Life1
※読む前のご注意!これから投稿する話は本編と時系列の差が生じております。
どうぞ、ご了承ください。
―――旧校舎のディアボロス終了後
ピンポーン。
この家のインターホンが鳴った。俺、兵藤一誠は訪問者を出迎えるべく、玄関に赴いた。
玄関の扉を開き―――、
「はい、どちらさま―――」
「一誠殿ぉっ!」
「一誠ちゃぁんっ!」
ガシッ!
「・・・・・」
近所の神王と魔王に出会い頭に抱きつかれた。
「・・・・・で、何の用だ?」
鬱陶しさ満載と低い声音で問うたら―――。
「「遊園地行こうじゃないか!」」
・・・・・はい?
「遊園地?」
オウム返しで問うた。二人は力強く頷く。理由を聞けば、俺と交流を深めたいが、
どんなことして親交を深めようかと悩んだ末に、遊園地に決まったそうだ。
「それだけじゃないよ?プリムラも楽しんでもらいたいと思ったから遊園地にしたんだ。
少しはあの子にも楽しさを味わってほしいからね」
「・・・・・まあ、今日は何もすることもなかったし。うん、いいぞ」
「よっしゃっ!そうと決まれば家族全員で遊園地に直行だな!」
「では、三十分後。また訪れに来るからね」
そう言い残しては二人の王はいなくなった。
「一誠さま、どちらさまでしたか?」
後ろから俺の専属メイド、リーラ・シャルンホルストが現れる。今日も彼女は綺麗だな。
「ああ、神王と魔王だ。皆で遊園地に行くことになった」
「遊園地ですか・・・・・久し振りですね。一誠さまが小さい頃以来ですか」
俺は首を縦に振った。うん、そうだな。父さんと母さんとリーラの四人で行ったもんな。
「三十分後に訪れるってさ。俺たちも何か準備でもしよう」
「分かりました。では、支度でもしましょう」
扉を閉め、彼女と共に支度にとりかかる。
―――三十分後。
ピンポーン。
再びインターホンが鳴った。こちらも準備が整っている。
バスケットを持つリーラと黒いシャツに、ミニスカートを穿く冥界、天界、
人間界のとある一族との合同で生んだ奇跡の産物である人工生命体三号、プリムラ。
腰まで長い真紅の髪に金色の双眸。真紅を基調とした衣服を身に包む女性。
しかし、彼女は人間の姿に化けているに過ぎない。
正体は不動の存在、『
俺が新しく名付けた『ガイア』。無限を司る真紅の龍なのだ。俺たち四人が玄関に赴き、
玄関の扉を開けると―――。
「一誠殿!」
「一誠ちゃん!」
満面の笑みを浮かべ、俺たちを出迎える二人の王。背後には子供のころ、
とある公園でに知り合い、幼馴染の関係に成り、
何故か俺が彼女たちの婚約者候補となった三人の少女と四人の女性がいた。
「こんにちは、一誠くん。今日は一杯楽しみましょうね」
小豆色の長髪の女性が爽やかな笑顔で声を掛けてきた。・・・・・このヒト、悪魔か?
「そういや、一誠殿には紹介していなかったな。この三人は俺の妻たちだ。
んで、シアの母親でもある」
「もう、ユーくん。ちゃんとした説明をしなさいって。ごめんなさいね?因みに私はサイネリア。
魔王フォーベシイの妹でもあるの。よろしくね」
最初に声を掛けてきた女性が自己紹介をした。
フォーベシイの妹か・・・・・何故似ていない?
似ている要素が一つもないぞ・・・・・?
