ONE PIECE  ~地球外生命体の転生者~   作:仮面ライダーハードエボル

17 / 66
VSアーロン海賊団 6 決着の龍

「ハァ・・・ハァ・・・!」

 

 

「ナミ!」 「ナミちゃん!」

 

 

「姐さん!!」

 

 

「お!来たのか、ナミ・・・」

 

 

「これって・・・!」

 

 

自分で刺した左肩の手当をし、1人遅れてナミがやって来た。そこでアーロンパークの惨状を見渡し、状況をある程度把握した。

 

 

「お前なんで肩を怪我してんだよ?」

 

 

「その声はマカハゼね・・・ルフィは何処に?」

 

 

「アイツならアーロンと一緒に最上階の1番左の部屋に突っ込んだぞ」

 

 

「!あの部屋は・・・」

 

 

ナミはビルド(マカハゼ)が指を指した方に目を向けて思わず息を飲んだ。

 

 

「まさか・・・測量室に?」

 

 

その部屋はナミにとってアーロンに与えられた苦しみの象徴そのものだった。

 

 

 

 

 


side:ルフィ

 

 

「もう邪魔をすんじゃねぇよ・・・麦わら!」

 

 

「何だこの部屋?何でこんなに紙が多いんだ??」

 

 

部屋の中に逃げ込んだルフィはアーロンに詰め寄られながらも部屋の異質さに首を傾げた。

 

 

「ただの紙じゃねぇ・・・これは全部8年かけてナミに描かせた〝東の海〟の海図だ!」

 

「俺ら魚人にとって海のデータを取るのは造作もないが問題は測量技術!これ程の量の海図を描ける者は世界中を探してもどこにもいねぇ!あの女は本物の天才だよ!!」

 

 

「ふーーん・・・」

 

 

アーロンの話を聞きながらルフィは部屋を眺め、机の上にあった1つのペンを手に取った。そのペンの持ち手部分は血が染みこんでいた。

 

 

「このペン・・・血が染み込んでる」

 

 

そんなルフィに気付かずにアーロンは〝キリバチ〟をルフィの首に添えて勝手な持論を語り出した。

 

 

「持ち合わせた才能を無駄にするほど残酷で愚かなことはない!!ここで海図を描くことがあいつの幸せなのさ!俺の野望のためにもな!!」

 

「その海図で世界中の海を俺たち魚人が知り尽くしたその時、俺たちは無敵になり!!魚人の帝国が完成するのさ!!」

 

「その足掛かりがこの島であり、〝東の海〟という訳だ!テメェにあの女を効率よく使えるのかぁ!!?」

 

 

コトッ・・・ガシッ!

 

 

「!?」

 

(何だ・・・〝キリバチ〟がピクとも動かねぇ!!?)

 

 

アーロンの話を聞いたルフィはペンを置き、首に添えられてた〝キリバチ〟の刃を掴んだ。

 

 

()()()?」ギロッ!

 

バキィィン!!!

 

 

「!!!〝キリバチ〟を・・・!!!」

 

 

「お前・・・ナミを何だと思ってんだ?」

 

 

「?下等種族だが優秀な測量士だ・・・他の人間を()()()()()とするならあの女は生意気な猫ってとこか?いずれにせよ可愛いものさ・・・」

 

「これからもアイツにはこの部屋で海図を永遠に描いて貰うさ。メシも与えるし好きな服も買ってやる・・・〝生きる〟のに事欠くことはない・・・ただ俺のために海図を描いていればいい」

 

「俺たちは・・・仲間だからな」ニィッ!

 

 

「・・・・・・・・・・・・」

 

 

ヒュッ! ドガン!

 

 

「ガッ!?」

 

 

アーロンの真上に最速で移動したルフィはアーロンの頭を掴み、床にたたきつけた。その後すぐ下がり懐からある物を取りだした。

 

 

シュルルル ガチャン!

 

ピィィーー

 

 

ルフィが取りだしたのは仮面ライダービルド(マカハゼ)が使っていたのと同じ〝ビルドドライバー〟を腰に着け、それと一緒に出てきたのは小さい青と金の装飾がされた〝クローズドラゴン〟だった。

 

 

「行くぞ・・・ピー助!」

 

 

ピィィーー!

