ん、んん⋅⋅⋅⋅⋅ふあぁぁ~深く眠れたな⋅⋅⋅⋅昨日は1日で色々と急展開だったからな⋅⋅⋅⋅はっ!
⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅記憶にないがしっかりとパジャマで布団に入って、寝て起きた俺の両端に暁美ほむらと長門有希さんが正座して無表情で静かに佇んでいた⋅⋅⋅⋅⋅⋅
き、君たち不気味で怖いよ⋅⋅⋅⋅
「あら、お目覚めのようねリプレイヤー小林⋅⋅⋅⋅」
「おはよう小林⋅⋅⋅⋅今朝のバイタル、脈拍には異常はない⋅⋅⋅」
「おっ、おはようございます⋅⋅⋅⋅」
ふ、普通なら器量の良い美少女二人に囲まれてハッピー・ラッキー♥っな展開のはずなのにちっとも喜ばしくねぇ~!!なんかヤダ!
「おはようございます、マスター!」
「おはよう!!まともなのはムカイさんだけだな⋅⋅⋅」
「いきなり失礼な物言いね⋅⋅⋅⋅」
ほむらは奇妙で不自然な角度で首をひねり、身体を
「昨夜は貴方の体力及び精神が限界領域に達した為、その場で強制睡眠へと移行。そのままでは有機生命体は良質な回復は低いと判断し、此方で環境を整えた⋅⋅⋅⋅」
「⋅⋅⋅⋅よ、要するに長門さんが着替えさせてくれたと⋅⋅⋅⋅そう言う事⋅⋅⋅かな⋅⋅⋅?」
「肯定する」
⋅⋅⋅⋅イヤ~見られたぁ~!!?俺の⋅⋅⋅⋅きゃあぁぁ~!!
「⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅""」
き、気のせいか、長門さんはほんの少しだけ顔を赤らめた気がした⋅⋅⋅⋅?
「⋅⋅⋅⋅バカな事してないでまずは顔を洗って来なさい」
「あ、はい⋅⋅⋅⋅」
お袋さんみたいな物言いいのほむらに俺は何となく素直に返事してしまった。何か恥ずかしい⋅⋅⋅⋅
洗面所に向かうと窓からはまだ月灯りが照らしている。今、何時だ?
「昨日はお早く床に着かれた為、只今の時刻は深夜4時です」
あちゃーこれまた変な時間に起きちまったもんだ。まあ、いいさ。じっくりとこの時間を利用して、ほむらから貰う秘密道具を何にするか考えよう。
ぐうぅぅぅ~っと腹から元気の良い音が鳴る。その前に何か食べよう。考えたら昨日から何も口にしていないからな。そういや、あの二人ってちゃんと食事出来るのかな?聞いてみよう。二人にじっと無言で見られながら食事するのは正直キツイからな⋅⋅⋅⋅
「二人共、普通に食事とかは出来るの?
「そうね⋅⋅⋅特に必要と言うわけではないけどせっかくだから頂こうかしら?」
「隣に同意する」
しっかりと食事は出来ると確認したのでさっと顔洗って頭をスッキリさせて台所へと二人を案内した。
テーブルにお試し品のグルメテーブルかけを敷き俺はサンドイッチと珈琲を注文し、ほむらと長門さんも同じモノを頼んだ。後はムカイさんの為にケーキも注文した。
「マスターありがとうございます♬」
ムカイさんは上機嫌でケーキを平らげてゆく。
⋅⋅⋅⋅少し前までは家族3人で食卓を囲んでいたテーブルは今、奇妙な美少女と杖のムカイさんの四人で囲んでいる⋅⋅⋅⋅⋅
何とも言えない気分だ。
残りの珈琲を飲んでいるとほむらが訪ねる。
「⋅⋅⋅⋅ご馳走さま⋅⋅⋅でっ、小林⋅⋅⋅道具は何にするか決まったのかしら?」
「今考え中もう少し待って」
何しろ5個だけだからな⋅⋅⋅⋅慎重に決めないとな。俺はアレコレ、ウンウン唸って考えてようやくまとめた。それがコレ。
1 グルメテーブルかけ
2 タイムふろしき
3 どこでもドア
4 フエルミラー
5⋅⋅⋅⋅⋅一旦保留!
生きる上で食事は大切だ。一応1人暮らしは長かったので最低限自炊は出来るがやはりグルメテーブルかけは外せない。食材費用に各種調味料も結構馬鹿にならないし、何より調理と片付けの手間が省けるのは実にいい!
