憤怒の魔神とゲーマー夫嫁達のラクシア冒険記   作:エルナ

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前回からまた日が空いてしまった……すみません(T_T)
毎日更新中なんで次回は早めに出ると思います。


第5話 潜入

 テト(GM):それでは、次の日。全員起床し、朝食を済ませて、集合したところから始めるよ。

 

 メリオダス:マイエルはもういるのか? 

 

 テト(GM):うん。マイエルも含めて全員準備万端だね。

 

 メリオダス「それじゃ、マイエル。案内してくれ」

 

 マイエル(GM)「任せて。しっかり案内するよ」

 

 テト(GM):探索者達はマイエルに付いてルキスラを出るね。

 ルキスラから東に向かい、そこに広がる森に入って行く。

 森は広く深く、木漏れ日さえわずかにしか届かない暗さだけど、遺跡までの道はマイエルが案内してくれるから迷うことは無いよ。

 ちなみに、マイエルは往路しか送ってくれないからね。

 

 メリオダス:帰りは自分たちだけか。

 

 リク:まぁ、守る対象としていられるのも困るからいいんじゃないか? 

 

 コロン:そうね。

 

 テト(GM):森に入って約4時間程歩くと森の木々が途切れた先に現れた高い崖の前に遺跡が見えたね。

 

 マイエル(GM)「ほら、あれが言ってた遺跡だよ!」

 

 テト(GM):マイエルが自慢げに指差すそれは、建物の後ろ半分が崖に埋もれていて、全貌を見ることはできないね。

 それは魔動機文明アル・メナス様式の、石造りの建物だよ。横幅は15m程度、高さは10m程度あるね。2階があるみたいで、上の方には鎧戸の窓が2つあるよ。

 今は磨耗しちゃってるけど、かつては美しい彫刻が施されていた跡が壁いっぱいに広がってるよ。崖に埋もれていない前面には玄関があって、黒光りする硬質な素材の大扉があるよ。大扉は両開きで、片方が手前に引かれて開いているよ。

 崖はほぼ垂直で、上まで約17mの高さがあるね。土肌がむき出しで乾燥しているから、足をかけるのは困難だね。

 

 メリオダス「扉が半開きだけどお前?」

 

 マイエル(GM)「おかしいな、ちゃんと閉めてきたのに。開けっぱなしにした覚えはないなあ」

 

 テト(GM):それじゃ、玄関付近で足跡追跡判定をしてみようか。目標値は10! 

 

 メリオダス:まだ屋外だよな? 

 

 テト(GM):うんそうだよ。

 

 メリオダス:おし! 

 

 コロン:メリオダス知力低いけどね。

 

 メリオダス:シュヴィよかマシだし、目標値10くらいなら余裕よ。

 

足跡追跡判定

 メリオダス:(2.1)+3=6<10 ✕‬

 リク:(5.3)+0=8<10 ‪✕‬

 シュヴィ:(6.5)+2=13<10 〇

 コロン:(4.6)+0=10<10 ‪✕‬

 

 リク:お前何やってんの……? 

 

 メリオダス:俺が知るかよ! 

 

 シュヴィ:……フラグ、回収……乙。

 

 メリオダス:お前は出目良すぎじゃボケ! 

 

 テト(GM):ハハハ! さて、成功したシュヴィちゃんはまだ新しい蛮族の足跡を発見したね。中に入ったきり、出てきてない様子だね。

 

 シュヴィ「……ここ……蛮族の、足跡……ある……」

 

 リク「そうか、蛮族との戦闘も考慮しなきゃな」

 

 メリオダス:GM、足跡は何種類だ? 後、魔物知識判定はいけるか? 

 

 テト(GM):小さめのと大きめのが2種類だね。足跡だけじゃ流石に魔物知識判定は無理かな。

 

 コロン:さすがにね。

 

 メリオダス:まぁ、あんま期待してなかった。

 

 メリオダス「取り敢えず、警戒しながら入ろうぜ?」

 

 リク「そうだな。ここで突っ立ってる訳にもいかないからな」

 

 テト(GM):開いていた大扉を5人がくぐると、どうやらエントランスホールみたいだね。

 中に明かりはなくて埃の臭いでいっぱいだよ。扉の隙間から差す光が部屋の中央に落ちたシャンデリヤの破片や埃に反射してきらめいているね。

 入ってきた扉の反対側にあたる北の壁には扉が1つあるよ。それと、部屋の中ほどには左右に1体ずつ石像が置かれているね。2つの石像は、それぞれ1m四方の台座の上にあって、翼と鉤爪を持つ悪魔を模した姿をしてるよ。

 

 マイエル(GM)「ほらそこの石像の台座。僕が転写した文字と同じだろう?」

 

 テト(GM):そう言ってマイエルは右の石像の台座に彫られた文字を指差すね。それは確かに冒険者の店で見たマイエルの転写してきた羊皮紙の文字と同じだったよ。

 

 マイエル(GM)「それじゃ、探索頑張ってね」

 

 メリオダス「おう、ありがとな」

 

 テト(GM):マイエルはメリオダスの言葉に頷くと帰っていくね。

 

 メリオダス:さて、どうするか。

 

 コロン:まずは、蛮族の足跡からじゃないかしら。

 

 リク:そうだな。GM、シュヴィが見つけた足跡はどうだ? 