 

 

ルフィに応えるように〝クローズドラゴン〟改め、ピー助は頭と尻尾を畳んでルフィの左手に収まり、右手からは

ビルド(マカハゼ)から預かった〝ドラゴンフルボトル〟を取りだして振った。

 

 

カシャカシャカシャ!カチン!

 

《WAKE UP!》

 

《CROSS DRAGON!》

 

ガシャァン!

 

 

振った〝ドラゴンフルボトル〟をピー助に嵌め込み、〝ビルドドライバー〟にセットしてレバーを回した。

 

グルグルグルグル!

 

 

そこからは仮面ライダービルド(マカハゼ)と同じようにベルトからパイプが現れて前後に〝ドラゴンフルボトル〟の成分が流れ、左横から翼のようなパーツが形成された。

 

 

《Are You Ready?》

 

「変身!!」

 

ガシィン!

 

 

《WAKE UP DRAGON!》

 

《GET CROSS-Z DRAGON!》

 

《イェーイ!!》

 

 

ビルド(マカハゼ)と同じように前後に形成された鎧が身を包み、左横に形成された翼〝ドラゴンブレイザー〟が上着のように被さり、金色の龍の顔が仮面に張り付いた。

 

 

「テメェ・・・奴と同じように!!?」

 

 

立ち上がったアーロンはビルド(マカハゼ)と似た姿になったルフィにさらに警戒心を抱いた。

 

 

その姿の名は〝仮面ライダークローズ〟・・・ビルド(マカハゼ)が作った〝仮面ライダービルド〟の2号ライダーであり、本人(マカハゼ)の好きな仮面ライダーの一つである。

 

 

「確か・・・〝ビートクローザー〟!」

 

 

クローズ(ルフィ)が叫ぶと〝仮面ライダークローズ〟専用武器、〝ビートクローザー〟が形成されたそれを手に取った。

 

 

ドゴォン!!

 

 

「!!!なっ・・・!?」

 

 

変身したクローズ(ルフィ)は部屋の机を壁ごと外に蹴り出した。

 

ビルド(マカハゼ)の技術により、〝悪魔の実〟の能力を変身したまま使えるクローズ(ルフィ)は続けて本棚を蹴った。

 

 

「何のつもりだ〝麦わらァ〟!!!(怒)」

 

 

 

 

 


その頃外にいたビルド(マカハゼ)たちは立ちすくんでいた。部屋の中に入ったまま何も起きていないからだ。

 

 

ドゴォン!!

 

 

「「∑なっ何だァ!!?」」ビクッ!

 

 

「机・・・?」

 

 

「ビックリしたァ〜・・・」

 

 

「てか・・・何で机が??」

 

 

「あれは・・・」

 

 

突然と吹っ飛んできた机に誰もが疑問を持つなか、机に見覚えのあるナミは息を飲んだ。あの机はナミが8年間も使っていたのだから。

 

 

ドゴォン!ガゴォン!ズガァン!

 

 

そこからは机に続いて本や本棚・・・大量の紙の束が落ちてきた。なかには切れて半端になっている紙も混ざっていた。

 

 

「・・・なんで紙とか家具とかが落ちてくるんだ?」

 

 

「中で一体何が・・・!?」

 

 

「・・・・・・」

 

 

誰もが呆然と見ている中、ナミは落ちてくるそれらを見ながらあの部屋でアーロンに無理矢理海図を描かされていたことを思い出していた。

 

嘘の海図を描けば力でねじ伏せられ、食事を持ってきた下っ端には「食わすメシはない」と投げ捨てられ、何度も心が折れそうになった。

 

その部屋が今・・・ルフィが暴れていることで壊れていくことにナミは口を抑えて涙を流していた。

 

 

(ありがとう・・・!!)

 

 

 

 

 


side:ルフィ

 

 

「止めねぇかァクソゴム!!(怒)」

 

 

暴れるクローズ(ルフィ)をアーロンは止めようとするが、それでも止まらずに暴れ続ける。

 

〝ビートクローザー〟で海図を切り裂き、あるいは蹴り飛ばすことでアーロンがナミに作らせ続けていた海図を台無しにしていく。

 

 

「いい加減にしやがれ!!」

 

 

ガキィン!