丁度お試し品も打ち止めだからな。
そしてタイムふろしき!これはもう説明不要でしょう?前回の戦いでガンダムヘビーアームズは大破してしまった。次回もMSを引いて損傷を負っても修復できるからな。
そしてこれまた説明不要のどこでもドア!これがあれば移動の手間を省けて時間短縮にもなるしな。
フエルミラー!これさえあれば残り一つの試供品であるツキの月を増やしてガチャを一発で良いものを引けるし、何よりまた宝くじで⋅⋅⋅⋅グフフ♥
最後はまあ、かなり悩んで結局保留の形にした。しっかりと吟味しないとな。
「了解したわ⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅ポケットの中を確認なさい⋅⋅⋅」
おっ!早いね~♪俺はポケットの中をまさぐりポケットを広げて確認した。
いやったー!!しっかりと中身があるぞ!
「残り一つも早く決める事ね⋅⋅⋅何が起こるかはインキュベータのせいで私にも予測がつかなくなってしまったから」
腕を組んで苦々しくほむらは忠告してくれた。
インキュベータ⋅⋅⋅⋅間接的に俺にまで迷惑をかけやがって⋅⋅⋅⋅⋅ソイツも俺の復讐対象に含めておこう。
「⋅⋅⋅ああ、そう言えば言い忘れていたわ⋅⋅⋅MSガチャだけど、一部変更になったから」
へっ?何で、どうして?
「インキュベータが管理システムにウィルスを仕込んでバグを起こした所は話したわね?そのバグのせいで色々調整しなくちゃ成らなくなったのよ」
「ぐっ、具体的にはどんな感じになるの?」
「まず、1万円のガチャはそのままで5万円のガチャは無くなり、10万円のガチャは使用変更してガチャではなく、本体買い取りとなったわ」
「ほ、本体ってMSそのものがっ?ち、因みに安いのでおいくら万円なんざましょ⋅⋅⋅⋅?」
お、俺は恐る恐る聞く⋅⋅⋅
「そうね⋅⋅⋅⋅主役機体であるRX-78なら、大サービス特価でなんとたったの100億円よ⋅⋅⋅⋅」
・・・・・・・・・・・・・・・
何じゃその値段はぁぁー!!??
ひ、酷すぎるぅぅー!!
この悪魔ぁぁぁー!!
「あら、悪魔ですが何か?」
シレっと言い切りやがッたよコイツ⋅⋅⋅
「別に貴方に対する嫌がらせなんかじゃないわ⋅⋅⋅⋅そもそもエースクラスのMSの値段が根本的に高値なのよ⋅⋅⋅それに本来ならこの値段の数十倍から数百倍なんだから寧ろ感謝するべきね⋅⋅⋅」
確かによく考えてみたらネットでもガンダムやジムの値段はどれくらい?という予想プログでも数十億単位だもんな⋅⋅⋅
まあ、要するにインキュベーターが全部悪い!インキュベーター許すまじだ!!
インキュベーターへの敵意を募らせていると⋅⋅⋅
「ま、マスター!!ほむら様!!魔獣の次元進行を確認しました!!」
ムカイさんが大慌てで魔獣の襲来を知らせに来てくれた!!
何だよ!間隔が短くない?
「全く、噂をすれば直ぐこれとは⋅⋅⋅⋅小林⋅⋅⋅色々気の毒だと思うけど⋅⋅⋅せいぜいあがきなさい⋅⋅⋅私は先に行かせて貰う」
ほむらは保健室の時同様に黒い空間を生み出し、その中へ入っていった。
残された俺に長門さんは⋅⋅⋅
「⋅⋅⋅丁度上からの指示で小林のサポートに回る要に命令された⋅⋅⋅私も同行させて貰う⋅⋅⋅」
長門さんの上司の命令で俺の手助けをしてくれるらしい。正直大丈夫だろうか?
「マスターその⋅⋅⋅申し上げ難いのですがガチャを回す資金が⋅⋅⋅その⋅⋅⋅⋅些か心もとないかと⋅⋅⋅」
「⋅⋅⋅⋅あ~!!そうだった!残りは生活費分しか無いじゃん!?」
焦る俺に長門さんは無表情な顔で俺に
「小林⋅⋅⋅有機生命体の生活活動の為の貨幣は用意してあると睡眠状態になる前に私は説明した⋅⋅⋅どうか役立て欲しい⋅⋅⋅」
⋅⋅⋅⋅今は緊急事態だ⋅⋅⋅自分の小さな意地を張ってる暇はない⋅⋅⋅⋅!!
