一般人と雪の音の少女   作:FKIN

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 難産でした……厳しい……それではよろしくお願いします


戦姫絶唱しない大学生 その2

 

 《歓迎会》

 

 少し広めの部屋の中、そこに二課の面々が集まっていた。

 

 「と、言うわけで。皆もすでに知っているとは思うが改めての紹介だ!!彼女の名前は雪音クリス君!!第2号聖遺物イチイバルの装者にして、心強い仲間だ!!」

 

 「ど、どうもよろしく……」

 

 と、クリスは顔赤くしながら、そう答える。そして風鳴弦十郎が

 

 「更に本日を持って装者3人の行動制限も解除となる」

 

 「師匠、それってつまり!!」

 

 「そうだ、君たちの日常に帰れるのだ」

 

 「やったー!!やっと未来に会える〜」

 

 と、バカは嬉しそうだ……別にあたしも嬉しくないわけないんだが……圭人があの家にいるかどうか今のあたしにはわからない……そう思っていると……

 

 「ところで、クリスくん。君に聞きたいことがある」

 

 「ん?アタシに聞きたいこと?」

 

 「あぁ……一応部屋の用意はしてはいるが……彼のもとに戻りたいのならそちらでも良い。君はどうしたい?」

 

 と、おっさんが聞いてきた。

 

 「え?」

 

 「……君にはまだ言ってなかったんだが……彼の家のあたりは比較的に被害の少ない地域でな……彼も引っ越しはせずにずっとあそこで住んでいるよ」

 

 「……本当か?」

 

 「あぁ、本当だ。あの家で君の帰りを待ってるだろうさ」

 

 「……待っててくれてるのか……」

 

 「あぁ、そうだ。それでどうする?彼のもとに戻るのか……それとも1人暮らしをするのか?」

 

 「……なら、答えは1つだけだ……悪いなおっさん。アタシは圭人のもとに帰るわ……アイツが、あたしの帰る場所だから……」

 

 「そうか、わかった。それに装者としての任務遂行時以外の自由やプライバシーは保証する……この後帰って安心させてくるといい……」

 

 「あぁ……」

 

 そう、答えつつクリスは少し泣いていた。

 

 (良かった……無事だったんだな……)

 

 と。そう思っていた。

 

 「師匠〜?彼って誰なんですか?」

 

 と、そんな事を響が弦十郎に訪ねた。

 

 「ん?あぁ、クリス君を保護していてくれた一般人の男性の事だよ。近日にでも協力者になってもらえないか彼の家に訪れて話をしようかと考えているところだ」

 

 と、弦十郎が答える。しかし、

 

 「え!?クリスちゃん男の人と一緒に生活してたの!?」

 

 「食いつくところそこかよ!?」

 

 「そりゃそうでしょー!?ねぇねぇ、どうしてその人のところで暮らしてたの?」

 

 「い、言うわけ無いだろ!?」

 

 そうクリスは響に返した。おそらく圭人がこの場面を見ていたらこう思うだろう。

 

 (良かったなクリス……いい友達できたんやな)

 

 と。

 

 

 

 

 《説明》

 

 クリスが帰ってきて3日たったある日……風鳴弦十郎が圭人の家にやってきた。ちなみにクリスは二課の方で用事があるらしくそっちに行ってる。

 

 「……と、いうわけなのだが……理解してもらえただろうか?」

 

 「……えーと、つまり……アレっすよね?ノイズが出てきたときに対処できるのが現状クリスを含めたシンフォギア?っていうものをまとえる何人かだけで、風鳴さんがその司令ってことでいいんですか……?」

 

 「まぁ、そういうことだ」

 

 そう言いながら俺の出したお茶をすする風鳴さん。

 

 「……本当に俺に話しちゃっていいんですか?そんな事?俺、本当にただの大学生ですよ?」

 

 「あぁ、知っている。そしてここからが本題だ……」

 

 そう言いながら風鳴さんは懐から何かを取り出し、机においた。

 

 「……これは?」

 

 「うちが使っている通信機だ。クリス君をはじめとするシンフォギア装者や俺みたいな職員、または民間協力者も皆持っている」

 

 「……つまり、アレですか?俺になれと?あなた達の協力者に?」

 

