異世界はスマートフォンとともに。if   作:咲野 皐月

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皆さん、こんばんわー♪咲野 皐月です!


今回はアニメ《第6章》の後半Partをお届けします!一週間ぶりなので、筆が乗るかどうか心配ですが。

今の私の頭の中には、早くもアニメストーリー後の話の構造が少しずつ建てられてる所です。今は多分……ライジェル侯爵とかいうバカ貴族~ルーを婚約者として迎える所ですね。完成したら投稿するので、完成をお楽しみに!


それでは第14章、スタートですよ!


第14章:大使の護衛、そして贈り物。

アルフレッド公爵からの直接依頼から3日後、僕たち5人はベルファスト王国王都の正門前へと来ていた。そこにはオリガさんとアルマの他にも、鎧を着た人たちが何人か揃っていた。

 

 

「ミスミド王国兵士隊長のガルンです」

 

「ベルファスト王国第一騎士団所属の、リオン・ブリッツです」

 

「両国の兵士たちが、私たちを護衛して下さいます」

 

 

オリガさんが手を広げて、僕たちに内容を伝える。聞けば丁度帰国する時期だったらしく、このタイミングで護衛をしてくれるのは嬉しいとの事で。

 

 

「道中、私たちが確りと護衛しますので」

 

「頼りにしてますね、リオン殿♪」

 

「は、はいっ///」

 

 

自らの決意を述べたリオンさんの顔が、オリガさんのお礼を聞いた途端に紅くなった。……ははーん?そうか、そう言う事ですか〜。

 

その間にガルンさんが、ミスミド王国へのルートを確認して来たのだが、僕たちは公爵様から聞いていた情報があったので、再確認をする事ができた。

 

──────────────────────

 

「……うぬぬぬぬ」

 

 

ミスミド王国へ移動する馬車の中で、八重は目の前のカードを見続けながら唸っていた。彼女が今やっているのは、同じカードを当てる『神経衰弱』である。先日雨が降った際に、何かゲーム関係の物ができないかと思い立ち、僕が【モデリング】を使って作った物である。

 

因みにオリガさんが僕と対局している将棋も、その時に作った物である。これがどうやらドランさんやバラルさんもハマったらしくて。仕事をミカさんに丸投げする程ののめり込みを見せていた。

 

 

「……これでござる!」

 

「残念♪正解はこれと、これです」

 

「凄いです!」

 

「また負けたでござる〜」

 

 

八重の表情から察するに、ユミナに手も足も出なかったらしい。アルマの興味津々の顔を見たユミナは、ニッコリと笑顔を浮かべていたが、敗れた本人である八重はと言うと、少し諦めの表情が出ていた。

 

 

「八重、今度はオリガさんと将棋を指してみてよ。そっちは僕が変わるから」

 

「分かったでござる!将棋は『銀月』でドラン殿に仕込まれたでござるからな〜」

 

「じゃあこっちは、また別なのをやろうか」

 

 

そう言って八重と僕はその場を入れ替わる。ふっふっふ……トランプの中でもかなり頭を使う、ババ抜きの次は何を体験して貰おうかな…?

 

……と思っていたのだが、蓋を開けて見れば17連敗を喫してしまう事になった。……それは将棋をしていた八重にも言えた事で。その様な娯楽を堪能しながら、道中を進んでいた。

 

──────────────────────

〈夜の刻〉

 

「こうして、長靴をはいた猫の獣人は貴族となり、幸せに暮らしましたとさ」

 

「面白かったです!颯樹さん!」

 

 

現在はベルファスト王国内の、深い森の中で野営をしている。先程までは物語の語り聞かせをしていた。アルマはそのお話を聞いて、とても気に入ったみたいだ。……小さい頃に絵本とかたくさん読んでてよかった♪

 

その後すぐに兎の獣人の少女である、レインさん(出発前に予め聞きました)が縦に伸びた耳をピクピクと動かし、何かの音を聞き取っていた。

 

 

「何者かが近づいて来てます。此方に気付かれないように、気配を消しているみたいです」

 

「って事は、これは《盗賊》かな?魔獣って線もあるけど、息遣いが人と同じだからね」

 

『主の見立て通り、十中八九盗賊でしょうな。近付いて来る者達からは友好的な雰囲気を感じません』

 

 

レインさんの言葉に僕は反応する。……この場合は護衛している人たちを乗せた馬車にある、金銭や積荷などが目的なんだろうな。外道が。

 

僕はスマホのマップアプリを開き、検索画面で『盗賊』とワードを入れて検索を掛ける。すると、それが存在する事を示すピンが、僕たちの周囲にストトトトトッと落ちて行く。……多すぎない?

