幻想郷の世界へと誘われて【不定期投稿】   作: 白黒魂粉

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お待たせしました!


異変の始まり

「それじゃあうどんげ。あとは頼んだわよ。」

 

「はい。師匠。」

 

「それと…創真……あなたはうどんげと組んで戦いなさい。」

 

「あ……分かりました。」

 

「それじゃあ…ここは任せたわよ。」

 

そして永琳さんは出ていった。

 

残された僕らは…特にこれといった作戦も考えていなかったので

其れを考えることから始まった。

 

「もう夜は始まったのかな?」

 

「さあ……でも本当によかったの?」

 

「何が?」

 

「いや……私達の味方になってくれたことよ。」

 

「あぁ、そのこと。別に……結局僕は記憶戻んなかったし……それに

……」

 

「それに?」

 

「いや。何でもない…とりあえず戦い方の確認をしておこう。」

 

「何よー…まぁいいけど…それじゃあここは……」

 

そうして僕らはそんな話をして時間を潰していた。

 

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博麗神社の境内にて月を見ておれは疑問を感じていた。

 

「……?」

 

どうかしたの?と霊夢が問う。

 

「いや……なんか…夜が長くないか?」

 

「そう?……あんまり変わんなくない?」

 

……霊夢はあんまり分からないようだ。だがおかしい…

夜にしては長いすぎる気がする……というか長すぎる……!こんなに

夜が長いはずがない…!

 

そう考えてると突然神社の中に八雲紫が隙間の中からでてきた。

彼女がここに来るのはいつもの事なのだが、その表情はいつもとは

違う感じを出していた。

 

「何かあったのか?」

 

「あなたなら気付いているでしょ?この異様な夜のこと。」

 

その言葉に俺は気づく。……やはりこの月はいつもと違う……!

 

「何かしっているのか?!」

 

「そうね。何が起きたのかは分からないけど……この月は…この夜はあけないかもしれないわよ。」

 

……!それは……

 

「それはまずいんじゃないか?それはつまり……」

 

「そうね……。それにあの月をみて?多少かけてるでしょ?」

 

え?と思い月をまじまじと見る。

たしかにそうだ……月を見ていると、多少端の方が欠けている

ように見えた。

 

「……たしかに…あれは普通の人では気付かないな……。

だがあれはなんなんだ?」

 

「さあ?……多分あの月は何者かが月を隠した偽物の月ね。」

 

偽物の月……?それってつまり……

 

「異変か。」

 

「正解。」

 

異変か……いつぞや以来だな……。

 

「てことは……霊夢!準備してくれ!」

 

「んーーー?何ーー?」

 

「この夜は異変だ!!急いでこの夜を終わらせるぞ!」

 

すると霊夢は面倒くさそうな顔をしながら準備を始めた。

 

「もう……面倒くさいなぁ…早く終わらすわよ。」

 

「あぁ、紫。霊夢を敵の元へ連れて行ってやってくれ。」

 

「わかったわ。行くわよ!」

 

「分かったわよ……。ちゃんと待ってなさいよ!」

 

「あーはいはい早く行ってこい。」

 

そして二人は飛んで行った。……さて

 

「俺も行くか」

 

普段なら女の弾幕ごっこなら彼女らに任せるのだが……

俺は退魔師として、里の人々を守らないといけない。

 

「攻めてくることはないだろうが……とりあえずは行っておくか…」

 

そして俺は神社を後にした。




本格的に始動しましたね!

次回は未定です!

それでは次回もお楽しみに

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