IS✖️仮面ライダーエターナル   作:バードマン

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第1話

某国 とある戦場

 

「隊長!!このままいけば奴らが戦線を突破してしまいますッ‼︎」

「分かってる!!援軍はまだか!!」

「指定された時間まで後1時間はあります!!」

「クソッ!!」

 

必ず勝てる作戦のはずだった。敵がここに戦力を割いてくるはずがない、誰もがそう考えていた。

 

(ならば、この状況はなんだ?)

 

想定を遥かに上回る戦力、兵士たちはその数を大幅に減らし弾丸すらも底をつきつつある。誰がどう見ても絶体絶命である。

 

「おい!!諦めんじゃねぇぞ!!あと1時間だ、そこまで死にものぐるいで持たせやがれ!!」

「「「「「了解ッ!!」」」」」

 

しかし、彼らの士気が落ちることはない。ここが大事な戦場出なかったとしてもここを通してしまえば市民に少なくない被害が出る。

そして何より自分たちの愛する家族が傷ついてしまう。

それ故に彼らは折れない。

 

 

 

粘り強いというのは重要な要素である。多くの情報が飛びまわり、刻一刻と変化していく状況の中忍耐強く待つことで好転することも多々ある。

 

「…!!見ろよ、あいつら退却してるぞ!!」

「残りの弾持ってこい!!最後まで気を抜くな!!」

「「「「「オォ!!」」」」」

 

 

 

今回の場合は

 

 

 

「良し、いいぞ何故か分からんが退いていってる…」

「隊長、敵軍全勢力B2ポイントまで撤退した模様です!!」

「お前らもうひと踏ん張りだ!!お前らの力のすべt

ドォォォォォン!!!!!

 

 

 

そうではなかったようだ。

 

 

 

天から落ちてきたのは金属の塊。それもただの塊ではなく

 

「おいおいおいおい…!!なんでこんなとこにISが出張ってくるんだよ!!」

 

女性にしか動かすことの出来ないという欠陥を持つ現行最強の兵器、IS(インフィニット・ストラトス)である。

 

「撃て撃て撃てェ!!」

 

隊長の号令と共に兵士たちが銃を撃つ。まるで豪雨のように撃ち続ける。

持ちうる弾丸を全て撃ち尽くし、辺りが静けさを取り戻す。

 

 

『それで終わりかしら?』

バババババッ!!!!!

 

戦場に似つかわしくない若い女の声と弾丸の雨。その声はあまりにも気だるげに、その弾丸は一切の躊躇なく兵士たちの命を奪っていった。

 

『なによ、全員死にかけじゃない。本物の戦場に出れるって言うから喜んで引き受けたっていうのに…。つまんないの』

「つまんない…!?てめぇこんなに殺しておいてつまんないだと!?」

『だってそうじゃない?ゲームだって簡単すぎるとつまらないでしょう?』

 

(ゲームだと…!?)

 

まるで友達と会話するように放たれる台詞。それはこの場において女が圧倒的強者であると物語っていた。

 

『もういい?早く帰ってゲームの続きやりたいの。だから手早く

 

死んで?

 

向けられる黒い銃口。弾丸は残っていない。援軍が来る時間までまだ多くの時間が残っている。

 

(ここまでか…)

 

悔いはない。戦場立つ上で全てを覚悟してきている。

だが、死にたい訳ではない。

この状況を打開できる救世主が助けに来るという一筋の光を期待しないものはいなかった。

 

(…最後に会いたかったよ、ハニー…)

 

助けは来ない。その希望は絶たれた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

はずだった。

 

 

 

 

 

 

 

「おい、そんなにつまんねぇんなら俺とダンスでもしようじゃねぇか」

『ッ!!誰だ!!』

 

そこに立つのは特徴のある黒い軍服のような物を着ている若い男だった。

 

(ハイパーセンサーが反応しなかった…?故障かしら…?)

 

『…別に踊ってあげても良いけれど、男のあなたはISを動かすこと(ドレスアップ)は出来ないでしょ?』

「…っそうだ!!一般人がここで何をやってる!!早く逃げろ!!」

 

逃走を促す声も気にせず男は悠然と立っていた。

 

「確かに生憎とお嬢さんと同じドレスは持ってないが…

 

【エターナル】

 

踊ることは出来るさ」

 

その右手には普通のものより大きいUSBメモリのようなものが握られている。

また、男の腰にはいつの間にか赤いベルトが巻かれていた。

 

『何が出てくるかと思えば、そんな玩具でいきがっちゃって。さっさと死になさい!!』

 

バババババッ!!

 

再び放たれる弾丸は男に一直線に向かっていく。

人を1人殺すには明らかに過剰な攻撃は辺りに土煙を立たせる。

 

(結局なんだったのかしら…?)

 

『まぁ良いわ、次はあなたよ。死んじゃ「おいおい待てよお嬢さん」

 

 

 

 

「まだ着替えただけだってのに、随分とせっかちじゃねぇか」

 

それは土煙の中にいた。

眩しいほどの白い体、燃えるような赤い腕、3つの角そして、黄色い目。

 

「パーティータイムだ。踊ろうぜ!!」

 

死神が現れた。

 

 

 

 

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