ファースト・オブ・バレット   作:パルバール

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第57話『手のひらの上で』

 

男はまず茶髪の少年の両親を殺害しました、しかしここで男にとって誤算がありました…なんと金髪の少年の両親が現場に来て男とほぼ互角に戦い始めたのですから

だが男が負ける事はありませんでした、何故なら『神』がついてるのです

全てを終わらせた男は茶髪の少年を捕まえ両親達の遺体を見せ絶望させると共に洗脳を開始しました

そして移動中金髪の少年が襲ってきましたが相手は少年、男の足元にも及ばず茶髪の少年に絶望を与えただけでした

誰もいなくなった時、金髪の少年の指が動く

 

────────────────────────

 

目的地について車から降り設置されてる梯子を登る

 

『全員ガスマスク着用、いいか?何があっても焦るな、間違って味方のケツに穴を増やさないように気をつけるように』

 

柏崎のジョークに支援部隊…特に男性陣が軽く笑う

 

『よし…行くぞ』

 

マンホールの蓋を軽く上げて周囲を確認する、近くに敵は見えない…ゆっくりと蓋を開け地上に立つ

 

『…いい天気だなぁ…』

『柏崎さん…空気持ち悪い色ですけど…』

「柏崎君たまーに息吐くようにボケるから無視していいんだよ~」

 

失礼だな…ちょっと現実逃避したかっただけだわ

 

『よし、ではこれより日月学園に向けて…』

 

ふと他の全員が見てる方向を見ると200mくらい先に日月学園があった

 

『あれ?なんかこう、2kmくらい走っていく的なの言ってなかった?』

『い、言ってませんが…?』

「タヌキさんは知ってたけどね~」

 

俺達は特に問題もなく日月学園の校門近くまで来れてしまった、敵すらいなかったよ…

 

『………』

『………』

「…は、はははは~…」

 

ま、まぁ大丈夫大丈夫…まだ大丈夫なはずなんだ、何が大丈夫かは分からないが

 

 

『…これより俺とタヌキは日月学園に潜入する、第40支援部隊はこのまま撤退…っと』

 

通信機から声が聞こえてきた、どうやらかなり後ろがざわついてるらしく聞き取りにくい

 

『こちら支援部オペレーターです、第56工作部隊が救援要請…近くの部隊は至急救援に向かってください、場所は南地区の商店街通り…』

 

南地区の商店街通り…ってそこそこ近いな

 

「んー?どうする?時間は1時間あるし…急いでいけば間に合わなくはないよー?」

『そう言ってもな…どうなるか分からない以上時間には余裕を持っていたい』

 

相手はこの状況を作り出した張本人…体力を使いたくはない

 

『で、では!私達第40支援部隊に任せてはもらえませんか!?』

 

と、熱意を表すように詰め寄ってくる

 

『わわ!分かったから!近い!』

『え?ぁ…す、すみません!』

 

急いで下がってもらい俺は一息つく

 

「おやおやー?柏崎君実はかなりウブさんー?うっふーん」

『何してんだこのタヌキ』

 

急にクネクネ動き出したタヌキにドン引きする俺とその他

 

「うぅ…タヌキさんの悩殺ポーズはいつになったら成功するのだ…」

『あれで悩殺…』

 

死にかけのミミズみてぇだったよ…

 

『とりあえず、支援部隊はすぐに工作部隊がいる商店街通りに急行し救助せよ、以上』

『はっ!よし、皆行くぞ!』

 

その掛け声と共に第40支援部隊の計7人は大通りを通って南地区の商店街通りを目指し向かって行った…さて

 

「柏崎君ー…やっぱり気づいた?」

『あぁ…相手もかなり準備万端らしい』

 

見える箇所では4つトラップが発見された、これらを避けながら…屋上か?誰かいるがよく見えない

 

『タヌキ、お前ならどこに陣取る?』

「タヌキさんなら屋上だねー、逃げる時は魔術を使えばいいから」

『便利だな魔術…まぁいい、行くぞ!俺のあとを辿ってこい!』

「あいあいさー」

 

俺が先行してトラップを解除、わざと発動させ、必要最低限の場所を通り校舎を目指す

 

──────────────────────

 

「っと…なんだこりゃ…」

 

誠が街に着いた時には過酷な戦闘が起きていた

 

『GO!GO!GO!』

『負傷者は下がれ!動ける奴は前進だ!』

『引き寄せろ!一斉射撃!』

 

道路から向かってくる目玉のような化物が上下に割れ口のように開閉しながら走ってくる、それにエイレーネーの兵士達が攻撃を仕掛けるが…あまりにも数が多い

 

『あああ!!!』

『衛生兵!隊員がやられた!』

『くそっ!何体いやがるんだ!?』

 

最初はゆっくりとながら前線を押せてたが今は逆に押され気味になっている

 

『…今までの俺だったら…何も出来やしなかった…だが今は違う!』

 

一気に戦場に近づき障害物を飛び越え兵士達の横を通り過ぎる

 