 「あぁ、そうだ。クリス君はこれからも任務のために出てもらうことも多くなる。故にもし、協力者になってもらえるなら……」

 

 「クリスの日常生活のサポート……ってところですか?」

 

 「……そうだ……引き受けてくれるか?」

 

 そういう風鳴さん。ただ、俺の答えはすでに決まっていた。

 

 「……いいでしょう。クリスを預かる見です。それくらいでよろしければさせてください」

 

 「……君ならそう言ってくれると思っていた」

 

 そう言いながら互いに握手をする。

 

 「と、いうわけでこれから君に負担もかけるとは思うが頼む」

 

 「別に。それは問題ない事ですよ……」

 

 「頼もしいな……あと、通信機なんだが……」

 

 「?はい」

 

 「限度額内なら公共交通機関が利用できるし、自販機で買い物もできる代物だ。好きなように使ってくれ」

 

 と言ってきた。しかし、今圭人の頭をとあるものが占めていた。

 

 「……え?公共交通機関限度額内なら乗りたい放題……?」

 

 「……まぁ、そんなもんだ」

 

 「……」

 

 その言質を取った瞬間に圭人はこう思った……

 

 (……地区予選出場するためのショップ代表を決める権利戦のために交通費っていう天敵を無くすことができる……すげぇ……いや、これそういうことに使っていいのか……?でも公共交通機関つかうのってそれくらいしかねぇし……)

 

 と。やっぱりなんだかんだ言って考える事が大学生であった……(趣味の天敵はいつも移動手段)

 

 

 

 

 《恋心》

 

 二課の仮設本部の帰り。クリスはある物を受け取り帰ってる途中に響と未来と遭遇。そのままお茶に誘われ喫茶店で3人で各々好きなものを飲んでいた。そんなときの出来事である。

 

 「そういえばクリスって同棲してるんでしょ?一緒に住んでいる人のことどう思ってるの?」

 

 「ゴフッ」

 

 と、突然、小日向未来に予想外のことを聞かれむせた。

 

 「だ、大丈夫?クリスちゃん?」

 

 「あ、あぁ……きゅ、急にどうしたんだよ?」

 

 「いや、ふらわーで別れたあとどうなったのか気になってたんだけど響から男の人と一緒に住んでたって聞いたから気になっちゃって」

 

 と、いう小日向未来。そしてクリスは元凶である響を睨みつけ

 

 「お前ぇぇぇ……言いふらしやがったなァァァァ!?」

 

 「えええ!?ちょっと、落ち着いてクリスちゃん!?いや、何があったのか色々と喋ってたらうっかり言っちゃって……」

 

 「うっかり言っちゃった?じゃねぇぇぇ!?分かるだろ!?どうなるかァァァァ」

 

 と、響に詰め寄るクリス。しかし……

 

 「でも私も気になってたんだよね〜あの後(無印最終回)、クリスちゃんすぐにどこか行っちゃったけどその人のところに帰ってたんだよね。ってことはやっぱ好きなの?」

 

 「お前まで……ここにアタシの味方はいないのか……」

 

 と、クリスはうつ伏せになった……

 

 「まぁまぁ……それでクリス的にはどう思ってるの?その人のこと?」

 

 「……イイやつだとは思う……」

 

 そう言いながらアイスコーヒーを飲むクリス。

 

 「……子供っぽいところもあって馬鹿っぽいところも多々あるけど……底抜けにお人好しで……そしてあいつのことを考えると……温かくなるんだ……」

 

 「……」

 

 「……何だろうな……あいつのそばにいたい……そう思えるんだ……」

 

 と、鍵を胸元のポケットから取り出し見る。クリスにとっての一番の宝物。それが彼が渡してくれたこの鍵だった。この鍵が自分を彼の家族にしてくれる。

 

 「……だから……アイツのもとに帰らないと……って思うんだ……何言ってんだろな……アタシ……」

 

 そう答え、鍵をしまい残りのコーヒーを飲み干すクリス。

 

 「……そうか〜その人はクリスちゃんにとっての日だまりなんだね」

 

 「……あぁ、そうだな。アタシの帰る場所なんだ……アイツは……」

 

 「……そっかぁ……クリスにも出来たんだね……大切な人が……」

 

 「た、大切な人って……そんなんじゃ……」

 

