ファースト・オブ・バレット   作:パルバール

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※これは作者の友人が書いたものです、タヌキによってぼやかしてた部分となります


補足回『青葉とタヌキ』

 

 

青葉「どうも!私です!」

 

ゴミ屋敷…屋敷でもないが、に入って開口一番。

 

タヌキ「君は初めてのお客さんかなー?」

「君みたいな若い子が知ってるって、結構問題だと思うけどなー」

 

青葉「これでもそれなりに苦労したんですよ?」

「この長内青葉、まさか調べられる側になろうとは思いませんでしたし」

 

タヌキ「そっかー」

「まー、一応の条件はクリアしたんでしょー」

 

青葉「はい、清廉潔白な私が通らないなんて有り得ませんからね!」

 

辺りにはビール缶が転がっている。酒気のせいで、この空間にガスが撒かれても察知は難しいだろう。と予測する。

普段なら絶対に近付かない。取らぬ…いや、取れぬタヌキに近付いても損をするだけだし、何より食い合いになれば経験が浅い自分では最悪消されて終わる。

だが、今回だけは無茶を通さなければならなかった。

裏ルート、情報、甘言、誘導、規制。

自分に使えるものは何でも使った。

私は「皆」と違って、出来損ないだから。

戦えない私の、唯一の「闘い」

勝敗を決める為ではなく、ただ負けてはいけない勝負。

 

タヌキ「…さて、んじゃ何の情報が欲しいのかなー?」

「『A』の事かなー?『柏崎悟』についてー?それとも『魔術』の事かなー?或いは『超人』ー?」

 

「それか、『自分』についてー?」

 

1つ1つ、それらの言葉を聞いた瞬間、仮面が剥がれそうになる。

警戒をしてはいけない。

警戒をするという事は、何か好ましくないという事だから。

だから、私は丁寧に答える。

 

青葉「……いいえ、どれも要りませんね」

「『もう持ってます』」

 

それを聞いて笑みを深めるボンキュッボン。

……青葉も、まだ成長しますし???

 

タヌキ「そっかー、じゃあお姉さんの事でも知っとくかなー?」

 

青葉「遠慮します、黒歴史なら知ってますから」

「婚活パーティー」

 

タヌキ「誰から聞いたのー!?」

 

青葉「それを教える訳ないでしょう?」

 

タヌキ「それはそうだけどー」

 

青葉「本題に入りましょう」

 

タヌキ「そうだねー」

「で、君は何を払ってくれるのかなー?」

 

青葉「……私は買いに来たんじゃありません。」

「売りに来ました」

 

…さて、此処からだ。

踏み外すな、私に価値があると思わせなきゃ。

あの化け物に比べたら、まだ人間相手だ。

それも、最上級の。

『誰も泣かせない為に』

あの人達の、笑顔の為に。

 

タヌキ「……なるほどー。君はそっちだったかー」

「確かに私はタヌキさんで、情報屋だねー?」

 

青葉「えぇ、何、簡単ですよ」

「この情報を柏崎さんに流して貰うだけでいいんですから。」

 

一通の手紙と手帳を取り出す。

彼女が知らないはずの情報を纏めたモノを。

 

タヌキ「それでー?」

「私が売る情報は安くないぞー」

 

青葉「さて、何を要求しますか?」

 

タヌキ「……君の『誇り』だねー」

「君の持ってる全てが代金さー」

 

青葉「おや、『命』と言ってくるかと思ったんですが」

 

タヌキ「私は要らないものは要求しないからねー」

「お互いにとって価値がないと意味が無いだろー?」

 

青葉「ッ…」「はは、何を言うんですか。青葉も命は惜しいですよ?」

 

しまった、一瞬、一瞬『剥がれた』

だが、まだだ。逆に利用しなければ

 

タヌキ「へー?まぁ、良いよー」

「じゃあ、君の誇り…記者としての嘘偽りない情報を貰おうかー」

 

見透かされている気分になる。

だが、それは嘘だ。

見透かすことが出来たとしても、そこに意味は無い

故に、あちらは私の反応を観ているだけだと断ずる。

思考を切り替え、落とす。

 

青葉「えぇ、好きなだけ見てください」

 

予備の手帳を差し出し、鞄に詰めた記事や写真、音声データ。

そして媒体を残すと危ない情報を私の記憶から探り、支払いする。

人間、記憶の管理くらいその気になれば出来るものです。

 

タヌキ「うん、ありがとー」

「取引成立で良いかなー」

 

青葉「ありがとうございます。では、私はこれで」

 

立ち去ろうとする。私の頭が、直感が危険だと告げている。

これ以上は喰われる、と。

 

タヌキ「あ、ところでさー」

「何で『王』はこんなに弱いんだろうねー?」

「護られるばかりが王の資質って訳でもないのにー」

 

 

青葉「……それは無益な思考ですよ」

「もっと面白いことを考えたらどうです?」

 

タヌキ「それもそうだねー」

「『君は誰』だいー?」

 

青葉「……ふふふ、私が誰であろうとどうだって良いじゃないですか」

 

タヌキ「教えてくれれば追加を払う。って言ってるんだよー」

 

青葉「…なるほど」

 

私は、警報を無視した。

喰われたって構うものか、私1人で贖えるならそれでいい。

掛かった釣り針を逃す訳にはいかないのですから

それが、罠だと分かっていても。

 

───さぁ、始めましょう───




どうも、最近腰を痛めた私です

今日の話は補足回です、ちょっと友人と、タヌキと青葉ってどんな会話してんだろうなーと話してて私が友人にリクエストして書いてもらったものです
大体は私の考えてた通りなんですが…文章力がケタ違い過ぎて私も負けてられないと思う今日この頃でした

あ、本編は明日に更新されます

では明日、また次の話で会いましょう
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