ありふれてない剣士は帰りたい   作:外の神様

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お早い投稿でございます
なに?レンくんをはやく書けって?
そのうち書きますよえぇ

レ:早くしてくれよぉ〜
今年中には書いてやるから安心しろって


第1話 峡谷で見つけた大迷宮

「白よ、お主前回この世界がどんなものか調べるとぬかしておらんかったか?

それがなんじゃ、何故この峡谷を調べることになったのじゃ!?」

 

なにやら村正が騒いでいるがそれを無視して俺は出てくる魔物を処理しながらこの峡谷を探索していた。

 

「村正、あまり騒ぐなよ…お前が騒ぐせいで魔物がめっちゃ寄ってくんだろ」

 

「騒ぐのをやめて欲しければまずは理由を話すのじゃ、何故このような何もなさげな場所を探索しておるのじゃ」

「理由か…まぁ、俺の勘がこの場所には何かあると言ってるんでな、それに従ってこの峡谷を探索しているわけだ」

 

村正に理由を説明するとまたそんな阿呆な理由で…と心底呆れた顔をされた。

 

「じゃがまぁ、お主の勘は馬鹿にできんものがあるからの。

そうじゃな…多分、あれじゃな」

 

そういうと村正は辺りをキョロキョロと見回すと、何かを見つけたのか、その何かがある方へと歩き出す。

村正が向かった方へ視線をやると、谷の壁面に巨大な一枚岩がもたれかかるように倒れており、どうやら壁面と岩に隙間があったようだ。

 

「当たりじゃ…ほれ、白よ早う来い」

 

岩の横で立ち止まり、村正は俺に向かって手招く。

そう急かさなくても無くなったりはしないだろうが、俺は早足で村正の方に向かった。

 

「それで、何が見つかったんだ?」

 

村正と合流し、岩の隙間に入ると、壁面側は奥に窪んでおり、広い空間が存在していた。

どうやら、俺の何かがあると言う勘は当たったらしく、広い空間の中間まで移動すると、辺りを見回すとまた村正が何かを見つけたらしく俺の肩を叩くと、壁の一部を指差した。

 

村正の指先を辿り、視線を壁の方にやると、壁を直接削り作られたであろう装飾された長方形の看板があった。

その看板にはこの場所には似合わない女の子が書いたような丸みのある字でこう掘られていた。

 

《おいでませ!ミレディ・ライセンのドキワク大迷宮へ♪》

 

なぜか『!』と『♪』マークだけは凝ってあり、製作者はなにを思ってここに力を入れたのか…

 

「なんだこれは…」

「見たまんまじゃな、迷宮と書かれておるじゃろ。

入口の看板と言ったところじゃろうが…入口はどこにも見当たらんの」

 

おちゃらけてふざけてる看板、見当たらない入口…

誰かのいたずらか、なんてことはないだろう。

わざわざこんな人が来ない場所にいたずらでこんなもの作るなんてのはありえない。

だとすると入口は…

 

俺の考えが当たってるならここが入口なはずだ、そう思いながら奥の壁を押すと…

 

ガコンッ

という音ともに壁が回転する。

 

「ビンゴ!」

「ほう、仕掛け扉であったか。

隠すにはもってこいの技術じゃな」

 

これでこの看板にある大迷宮というのが嘘ではないと信憑性が強まった。

なぜこんな誘い文句にしたのかわからないが、とりあえず中に入ってみないことにはわからない。

俺は村正と目を合わせてから回転扉に再び手をかけた。

 

仕掛けが作動し、俺と村正を壁の向こう側へと送り込んだ。

中は真っ暗だったが俺と村正にとってはそこまで問題ではない。

扉がぐるりと回転し、元の位置へと戻ると…その瞬間。

 

ピュンピュン

 

幾多もの風切り音が響くと、暗闇から俺たち目掛けて何かが飛来してきた。

暗闇で見にくいが、侵入者を排除しようと漆黒の矢が多数飛んできているのだ。

すぐさま右手にナイフを持ち、直撃するコースに飛んできている矢のみを叩き落とし、他は全て背後の壁へと刺さっていった。

 

「物騒な歓迎の仕方だな」

「じゃが、この程度ならばすぐに対処は可能じゃな。

入口でこれならば迷宮内の罠も大したことはなさそうじゃな」

 

矢を全て叩き落とすと、それと同時に周囲の壁がぼんやりと光だし辺りを照らし出す。

俺たちがいる空間は10メートル四方の部屋だったようだ。

中央には整備された道があり、奥へと続いていた。

そして部屋の中央には何やら石板があり、文字が浮かび上がる。

 

《ビビった? ねぇ、ビビっちゃた? チビってたりして、ニヤニヤ》

《それとも怪我した? もしかして誰か死んじゃった? ……ぶふっ》

 

それはまず間違い無く先ほどのトラップで死んだ者が出た場合、生きていたものがブチギレること間違いなしの文章だった。

しかも『ニヤニヤ』と『ぶふっ』の部分を強調するかのように深く掘られているのもまた煽りポイントが高い。

 

「どうやらこの迷宮を作った者はよほど性格が捻じ曲がっておるのじゃろうな」

「同感だ、じゃなきゃこんなもの用意したりはしねぇよ。

ま、そんなことは置いといて、さっさとこの迷宮を探索しちまうか」

 

そう言い、俺と村正は石板のわきを通り、奥へと進んでいったのだった。

 

 

 

 




今回はここまで
次はライセン大迷宮を攻略していくお話に
ミレディちゃんの命の灯火もあとわずかで消えてしまう…

豆腐メンタルの神様はきついこと言われると溶けます
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