 

 テト(GM):それを知るにはまた目標値10の足跡追跡判定だね。今度は室内だからメリオダスは平目だよ。

 

 リク:別にさっきも役に立ってなかったけどな。

 

 メリオダス:やかましい。

 

足跡追跡判定

 メリオダス:(4.3)+0=7<10 ‪✕‬

 リク:(3.3)+0=6<10 ‪✕‬

 シュヴィ:(4.2)+2=8<10 ‪✕‬

 コロン:(1.5)+0=6<10 ‪✕‬

 

 メリオダス:全滅やん。

 

 シュヴィ:……ごめん、なさい……。

 

 コロン:ボーナス2じゃね……。

 

 テト(GM):それじゃあ、誰も何も分からなかったね。

 

 リク:まぁ、他に道がある訳でもないし、ここは大丈夫だろ。

 

 メリオダス:そうだな。GM、北の扉はどうなってる? 

 

 テト(GM):北の扉も半開きで、ドアノブは泥で汚れてるよ。

 

 メリオダス:ふむ、なら蛮族はこの先で間違いなさそうだな。

 

 リク:隠し扉がありましたなんてオチじゃなさそうだな。

 

 シュヴィ:……探索判定、しとく……? 

 

 メリオダス:何もなさげだけどな、念の為やっとくか。

 

 テト(GM):オッケー。じゃあ、みんな振ってみて。

 

探索判定

 メリオダス:(1.3)+0=4

 リク:(6.4)+0=10

 シュヴィ:(1.2)+2=5

 コロン:(6.1)+0=7

 

 メリオダス:シュヴィの出目が酷い! 

 

 シュヴィ:……しょ、ぼーん……。

 

 リク:それで、GM結果は? 

 

 テト(GM):うん、みんな特に何も見つからなかったね。

 

 メリオダス:何も無いのかな? 

 

 コロン:出目が微妙ね……。

 

 リク:まぁ、多分何も無いだろ。先に進もうぜ? 

 

 メリオダス:そうだな。それじゃ、GM扉を開けるぜ。

 

 テト(GM):うん、じゃあ扉を開けるとそこは東西に伸びる短い廊下だったよ。東には上り階段、西には下り階段が見えるね。

 出てきた扉の正面には1m四方の台座の上に立つ、翼を持つ女性の石像があるね。その両目には小粒の宝石が嵌っているよ。それぞれ、80Gで売れそうだね。

 

 メリオダス:ほむり、また足跡追跡判定かな。

 

 リク:そだな。

 

 テト(GM):同じく、目標値10でどうぞ。

 

足跡追跡判定

 メリオダス:(5.3)+0=8<10 ‪✕‬

 リク:(1.3)+0=4<10 ‪✕‬

 シュヴィ:(3.6)+2=11<10 〇

 コロン:(1.6)+0=7<10 ‪✕‬

 

 リク:お、今度は成功だな。

 

 テト(GM):それじゃ、シュヴィちゃんは東の階段から2階に上がっていく蛮族の足跡を発見するよ。

 

 メリオダス:蛮族は2階か。

 

 リク:先にそっち行くか? 

 

 メリオダス:地下はゴールくせぇよな。

 

 コロン:その前に、GM。石像の宝石は簡単に取れるの? 

 

 テト(GM):ナイフで丁寧に抜き取るなら、1つにつき10分の作業時間だね。

 

 メリオダス:絶対、取ってたら降りてきそうだな……。

 

 シュヴィ:……じゃあ、スルー……? 

 

 リク:上調べてから帰りにだな。

 

 コロン:じゃあ、2階に上がりましょ。

 

 テト(GM):2階に上がるんだね? 2階に上がると2階の廊下に出たよ。北側の壁には窓が2つあるけど、窓ガラスから見えるのは遺跡を覆う崖の土だけだね。南の壁には閉じられた扉が2つあるよ。

 

 メリオダス:足跡は? 

 

 テト(GM):目標値10。

 

 メリオダス:おk。

 

足跡追跡判定

 メリオダス:(1.5)+0=6<10 ‪✕‬

 リク:(3.3)+0=6<10 ‪✕‬

 シュヴィ:(3.1)+2=6<10 ‪✕‬

 コロン:(5.6)+0=11<10 〇

 

 メリオダス:嘘だろお前。

 

 コロン:成功しちゃった。

 

 リク:出目いいなぁ……。

 

 テト(GM):意外な結果だね〜。それじゃ、コロンは西側の扉へ続く蛮族の足跡を見つけたよ。

 

 コロン:ふ〜ん。どうする? 

 

 メリオダス:先にそっち行った方がいいんじゃね? 

 

 シュヴィ:……同意……。

 

 リク:俺もそう思うな。

 

 コロン:それじゃ、そうしましょ。聞き耳はする? 

 

 メリオダス:する必要ないだろ。蛮族いるの分かりきってるし。

 

 テト(GM):それじゃ、西の扉に入るんだね? 西の扉を開けるとその部屋には大きなベッドが1つと、ベッドデスクやクローゼットがあるよ。そして、ベッドの上では、蛮族たちがマットのスプリングで飛び跳ねながらキャッキャッと遊んでいるね。

 蛮族たちは冒険者たちに気づくと、たちまち恐ろしい形相になって、すぐさま襲いかかってくるよ。戦闘開始! 

 

 メリオダス:よし来い! 

 

 テト(GM):ってところで今回はここまで。

 

 メリオダス:ですよね〜。

 

 テト(GM):次回は本格戦闘だよ〜、お楽しみに〜。

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