ONE PIECE ~地球外生命体の転生者~ 作:仮面ライダーハードエボル
side:アーロンパーク
「クロオビ・・・ハチ・・・」ギリッ!
部下に続いて長い付き合いの幹部2人が倒されたのを見てアーロンは静かに怒りを燃やしていた。
「しょせん種族で優劣をつけたがる雑魚・・・この勝負勝ったも同然だな」
そう言った
〝鷹の目〟との傷が開いてきたゾロはジョニーとカッコウの元まで下がり、そのまま寝ていた。
「俺の大切な同胞たちを次々と・・・少し調子に乗りすぎじゃねぇのか!!?」
椅子から立ち上がったアーロンは
「ご尤もな怒りだが・・・それでどうするんだ?」
「言っとくが俺たちの出番はここまでだ」
「〝必殺・卵星〟っ!!」
「!?」
怒っていたアーロンに腐った卵が飛んでいきて、それを弾いたアーロンは飛んできた方向を見た。
そこにいたのは幹部のチュウが追いかけていたはずの長鼻の人間と武器を持ったココヤシ村の住民たち、そして村の住民たちの前に立っていた麦わら帽子の男だった。
「マカハゼ〜!幹部を1人、幹部を1人
「チュウまで・・・っ!!!」ギロッ!
「もうお前に勝ち目はねェぞ、アーロン!!」ポツーン
「「∑離れるの早ッ!!!」」
アーロンに睨まれてギリギリまで離れたウソップにジョニーとカッコウはツッコミを入れた。
「嘘だろ・・・あそこに倒れてるの幹部のクロオビとハチじゃないか!?」
「ここに来る前もあの少年がチュウを倒したのを確かに見たが・・・」
「ありえん・・・彼等だけでやったというのか!?」
「すごい・・・もしかして本当に!!」
アーロンパークの現状を見た村人たちは残ったのがアーロンだけど知り、希望を持ち始めた。
そこから麦わら帽子を被った男・・・船長のルフィが出てきてマカハゼの方を見た。
「か・・・カッチョイィ〜~!!」✨
「何だよそれぇ!カッコよすぎるだろコノヤロー!!」✨
「この姿の時は〝仮面ライダービルド〟って呼んでくれよ!」ピッ!
「∑興奮してる場合じゃねェだろ、今!!?」
「っと!そうだった・・・」テクテク
仲間になったコックのサンジに怒られてルフィはアーロンに向かった。
「お前がアーロンか?」テクテク
「そうだが・・・そう言うお前はなんだ?」
「俺はルフィ・・・海賊だ!」テクテク
「ほぅ・・・ならお前がコイツらの船長って訳か?」ピキッ!
「そしてナミやココヤシ村の連中を唆したのもお前か!?」
「この落とし前はキッチリとつけて」
叫ぶアーロンにルフィは気にも止めず、そのまま近づいてアーロンを殴り飛ばした。
「あのアーロンを・・・!!」
「殴り飛ばした!!?」
アーロンを端にまで殴り飛ばしたルフィは鼻息を荒らげて睨みながらナミの涙を思い出していた。
「うちの航海士を・・・泣かすなよ!!!!」
ルフィに殴り飛ばされたアーロンは湧き上がっていた怒りがすこし静まり、冷静になっていた。
「なるほど・・・ナミが狙いで来たってわけか?」
「「∑ルフィの兄貴の打撃が効いてねぇ!?」」
「・・・・・・」パキパキ!
静かに立ち上がったアーロンはルフィの前に出た。
「で?結局なんの用でこのアーロンパークに来た?オレのかわいい同胞たちをこんな目に合わせてまで?」
「ナミは俺たちの仲間で優秀な測量士だぜ?それを
「あいつを」
「ん?」
「あいつを本当に仲間だと思ってんなら・・・あんな悲しい顔をさせてんじゃねぇよ!!!」
そう叫んだルフィは腕を後ろに伸ばし、アーロンの鳩尾に拳を叩き込んだ。
「〝ゴムゴムの
「グゥ!?」ヨロッ
ルフィの技を受けたアーロンは思いもしなかった威力によろめいたが直ぐに持ち直した。
(〝悪魔の実〟の能力者かっ・・・!)
「調子に乗るなよ、下等生物が!!」
「〝喰い鮫〟!!」ボゴォン!
