幻想郷の世界へと誘われて【不定期投稿】   作: 白黒魂粉

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4話目!!
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弟子入り

「いやいやいや!ちょっとまて!」

僕は慌てて霊夢のことを指摘する。

「なんだって苗字が君とおなじなんだ?!さすがにおかしいって思わなかったのか?!」

「?何言ってんのよ。名前はちゃんとつけたじゃない?何が不満なの?あぁ、それとあんたはこれから此処で暮らす事になるから。」

この子は何考えてるんだ?暮らす…?名前のことといい、おかしなことばかりだが…え、もしかして俺がおかしいのか…??

「まぁ、いいか。深く考えたら負けだよな…、ありがとう霊夢、いい名前だと思うよ。それと一緒に暮らすってたって服はどうするんだ?」

「服は神社にある神官用の服でも着てもらうわ。それでも別にいいでしょ?」

「霊夢が構わないのならいいよ。」

僕は考えることを諦め、霊夢に従うことにした。

「ところであんた、ここで生きていく為のルールを説明してなかったわね、ちょっと長くなる話だし、中に入りましょ…。」

僕は言われた通りに神社の中に入って、この幻想郷のルールとやらを聞くのだった……。

 

 

 

「つまり、その弾幕ごっこってのがこの世界での物事の決め方ってことでOK?」

「まぁ、だいたいはそんな考え方で大丈夫よ。」

どうやらこの世界では弾幕ごっこという、スポーツで物事を決めていくらしい。それで僕にもその弾幕を打てるように指導もしてくれるらしい、優しいなぁ……この子。

「それじゃ外でやるわよ。早く出てきなさい。」

僕は言われた通り表へとでた。摩訶不思議なことが良く起こるこの世界で、僕はその弾幕とやらが打てるのだろうか、とても不安で、その反面楽しみにしている自分がいた。

「それじゃ、弾幕が何なのかをせつめいするわね。人間の使う弾幕ってのは自分の霊力を練ってそれを放つの。これから私がやってみせるからね。」

といって霊夢の手から綺麗な赤い球が浮かび上がる。ふわふわしていてどこか暖かいような感覚がした。

「あ、ちなみにこれ、ふれたらかなり痛いわよ?」

「どういう原理だよ…。」

「まぁ、そういうものなのよ。それじゃああんたもやってみなさい。」

…全くあんなものを見ただけで出来たら苦労しないつーの!!

僕は手に力を込める。そして徐々に手をあけていって……

「まぁ、そんな簡単にできるものじゃないからね。」

「だろうね、そもそも僕はその霊力とやらの使い方も理解していないもんね、うつうたない以前の問題じゃないか。」

僕はそもそもついさっきまでただの人間だったのだ。霊力なんて言われても意味が分からない。

「仕方ないから私が霊力の使い方を教えてあげるわ。感謝しなさいよね。」

「それはありがたい、なんてたってこういうのは教えてもらうのが最もな近道だしな。よろしく頼むよ霊夢。」

「師匠を付けなさい。」

「っえ。冗談だろ?」

「ええ、さすがに冗談よ。」

 

そんなこんなで僕は霊夢の弟子入りを果たした。




弟子入りです。それにしてもどうして創真くんは断ることをしないんですかね…。
次回は修行パートです。
それでは!次回もみてね!

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