今回は短めになっています。
それでも楽しんでいってね!
それじゃ!
覆うもの
僕はその日、霊夢が人里にでてお祓いをしに出かけていってたので、1人で鍛錬をこなしていた。
僕の鍛錬というのは、腕立て、腹筋、スクワットを500回ずつやった後霊力を高めるために座禅をくみ、精神を統一させるという内容の物だ。初めは死ぬ程辛いのだが、だいたい5日ぐらいで慣れてきて、今ではそれを4時間でこなすことができるようになっていた。
「…だいたいこんなもんでいいか、ついでに浮遊の高度をあげてみよう。」
最近は、この鍛錬の他にも空を自由に飛び回るために自己流だが、少しずつ訓練をしていた。その成果もあってか、前は浮かぶのが限界だったが、最近は上昇や降下、旋回等と様々な動きを空中でできるようになった。
「ここを……、こうしてと…そこから…、一気にあがる!!」
こうして僕は今日もまた少しずつ空中浮遊の精度を高めるのであった…。
「それにしても…、幻想郷ってのは平和な場所なんだなぁ…。」
等と言っているが、僕はきっと、神社にこもってばかりだから妖怪とかそういうのに会うことが少ないのでこんなことを言えるのだろうな…と思った。それでもここは平和だ。なんなら、今異変でも起きたら、どうなるんだろうなーと考えていたら…、
その瞬間空を紅い霧が覆った。
霊夢は用事があり、人里に来ていた。その用事とは人里の人間が突如いなくなるから、調査してほしいとの事だった。
霊夢はこの用事を早々に終わらせて、創真にと団子屋で団子を買っていた。そんな霊夢の元へと金髪の少女がやってきた。
「よお!霊夢、奇遇だなこんな所で。」
「あぁ、魔理沙、確かに奇遇ねどうしたの?」
「どうしたも何も最近は異変とかもないだろ?だからこうやって人里でなんかしようかなー、なんておもってきたみたんだぜ。そしたら団子屋にいるお前を見つけたってことさ。」
「そういうことなの、まぁ、確かに最近は異変も起こっていないからかなり平和よねぇ…」
「霊夢が平和ボケしてないか心配だぜ?だってお前修行とか絶対やらないもんな。」
「当たり前よ。私は修行なんてしなくても妖怪には負けないから。」
魔理沙は疑問に思った…、ん?人間に霊夢よりも強い奴がいるのか?と、
「なぁ霊夢、人間にはお前より強いやつはいるのかぜ?」
「今のところはいないけどね、そのうちできるかも…っあ!あんたではないから」
「一言余計だぜ…、それにしても一体誰なんだ?そんなお前を認めさせる程の実力者ってなかなかにいないからな……、1度手合わせしてみたいぜ。」
「そうねぇ、ま、その内戦うことになるんじゃない?それじゃあ私はこれで神社に帰るわ、創真が待ってるし。」
「おう、創真によろしくな。」
そうして霊夢は魔理沙と別れて神社へと向かった。
「にしても本っ当に平和ねぇ……。」
霊夢自身ここまで異変が起こらないということは滅多にない事なので、いつかでかいのが一発来るんじゃないかなとそう思っていたその矢先……。
空を紅い霧が覆う……。
8話目終了です!!
6話目当たりが2000文字とかかな?戦闘シーンとか長くなるんですけどもね、こういうのは、短くなりがちなんです()
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それじゃあ次回も見てね!じゃ!