 

 

「北に8人、東に5人、南に8人、西に7人……合計で28人です」

 

「分かるんですか!?」

 

「ええ。一つずつターゲットをロックして行くと、少し時間が掛かるなぁ……。だったら!」

 

 

数を一瞬で把握したリオンさんの驚きの言葉に、肯定の意を返した僕は少し考える。……試してみようか!物は試し!やってみないとわかんないってね!

 

 

「【エンチャント:マルチプル】!【プログラム開始/発動条件:画面でターゲットをタッチ/対象捕捉:「マルチプル」にて同じターゲットを全て/プログラム終了】」

 

 

その詠唱の後に僕はターゲットを一つロックする。そうすると、まだロックされてないはずのターゲットにも、同じロックが成されて行く。へぇ、意外と便利だ【プログラム】って。

 

細工は流々仕上げを御覧じろ、ってね!

 

 

「【パラライズ】!」

 

 

そう詠唱すると、辺りの木々の中から声が聞こえて来た。……途中、何かのツボに嵌ったのか、喘ぎ声みたいな物も聞こえて来たぞ…?

 

……ま、まあ取り敢えず、特に何も障害とか無ければ、盗賊は全員抑えられるかな?僕はガルンさんと一緒に、先程の声を発した盗賊たちを捕えに向かった。

 

 

「……っと。これで全員かな?」

 

「え、ええ。これで全員ですが……縛る動きや捕まえる速度もなかなかの物ですね。何か嗜まれて?」

 

「いえ?ただ、昔から動体視力と反射神経は良くて。その影響からか耳も良くなりましてね。あと捕まえるのには【アクセル】を使いました。そっちの方が手早く捕えられるので」

 

 

僕が答えた言葉にガルンさんは驚く。……別にそこまで大した事はしてないつもりだがな。その後にリオンさんが訪れて、ベルファストの王都の方に馬で遣いをやる事にした。

 

一件落着、かな?と思っていると、リオンさんは僕の所に来てある事を耳打ちし始めた。

 

 

「こいつ等の見張りは我々が、外敵の警備はミスミド側にしてもらいます。颯樹殿は姫様を頼みます」

 

「分かりました。任せました」

 

 

僕はそう言ってユミナ達の元に戻る。するとその入れ替わりに、オリガさんがリオンさんの所に来ていた。……あっ、リオンさん照れてる。どうしてもリオンさんとレオン将軍って、雰囲気とか性格とか全然違うから、親子だとは到底思えんのだけど……。

 

 

「青春ねー」

 

「青春でござるなー」

 

「青春、です」

 

「青春ですねー」

 

 

ってか、君たちは何を見てたの。しかも何時の間に。……まあ、あれを見て気付かない方が可笑しいけどね。僕が少し溜め息を着いていると、八重からある事を言われる。

 

 

「オリガ殿はリオン殿の想いに気付いているんでござろうか?」

 

「まっ、気付いてるんだと思うよ。……はぁ、僕も君たちみたいな読心術が欲しいね全く」

 

「そうよね。どっかの誰かさんとは違って、ニブくなさそうだし」

 

 

エルゼに言われて僕は口を詰まらせる。……仕方ないじゃん。恋愛感情なんて知ったの、ついこの間なんだし!君たちの思ってる通りにはならないつもりだけど、まだ様子見が必要なレベルだかんね!?

 

 

「ニブいのもそうですが、颯樹さんは誰彼構わず優しく、しすぎ、です」

 

「あのさ、僕は皆から見てどんな風に映ってる訳?人たらし?「あ、それは私も思いました」」

 

「ごめん、聞いて?お願いだから!」

 

 

リンゼが言い放った言葉に、僕は直ぐ様反論する。それに被さるかの様にユミナは肯定する。君たちに慈悲ってもんはないわけ?聞いてるこっちが悲しいわ!

