初日の夜の話です。
これからほぼダイジェスト感覚になっていきます。
それでは
咲夜さん達と晩御飯を食べ終えた後、僕は自室にて日課としているトレーニングをしていた。
流石に仕事服でするのもどうかと思ったのでいつも着ている道着に着替えて修行をしていた…
(98…99……100…!よし!これで腕立てはもういいや…次は…)
トントンとドアをノックする音が聞こえた。
誰だろう?と思いドアの方へと向かうと
「すいません、創真くん?起きていますか?」
「はい、起きていますよ咲夜さん。どうかしましたか?」
ドアを開けたらそこには咲夜さんが居た。
何かあったんだろうか…等と考えていたら咲夜さんが
「急に来てすいません…ちょっとお話がしたくて…今って大丈夫ですか?」
「別に大丈夫ですよ。それで話しって…?」
「そんなに真剣に聞くようなものではないですよ。只ちょっと今日1日を過ごしてどうだったかを聞きたかったんです。」
…あぁ、なんだそういうことか……ならば僕は今日どんなことを図書館でしていたかを教えてやろうと思った。
「そうですね…初日だからというのもあって仕事も少なめで何よりも魔法が使えるようになったのが一番凄いと思ったことですかね」
「ま、魔法?創真くん魔法を使えるようになったんですか?!」
咲夜さんが顔を近づける。ーーフワリと鼻に着くいい匂いに僕は少し頬ける。だがそれ以上にこの咲夜さんが凄く可愛いのだ。
僕にこんな美少女に迫られた経験はない。
記憶がないってこともあるが、幻想郷にきてから共に過ごした女の子も霊夢だけだったし、それに何故か僕だけは何があっても神社から出して貰えなかったので、この幻想郷の女の子は先の霧の異変が起きるまでは霊夢と魔理沙しか知らなかったのだ。
それに霊夢と一緒に暮らしていた時もこんなに近くまで顔を近づけるなんてことはなかった…。
なので僕みたいな男にはこんなに積極的なことをされてしまうとどうすればいいのか迷ってしまう。
(とにかく、咲夜さんを離れさそう…じゃないと僕の理性が不味い。)
「あのー咲夜さん?ちょっと…距離が近いです。」
僕がそう言うと咲夜さんは「ご、ごめんなさい……」と僕から離れた。
「それにしても……」
咲夜さんは僕の方をみて、何か考え事でもしているようだった…
「どうしましたか?」
「いや…貴方とはどこかで……以前会ったような気がして…気のせいでしょうけど。」
「まぁ、そうでしょうね…僕自身も咲夜さんみたいな美人と出会ったら絶対に覚えていますし。」
そう応えると咲夜さんは顔を赤らめて嬉しそうに
「あ、ありがとうございます…」
といった。
「あ、それでは僕はもう寝ることにしますね。」
「そうですね、それではおやすみなさい。明日も6時に起こしに来ますから…」
「いや、自分でおきれるので大丈夫ですよ?」
そう言うと咲夜さんは顔をグッと近ずけて
「起こしに来ますから。」
「は……はい。」
僕はそう答えることしか出来ないのだった。
そうして咲夜さんが去ったので僕は睡眠に入るのではなく、そのまま次の空中浮遊の修練に戻るのだった…。
これで今回も終わりましたね
咲夜さんがそれっぽいことを話していましたが、それほど深い意味は
ないです(おそらく)
創真くん、咲夜さんルートとか考えてますよ
それでは次回も楽しんで