ファイアーエムブレムとコラボしたら、とんでもない鬱作ができそう。
大量の敵をアンヘルのスキルで焼き払うとかニーアの黒の魔法で遠距離攻撃を繰り出したり、いろんな戦い方ができそう。
「この魔物…人間の作りに似ているような…」
ゴチュビチビチ!
「心、臓かなこれ…かなり粘液にまみれてるな。うわっ血が黒い…シミになっちゃうなこれ。まぁ元が黒いからあまり目立たないと思うけど」
ブチブチ!ブツン!
「あ、…あのぉぉ?」「あ、ちょっと待ってて!今凄く気になるものが見つかったから、これとって調べて見るから!」「そ、そういう事じゃなくて…あの、あたいの話聞いてくんないですか?」
魔物に襲われ絶体絶命の危機に陥ったモズメを救った謎のローブの青年。
名を「ルフレ」と名乗り奇妙な柄の服に
何を言ってるかわからないだろう?自分もよくわからない。
取り敢えず、モズメはルフレに話しかける。
「ルフレはん。さっきから何しとるんですか?」
「え、見て分からない?」
「え…!…いやわからん……です」
「食べられないかなぁって」
「た、食べるぅ!?」
「う〜んでも焼いてもまずそう。駄目だなうん」
クマみたいだったからなぁと愚痴り、臓物を投げる。
「あのクマみたいってあの怪物が?…あたいあんたみたいなの初めてや」
「う〜ん僕ってかなり偏食家……、いや悪食?とにかく変わった物が食べたい体質みたいでさ」
喋りながら腸を取り出してはそこら中に投げ捨てるルフレ。流石に猟で慣れている身とはいえあまり気分の良いものでは無いのでモズメは顔をしかめる。
「で何だっけ?助けてほしんだっけ」
「え…!そ、そうや!あたいあんたに助けてもらいたいんや!お願いします!」
モズメは声を張り上げ助けを求める。
「ゴメン無理」「ええぇ!?」
そしてそれを平然と受け流して心臓をどこに隠し持ってたか剥ぎ取り用のナイフでルフレはさばいていく。
「大体君が言いたいことは『村を救って』『魔物を全滅させて』。この2つだと思うけど無理だよ」
「無理って…そんなことない!あんたはあんなに大きい魔物を倒したやないか!」
モズメの訴えを無視して、近くの川で手を洗い流そうと歩き出すルフレ。モズメはその背をトコトコ追いかける。
「あんたならできる。たのむ!うちの村を救って「救ってどうする」……え」
川につき手を入れ血を水流に流していく。
「救ったところであの村はもう村として機能できない。魔物の血と臓物に溢れて、人も大勢死んだ。そんな物騒で気味の悪い村に来ようとするものが来ると思うかい」
「でも、諦めなければ…」「君には無理だ。これだけは確実に言える。君一人の力じゃあの村を復興することはできない」「あ、あたいだけじゃ無理なのは分かっとる!他のみんなを」
「分かってると思うけどあそこまで追い込まれているなら君以外村の人たちは全滅だ。武器を持っていない、ろくな荷物も持っていない。突然の襲撃で誰も対応できなかったそれが最初でしょ。そして次々に襲いかかる魔物。村の人は一人、二人、三人へと次々に屍を晒していく。もう君以外誰も残っちゃいられないだろうね」
何も言えなかった。
彼の言葉はモズメが頭の隅でも置きたくなかった事を正確に射抜き、モズメの希望を壊していった。
分かってはいた。あの化け物がはびこる場所に人など残っていない。
それでも信じていたかった。
あそこにまだ自分の好きな村が立て直せると思い、必死で生きていると。
それだけじゃない。彼の言葉には何か得体のしれない圧力のようなものも含まれていた為反論するに出来なかった。
「やっと落ちた。今度から解体用の手袋買おうかな」
血にまみれた手をようやく洗い流し、雑にローブで水を拭き取る。
(さてどうしよう。一体ここはどこなのだろうか。それにしても見渡す限りの草草草木木木。見たことのないものばかりだな)
「………そんでも」
「ん」
後方を振り返ってモズメを見る。
あらも何ということでしょう。
弱々しい印象だった彼女は目に光宿してこちらを睨みつけています。
「あんた最初ゆうたな。あたいの手助けできるかもしれないって」
「あ、ああ。うん」
「なら、頼んます」
モズメは頭を地にぶつけ土下座でルフレに頼み込む。
「お願いします。せめて、うちのむ「いいよ」らをたす……へ?」
間抜けな声が口からはみ出る。
「あの数だったら今の装備でもなんとかなりそうだよ。君の手も借りなきゃいけないけど、逃げるにしても追手が来るかもしれないし」
それに、と付け加える。
「なんだか、あいつらを見ているとイライラする」
歪んだ笑みが軍師の顔に張り付き、口は横一文字に吊り上がっていた