことを考えていると、私の前に巫女と見知らぬ魔女が降り立った。
「そいつを返しなさい。」
「この人を離すことは出来ません。」
「どうして?」
「怪我人ですので…しばらくこちらで預かります。それにこの人が、起きないと帰れませんよ?この人まぁまぁ重いので。」
「なるほどね、分かったわそれじゃ暫くここに居ようかしら。いい?魔理沙。」
「別に構わないぜ。それじゃお邪魔になろうかな、」
「分かりましたそれではこの人を運ぶの手伝ってもらっていいですか?」
そうして3人は創真を客室へと運び、彼の怪我の応急処置を行った。
「それではこちらの部屋で……ごゆっくりと」
そうして咲夜は部屋を後にした。残された霊夢と魔理沙はベッドで眠る創真を見て…思う。
「傷だらけ…どうやってここまで辿り着いたの…?」
「分からんぜ…私達の後ろを着いてきたんだと思うが…
確か人食い妖怪と氷の妖精がいたと思うんだが…」
「それに低級妖怪の群れがね。ま、全部倒したからここにいるのでしょうけど…」
「1番の謎は…どうして創真が私達の言ったことを無視してここに来たのかってことだ…。理由次第では許さないぜ」
「そうよね…助けられたとはいえ、言いつけを守らなかったんだものね…どういうことなのかしら、創真が私のいいつけを破ったのはこれが初めてよ…」
二人はどうやってここに来たのかよりも、どうして神社をほったらかして異変解決に来たのか、ということの方が疑問であった。
ウームと二人が考えていると…
空間が歪み、そこから紫の服を纏った金髪の女性が現れる。
「霊夢…?どうして異変を解決したのに帰ってこないの……ってあぁ、看病していたのね。」
「紫?!もしかしてあんたが創真を…?」
「えぇ、やはり実戦経験は早いうちに積んだ方がいいですもの。
だから今回の異変は機会でしたわ。」
「あんたねぇ…」
等と話していると、ベッドから呻き声が聞こえる。
「霊夢!そろそろ目覚めるんじゃないか?」
「えぇ、そのようね…創真!大丈夫?創真!」
「うぅぅん…、ってあれ?霊夢と魔理沙…?それに貴方は…」
「ごきげんよう。全て解決しましたわ。ありがとうございますね、創真さん…」
「異変は解決したんだ…お疲れ様霊夢、魔理沙。」
「 お疲れ様じゃないでしょ!無茶しないでよ!このバカ!」
労う創真を叱る霊夢。
「たしかにな…危険なことはしない事だぜ?創真。」
呆れながら注意をする魔理沙。
「ま、生きてるんだから大丈夫さ。そろそろ帰ろうよ、勝手に行動したことはごめん。」
「そうね、帰りましょう。魔理沙、あんたはどうするの?神社に来る?」
「いいや、今日は疲れたぜ…家で寝る。」
「分かったわ、それじゃあね」
そして3人は館を出るためにドアを開ける。するとそこには咲夜が立っていた。
「どいてくれない?帰れないんだけど。」
「帰りたいなら1人で帰りなさい。私達はそこの創真くんをまだ返すわけには行かない。」
「僕?」
「えぇ。貴方…早く破壊した部屋の修繕費を出しなさい。」
あっ…と声が漏れる。
「持っていないって言ったらどうするの…?」
「ここでその分働いてもらいます。」
…創真は帰れなくなった。
居残り創真くん……
お読み頂きありがとうございます!
この流れから分かる通り、次の話からオリジナル展開へと続きます。
とりあえず…第一部、紅霧異変編完結です!!
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それでは次回も!!