『な、誰だ!?』

『下がってな!行くぜ、もうお前らは怖くないっ!』

 

突然出てきた誠を見て化物達はカモを見つけたように誠に群がっていく

 

『へっ!単調な奴らだ!辻風!』

 

群がってきた化物達が一定の距離に近づいたのを確認した誠は全身を使って体を回転させる、すると軽い回転の筈がまるで竜巻のように化物達を巻き上げ上空に飛ばす

 

『はぁぁぁあ!!!』

 

上空に飛んで飛んだ化物全部蹴り飛ばす、壁に地面に叩きつけられた化物は玉虫色の液体となり溶けてしまう

 

『超人…?』

『超人だ…やっと超人が来たんだ!』

『やったぞ!これで前線を押し上げれる!』

 

誠の攻撃を見て浮き足立っていた気持ちを落ち着かせれた兵士達、そして1人の男が誠の隣に来る

 

『助かった、私はここの指揮を任されてる第8工作部隊隊長の者だ…まずは早い到着感謝する』

『いいってことよ!そんな事よりどこまで進むんだ?俺が道を切り開くぜ!』

 

ガスマスクを付けてる為表情が分からないが誠の言葉に驚いた雰囲気を出している工作部隊隊長は肩を震わせ苦笑する

 

『ではこのまま前進して、道路を右に曲がる…超人青葉が言うにはそちら側に化物達の拠点があるらしい』

『青葉が…よし、好都合!俺についてこい!』

 

そう言って誠は走り出して向かってくる化物を蹴散らす

 

『総員!超人の後に続け!敵の拠点を破壊できれば他の戦線に余裕ができるはずだ!前進せよ!』

『『『『『おおぉぉぉぉぉぉぉ!!!!』』』』』

 

大勢のエイレーネー兵士達が誠の後に続く、だがここで誠は1つ違和感を感じた

 

『(…敵の数が減った?)』

 

倒しながら進むが少しずつ、だが体感的にはほぼ変わってないように思えるが…来る敵が減ってるように思えた

 

『だけど…止まれねぇ!』

 

ここで引き返すという選択肢はない…そして青葉が『敵の拠点がある場所と同じ所まで』一直線に行くように言ってたのだから

 

『よし!化物の数が減ってるぞ!突撃!』

 

誠と兵士達が道路を曲がる…その先にあったのは大量の『目』

化物と、誠があの時見た泥を上からかけたような若干三角形の形で丸みがあり玉虫色で1つの大きな目が付いている…それが10数体…?そしてその周りには数えきれない程の化物がいた

 

『ぁ…う、撃て!撃て!』

 

咄嗟に発砲命令を出すが押し寄せる化物の『波』

それに撃ってもまるで意味が無いように押し寄せてくる

 

『に…逃げろ…退避!退避ー!』

 

来た道を戻るように下がろうとするが周囲はもう囲まれていた…どうやら数が少ないと思ってたのは周囲を囲う為に数を割いてたからだったらしい

 

『ははっ…やべぇ…』

 

絶望?恐怖?そんなものは誠の頭の中にはなかった、あるのはただ一つ

 

『俺はこいつらを守る!』

 

攻めてきてるのは正面の化物の『波』

それを止めれれば

 

『無茶だ!何か方法が…』

『方法なんてねぇよ!あるのは戦わねぇと生き残れないっていう事実だ!』

 

誠の力強い言葉に言葉を詰まらせる隊長、そして周囲の兵士達はそれぞれの武器を構える

 

『…倒すんだよ、俺達で』

『……あぁ!くそっ!総員構え!タイミングを合わせろ!』

 

武器を構えてそれぞれのポジションにつき合図を待つ兵士達

 

 

 

 

が、それを撃つ必要はなくなる

化物の『波』は忽然と玉虫色の液体となり地面に消えていく

 

『…こちら矢本、作戦区域に到着』

『こちら宮島!同じく作戦区域に来たぜ!』

『こちら雨森、狙撃ポイントに到着…指示を待ちます』

『…宮本、敵は殺すだけだ』

『雨宮で~す!同じく作戦区域に到着~!』

 

隊長の通信機からそんな声が聞こえてくる

そして波が来ていた場所に1人の人影が立っていた

 

『エイレーネー日本支部、第1特殊部隊…戦闘を開始します』

 

────────────────────

 

老人ホーム菊野、未だ外で戦闘が続いているが青葉は中で街の地図を確認していた

 

「…敵はあまり戦略は得意ではないようですね…私なんかの作戦でこうも上手く行くとは」

 

予め誠を『重要場所、自分ならここに置く』場所に向かわせ派手に暴れてもらい、第1特殊部隊の方々を向かわせて一網打尽…

 

「思い通りに動いて怖いくらいですね☆」

 




どうも!祝!アクセス1000!ありがとうございます!そしてお気に入り7!ありがとうございます!!!

これからもファースト・オブ・バレットをよろしくお願いします!

では明日、次の話で会いましょう

…あ、あとTwitter始めました
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