 

 

「思わせぶりな態度もどうかと思うでござるよ」

 

「ちょっと聞いてんの!?そこに正座!」

 

「え?なんでさ!」

 

「「「「良いから!」」」」

 

 

エルゼの一言で、僕は夜遅くの森の地面に正座をする羽目になった。そこからはよく分かんない言葉のオンパレードが僕の耳を襲った。ホント、君たちみたいな読心術が欲しいね全く……!

 

──────────────────────

 

旅を開始してから6日後、僕たちはベルファスト王国最南端の街である『カナン』に到着した。聞けばここはベルファストとミスミドの境である《ガウの大河》があるらしく、普通の人と亜人の人々が共存しているとの事だ。

 

暫く探索をしていた僕は、ブローチや指輪、ネックレス等のアクセサリーを並べている露天商の所で、腕を組んで考え込んでいるリオンさんを見かける。

 

 

「リオンさん、お土産の購入ですか?」

 

「さ、颯樹殿!そ、そうですね〜……は、母上に何か買って行こうかと!」

 

「……」

 

「だ、黙られると逆に怖いのですが……」

 

 

リオンさんの苦しい言い訳を聞いた僕は、眉を顰める。絶対にそんなんじゃないでしょ。まっ、ここは武士の情けって事で♪

 

 

「アルマ、ベルファストの思い出に、ね♪一つ買ったげる。好きなアクセサリーを選んで良いよ。もちろん、ユミナもね♪これは感謝の印って事で」

 

「良いんですか?……じゃあ、これで」

 

 

そう言ってアルマは、葡萄のブローチを取って胸元に着ける。その一方でユミナはと言うと、僕に選んで欲しいみたいで、星型のブローチを胸元に着けた。……事前に本人に断りは入れたので、何とか付けることが出来た。

 

その一連の作業を終えた所で、ブローチ2つ分のお会計を済ませる。その後にアルマに問いかける事にした。

 

 

「オリガさんもこういうの、好きだったりする?良ければ教えてくれる?」

 

「はい!えーっと、このエリウスの花なんてお姉ちゃんは好きですよ!」

 

「なるほど……」

 

 

アルマの言葉を聞いたリオンさんは、少し考えると行動に移そうと動き出した。それを見た僕たちは、その場から動こうとした。

 

 

「では、僕たちは先に行ってますので」

 

「分かりました」

 

 

そしてその後に後ろを見ると、先程アルマから薦められたブローチを購入している姿が見られた。……やっぱりアレはオリガさんへのプレゼント、かな?

 

 

「颯樹さん、ナイスです」

 

「良し!」

 

「……でも、本当に良かったんですか?」

 

 

僕の先程のやり取りを見たユミナが、僕に賞賛する言葉を掛けてくる。反応が真っ正直過ぎたからね、見抜くのは簡単簡単♪と思ったら、ユミナは胸元に着いているブローチの事について聞いてきた。

 

 

「大丈夫大丈夫♪何時もお世話になってるからね、これくらいはしないと、ね?」

 

「ありがとうございます。まあ、何れは私の左手の薬指に指輪を填めて貰う事になるので♪」

 

「あはは……ホントだーどうしよー」

 

 

僕はユミナの言葉を、棒読みで交わす事にした。……まだ結婚には早いからね〜?些か気が早すぎるんじゃなくて?と思っていると、ユミナは僕の左腕に抱き着いてきた。

 

……ホント、残りの3人には何て説明をするかねぇ……そんな事を考えながら、港までの道を歩いていた。




今回はここまでです!如何でしたか?


次回はいよいよアニメ《第6章》もラストPartに突入します!そこから何話広がるかはまだ未定です。すみません……もしかしたら1話で済むかもです(1話で終わらない危険性大)。

感想をそろそろ聞いて見たい頃ですね〜♪一部でもOKですし全体でも構いませんよ♪お待ちしてます!


幕間劇のアンケートに関しては、明日で締切にします。誰でも構いませんので、ご協力の程をよろしくお願いします!

関係ない話で申し訳ないのですが、この前ガルパのドリフェスガチャを引いたら、私史上初のドリフェス限定千聖先輩が当たりました!私としては初のドリフェス限定だったので、本当に嬉しかったです!夢で千聖先輩を見たし、お出迎えも千聖先輩だったので、運命というヤツだったんでしょうね!


次回もどうぞお楽しみに!次ももしかしたら、金曜日になってまうかも……。まあ、私のお気に入りのイセスマ小説と一緒に投稿できるので、それは純粋に嬉しい所です♪
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