ファースト・オブ・バレット   作:パルバール

6 / 122
⚠︎流血等注意⚠︎


第6話『不穏な空気』

 

魔法や魔術等はフィクションの世界では当たり前のように存在しており派手なものが多い

だがこの世界の魔法…魔術はそこまで派手な攻撃等は存在しない、1部炎を飛ばしたり…等は存在するがあまりにも使える人が少ない為見かける事はかなり少ない

 

魔系を使用する場合『魔力』を消費する

魔力は普通にあるものではなく修行、外部からの手助け、元から体内にある、無理やり発生させる…それら以外にもある可能性があるが大体はこんなもんである

 

が、1部例外も存在しているが…その説明はまたいつか

 

────────────────────

 

5人の人影はそれぞれ、とあるビルを見ている

事前情報だと雑貨ビルの中に事務所があり20名ほどいて全員その中にいる予定だったのだが…

 

『…情報と違うじゃねぇか』

 

ビルの周囲にはバットや木刀等を装備した厳つい男達が彷徨いていた

今回の任務の件は外に漏れる筈もなく、気づかれる可能性は無いはずなんだが…

 

『まるで来るのを警戒してる感じですね』

 

矢本が敵の動きを観察しながら言う、確かに出歩いてる4人程の男達はやけに周囲を警戒してる

1人で歩いてた奴は恐らくの他の奴の行動に合わせなかった脳天気な野郎だったのだろうが…

相手に予知能力者でもいるのか…?

 

『隊長よぉ、どうすんだ?』

『このまま見てるわけにもいかない、宮島と宮本、お前らは外にいるのを始末しろ』

『了解だぜぇ』

『ふん、あんな奴等私が本気を出す必要も無い』

 

元気があってなりよりだよ…

 

『雨森と雨宮はサポート、特に雨森は逐一報告を』

『了解しました』

『はぁい、頑張るわ』

 

今回は20人いる、こいつらのサポートで楽になるかどうか決まる…

 

『オペレーター、全員の状況を確認しといてくれ』

『了解っす!心置き無く戦ってもいいっすよ!』

『矢本、お前は俺と一緒に一直線に親玉の所に向かうぞ』

『はい、分かりました柏崎さん』

 

全員の確認を終えて時計を確認する

現在夜の21:07…

 

『オペレーター、10分になったら作戦を開始する』

『OKっす!3分後に作戦開始!作戦時間は30分っすから気をつけてください!』

『あまり時間をかけると一般人に気づかれるからな…』

 

俺は周囲の仲間達を見る

全員準備は出来てる、覚悟も…そして時間は過ぎ21:10…

 

『作戦開始だ』

 

俺の合図と共に全員が動き始める

 

 

───────────────────

 

外にいた男達は内心恐れていた、あの『アドバイザー』の話通りなら今夜俺達を殺しにくる奴等が来る筈なのだ

 

他の仲間の荒い息遣いが聞こえる、もしかしたら自分達も死んでしまうのではないかという恐怖が充満している

だが逃げるとしても逃げれない…

そんなどうしようもない空気が重くのしかかる男達の耳に

 

カラーン…っ!

 

という金属の音が聞こえる、音は空き缶が置いてあった場所から聞こえた…というのが理解出来た男達は恐怖と同時に安堵した

見えない、分からないという恐怖より確実にそこにいるという安心感と自分達が囲めば勝てるという慢心がそうさせるのだ

 

男達はそんな解放された気分のまま、だが警戒しながら音がした方に向かう

暗い道をゆっくりと歩き確認していく

誰もビルの周囲を守ってないが目の前の事の方が重要なのだ

 

ビルから少し離れた場所に、空き缶が1つ転がっていた

風はそこまでない、野生動物もいない

それらを考え空き缶が勝手に倒れて転がるのはおかしい

 

空き缶を調べた男が、誰かいる…と思った瞬間

 

後ろにいた男2人が1人が吹っ飛び壁に叩きつけられ気絶し

もう1人は体力の血を流している

 

「な、なんだ!何が起きた!?」

 

無事な男の手を無理やり引っ張り距離をとる

自分達がいた場所の、来た方向に2人の人影が見えた

1人は月明かりに光る血塗れの日本刀を持っており

1人はゴツゴツとした拳を握り仁王立ちしていた

顔はガスマスクで見えずヘルメットと黒迷彩を見て

男は戦慄した

 

「て、テメェらがエイレーネーか…本当に来やがった」

『あん?本当にってどういう事だ?』

『知らん、それらを調べるのは隊長がやるだろう』

 

日本刀を持った…外見的には女性が日本刀を構える

 

『そうだな、とりあえずぶっ飛ばす!』

 

拳を前に出して構える

 

男はあと1人になった仲間を見る、木刀を持ってるが日本刀を見ると頼りなく感じる

だが戦うしかない、男はバットを振りかぶり拳を構える男の方に大振りに叩きつける

何故か避けない上にガードもしない

 

「(舐めやがって!)」

 

バットをまた振りかぶり叩きつける、1回2回3回4回…

何度叩きつけても怯むどころか仁王立ちのままだった

 

「な…なんだよ…なんで効かねぇんだ…」

 

バットを弱々しく下ろし男は2歩下がる

 

『良い攻撃だ、だが俺を倒すには根性が足りねぇ!』

 

明らかに骨を折ってもおかしくない攻撃を無防備に受けていた男…宮島が男に近づき拳を大きく下から持ち上げるように男の顎に叩き上げる

顎が砕け歯が折れの首の骨が限界を超えるほど曲がり背中から地面に倒れる

 

「ひぁ…あ…やめ…死にたくな…」

 

仲間が死んだのを何も出来ず眺めていた男は逃げるように走り出そうとする

 

『逃がすわけがないだろう?そのお命頂戴させてもらおう』

 

と、日本刀を持った宮本に逃げ道を阻まれてしまう

 

「う…うわぁあああああああ!!!」

 

男は半狂乱になりながらデタラメに木刀を振り回すが1回も当たらない

まるで動きを先読みされてるようだった

 

『ふん、ど素人め』

 

何かが光ったような光景を見てた男の視点がどんどんと下に落ちていく

そしてベチャッ…という音と共に自分の体が倒れていくのを見ながら男は意識が無くなる

 

『なんつーか強くねぇ連中だったな』

『ただの雑魚だ…次行くぞ』

『へいへい、こんなのとビルの中でもやるのか…』

 

2人の人影はビルに向かって歩き出しその場を後にした

 




どうも、今回は少し長くなったので6話と7話に分けさせてもらいました
7話は残りの4人の行動からになります
そう言えば皆さんは木刀、持ってますか?私は持ってないのですが観光地とかに置いてあったら何故か買いたくなっちゃうんですよね…需要はないですけど

今回日本刀が出てきましたが、日本刀ってカッコイイですよね…
なんて言うんでしょうね、男のロマンというやつです
日本刀はカッコイイ!(断言)

ではまた明日、次の話で会いましょう
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。