とある関西人の幻想入り   作:どっかの主

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博麗神社へ赴いた彼だが、ズボラな性格が災いしたのか博麗神社へダイナミック参拝&ガレキへ変えてしまった彼。これに対し霊夢は激怒するもあっさりと攻撃をはねかえされてしまう。彼はガレキの山に手を添えただけで元の神社に戻したのである。(彼自身もよくわかってないらしく一説ではベクトルを操作したものだと言われる)

霊夢と他愛もない話をしていると突然空が赤い霧で覆われる。彼らは異変だと気づき、霧雨魔理沙も慌ててやって来る。霧の出所を特定した彼の合図で紅魔館へ向かうのであった

前置き長くてすみません。今回からはルーミア、チルノ、紅魔館メンバー全員総出です

第5話・始まります

※原作未プレイなのでなぁなぁですがご容赦ください…
二次創作、原作崩壊の為どうかご容赦ください
(今回、めちゃめちゃ長くて疲れました)


とある関西人の幻想入りPart4(幻想郷での異変②)

どこかの森

 

「そろってカチコミ行く言うたわええけどさ、もうそんなに時間経ったんか?」

 

紅魔館への道中の森を歩いていると薄暗くなってきたのかと感じた彼は聞いた

 

「違うわ、ここは宵闇の森と言われるのよ」

「その割には真っ暗ちゃうけどな。宵闇の妖怪がおるからか?」

「アンタ、何で知ってるの?」

「神社への行きしなに行き倒れてたし腹減ったうるさいからスイカをあげたら喜んで食ってたわ」

「アンタよく平気でいてるわね。普通なら食べられてるはずよ」

「俺がそんなヘマすると思うか?」

「そういえばそうね」

「せやろ?つか魔理沙は?」

「さっき忘れ物したって一旦帰ったわ」

「俺そん時おらんかったし」

「何してたのよ」

「漏れそうだったから男の特権使ってきた」

「アンタねぇ…」

「しゃーないやん、生理現象なんやしさ…」

 

いわゆる物陰で立ちションをしていたのであった。最低…

 

「ところでアンタ」

「何?」

「この異変、アンタ一人で解決してきなさいよ。私と魔理沙は帰るから」

「博麗の巫女やろオマエ…。紫に何か言われても知らんぞ」

「そうよ。博麗の巫女が一人の人間を放っておく気?」

「その声は紫か?」

 

突然何もない所から声がしたと思った瞬間、声の主が姿を現し、霊夢をスキマへ連れ込んだのだ

 

「そら見たことか。俺は知らん」

 

そう言うと彼は木にもたれかかれ、持ってたタバコに火を付けて一服したのだった。

その姿はどこか不安げで寂しそうに見えたり見えなかったりだそうな

 

「あーあ、ほんの冗談なのにあそこまで言うかしら…」

「その様子やと紫にこっぴどく言われたんやな」

「そうよ、なにもあんなに言う必要ないじゃないの」

「それはオマエが博麗の巫女であり、原作の主人公だからやろな」

「サラッとメタいことを…」

 

本当に彼一人で異変解決してしまえば原作崩壊では済まなくなる。もっと別の話になってるだろう

 

「ただいま戻ったぜ!」

「お、おかえり」

 

魔理沙が戻ってきた瞬間

 

「闇符『ディマーケイション』!!!」

 

突然何者かにスペルカードを放たれる彼であったが、彼は平然としている

 

「ところで霊夢」

 

パキーン!

 

「どうしたの?」

「この森を抜けたら霧の湖ってとこに出るはずやんな?」

「そうよ。それにアンタ、スペルカードを放たれてるのによく平然としてるわね」

「ほんとだぜ…」

「能力のおかげや」

「うぅ、やっぱり私の攻撃が効かない…」

「言うたはずやで、ルーミア。俺に攻撃なんざ効かへんって」

「おなかすいたー」

「なんでやねん…、それやったら直接俺に声かけろよ…。つかさっきやった大玉スイカは?しかも5玉もやったのに」

「全部食べた」

「「「マジかよ」」」

 

