場所、日月学園屋上
時間、午後20時
人物、柏崎、タヌキ、A
タイムリミット、約1時間
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魔術師…今まで戦った事はあるが大体は前衛の後ろで呪文を使ってくるぐらいだった、接近戦に持ち込めば勝機はある
ナイフを構えタヌキの横に並びAとの距離を詰める…が、予想外の事が起きた
『そっちから来ないなら僕から行くよっと!』
Aは一気にこちらに向かって来て右手を突き出してくる、その手には玉虫色の液体が滴っておりAが右手を突き出した瞬間鋭利な刃物にへとその姿を変える
「なっ!?」
咄嗟に仰け反るようにして避けるが左手からの攻撃も迫ってきている
『酷使せよ!障壁!』
タヌキが呪文を唱えた瞬間Aの攻撃と俺の間にシールドのような見えない壁が構築され俺は事なきを得た
『酷使せよ』
Aが呪文を唱えた、がタヌキとは違いその後がない…
「柏崎君!」
「っぶね!」
地面から玉虫色の液体が尖った棘のような形でせり上がってきたがタヌキの声にギリギリ反応して串刺しにはならずに済んだ
バックステップの要領でAと距離をとる
「タヌキ助かった!」
「気をつけてねー…この人詠唱を端折ってるよー…」
詠唱を短くしてるのか…?そんな事が可能なら素早く反応しなければ串刺しになるじゃないか!
「今度はこっちから行かせてもらうぜ!」
左回りでAに接近してナイフを一閃、だが玉虫色の液体に阻まれナイフが通らない
「いくよー!」
『酷使せよ!万物の兵士!』
タヌキが呪文を唱えると屋上のフェンスがひとりでに動きだして人型のような形になる、それが3体分出来上がりAを囲むように配置される
『数が増えても形だけのもので勝てるとでも?』
そう言ってAは両手を横に広げ
『酷使せよ』
呪文を唱え、その手にいた玉虫色の液体を伸ばす
そしてムチのような形態になった玉虫色の液体は意思のある生物のように高速で動いたと思ったらフェンスで出来た兵士はバラバラにされてしまった
「なっ…」
『残念ながら無意味なんだなー、これが』
「なら、これならどうだっ!」
玉虫色の液体を伸ばした状態でタヌキの方を向いていたAに張り付くように接近してナイフを横切りする
鈍い音が聞こえ俺はその場を離脱してAから離れる
『危ない危ない…あと少しで切腹されるところだったよ』
「…そうかな?」
俺はナイフの刃を見る、先っちょのほんの数ミリ…赤い血が付着していた
「そんな変な色の液体を体に付けてるわりには普通に血の色なんだな」
『…………………』
ナイフの先端を見せるように前にナイフを持っていくとAは黙り込んで動かなくなる
「…ん?なんだ、まさかあれか?1度も傷ついた事ないのにーってやつか?」
そう問いかけるがAは何も言わず…両手を天に向ける
『ははははははは!!!いやぁ…流石だよ柏崎くん…君は凄い…その通りだよ、僕はこの君が言う変な色の液体で守られててね…僕に傷を付けたの君が初めてかもしれないね』
本当に傷ついた事ないの人だったー…いるもんだな…
『あぁ…やっぱりダメだ…無理だ…』
ドクロの仮面のようにっている玉虫色の液体の上から両手で顔を覆う、そして震えるように肩を揺らす
「…?」
『あぁごめんこっちの事だ…いや、君の事かな』
そう言ってAはゆっくりと俺に『右手を向ける』
「おっと!タヌキさんがいる限り柏崎君に魔術は使わせないよー!」
そう言ってタヌキは俺とAの間に立ちAに右手を向ける
『あぁ、大丈夫…君には『僕をとめられない』』
『酷使せよ』
突然、沈むような感覚が足元からした…下を向くと玉虫色の液体が水溜まりのように…
「柏崎君!くそっ!『酷使せよ!万物の手!』」
タヌキの服の袖から様々な小道具等が伸びてきて俺の手に絡まる…が、玉虫色の液体がそれを切断して俺は一気に沈んでいく
「くそっ!タヌキ!エイレーネーに逃げろ!俺に構うな…」
最後まで言えず俺は液体の中に頭まで沈んでいってしまう
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「柏崎君!」
タヌキは完全にただの地面になった床に魔術を酷使させる、だがもう柏崎の魔力を辿れなかった
「…柏崎君をどこにやったのかな?」
ゆっくりと振り向きAを見る、Aは右手を向けた状態からゆっくりと腕を下ろしてドクロの仮面を剥がす
「ちょっと彼には色々とね…それに僕はやっぱり柏崎くんを殺せないよ、友達だからね」
「友達がこんな魔術師なら私は絶交するね」
「何とでも言うがいい、君はどうせ死ぬ」
Aは右手をタヌキに向ける
「…柏崎君、早く帰ってきて」
タヌキもAに右手を向け魔術を酷使させる
どうも、話の続け方を完全に間違えた私です、昨日のを続けて書いときゃ良かった…
今回は戦闘開始そうそう主人公フェイドアウト、あれ?おかしいな…
では明日、また次の話で会いましょう