指の間隔をあけた右腕に力を入れ、敵に突き刺す技をルフィに繰り出したがそれを躱されてそのまま地面に刺さった。
躱したルフィはアーロンの左頬を殴り、それを耐えたアーロンはその勢いを利用して回し蹴りをカマした。
蹴られたルフィは踏ん張ってアーロンの脚を掴み、柱に投げ飛ばした。そのままあとを追い、両腕を後ろに伸ばした。
「〝ゴムゴムのバズーカァ〟!!」
side:村の住人たち
「あのアーロンと渡り合っている・・・」
「信じられん・・・これがこの世の戦いなのか?」
村の住民たちはルフィとアーロンの戦いを呆然として見ていた。自分たちを苦しめていた〝アーロンの一味〟がここまで追い詰められていたのだから。
「まぁお前らか見たら驚く光景だよなぁ。普通は・・・」
仮面ライダービルドに変身したままのマカハゼはそう言いながら村人たちに近づいた。
「どうだ?うちの船長も中々やるだろ?」
「∑あの少年が君たちの船長!?」
「それに君たちは何故アーロンたちと戦うんだ?」
村の代表として駐在のゲンゾウが
「当然の疑問だな・・・一番の理由はうちの船長がアイツらをぶっ飛ばしたいのとナミを連れ戻すためだな」
「だが・・・俺は最初ナミが裏切って船を持ち逃げした時に消そうと考えてたがな」
「当然の判断だろ?ナミや俺たちがいるのはそういうのが普通にある世界なんだからな」
「だがルフィが〝ナミと船を連れ戻せ〟って船長命令を出した・・・その理由が
「その目と声は何処までも本気だった・・・だからこそ俺はアイツの夢の果てを見てみたくなったんだよなぁ」
戦場の方に振り向けばルフィが両手を握り締めた状態で振り上げ、アーロンに振り下ろして叩きつけた。
(何故だ・・・何故俺は人間の小僧1人にてこずっている!?)
(〝悪魔の実〟の力を手に入れただけの・・・水中で息が出来ない下等種族如きが!!!)
「調子に乗るなと言ったはずだぞ・・・〝麦わら〟ァ!!」
そう叫んだアーロンはズボンのポケットから
「ウオォォォォォォ!!!」
「∑うげぇ!何だ何だ!?」
「何かを飲み込んだと思ったら様子がおかしくなったぞ!?」
「あの状態・・・恐らく強力なドーピングだな。それも命を削るほどの!」
アーロンの状態を確認した
「シャーッハッハッハ!!」
「そうさ!俺が今飲んだのは我が故郷〝魚人街〟で作られた〝
「こいつを服用すれば多少の命を削るが、一時的なパワーアップが出来る!!」
「〝魚人空手・海面割り〟!!」
「∑危ねぇ!?」
「「「うわぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」」」
〝E・S〟でパワーアップしたアーロンの技は大地を叩き割るまでになった。その威力は密集していた村人たちを巻き込み、100m先まで続いた。
「じ・・・地面が板のように割れたァ!?」ガボーン!
「ただでさえ強くて厄介なのに!!」
「勝ち目なんてあんのかよ、ルフィの兄貴!!?」
さらに強くなってしまったアーロンにウソップとジョニーたちは恐怖を抱いた。
「これ以上
〝E・S〟の影響で昂ったアーロンはルフィを睨み付け、咆哮は空気を震わせていた。
「スゲェ強くなったなアイツ・・・!」
「∑ウォッ!?」
「何だありゃ!?」
「「デケェのこぎり!!」」
アーロンはルフィの後ろのアーロンパークに手を突っ込み、壁の内側に飾ってあった専用武器〝キリバチ〟を取りだした。
「∑うわっ!?」
屋根に逃れていたルフィに〝キリバチ〟を叩きつけ、更に上に逃れるルフィを回転しながら〝キリバチ〟を繰り返し叩きつけた。
そして遂に、アーロンパークの最上階である5階の1番左の部屋に2人は突っ込んだ。
「∑部屋の中に逃げ切った!」
「アーロンも一緒だ!!」
「ハァ・・・ハァ・・・!さらに強くなったな、アイツ!?」
「ん?何だこの部屋??」
最上階の一室に一時逃げたルフィはその部屋の異様な紙の量があることに首を傾げた。
その部屋は薄暗く・・・窓は自分が壊した1枚しかなく・・・机と椅子と資料本が置かれている本棚だけの寂しく、冷たい部屋だった。