ファースト・オブ・バレット   作:パルバール

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第40話『子猫とタヌキ』

説明しよう!

情報屋タヌキとはボンキュッボンのナイスバディで高身長美人という高ステータスの持ち主だー!

ただし彼氏ができた事はない、これは戦略的な独り身なのであって面倒臭いわけではなーい!年齢は秘密だー!

 

 

情報屋 自己紹介タヌキ

 

────────────────────

 

「結局俺だけかよ」

 

俺は未だに頭の上に居座る子猫をどうにか落とそうと試みながらため息をする、情報屋に会いにいくと言った瞬間…天田は俺に威嚇してきて雨森は猫じゃらしを囮に逃げ、宮本は日本刀抜いたり宮島は筋トレしたり…雨宮はまず来てなかった

極めつけは矢本すら行く事を拒否、嫌われ過ぎだろタヌキ

 

「はぁ…俺も1人で会いたくねぇってのに…」

「ニャッ!」

 

と、額をペシペシ叩かれる…自分もいるぞ的なあれか

 

「お前がいても変わんねーよ…」

 

暴れる子猫の首根っこを掴み情報屋の住処を目指す

 

 

────────────────────

 

とある団地の一室、周囲にはほぼ誰も住んでおらずタヌキが団地の主的な立ち位置になっている

タヌキの部屋の前に来てインターホンを鳴らす

 

「おーいタヌキ、来たぞー居るのは分かってんだぞーこの前貸した400円返せ」

「400円はこの前返したじゃないかー柏崎君!」

 

と、勢いよくドアが開かれ部屋の中が見えるようになる…やっぱりゴミだらけじゃねぇか…掃除しろって言ったろ…

 

「あれー?柏崎君タヌキを無視してないー?おーいタヌキさんだぞー!」

「やかましい!お前はその姿をまずどうにかしろ!」

 

タヌキは目の下に大きなクマがありダボダボの大きなTシャツを1枚着ただけの姿で出てきていた…タヌキは言う所のボンキュッボン…という体型の為かなり危ない、天田とか連れてきたらあいつ発狂してたかもしれない…

 

「あー、掃除に集中してたから忘れてたやー…んじゃ入ってー」

「これ掃除したか…?」

 

とりあえずゴミを避けつつ中に入る…び、ビールの匂いが凄いな…あ、子猫が空気に酔って落ちてきた…

ダウンした子猫を抱えながらタヌキの後を追うと…リビングか?多少人が座れそうな地面と机が置かれておりその周囲にゴミ山が生成されている

 

「タヌキさんやタヌキさんや」

「なんだーい柏崎君」

「お前これ掃除って言うんじゃなくて隅に追いやったって言うんだ」

「柏崎君ってばさっすがー!その通り!」

 

震える拳をどうにか押しとどめて子猫を机の上に転がす

タヌキはゴミ山から冷蔵庫を引っ張り出し中からピーナッツを取り出して机に置く

 

「食べるー?」

「もっとマシなのなかったのか…」

 

出されたからには食べないわけにもいかずポリポリ…

 

「さて…んじゃ何の情報が欲しいのかなー?敵対組織の情報?それともあの『化物』について?それとも『A』の事かなー?それとも『6席会』かなー?それとも能力を『治す』方法ー?」

 

一気に出せる情報を並べていく…俺はタヌキを睨みナイフをちらつかせる

 

「…それらの情報料はいくらだ?」

「柏崎君の『命』だよー」

「…それは無理だな」

「ならしょうがないねー」

 

 

タヌキはまず適当な情報を並べ自分がどれだけ情報を持ってるかを提示して無理難題な情報料を要求してくる、大体は名前だけ…等の情報だが自分以外ではこんな情報は持ってないという事を暗に伝えてくる

 

「それとも…私の彼氏の数かなー?」

「黙れ独り身、この前婚活行こうとしたらビビって逃げ帰って来たって聞いたぞ」

「誰それ言ったのー!?」

「君ん所のボス」

 

情報屋も集団で活動する事で自分達の身の安全を確保してるのだが身内の恥ずかしい情報は結構ペラペラ喋る…仲間意識は低いかもしれない

 

「うぅ…そんなの聞かれたらお嫁に行けないー…」

「面倒だからって婚期蹴った奴が何を言う」

「責任取れー!」

「無理です」

 

殺気立っていた空気は無くなり穏やかな空気が流れる…いやアルコールの空気だけど

 

「んじゃ本題に入ろっか…その猫でしょー?」

「あぁ、この子猫は『神に近い何か』か…もしくは『眷属』なんだろうが…出処が分からなくてな」

「なるほどー…ではちょっと待ってねー」

 

そう言ってパソコンのある机まで移動し、パソコン操作を始める

 

「…あ、そう言えばお前」

「んー?何ー?」

「あの青葉にパシられたんだろ?なんでまた」

 