人喰い妖怪ルーミア

闇を操る程度の能力

彼曰く「食べ物さえ与えりゃどうってこうはない」

 

「はぁ…。ルーミア、ちょっと待っとけ。後オマエら、コイツはもう無害やから」

「わかったわ」

「おなかすいたー」

「ったく、冗談やろ…。大玉スイカ5玉も平らげてさらに腹減ったとか」

 

そうボヤくと彼はスキマを使い、紫の元へ帰ったのだ

 

「紫、飯」

「あら、私を食べるだなんて大胆ね」

「なんでやねん」

「ふふ、食べ物でしょ?ちょっと待ってて」

「ついでにタバコ2箱も」

「あら、どうして?」

「今回の異変でな、どうも俺の能力が暴走しそうな気がすんねんよ」

「あら、そういう事ね。わかったわ」

 

少女準備中…

 

「はい、お待たせ。人喰い妖怪の分もあるわよ」

「サンキュー、ほな行ってくるわ」

「行ってらっしゃい」

 

そう言うと再びスキマを使い戻るのであった

 

「待たせたな!」

「お兄さん~、おなかすいたー。あなたをたべていい?」

「ええ訳ないやろ。とりあえず全員分あるから」

「なんか某蛇のセリフが聞こえたけどスルーするぜ…」

 

スネーク「解せぬ」

 

そして彼はルーミアに食べられそうになりながらも食料を用意する彼

 

「とんでもない量ね…。軽く宴会が出来るわよ?」

「だとしたら酒が無いぜ…」

「ええかルーミア。一人で全部平らげたらどうなるかわかるよな…?」

「う、うん。血液逆流は嫌なのだー…」

「アンタ、いったいどうやったらコイツがおびえるのよ」

「ちょっとその辺のネズミ捕まえて目の前でパン!ってやった後オマエもこうなりたいか?って聞いた」

「お前、残酷なとこもあるんだな…」

「ま、安心せぇ。この異変が終わったら迷惑料として金と食料をあの館からごっそり奪い取って来るからよ。そのまま餓死にまで追い込んでやる」

「アンタは鬼か!」

「そうだぜ!私でも死ぬまで借りてるだけなのに」

「オマエの場合は泥棒やんけ」

「借りてるだけだ!期間が死ぬまでなだけだ!」

「オマエな、魔導書借りに行くだけで壁ぶっ壊して大量に持って帰ってさ、やってる事が泥棒どころか強盗やんけ!」

「だから私は泥棒でも強盗じゃないって言ってんだろ!ちゃんと許可はもらってるんだ!それに食料はともかくお金まで奪い取るとかお前の方がやってる事強盗じゃないか!」

「やかましいわ!迷惑料と思ったら安いやろが!!オマエのやってる事はれっきとした強盗じゃこのボケ!!!」

「ちょっと!アンタらいい加減にしなさいよ!」

「ケンカはよくないのだー」

「おどれ(霊夢)は黙っとけや(いて)!!!」

「へぇ…、もう一度言ってごらんなさい?」

「ご、ごめんなさい…」

(魔理沙が謝るなんて珍しいのだー)

 

霊夢の笑顔(?)で魔理沙を黙らせたのだが…

 

「なんやねん、やるんかコラ」

 

ドスの効いた声で霊夢に詰め寄る彼

 

彼は一度ヒートアップすれば止まらないのであったが…

 

「アンタ、後ろに紫がいるわよ?」

 

そう言われ振り返る彼

 

「紫か、どないしたんや?っておらんやないけ!」

「しょうもない言い合いしてないでさっさと行くわよ!」

「はいはい」

(目が一瞬赤かったわ…。あんな殺気向けられて詰め寄られたら私殺されるとこだったわよ)

(わ、私もだ…。殺されるかと思ったんだぜ…)

(お兄さんの目つき、かなり人を殺してきた目だった気がしたのだー…)

 

3人は二度と彼を怒らせないようにしようと心に決めたのだった

 

第三章・紅い空(おとなしい人ほど怖いものは無い)




ひとまずここまでとします。
投稿遅くなり申し訳ございません。
次回は⑨が出てきます

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