「初めまして、私はライラックよ。ちょっと変だけど初めてじゃないのよね。
実は小さい頃、キミと会ったことがあるの」
ライラックと名乗った金髪の女性。優しげな笑みを浮かべている。続いては―――。
「私はアイリス。よろしくね、一誠くん」
緑髪の女性。名はアイリスと言う。三人の神王の妻たちの自己紹介が終え、今度は魔王の妻だ。
―――身長は俺より低く小柄で、メイド服を身に包んでいる黒髪の少女・・・・・。
「初めまして、私はセージと申します。魔王フォーベシイでありメイドでございます」
「メイド?夫婦なのに?」
「私の本職はメイドなので」
・・・・・まあ、人によってそれぞれ個性と言うものが違うんだろう。
「そんじゃ、自己紹介を終えたところで遊園地へ行こうぜ」
「この町に遊園地なんてあるのか?」
「残念だけど、まだ、遊園地はないんだ。
遠からずこの町に遊園地や施設プールなど増築するけどね」
完成したら賑やかな町になりそうだ。でも、この町にないならどこの遊園地へ行こうとするんだ?
「さて、神ちゃん。遊園地がある場所は?」
「ん?まー坊が調べてくれたんじゃないのか?」
・・・・・・おい。
「・・・・・お父さま」
「「・・・・・お父さん」」
二人の娘たちが呆れていたのがとても印象的だった。
「最初に言い出したのは神ちゃんじゃないか」
「俺は何となく遊園地が良いんじゃないか?ってまー坊に聞いただけで、
まー坊が賛成が賛成してくれたからてっきり調べてくれたのかと思ったんだが」
「いやいや、私は―――」
「いやいや、俺は―――」
神王と魔王が言い合いを始めた。―――次第に二人から濃密な魔力が滲み出てくるのは何でだろうか。
「・・・・・まー坊。言い訳は魔王の名を泣かせると思うぞ?」
「神ちゃんだって、ヒト任せな神王が人間から信仰だけ得るなんて虫がよすぎるじゃないかな?」
「「・・・・・」」
刹那。二人から膨大な魔力が迸った。
「おう、まー坊。ここらいっちょ、昔の大戦の決着を付けようとは思わないか?」
「いいねぇ。私も今そう思っていたところだよ」
えー!俺の家の前で戦争勃発!?神王と五大魔王の一人が勝手に戦争の続きしちゃうの!?
「―――いくぞ、まー坊!」
「きなよ、神ちゃん!」
片や、神々しい光を纏った拳を、片や、超高密度で圧縮したバスケットボールぐらいの
大きさの魔力を―――両者は突き出した。
―――だが、さらに俺の目に驚愕の出来事が目に飛び込んできた。
「スピニング・サンダーキックッ!」
ドガンッ!
「がはっ!?」
「はぁっ!」
ドゴンッ!
「ぐほぉっ!?」
・・・・・・。・・・・・・はい?魔王が妻に雷を纏った足技による飛び蹴りを食らい、
神王が雷の魔力が籠ったメリケンサックを嵌めた妻による鉄拳で沈められた・・・・・。
「パパッ!なに人さまの家の前で戦争の続きをしようとしやがるんですか!?」
「ユーくん。ちょーっと、はしゃぎ過ぎるんじゃないかなーって私はそう思うのよねぇ?」
二人の妻に脚と手にバチバチと雷を迸らせながら二人の王に叱る。
俺、普段見れない家族の光景を見ているのかもしれない。
「マ、ママ!私はただ―――!」
「ライラ!俺はだな―――!」
「「言い訳は無用!」」
「そうだよね?ちょっと、ユーくんにはお仕置きが必要かな?そうそう、お兄ちゃんもね?」
「むー・・・・・」
その時、俺は見た。サイネリアがどこからともかく取り出したソファーを、アイリスが潤んだ目で
ジッとユーストマを見続け―――二人の王は四人の妻によるお仕置きと称した地獄絵図を
目に焼き付いてしまうほど。
―――○●○―――
ガタンガタンッ、ガタンガタンッ。ガタンガタンッ。
「「・・・・・」」
すでに燃え尽きたと、全身真っ白な冥界と天界の王が口から魂のようなものを飛び出ている最中、
俺たちは電車に乗っていた。
「まったく、パパたちのせいで時間がロスしちゃいましたよ」
未だにご機嫌斜めのセージ。いや、多分だけどお仕置きをしていた方が
