実際の所『神に近い何か』になってしまった生物や物は信じてない者によって奪われ売買されてる事もある、とある収集家や企業等が回収をしているが全体の一割しか回収できてないとされている
『信仰とは』情報屋 タヌキ
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「可愛いっす!柏崎さん私にも触らせてほしいっす!」
「勝手にせーい、俺は噛まれたから関わりたくない」
ここはエイレーネー日本支部、第1特殊部隊の部屋だが今はとてもうるさい…その原因は…
「ニャ!」
「痛ったー!噛まれたっすー!」
この子猫だった、依頼に存在しない物だった為どうするか話し合われとりあえずこの第1部隊のマスコットになった…っておい
「なんというか…一気に賑やかになりましたね、柏崎さん」
「賑やかというかうるさくなっただけだぞ、矢本」
子猫をとりあえず早朝噛まれながら机の上に放置したら緊張してたのか座ったままの姿で動かなくなり置物になっていた…そこに天田がやって来てこの喧騒である
「おう!おはようございます!ってなんだこの猫は!?」
「あ、うるせぇ奴が増えた」
「隊長この子猫はなんだ!?」
「保護した猫だよ落ち着けこの根性バカ」
1発拳を顔面にシュートしつつ俺は威嚇して威嚇し返してる子猫と天田を見る、あいつ子猫相手に何威嚇してんだ…
「シャー…」
「フグー!」
「お前のはただのやられてるフグだ」
頬を限界まで膨らませて威嚇してる…ただのフグじゃねーか…子猫は天田の威嚇が怖かったのか(どう見てもフグ)踵を返して何故かこっちに向かってくる、やはりあれだな…最初に出会った俺を1番信用してるぜ的なあれだな…いやぁどんなに噛み付いて来てもやっぱり子猫なんだなぁ!
「さっこい」
俺はテテテテ!と走ってくる子猫を受け止めるように両手を広げ待ち構える…子猫はあと少しの所で大ジャンプを魅せ
「痛たたたた!」
前足後ろ足を使って俺の頭にしがみついてきた、あるよね小動物を頭に乗せるってやつ…あれどうやってんのかと思ったらこういう事かぁ…小動物の方が必死に頭皮に爪突き立てたのか…
「あぁ!柏崎さん羨ましいっす!変わってほしいっすよ!」
「おう今からでも変わってやりたいぞ」
ぶっちゃけ痛いしちゃんと掴めてないから少しづつ落ちてきて顔に猫の腹が見えるわ
「ふっ…無様な者達だ」
「だ、誰だてめぇ!」
宮島が叫ぶ、いやこんな喋り方すんの1人だけだが
「私の名は宮本亜美…ただの侍だ」
「ラストサムライってやつか…」
「くっ!何故侍がこんな所に!」
お前ら適当に言ってるだろ…あとここは俺達の部屋です
「侍…猫…隣に並ぶと…映える!」
「な、なんだって!?」
「これは一本取られたっす…」
こう見ると宮本も女子高生だよね、ちょっと刀狂いの
「よーしよしよし…」
「い、いったー!」
「まさか子猫も現役女子高生に撫でられるとは思うまい!」
天田ちょっとおっさん化してない?
