ファースト・オブ・バレット   作:パルバール

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第55話『神降ろしの儀式』

山は少年達の遊び場で毎日のように行き楽しく遊んでいました

ある時、少年達は山で不思議な男性と出会ったのです

その男性は黒いローブ、そして日本語ではない違う言語で書かれた本を持ってました

少年らは黒いローブをカッコイイ、何の本なのか、と尋ねて男性は優しく対応して少年達と男性は友達となりました

 

────────────────────

 

「おいおい…」

 

支部の3層目に来た俺が最初に見たのは阿鼻叫喚な地獄だった

 

「どいてください!怪我人なんです!」

「西地区に1分隊送れ!」

「おい、15分前に行った部隊から連絡がこないぞ!」

「くそっ!支援部隊をこれ以上戦闘に向かわせたら補給が届けられない!」

 

医療室に入らず廊下までいる怪我人達

隠蔽工作部の人々が指揮をとって前線を構築させようと必死になっており忙しそうに走り回っており

支援部のオペレーターが名簿を確認して頭を悩ませている

 

「あ、柏崎さんですね?支部長が至急支部長室にと!」

 

支援部のオペレーターが俺の肩を掴み周囲のざわつきに負けないように大声で言う

 

「お、おう…まて、支援部隊と工作部隊まで戦闘に行ってるのか?特殊部隊はどうした!?」

 

矢本達や周囲の特殊部隊が来てもおかしくないはずだ

 

「第1特殊部隊はすでに先行した部隊に合流しました、現在はあの化物達と交戦中とのこと…それと他の特殊部隊ですが…今回の件、長く時間をかけられない為補給が間に合わない…そして少数精鋭で元凶を倒す…と」

 

オペレーターはとても言いずらそうに言う

 

「…誰が時間がないって?」

「情報屋のタヌキさんです」

「タヌキが…?…ありがとう、職務に戻ってくれ」

「はっ!」

 

敬礼をして戻っていくオペレーターを見送り俺は下の層を目指す

 

──────────────────────

 

「やっと来たか柏崎君、遅いぞ」

 

支部長が腕組みをしながら椅子に座って俺を待っていた

支部長室には田村さん、そしてタヌキもいた

 

「すまない支部長…状況を説明してくれ」

「まず言えるのは現在とてもよろしくない状況とでも言おうか」

 

そう言って立ち上がりコーヒーメーカーの所まで歩きコーヒーを作り始める

 

「まず街はあの目玉のような化物に占拠されつつある、そして今起きてる現象は…そこのタヌキ君から説明されたよ」

「はいはーい!ここからはタヌキさんの説明なのだー!」

 

と、ぴょこんと軽く跳ねて俺の前に来たタヌキは胸を張り人差し指を立てて説明を始める

 

「今起きてる現象、これは『神降ろし』の儀式だねー」

「神降ろし?」

「そう、神をこの世界に呼び込んで対話するってやつだねー」

 

対話?対話だけでこんなカオスな状況になるのか…?

 

「ここからがミソなんだよー、神降ろしは大量の魔力を必要としててねー…そしてね、神が降臨した時にどうなるか誰にも分からないんだなー」

「分からない?」

 

タヌキは支部長の作りたてのコーヒーを横から奪い取り飲む

 

「ぷはー!そう!もしかしたらちょこっと話て帰るかもしれないし、沢山の眷属引き連れてくるのもあるし」

「今回は?」

「まだ来てないっぽいけど…もう眷属が暴れだしてるねー」

 

その為支援部隊と工作部隊が前線に貼りついてると…

 

「不可解なのが建物を攻撃してない事だねー、まるで人間を攻撃しないような」

「そうかよ…んで?このままだとどうなるんだ?」

「うーん…今も尚空ではあの玉虫色が広がりつつあるから…街は確実に終わるね」

 

さらっと言ったタヌキだが、街はかなり広く人も多い…終わる…つまり

 

「…あれが街の外に出るのか?」

「神降ろしが成功したらそこに定住して眷属がさらに広がるだろうねー」

「そう言われ今支援部隊と工作部隊が前線を構築して街から出さないようにしてるんだ…他の特殊部隊は来るのに時間がかかる」

 

そう言い支部長は新しいコーヒーを作る

 

「………1番近い部隊でも…3時間」

「そして、私の予想では神降ろしは…あと『2時間』で終わるねー」

 

2時間…全然間に合わないじゃないか

 

「だから少数精鋭でこの元凶を倒す必要がある」

「場所分かるのか?」

「日月学園の校庭…そこから広がっていたという情報が多くあってね」

 

まぁ街で広い場所と言えばそこくらいか…

 

「んで、誰が行くんだ?」

「本当は第1特殊部隊で対処してもらおうと思っていたんだが…」

「…………予想外に敵が多かったから…前線に向かってもらった」

 

つまり…

 

「俺だけ…?」

「いや、今回は柏崎君だけではなく…」

「はいはーい、タヌキさんも行くよー!」

 

タヌキが元気よく手を挙げて俺の視界に入ってくる

 

「タヌキ…大丈夫なのか?」

「大丈夫…かもしれない、だが彼女も魔術師…もしかしたら魔術的なものに対抗できるかもしれない」

 

そんなもんかね…

 

「あ、そうだ…途中で青葉と誠を拾ったぞ、喜べ…新しい超人だ」

「なんだと!?」

 

支部長は新しい超人と聞いて机をバン!と叩いてたちあがる

 

「いける…青葉君にはオペレーター達の手伝いを、誠君には前線に参加してもらうようにお願いしてこよう!」

 

と、支部長が支部長室から飛び出て行ってしまった…支部長…それ下っ端の仕事…

俺は横目でタヌキを見る、タヌキは俺の視線に気づいて手を振ってくるので無視する…大丈夫だろうか




どうも、最近物語の進み遅い…遅くない?私です

違うんです(?)
書いてる時こう、あーここで切らないとキリ悪いなぁって…明日は長いです多分

では明日、また次の話で会いましょう
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