時間が掛かったような・・・・・。
と、言いたいところだけど口は災いのもとだ。敢えて言わんぞ。
「ごめんねぇ、イッセーくん」
「申し訳ございませんイッセーさま」
神王の娘、小豆色の髪の少女、リシアンサスことシアと、
魔王の娘、長女である青い長髪の少女、ネリネがバツ悪そうに謝罪の言葉を投げてきた。
「いや、気にしていないさ。
ただ、家を壊されたら流石に俺もどうしていたか分からなかったけど」
「もう、お父さんったら。自分で言ったくせに調べもしようとしないなんて有り得ないっす」
「あははは。なんとなくだけど、
かなり楽しみにしていたからお互い調べることすら忘れていたんじゃないかな?」
「そのせいで人の家が壊されかけられたら堪ったもんじゃないけどな?」
「・・・・・本当にごめんなさい」
ネリネの妹、ネリネとほぼ同じ容姿だが瞳の色が紫の少女、リコリスがシュンと落ち込む。
「・・・・・能天気なバカ親コンビ」
「リ、リムちゃん」
プリムラまでもが毒舌を吐いた。何気に彼女って毒舌家なのかもしれない。
電車を数十分乗り続け、あと一駅というところで―――トラブルが発生した。電車が停まり、
駅のホームで待っていた乗客が乗り込んできた。それは良い。だが、その中には―――。
「なぁ、いいだろ?俺たちと一緒に遊園地に行こうぜ」
「入場券は俺たちが買うからさ」
五人ぐらいの男が、三人の美少女に声を掛けていた。
俺はその内の三人の少女にとっても、見覚えがある。
―――なんで、あいつらがここにいるのかなぁ・・・・・っ。
「ごめんなさい。私たちは用事があるの。次の駅で待ち合わせしている人がいるから」
「男か?男だったら放っておけって、俺たちが楽しい思いをさせるからよ」
「女だったらそいつらも一緒に仲間に入れて遊ぼうぜ」
と、少女が断わってもナンパが執着して誘おうとする。
まあ、俺から見てもかなりの美少女だと思う。ナンパの一人や二人、
声を掛けられても仕方がないと思うが・・・・・。助けはいらないか・・・悪魔だし。
「・・・あれ、リアスちゃん?」
「(この天然がぁぁぁぁああああああああああっ!?)」
リシアンサスが彼女たちの存在に気付き、声を掛けた。すると、その声を聞こえたようで、
顔をこっちに向け―――一瞬、笑顔になったのは見間違えじゃないと断言する。
「あら、シアじゃない。もう、早く来るなら連絡してちょうだいよ」
「へ?なんのこ―――」
理解できないとばかり首を傾げるリシアンサスの口にリコリスが塞いだ。
そして、彼女もナンパされている状況を見ていたから、空気を読んだのだろう。だから―――。
「ごめんね?早く電車に乗らないと間に合いそうにもないから一本早い電車に乗ったの」
と、真紅の髪の少女―――リアス・グレモリーと話を合わせたのだった。
だが、その会話をしていた二人にナンパたちが近寄ってきた。
「へぇ、キミたちのお友だち?結構可愛いじゃん」
「五人か。俺たちと丁度同じ数で良いじゃん。
ねぇ、キミたち。俺たちと一緒に遊園地に行こうぜ」
「一人一人ずつエスコートしてやろうぜ。因みに俺は瞳が紫の子だ」
―――こいつら、無知とは怖ろしいものだな。背後に娘の父親がいるってのに。
「ごめんなさい。私たちはこの子と一緒に来ているの」
リコリスが俺の腕に絡んでくる。ナンパたちは必然的に俺に視線を向けてきた。
「あ?男連れかよ」
「言っただろ?男がいるなら放っておけって。なぁ、俺たちと一緒に遊ぼうぜ」
そう言って、男の一人がリコリスに手を伸ばしてくる。
「いや、悪いけど彼女たちは俺の女なんだ。手をだされたら困るな」
やんわりと手で伸ばしてくるナンパの手を防いだ。
「はっ?五人全員?マジ何言ってんの?」
「ほら、天界に移り住めば一夫多妻制の制度によって複数の妻と結婚できることぐらい
知っているだろう?俺は幼馴染の彼女たちと結婚する約束をしているんだよね」
―――全くの嘘で真っ赤な嘘だけどな!だからさ、お前ら・・・顔を真っ赤に染めないでくれ!