「シャー!」
伸びた宮本の手は子猫の頭を撫でようとして近づくが猫パンチ(爪出てる)によって弾かれた
「…」
「…」
「…」
動かなくなった3人、そして未だに俺の頭の上にいる猫野郎は動かないってか威嚇してる
「…エイレーネーやめる…」
「落ち着け宮本!お前はちょっと猫に好かれなかっただけだ!」
「そうっすよ!猫が駄目でもまだ犬がいるっすよ!」
いじけた宮本を励ます2人、見てる側だとちょっと笑える
「ふっ…ダメダメですね皆さん」
「だ、誰だてめぇ!」
「天丼すんな」
入口から雨森が入ってきて何かを取り出す…それは棒に紐が付いておりその先には…
「ね、猫じゃらし!」
「なんってことっすか!まさか猫じゃらしを出すとは!」
「ふふふ、まず一緒に遊ぶ事により警戒心を無くす事が最優先ですよ皆さん、では失礼」
と、猫じゃらしをチョロチョロと俺の目の前で揺らす、それに合わせて子猫も興味深い感じで動くので俺の頭が大変な事になる…将来禿げたらお前らのせい
「ニャッ!」
とうとう我慢できなかったのか俺の頭から跳躍して猫じゃらしに飛びつく、だから痛てぇって
「ふふはははは!次にしばらく遊ぶ…カワイィィィィ…」
「あれ本当に猫好きの顔?ちょっと顔変形し過ぎてデレ顔なんだけど」
「あれが猫好きっす」
「全国の猫好きに謝れ」
雨森はちょっとお見せできない顔をしながら猫じゃらしを使い子猫の警戒心を解いていく
「さ、さぁ…後は撫でるだけ…」
ゆっくりとその手を…指をわちゃわちゃさせんな…
手を子猫に近づける…
「ニャッ!」
猫パンチ(かなり強め)によって雨森の手は弾かれ子猫は脱兎のごとく俺の腹に頭突きして服の下に隠れる
「今のワンクッション必要だったのだろうか」
無理やり出そうとしたら俺の腹がズタズタにされそうなので放置する
「ああぁ…猫ちゃん…行かないで…」
「雨森…お前も仲間だぜ!」
「そうっすよ!同じ猫に嫌われた人種として生きていくっすよ…」
子猫に拒否されただけで…ん?俺の目の前にビーフジャーキーがゆらゆらと揺れる、辿っていくと何故か矢本がビーフジャーキーを持ちながら俺の目の前で揺らしてた
「矢本お前どうした?」
「?警戒心を無くすにはまず遊ぶのがいいと…」
「うーん、何故ビーフジャーキーなのかと…それを俺に実行しようとする意図が分からんわ…」
とりあえず放置しよ…関わったら負けな気がする
「とりあえずこの子猫の事を調べるわけだが…お前ら見てたか?」
「えぇ、猫じゃらしを遊んでる時に何度か」
「流石に気づくに決まってるだろう?」
「わっかんね!」
「なんの事っすかね!」
アホ2人は置いといて…あの子猫の爪…あれは『金属』だ
切れ味は無く本当に猫の爪みたいな感じだが光の反射があった為金属類で間違いないだろう
「んー、言った所金属でできた猫っすかね」
「しかしそんなのが存在するのでしょうか?私としてはそんなの聞いたことはないですが」
「雨森の言う通り、存在はしない筈だ…だが今ここに存在しない筈のがいる」
チラッと服の下から外を見てる姿は子猫のそれだ、好奇心と警戒心が混ざって変なテンションになっている
「うーん…私としてはこの子猫…今すぐ捨てたいっすね…変なのに巻き込まれるとこっちとして大損害っすよ」
「まぁ薄情だがそれが1番簡単で安全…」
子猫は俺達の言ってる事が分かるのか…捨てるという言葉が出た瞬間ガッツリと俺にしがみついてきた
「…まぁ出処探す為にあいつに頼るか…」
「あいつ…?」
「情報屋のタヌキだよ」
子猫の隙をついて首根っこを掴み宙に吊るす、暴れるのにため息する
「お前はどこの猫なんだ…?」
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ここはとある薄暗い部屋、ゴミや空き缶がてんこ盛りの一部が揺れ1本の手が生える
それは女性の手で器用にゴミ山から這い出てくる
「危ないなぁ…あと少しで押し潰されてタヌキうどんになっちゃう所だったよー…」
目の下には大きなクマができており長い栗毛を適当に纏めて近くにあるパソコンに手をつける
「さてさて、何かいい情報ないっかなー…」
ポチポチとしてるとメールが届いてる事に気付きニヤリと笑う
「ふふふ、とうとう私を頼るようになったんだね柏崎君」
情報のプロフェッショナル、情報屋タヌキは不敵に笑いながらいそいそと掃除を始める
どうも、気温差に負けそうな私です
今回は癒し…癒し?回です、次回はとうとう物語の上部分で色々言ってた情報屋のタヌキの登場です、お楽しみに
では明日、次の話で会いましょう