強力な『眷属』を作り出すにはそれ相応の魔力と信仰が必要とされる、どちらかが低いとアンバランスになりどちらも高すぎると加減が分からない『眷属』になってしまう
『眷属とは』
エイレーネー日本支部 『魔導書』保管室
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超人、長内青葉
優れた観察眼と先読みにより情報戦を勝ち残りメディア界の超人…他の超人のような分かりやすい凄さは無く知名度でいえば翔太郎と同じぐらいとも言える
「…あれが」
見た目は普通の学生だ、他の超人のような絶対的な強者の雰囲気は感じられない
むしろ俺達のような『普通の人間』と言われても納得してしまうだろう
「え…青葉…?」
涼風が困惑した声で呟く、そりゃそうだ…超人の1人が今戦っていた化物の色違いだが…同じ個体の隣に立っていてるから
「おや?皆さんどうされました?私が突然現れて驚いたんですかね?大丈夫ですよ!私達、お仲間じゃないですか」
そう言ってニコッと笑う長内青葉の笑顔はとても正常ではない…そう思えた、何故なら俺達が戦ってるやつの隣に何食わぬ顔で立っていて仲間…とほざいてる
「…おい青葉!お前は…『そっち側』だったのか?」
「私にあっちもそっちもないですよ?私は皆さんの仲間、であり中立なんですよ?」
翔太郎の問いに答える長内青葉の回答は何とも言えない程、胡散臭い
言ってる事とやってる事が滅茶苦茶だ…こいつの目的が見えない
「ちょっと質問いいか?」
「はい?なんでしょう『柏崎』さん?」
こいつ…俺の名前知ってるのか…いや、調べれば簡単な事だな
「…お前はここに来て何をしたいんだ?」
俺達を消すならあんな派手な登場せずこっそり殺ればいいし、あの化物が2体とも同じ身体能力なら俺達はどうせ保ちきれなくなって全滅する…
「簡単な話ですよ?いつでも『殺れる』から最後の言葉を聞いてあげようという優しさです」
「そりゃあまり嬉しくない優しさだな」
…何となく翔太郎の方を見る…翔太郎は動き出す準備をしていた、青葉を止める気か…それとも
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「さぁさぁ、他に言い残す事はありますか?」
これでいい
「おや?何も言えない程絶望しましたか?笑えますね〜、超人と言ってもこんなもんですよ?翔太郎さんも緋彩さんもただの人間で一般人で愚かな生き物というのを自覚してます?」
これでいい、後は
「…青葉、お前ずっと俺達を陥れる為に動いてたのか?俺の所に来たのもこのチビに協力させないように」
「浅はかですね〜、そんな翔太郎のような器の小さい人が理解できると思ってました?だから貴方のせいで人が死ぬんですよ」
後は
「青葉!なんでそんな事言えるんだよ!ボク達同じ仲間なんだろ!?」
「はいはい仲間ですよ?けどそっちが誠意を見せてくれないと私とてしも何とも言えないんですよね」
後は…
「…青葉…俺は」
「私を殺しますか?貴方みたいな腰抜けにできますかね?」
「…青葉…」
「緋彩さんはそろそろ1人立ちしたらどうです?いつまでも翔太郎さんに寄生してるのはよろしくないですよ?」
後はこれで私が
「…てめぇを刺し違えてでも」
私が…
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何かおかしい、そう思ったのは超人達が言い合ってる最中だった…明らかに長内青葉は『誘導』しようとしてる
「おい……」
俺が止めるより早く翔太郎が動き出す、涼風はその場に立ち尽くしており動く気配はない
「くそっ!止まれ、翔太郎!」
煮えくり返った思考は俺の声を聞き入れてはくれなかったらしい、翔太郎は長内青葉に接近して蹴りを頭部に目掛けて実行する…青葉は避ける事はしない、それどころか笑顔だった…
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これでいい、これで全てが上手く纏まる
