なので次に進みます。
ある日の夜ー。
僕は鈴仙と一緒に迷いの竹林を散歩しにやって来ていた。
月がとても綺麗で…その景色を二人で見ながらゆっくりと歩いている。
「ねぇ創真?」
「何?」
「この月……とても綺麗じゃない?」
「そうだね……とても綺麗だ…綺麗。」
「そうだ…。創真?最近あなたの能力を把握できてないけど…どう?力はある程度扱えるようになった?」
「ぼちぼち……って所かな。でももうかなり扱い方は身に付いてきたと思う。」
「そう……なら良かった。」
僕は戦闘面で期待されているらしく、永琳さんからはこの能力を使えるようになっておけと言われていた。そのため、鈴仙には毎日のように戦闘訓練に付き合ってもらっていた。
それのおかげもあってか、今はかなり自身の霊力を扱えるようになっていた。
「あ、帰ったらあって欲しい人がいるの。」
「……?僕の知ってる人?」
「多分……あったことあると思う。」
多分……?そんなことを思いながら僕らは永遠亭へと帰るのだった。
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「姫様、戻りました。」
永遠亭に戻ったら直ぐに姫様、という人の所へ行くことになった。
姫様、ということはかなり偉い方なのだろう…少し緊張した。
「あら、戻ってきたの?おかえりうどんげ。それと……創真。」
こちらをチラリと見て、僕の名前をいう、姫という方…かなり身長的には低く鈴仙の方が少し高いなとおもった。
「姫様、それでお話というのは……?」
「あぁ…その事なんだけど…悪いけどうどんげ、この話は創真と2人きりで話してもいいかしら?」
「?別にいいですけど……」
すると姫はニコリと笑って
「ありがとう。じゃあ話が終わったらうどんげの部屋にまで連れていくからそれまでは永琳の手伝いでもしておいて。」
「あ、はい。分かりました……。それじゃあ行ってきます。」
部屋を後にする鈴仙。
そして2人だけになった個室で僕はなにを話すのかと緊張して固まっていた。
「……ゴホン!……それじゃあ早速お話しをしましょうか。」
「そ、そ、そうですね……それでななんのはなしをするんですか?」
緊張しているのか上手く呂律が回らない。
そんな様子をみて、彼女は微笑んでいた。
「そんな緊張しなくても大丈夫よ。それと私の名前は蓬莱山輝夜。
呼び名は…そうね、輝夜でいいわ。」
「あ……はい。わかりました…輝夜……様?」
「……まぁいいか、敬語は別にそのうち外しなさいよ。」
そうして僕と姫の話が始まった…。
終わり方が強引なので次の話は直ぐに作ろうと思います。
早く戦闘シーンも書きたいです。なので異変をさっさと発生させましょう!(サイコ感覚)
良ければもう一方の小説も読んでください……(宣伝)
それでは次回もお楽しみに