「・・・・・なに調子に乗ってんのこいつ?」
「一人だけ良い思いしちゃうって奴?」
「うわ、マジでムカつくわぁー」
「時間は数分ぐらい残っているし、タコるか?」
「だな。おい、お前。ちょっとツラか貸せや」
ナンパたちが怒った。俺はどう行動を取る?―――当然、利用させてもらう。
「ねぇ、お義父さんたち。俺の彼女たちが汚い手でいやらしいことをしようとしているんだけど、
ダメだよね?」
「は?お父さん?お前、なに言って―――」
ガシッ!×2
「・・・・・へ?」
俺の言葉に怪訝な面持で言い掛けたナンパの一人の男の両肩に、手が掴まれた。
男は自分の肩に感じる感触と温もりに驚き、原因を確かめるべく背後に振り返った時だった。
「ああ、当然だ。そいつはいただけないな。なぁ、まー坊?」
「ふふふっ、そうだね。うん、そうだよね。いけないことだよね」
顔は笑っている。だが―――目が完全に笑っていない!
「あ、あの・・・・・どちらさまでしょうか・・・・・」
俺に向けていたあの態度はどこへやら。物凄く顔に冷や汗を流し、
恐縮しては敬語で話しかけたナンパの一人。
「俺か?俺はそこにいる娘と義息子の父親だぜ?」
「私もキミがエスコートしようとした娘の父親だよ?
ははは、すまないね?彼女をエスコートする相手は私の義息子で決まっているんだ」
「そ、そうでしたか・・・・・で、では・・・・・俺たちは帰りますんで」
「おっと、もう帰っちまうのか?確か・・・・・まだ出発時間はあるんだったよな?」
「ふふふっ、ちょっと私たちと一緒に来てもらうよ?―――一人残らず、私たちについてきなさい」
器用に二人はナンパの一人と片手でナンパの二人の襟を掴んで電車から降りた。
「お前ら、先に遊園地に行って楽しんで来い。俺らはこいつらと大切なお話をするからよ」
「ちょっと、遅れてしまうけど皆は楽しんできなさい」
二人の王は、贄を掴んだまま、どこかへと行ってしまった。しばらくして、電車の扉が閉まり、
動き出した。その時、俺はまた見てしまった。
『おらぁっ!なに俺の娘にてめぇら汚い手で触れようとしていたぁっ!?』
『ほらほら!どうしたんだい!
そんなんじゃ、一人の女性すら満足にエスコートができやしないよ!?』
ドッガンッ!ドッガンッ!ドッゴオオオオオオオオンッ!