 「でも、その人のもとに帰りたいって思ったんでしょ?ならクリスにとって大切な人じゃないの?」

 

 と、言う未来にクリスは何も言えなくなった。大切な人、大切な家族。アイツに……圭人に拾われてからそう思ってきたがここ数週間、彼に会えなくなってある思いが溢れていた。

 

 彼と共に生きていきたい……

 

 彼と共に夢を見ていきたい……

 

 彼と一緒に……幸せになりたい……

 

 次第に圭人のことしか考えられなくなっていた。

 

 (本当は罪に塗れたアタシがそんな事を思ってはいけないとは思っているけど……それでも……)

 

 彼とずっと一緒にいたい……

 

 彼を失いたくない

 

 その思いが強く……強く……彼女の心を占めていた。故にその日この二人と喋って自覚した……

 

 (そうか……アタシ……圭人のことが好きなんだ……大切な人……失いたくない人……そう思えるくらい……)

 

 ……と。

 

 雪の音の少女は自分の思いを自覚した。いつこの思いを伝えるかは分からないが……それでも……彼女の思いは本物だった

 

 

 

 

 《制服》

 

 「ただいま〜」

 

 と、玄関からクリスの声が聞こえた。

 

 「お、帰ってきたのか……お帰り〜」

 

 と、返す圭人。その姿を見て弦十郎は……

 

 「お、もうそんな時間か……結構話し込んでしまったな……すまないな」

 

 「いえいえ、とんでもない。俺は色々と話が聞けてよかったです」

 

 「そうか、そう言ってもらえると助かるな……では、圭人君、クリス君のことをくれぐれも頼むぞ?」

 

 「分かってますよ。それが俺の役目ですから」

 

 と、圭人は笑う。すると弦十郎も「そうか」と言いながら笑った。そんな時だった……リビングの扉が開かれた……

 

 「おっ、クリス。どうしたんだ……すぐに来ないなんて……」

 

 珍しい……という言葉が続かなかった。何故なら……

 

 

 

 クリスが編入先のリディアンの制服を着てリビングに現れたからだ。

 

 「……ど、どうだ?制服……似合ってるか?」

 

 「……」

 

 そう言うクリス。しかし、圭人は固まっていて動かない。

 

 「お、オイ!!何か反応してくれよ!?」

 

 「ハッ!?……あ、あぁ……そうだな……凄く似合ってるぞ……クリス」

 

 「ほ、本当か!?」

 

 「本当だ……素材がいいと制服ってここまで映えるんだな……よく似合ってるぞ」

 

 そう言うとクリスは顔を真っ赤にした。そして小声で……

 

 「似合ってるって言ってくれた……いけるのかな……

 

 と、何か言っていたが聞き取れなかった。すると、

 

 「おっ、早速着たのか?なら折角だ。二人で記念撮影でもするか?」

 

 と、弦十郎が二人に聞いた。

 

 「え!?い、いいって別に……」

 

 「いいんじゃないか?折角の記念だ。むしろ制服始めてきたときときって割と家族で記念撮影するもんだろ?」

 

 「……そうなのか?」

 

 「あぁ……まぁ、本当は俺が正装してるのが一番だけど……時間かけるくらいならこのままでやろう。風鳴さん、お願いしてもらってもいいですか?」

 

 「あぁ、構わん。スマホをかしてくれ」

 

 そう言われると圭人は自分のスマホのカメラアプリを起動して弦十郎に渡す。

 

 「な、なぁ……本当に撮るのか?」

 

 「勿論だ。どうした?俺と一緒に撮るのは嫌か?」

 

 「いや、別にそんなんじゃない……けど……」

 

 と、口籠るクリス。圭人は首を傾げながらクリスの隣に立つ。

 

 「それじゃあ風鳴さん、よろしくお願いします」

 

 「分かった。それではいくぞ……ハイ、チーズ」

 

 そう言ってシャッターをきった。後にこのとき撮った写真が原因であることが起きるのだが……今は誰も知らない……




実は最近やっとXDUはじめたんですよ……クリスは基本的にガチャで2人と他は交換なんですけど……地引で響の☆5が来て目を点にすることが多い毎日です。僕の右手は響の触媒だった……(なお翼さんが来ない模様)?昨日☆6ビッキー来て焦りました
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