遅い時間だけど見て欲しい
鈴仙の部屋で、僕は1人座っていた。
鈴仙はどうやら何かをやりに行ったらしく、部屋から出ないようにとだけ言われていた。
(…………。)
ぼーーっとしている。何か大切な事が抜け落ちているような…僕の中から大切な物が抜けてしまっているような感覚に陥る…。
「…………?」
その時、がらりと音をたてて部屋の襖が開いた。誰が来たのだろう?とそちらの方に目線をやると、そこには色鮮やかな和服を着込んだ少女が居た。
「元気?」
と、彼女は僕に喋りかけている。
「元気……。」
僕はその言葉にそう返した。
すると彼女は少し考えて、なにか思ったのか僕にこう言った。
「そっか…。まだ言葉を喋れる程には回復してないんだ。それは残念だけど……まぁいいわ。また会いましょう?その時はゆっくりとお喋りがしたいわ。」
そう言って、その少女は部屋を後にしようとして、
「あっ……忘れてた。腕を出していいものあげるわ。」
(……?)
腕を差し出す。すると彼女は袖から注射器と薬を取り出してきて注射を打つ準備をする。
「はい。それじゃあ行くわよー」
チクリとした痛みを感じたが、注射器から液体はしっかりと僕の血管に入ったようだが、僕の体には特に変化はなかった。
「まぁ即効性じゃないしね。……それじゃあね♪」
そうしてその少女は部屋を後にしていった。
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「創真くん?」
「……?何?」
あれから2日後、僕は会話を出来るほどには回復していた。
「創真くんがここに来てから…何年過ぎたとおもう?」
「……分からないな。3年くらいかい?」
「違うわ。あなたはここで生まれたのよ?そしてここを出て、再びここに戻ってきたの。」
……???そうだったっけ。最近鈴仙はこんな話しかしてこない。
「そうだったね…。僕はここの住人で、ここに居るみんなと家族だ。」
そして、記憶の無い僕はその話を本当だと思っている。だからこそ、僕は一切否定とかはしない。
「そうよ…。てゐや師匠……それに姫様も。」
「そう……だね。」
こんな話を永遠として、僕の1日は終わる。
ちなみに、僕が居る場所は地上ではない。……永遠亭の地下だ。
昨日からここに移された。何やら僕は病気らしいのだ。だからこの地下で療養している……と伝えられた。
「そう言えば……」
僕はふと、何かを思い出した。
「?どうしたの……?」
「僕に会いに来た人がいたんだ。美しい服を何重にも着ていた人。」
「……?あぁ…。その方はここの姫様。蓬莱山輝夜様よ。その方が創真くんの所へ?」
「姫様だったのか……その人がね?何かしていた……気がする。」
「気がする……?まぁ、思い出せないならいいんじゃない?」
そうかなぁ……と思ったが、実際思い出せないので仕方ない。と考えて僕はこの話をストップした。
こんな感じで僕と鈴仙の一日は終わる。
そうして幾日が経過した……。
見てくれた方ありがとうございます!
この伸ばし方ばかりだけどかなり気に入ってるので暫くは治しません。
もう片方のも今週出すので良ければ読んで下さい。<(_ _)>
それでは次回は異変前の博麗陣営のお話です
それでは!