これで、私の役目は終わった
迫り来る翔太郎さんの足がスローモーションで見える、これが死ぬ直前というやつですかね?私は死んだ事は無いので初めての体験ですね〜…あ、翔太郎さんの蹴り変わった?ちょっと威力が強めに見えますね、これは当たったら生きれないだろうなー…
そんな考えが思い浮かぶ、死ぬ前の考える事がこれというのは何とも言えない程、私らしい
これで良かった…
いつまで経ってもこない衝撃、嫌な汗が流れる
計画が狂い始めている予感がした、これは、まさか
「あっぶないなー…青葉ちゃん、避けないと駄目じゃないか」
あぁ、失敗してしまった
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「なっ!?」
翔太郎の蹴りは長内青葉に届かなかった…というより邪魔をされた
「やー、危ない危ない☆…あと少しで大切な協力者が死んじゃうところだったよー!」
そんな軽い雰囲気の男が翔太郎の常人離れした蹴りを腕1本でガードしてた、それもビクともしてない
「…くっそ!」
「翔太郎!」
相棒の危険を察知した涼風が高速で側まで行き男を蹴りその反動で翔太郎を掴みつつ俺の所まで戻ってきた
しかし…涼風の攻撃も特に動きがない
「な、なんだいあれ、翔太郎とボクの攻撃効いてないの?!」
「いや、そんなわけが無い…人間がお前らの攻撃を耐えきれるわけない」
あれは…
「…恐らく『魔術』…」
茶色の髪の毛に軽そうな雰囲気だがイケメンの分類に入る…そんな男が立っていた
「ほら、青葉ちゃん大丈夫かい?」
「はい!助かりましたAさん」
長内青葉と…A…?と呼ばれる男は話し合っている
「…おいお前!…最近魔術関連の紙と知識を持ってる奴がいたんだが…お前が黒幕か?」
超人2人の攻撃を耐え、関連的には玉虫色の液体、化物2体を使っている…魔術師…それもかなり極めている
「…んー?あれ!柏崎くんじゃん!久しぶりー!」
と、俺に手を振ってくる…?
「え?知り合いなの?」
「いや…俺の知り合いに男の魔術師は…」
女の魔術師は知り合いに一人いるが…
「……………………はぁ…忘れちゃったのか」
「…すまねぇな、とりあえず俺達に捕まってくれはしないか?」
「はは!面白い事言うね?流石に無理だよ柏崎くん!」
あっちは俺を知ってて俺はあっちを知らないというのはなんか…凄く気持ち悪い
「AさんAさん」
「どうしたんだい青葉ちゃん」
「親睦?を深めるのは構いませんけど…見た所翔太郎さんと緋彩さんは協力しあっているようですし、倒すのは難しいかと」
「というと?」
「今日は撤退するのが吉です」
そう話し合い始めたAと長内青葉、何か青葉は焦っているようにも見える
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早く離さなければ、皆からこの狂人を…怪物を
「うーん、確かに言われてみればそうだね」
まだ策はある、一旦戻って準備をもう一度すれば
「…青葉ちゃん」
「はい?なんでしょうAさん?」
「ごめんね?」
あ、これはバレてますね
そう思い、私は激痛と共に自分が倒れたのを他人事のように思えた…傷口を見ると玉虫色の液体が出てくる
いつの間にか私の中にも居たらしい、なんという失態か
遠くでは驚いている顔の翔太郎さんと柏崎さん、そして信じられないものをみるような顔をしてる緋彩さんが見える
あぁ…予定とは違うが結果が同じなので全て良しというわけですか…
はぁー…もっと…良い…方法…考え…ば……ったなぁ…
どうも、、、、、、、、、、私でデデデ☆(あっ!やめろ何をする!アー!)
ふぅ…プププなんちゃらに消される所だった…私です
今回の話なんですが書いてる途中翔太郎のシーン
完璧にあの例の乗るなエー〇!なんですよね、多分オヤジ(師匠)を馬鹿にされたんだね…
では明日、次の話で会いましょう