「わかったよ長門さん。その100万円直ぐに出せる?」
すると長門さんはお腹をまさぐって服の中から現金100万円を差し出してくれた⋅⋅⋅⋅あっ、ほんのり暖かい⋅⋅⋅って何処から出すのさ!?
ついツッコミつつ、現金を俺はムカイさんに飲み込んで貰い、スマホ画面を確認する。入金確認バッチリだ!
更に俺は四次元ポケットからフエルミラーを取り出し、ムカイさんに試供品のツキの月を出して貰う。
早速俺はフエルミラーでツキの月を増やしまくった!
1個が2個、2個が4個、4個が8個!途中で両手で持ちきれなくなったので箱に入れて倍々に増やした!
時間に余り余裕がないので取り敢えず計128個増やしてポケットに収納した。よしっ!これで武装を整えられるぞっ!
「やりましたね、マスター!これで前回に比べて楽に戦えますね!では決戦空間へとお連れします」
ありがとうムカイさん。前回同様に口から光を吐き出して空間が現れる。
「あ、えっ~それじゃあ行こうか?長門さん⋅⋅⋅?」
長門さんは無言で頷き一緒に空間へと入った。
空間を抜けると前回とは違って何故か都会の高層ビルが立ち並ぶ世界だった⋅⋅⋅
「最初の時は森林地帯だったのに今回はデカいビルが立ち並ぶステージか⋅⋅⋅⋅」
「マスター⋅⋅⋅決戦空間はランダムに決められるので残念ながら此方に有利な時と不利な時があります。どうかご容赦下さい⋅⋅⋅」
なーに、今の俺は大量にツキの月もあるし、何とかなるさ!
俺はポケットからツキの月を取り出して飲み、スマホの武器ガチャを3千円分引いた。結果⋅⋅⋅ライフル銃にバズーカ砲、等の頼もしい武器を引いた⋅⋅⋅がっ、よく考えたら使い方が分からないのもあるし、何より上手く扱える自信が無い⋅⋅⋅⋅
「大丈夫⋅⋅⋅小林。私に任せて欲しい⋅⋅⋅」
それまでジッと沈黙していた長門さんが積極的に志願してくれた。
「え、結構これとかかなり重いけ⋅⋅⋅」
俺がいい終えるよりも軽々とバズーカ砲とライフル銃を持ち上げた⋅⋅⋅
小柄な女の子とは思えない程力持ちだな⋅⋅⋅もしかして俺より腕力有るかも⋅⋅⋅?
そういや宇宙人⋅⋅⋅イヤ、アンドロイドだったな⋅⋅⋅武器は長門さんに任せて俺は今度はMSガチャを引いた。
勿論ツキの月(試供品)を飲んで引いたので一発で量産機を引いたぜっ!!
引いたのは【Vガンダム】に出てきた量産機で俺もお気に入りの【ガンイージ】だ!!量産機と侮るなかれ、この機体は出力だけなら主役機体のVガンダムと互角なのだ!
カーキグリーンが鮮やかにきらめき、なんて美しいんだ⋅⋅⋅⋅⋅
「やったー!!やったぞー!!僕のガンイージが出たぞー!!」
「マスターおめでとうございます。そろそろ魔獣が次元の壁を破壊して此方へ向かって来ます。数は3体で姿は鎧姿の騎士のような風貌です。次元空間消滅迄の時間は1時間です。前回と比べれば幾分楽でしょうが何卒油断なきように!」
鎧姿の騎士みたいな姿ってもうそれ魔獣じゃないじゃん!ムカイさんに軽くツッコミを入れると空間が音を立ててひび割れ騎士姿の魔獣が現れた!
3体の騎士風の魔獣は全身鎧姿で分厚い盾にゴツくてデカイ剣を持ち、それどれ赤、青、緑と昔やっていたアニメ番組に出てきた様なカラーリングをしている。何だか姿といい、カラーリングといい別の意味で戦いづらいぞ⋅⋅⋅⋅
大きさは大体18~から20㍍位と俺のガンイージよりもデカくどうにも人が扱う通常の重火器では有効なダメージが入るとは思えない。
「長門さん悪いけどアイツら相手にライフル銃やバズーカ砲では有効とは思えない。狭いけど今回は俺と一緒にコックピットに乗ってくれる?」
「⋅⋅⋅⋅了解した」
一緒にムカイさんとコックピットに乗り込み⋅⋅⋅さあ戦闘準備OKだ!