ONE PIECE ~地球外生命体の転生者~ 作:仮面ライダーハードエボル
side:バラティエ
「・・・・・・」
海賊〝首領・クリーク〟を撃退したルフィたちはレストランの食堂で食事をしていた。
副料理長のサンジはルフィの勧誘を断ったが育ての親の料理長や同僚たちの三文芝居でルフィの仲間にさせようとしたがルフィがサンジ自身が承諾しなければ意味がないからと断った。
外でその話を聞いていたサンジは壁もたれながら呆然と空を眺めていた・・・。
「ん?」
「何だ?」
見上げていた空から突然悲鳴のような声がひびき始め、サンジは目を細めて確認しようと身を乗り出した。
空に響いた声の正体はルフィたちと行動を共にしていた下っ端が何故か空から飛んできていたのだ。
そのままその下っ端がサンジにぶつかり、そのままレストランの食堂に突っ込んでしまった。
「∑なっ何だァ!?」
「大丈夫なのかサンジ!?」
「イモムシと一緒に突っ込んで来たぞ!!?」
「イヤ!よく見ると人間だこれ!!」
「・・・・・・っ!」ピクピクッ
「くそ・・・!!」
「∑ヨサク!!!」
「あぁ・・・ルフィの兄貴・・・!!」
「大丈夫か?マカハゼたちは?」
ルフィはヨサクを介抱しながら事情を聞き始めた。ナミの行き先の心当たり、やばい場所、連絡手段などをヨサクは話した。
「つー訳であっしは一足早くルフィの兄貴のところに戻ってきました」
「お前・・・よく生きてたな(汗)」
ヨサクから事情を聞いたルフィは、マカハゼの無茶ぶりに若干引ていた・・・。
「それで、マカハゼ達からの連絡は?」
「いえ今のところ全く・・・」
「あ、着信音!」
「確かこのマークを押すだけだったはず・・・」
[もしもし?]
「こちらルフィ!海賊王になる男だ!」
[うん、取り敢えずその挨拶の仕方は俺たち以外にするなよ?]
「そうか?」
「それよりナミに何があったか分かったか?」
side:マカハゼ
「まず言えることはナミはアーロンという魚人海賊団の幹部だったことが分かった」
マカハゼは尋問した魚人の下っ端とナミの義理の姉のノジコから聞いた情報をまとめてルフィに連絡することにした。
ノジコから事情を聞いてきたウソップ達もマカハゼのいるメリー号に戻っていた・・・その表情は暗く、重苦しかった。
[?ナミは海賊が嫌いだって言ってぞ?]
「それは当然だな・・・俺たちがいるナミの故郷〝コノミ諸島〟のココヤシ村は八年前にアーロンの一味に支配された挙句、育ての親を目の前で殺されたらしいからな」
[!?]
「しかもナミは親を殺された直後、アーロンに連れて行かれて無理やり仲間にされたそうだ」
「皮肉にもナミの航海士や測量士としての才能が見込まれたからだ」
[・・・・・・]
「ナミはその時アーロンとの契約で一億払えば村を解放すると交わしたそうだ」
マカハゼの説明を聞いていたルフィたちは静まり返っていた・・・
「ここまでがナミの事情だ・・・このことは村の人間全員知ってるそうだし俺たちに関わって欲しくないみたいだ」
[・・・それで他には?]
「・・・俺が何か言いたそうなのが分かったか?」
[勘!]ドン
「・・・まぁ・・・取り敢えず俺の考えを伝えるぞ?」
「結論から言おう・・・アーロンの一味はナミを解放する気は無いだろう」
[!?]
「ちょっマカハゼの兄貴!?」
「それってどういう事なの!!?」
「・・・俺が仲間になって日が浅いが・・・ナミの航海士の才能は誰の目を見ても見事だ」
「もし俺がアーロンだったらそんな才能のある奴をカンタンに手放そうとはしねぇよ」
[・・・・・・]
「それにこの島に八年間海軍が1度も助けに来ることは無かったんだ・・・それがどういう意味かもう分かるだろ?」
[マカハゼの兄貴・・・まさかっ!!?]