 

 

アーロンはクローズ(ルフィ)をなんとか捕まえ、そのまま首筋に噛み付いた。しかし変身したことでアーマーを身にまとったクローズ(ルフィ)に効果はあまりなかった。

 

 

(バカな・・・俺の歯が通らないだと!!?)

 

 

クローズ(ルフィ)は自分の首筋に噛み付いたアーロンの鼻を掴んで力を入れた。

 

 

「お前ら魚人が・・・どう偉いとか・・・海図がどうとか・・・種族がどうとか・・・事情がどうとか!!!」

 

「そんなことよく知らねぇけど・・・やっと・・・あいつを()()()方法がわかったァ!!!」

 

 

ボキッ!!

 

「グァァァァァァ!!?」

 

 

自慢の鼻を無理矢理折られたアーロンは思わずころげ回り、距離をとった。

 

 

「こんな部屋があるからいけねぇんだ!!」

 

「居たくもない居場所なんて・・・俺が全部ぶっ壊してやる!!!」

 

 

グルグルグルグル!

 

《Ready Go!》

 

「〝ゴムゴムのォ〟!!」

 

 

ガゴォン!

 

 

クローズ(ルフィ)は右脚を天井の外にまで蹴り伸ばした。その右脚には青い龍のエネルギー体が巻き付くように纏っていた。

 

 

「図に乗るなと言ったはずだ!!お前ら下等種族に堕とされるほどこのアーロンパークは脆くねぇんだよ!!!(怒)」

 

 

ボキボキ!!

 

 

折られた鼻を無理矢理戻したアーロンはクラウチングスタートの体勢になり、戻した鼻のトゲをクローズ(ルフィ)に向けた。

 

 

「〝(シャーク)ON(オン)DARTS(ダーツ)〟・・・」ググッ

 

 

「!?」

 

 

〝E・S〟の影響がまだ残っているアーロンは両手脚に力を入れ、とんでもない瞬発力でクローズ(ルフィ)に突進した。

 

それを見たルクローズ(ルフィ)は迎え撃つようにとどめの技を繰り出した。

 

 

「〝破壊(ディストラクション)〟!!!」

 

 

《ドラゴニックフィニッシュ!!》

 

「〝龍の戦斧(ドラゴンアックス)〟!!!!」

 

 

ドォン!!

 

 

「ガフッ!!」

 

 

「ああああああああ!!!」

 

 

ドゴォン!ドゴォン!ドゴォン!ドゴォン!

 

 

アーロンの〝鮫・ON・DARTS・破壊〟が届くより先に仮面ライダークローズ(ルフィ)の龍のエネルギー体が纏った〝ゴムゴムの龍の戦斧〟が先に決まり、アーロンを床にたたきつけた。

 

そしてその勢いのままアーロンをアーロンパークの1階の床まで踏み抜いたことでアーロンの鼻は再び折れ、意識を失った。

 

 

「ハァ・・・ハァ・・・ハァ!」ピシッビキビキッ!

 

パラパラッ「ん?・・・・・・あッ!」

 

 

アーロンが気を失ったことを確認したクローズ(ルフィ)は天井から小さな石塊が落ちてきたり部屋に大きなヒビが入り始めたことに気づいた。

 

 

しかし時すでに遅く、クローズ(ルフィ)はアーロンパークの崩壊に巻き込まれた。

 

 

 

ドゴガゴゴゴゴ・・・!!!

 

 

 

 

 

 

〜END〜

 

 

 




追加設定


その1



マカハゼがルフィを仮面ライダークローズにさせると決めた時、変身したまま〝悪魔の実〟の能力を使える様にするために事前に血を採血して解析し、〝ビルドドライバー〟や〝クローズドラゴン〟を改造した。




その2



原作では剣術は一切使えないと断言していましたがある程度扱えるようにしました。


※だって祖父の副官が幼少期にある程度教えていても不思議ではありませんので!
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。