もしもACfAの世界が特異点だったら...   作:山猫さん

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プロローグ

照明の消えた部屋。

部屋に位置するテーブルには所狭しとモニターやキーボード、通信機器が置かれている。

 

そしてその部屋には2人ほど人がいる。

 

「まさか、お前が裏切るとはな...」

「......」

 

テーブルの前に置かれた椅子には女が手を上げて座っており、その背後に立つ男は女の背に拳銃の銃口を突きつけている。

 

「...ひとつ聞きたい」

「なんだ?」

「アンタは、人を滅ぼしたいと思った事はあるか?」

「...さてな」

 

男の問いに女はそう返す。 男はその答えにしばし思案した顔を見せた。

 

「どうした? この答えがそんなに気に入らないか?」

「...いや、そんな事はどうでもいい。 俺はアンタを殺したいから、人を滅ぼしたいからここにいる。 それだけだ」

 

男の言葉に女は短く溜息を吐く。 まるで何かを後悔するように。

 

「そうか...私は何処で間違えたんだかな...」

「アンタは間違えちゃいない。 俺とアンタが違っただけだ」

「...そうか」

 

再び場を静寂が支配する。 明かりのない部屋の中で男は意を決したように呟いた。

 

「じゃあな」

 

パンと音が鳴り、男の構えた拳銃の銃口からは硝煙が立ち昇る。 ゆっくりと女は床に倒れた。 男はそれを見る事なく部屋を立ち去った。

 

 

 

 

———————————————————

 

 

 

 

「特異点が見つかったって?」

 

フィニス・カルデアの司令室。

部屋の中央にはカルデアスが位置し、それは過去を映し出している。

 

「ああ。 それもとびっきりイレギュラーな物がねぇ」

 

室内にいるのは4人の男女。 白い服を着た少年の問いに、大人びた女性が答えた。

 

「現在僕たちが観測しているのは、特異点Fを含めて8つの特異点だ。 始めはそれだけだったんだけど、これまでにも小さな特異点が発生したことがあったろう?」

「そうですね」

 

茶色の髪の毛をした背の高い青年の問いかけには、薄ピンクの髪をした少女が答えている。

 

「その特異点なんだけど、今迄は過去に観測できただろう?」

「そうですが...まさか⁉︎」

 

 

 

「...今回は未来に観測されたのさ。 本来なら人理が焼却された、人類のいない未来に」

 

 

 

 

 

———————————————————

 

 

 

 

 

9人のリンクス(革命家)により、企業の罪(アサルトセル)は清算された。

 

 

その罪を清算させた9人のリンクスは、1人と獣を残して清算の生贄となった。

 

 

罪が消えた空は宇宙という新天地(フロンティア)を開き、罪を清算した者達は空の向こうを目指して躍進を続ける。

 

 

自らが汚染した大地を、空を見限り、新たな住処を目指す。

 

 

別段これは不思議なことではなかった。

 

 

罪を清算した者達に敵はなく、ただひたすらに利益を求め、人類の生存圏を広げるために。

 

 

そこに現れるは(いにしえ)の権力者から生み出されし【人類種の天敵】。

 

 

これは獣達の無益で無垢な願いの戦い。

 

 

 

 

A.D.████ 人理定礎値:█

 

亜種特異点:国家解体汚染領域【Answer】

 

 

 

 

 

汝、扇動者なりや?

テルミドールとかホワイトグリントとかのマテリアル

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