『ぎゃあああああああああああああっ!ゆ、許して下さぁいっ!』
『もう、二度とナンパなんてしませんからぁっ!』
『か、神さま!どうか、御助けをぉっ!』
『俺がその神に仕える神王さまだぁっ!』
『ひっ、ひぃぃぃぃぃっ!?』
『ふははははっ!ついでに言うとね?私は魔王だよ?短い間になるだろうけどよろしくねぇ!』
『ナ、ナンダッテェェェェエエエエエエエエエエエエエエ!?』
・・・・・二度目の地獄絵図を俺は見てしまったようだ。
警察沙汰にならないと良いんだけど・・・。
「まさか・・・こんなところで偶然にも出会うなんて驚いたわ」
「ええ、そうですね。でも、助かりましたよ。
一般人相手に攻撃したら、冥界に百年も過ごさないといけないのですから」
「うふふ、ありがとうございますわ」
リアス・グレモリーの言葉に二人の少女は安堵の胸を撫で下ろす。
一人は短い黒い髪に眼鏡を掛けたクールビューティな少女、ソーナ・シトリーと
黒い髪をポニーテールに結んだ少女、姫島朱乃だ。
「リアスちゃん。災難だったねぇ」
「本当よ。三人で一緒にちょっと遠い町で出掛けて買い物をしていたら、
ここに来るまで十桁の男たちにナンパされたんですもの。
光陽町とは全く別の世界だって初めて思い知らされたわ」
「私たち悪魔、そして天使、堕天使が光陽町からあまり他の地域に行きたがらない理由が
身をもって知りました」
「特に女性の異種族の方はソーナさんの言う通り、
一般人に攻撃をしてしまったら、冥界で百年間も過ごさないと
いけなくなりますので・・・・・ああいった人たちの対処には困りますわ」
・・・・・そうなんだ。一見、楽しそうに人間界を暮らしているんだと思っていたが、
デメリットもあったなんてな。
「飛んで逃げようとは思わなかったのか?」
「それは最後の手段よ。いきなり異種族だと正体を明かしたら
私たちの存在のイメージが悪くなってしまうもの」
「それに、攻撃ではなくても眠らすことぐらいはグレーゾーンなので、
いくらでも対処はできます」
なんだ、心配して損した気分だ。
「でも・・・・・嬉しかったわ」
「何がだ?」
「―――彼女たちは俺の女」
「んなっ!?」
そう言われて俺は思わず間抜けな反応をしてしまった。・・・・・顔が熱いのがよく分かる。
「・・・・・そうですね。結婚の約束もしていると
言われた時は思わず顔を赤くしてしまいました。
嘘でも・・・・・嬉しかったです」
「あらあらうふふ♪可愛い後輩に告白されましたわぁ♪」
「私、イッセーくんのお嫁さんが夢だから・・・・・嬉しいな」
「私もっす。イッセーくん、私たちを守ってくれてありがとう」
「大好きだよ、イッセーくん」
なぜ、皆が顔を赤くする!?あれは確かにお前らを守るための言葉であって、本心じゃ―――!
「ライラ、アイリス。可愛い義息子ができて私たちは幸せね」
「そうね。義息子が欲しいかなって思っていたところだし、私は嬉しいわ」
「うん・・・・・あんな義息子だったら私、一杯可愛がってあげる」
「(あれ・・・・・もう手遅れだったりする?)」
「一誠さまは、そろそろ腹を括って受け入れるべきだと私はそう思いますよ?」
セージにそう言われる始末だった。マジですか・・・・・。
「ねぇ、三人はどこに行こうとしていたの?」
「はい、家族ぐるみで遊園地に」
「あら、じゃあ、嘘は誠になったってわけね?良い機会だわ。私たちも一緒にいいかしら」
「勿論!多いほど賑やかで楽しいから良いよ!」
「では、イッセーくんには私たちをエスコートをしてもらいましょう。一人、十五分で」
眼鏡を煌めかせるソーナ・シトリー。え?これ、親交を深めるための御出掛なんだよな?
なにやら、デートになっていないか?
「一誠さま・・・フォローしますので私もよろしくお願いします」
「ふむ、一誠にそうされられるのもいいかもしれんな」
「・・・・・イッセー、一緒に回る」
おおう・・・・・俺の家族たちまでもがその気でいらっしゃるよ。
俺、今日一日精根が尽きるかもしれないな。
―――その後、俺たちは遊園地に辿り着き、その間、俺は一人ずつ一緒に十五分間、
手を繋いで様々なアトラクションを一つ体験してエスコートをしていると、
遅れてやってきた神王と魔王と合流を果たし、夜まで俺たちは遊園地を楽しんだ。
―――翌日―――
『こちら、○○駅のフォームです。こちらの人気のない場所で五人の若者グループが意識不明で
無残な姿で倒れていたところを駅の清掃員が発見した場所です。
ご覧ください。床一面に抉れている個所が多く見受けれます。
一体、彼らの身に何が起きていたのでしょうか?』
―――と、さっそく二人の王がナンパを処刑した場所が早くも報道されていることを、
プリムラがテレビの電源を入れた瞬間に気付いた俺であった。