「ああ・・・海軍は
マカハゼの推測に誰もが驚いた・・・市民を守るべき海軍が海賊の悪事に協力しているのだから・・・。
「だいたい考えてみろ?海軍ほどの組織が何故海賊に支配された島を八年も放置している?」
「連絡があれば直ぐにでも対処するべきだろ?」
「それが無いってことは・・・そういうことだよ」
「で・・・どうする?今の推測が確かならアーロンってのがはナミの金をどうするかは予想がつくぜ?」
ゾロはそう言ってどうするか聞いてきた。
「それを決めるのは俺じゃねぇよ・・・」
そう言ったマカハゼはスピーカーモードにした〝ビルドフォン〟に目を向けた。
[お前ら・・・急いでそこに行くから・・・ちょっと待ってろ]
「最悪の状況になった場合は?」
[アーロンってやつは・・・俺がぶっ飛ばす!!!]
「了解!!」
「さて・・・ルフィたちが来るまでもう少しかかるな」
俺たちはルフィたちが来るのを待ちながら準備を整えつつあった・・・。
「俺たち・・・このままのんびり待ってていいのか?」
「俺がルフィに言ったのは確率の高い推測なだけで実際そうなるかどうかは別の話だ」
「アーロンってのがナミの約束を守るかもしれないしそうじゃ無いかもしれない・・・」
「つまり・・・アーロンの嘘が確実にならない限り自分たちはまともに動けないって事っすか?」
「そゆこと」
俺たちがむやみに動いて騒ぎを起こしてナミの苦労が無駄になったらそれこそ意味が無い。
「だからこそ俺たちは待つしかないんだよ・・・アーロンの一味を確実に潰すためにはな!」
「それにすぐ動けるためにカッコウに見張りを「大変だよ、みんなァ!!」!」
「姐さんのみかん畑に海軍の連中が!!!」
どうやら・・・最悪の事態ってのは当たっちまったみたいだな・・・
side:ナミ
(あいつら・・・来てたんだ・・・)
ノジコからアイツらがあたしからメリー号を取り返しに来た事と私を連れ戻すために来たと聞いていた。
でも私に直接会いに来る事はなかった・・・ノジコがこっちの事情をあいつらに話して関わらないようにしてくれたからだ。
8年間お金を貯め続けて今じゃ9300万ベリー貯まって残り700万ベリーになった・・・だから最後のお金稼ぎに行こうとした。
これでこの8年間が報われる・・・自由になれる・・・そう思ってたのに!!
「構わん!やつの盗んだ金をさっさと押収しろ!!」
海軍の連中が今まで貯めてきた私のお金を奪うために家とみかん畑を荒らし始めた。
ふざけるな!あのお金は
「あの娘の金はこの村を救うために貯めてきたものだ!!それで貴様らにその金を奪う権利があるのか!!海軍!!!!」
「!!」
「ゲンさん・・・何で・・・それを!!?」
「すまないナミ・・・私たちは知ってたんだよ」
「
「・・・・・・!?」
「だが・・・お前がそれを知ったらお前がここを逃げ出したいと思ったとき・・・我々の期待が足を引っ張ってしまうと知らないフリをしていた」
「そんな・・・!!」
みんな・・・
「さっきから何を言っているのかね?」
「ようするにこの村の人間全員が泥棒だから捕まえてくれと?」
「あんたら海軍や政府が頼りにならないからあたし達が一人一人生きるために戦ってるって言ってんのよ!!!」
「ノジコ・・・!」
「あたしらを助ける気がないならアーロンに殺される前にさっさと出て行きな!!」
「アーロン氏が・・・チチチ!それはどうかね?」
?どう言う・・・・・・
「まだ見つからねぇのか!?蟻を探してるんじゃねェんだぞ!!
「なっ!!?」
「貴様!!なぜ金額を知っている!!?」
「ん?あぁ・・・それくらいは貯めてそうだと思ってな(笑)」
「まさか・・・!!」
頭の中でアーロンが高笑いを上げながら見下しているのが見えた・・・!!
「アーロンの・・・差し金ね!!!」
「さぁね・・・」
「私たちはただ政府の人間として泥棒に対する当然の事をしているだけさ」ニィッ!!
「!!?・・・何て腐った連中だ!!!」
「海軍が海賊の手下に成り下がるなんて!!!」
(アーロン!!!)
「出ていってもらえ・・・捜索の邪魔だ」
「!!」
「ナミィ!!!」