あの時手紙を送られてなかったら俺は部下を1人失っていた、だがあの手紙はタヌキではなく青葉が出した情報をタヌキが俺に渡したものらしく…珍しいとも思えた

 

「あー…面白い情報があったからそれと引換にねー」

「面白い情報…?」

「そーそー、彼女記者の超人?らしくて凄い量の情報持っててさー、私が知らないのもあったからそれとねー」

「ふーん…」

 

お互い情報を扱う職なだけあって情報の量には差が出たりするのか…まぁ、まだ青葉は未成年な上に危ない橋は渡れないだろうからそこ辺りは差があるだろう

 

「そうそう、青葉って言ったらさーなんであっちじゃなくて私の方来たのー?あっちとは仲良くなったんでしょー?」

「あー…それなんだが…関わりづらくてな…何考えてるか分からない上にあわよくばこっちの情報抜こうとするし…」

 

実際この前エイレーネー日本支部の警備状況を抜こうとしてた…理由はいつでも遊びに来る為らしいが…

 

「へー?私信用されてるんだねー」

「いや、いざとなったらお前の過去の黒歴史を世界に公開する事が出来るから」

「脅しだよねー?!」

 

ばっか、人間脅しには一時的な効果を発揮するんだぞ…やり過ぎると捨て身の反撃してくるが

 

「だがよく会ったな、お前ちょっと引きこもりがちだから意外だった」

「あ、そうそう実はねー」

 

そう言ってパソコンに向きながら手を上にあげて指をくるくると回してその時の事を表現しようとしてる

 

「そうあの時は将棋の王将だけでチェスのキングを倒せるかどうか物議を醸してた時だった…」

「うーん何してんの?」

 

☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★

 

『難しい…何故チェスはチェスで将棋は将棋なんだろうか…』

「そういう遊戯だからだよ」

 

私は窓の外を眺め黄昏れる

 

「ゴミの山で窓の外見えないんだけど」

 

『くっ!何故王というのはこんなにも弱いんだ…!』

「ていうかちょっと美化してるよね、口調違うし」

 

黙れ

 

「おい回想で言うな!」

 

私がチェス盤と将棋盤を見ていると1人の女性の声が聞こえた…

 

『おや?それは無益な思考ですね、それよりも…面白い事をした方が有益では?』

『だ、誰だ!(キラキラ)』

 

私は身長が低く見上げなければならなかった…

 

「うーん、ちょっと身長気にしてたんだね」

 

『ふふふ、私が誰だろうとどうだっていいじゃないですか』

 

と言いながら、何故か並べてた将棋の駒を取り払い…王将だけを並べた

 

『さぁ、始めましょう』

 

★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆

 

「そうして私は超人と王将のみの将棋対決をして…今に至るってわけですねー」

 

うーん

 

「今の時間返して?」

「あ、そうそうそれっぽい情報見つけましたよー」

 

俺の事を無視して情報を提示する

 

「この子猫は恐らく『鉱山の神』に近い存在なのかもしれません」

「鉱山の?まぁ沢山いるとは思うが…」

「その沢山の1つですねー、むかーしむかし…とある鉱山で崩落事故があり、中にいた人を助けたのは1匹の猫だった…猫は多くの人間を導き外に逃がし…そして最後は落ちてきた岩にあっけなく死んでしまった…」

 

なるほど、まさに崇められてもおかしくない…かもしれない

 

「生還した者達は猫に感謝し猫を崇める場所を作り崇めたそうな…が、最近ではもはや覚えてる者がおらず…また信じられないとされ今では忘れ去られた『神』…と」

 

そう言いタヌキは子猫を見る

 

「もしかしたら…神様の子かもしれませんねー」

 

神の子…か、よく聞くが実際に会ったこともない…しかしこの世界では何が起こってもおかしくはない

 

「…神の子…ね…巻き込まれた気がするな…」

 

その後もタヌキに情報を聞く為俺はその場に留まる

 

 

 

────────────────────

 

 

豪華な部屋に金属や鉱石が並ぶ部屋の椅子に座ってるふくよかな男は苛立っていた

 

「ふん、まさか小さい方をエイレーネーに取られるとは情けない…」

 

そう言って目の前に座ってる男はごまをする

 

「申し訳ございません!うちの者が大変ご迷惑を…」

「よい、貴様のような所の者だと本題の方で限界だった…エイレーネーの動きを察知できただけでもマシな方だ」

 

ごまをする男は苛立ちを隠し目の前の男に媚を売る

 

「しかし…大きい方と小さい方を揃えてやらんとなぁ…?ふふふ…」

 

そう言って首に様々な模様が入ったスカーフを付けられた『黒猫』を撫でながらふくよかな男は笑う、その顔は貪欲な欲望にまみれた顔だった




どうも、どうもどうも、後書きの書き方を忘れかけてる私です

タヌキ…青葉に似てるようで似てないキャラです、2人が合わさった瞬間この世が終わります(適当)

では明日、また次の話で会いましょう
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