ONE PIECE ~地球外生命体の転生者~ 作:仮面ライダーハードエボル
side:ローグタウン(始まりと終わりの町)
「でっけ〜町だな〜!ここから〝大海賊時代〟が始まったのかぁ!?」
ローグタウンに着いた〝麦わらの一味〟は船番にジョニーたち〘八咫烏〙を残し、ハニークイーンを入れた7人で上陸した。
「よし、俺は本屋によって歴史や医療系の本を買ってくる。お前らはどうする?」
「俺は処刑台を見てくる!」
「俺は面白そうな装備を買ってくる」( * ॑꒳ ॑* )♪
「俺は食材の調達だな。あといい女♪」
「俺も買いてぇもんがある・・・」
「貸すわよ?利子3倍でね♥」
「・・・どんまい?」
「・・・ちくしょう」
「私はハニークイーンと服の買い出しに行ってくるわ」
「───よっよろしくお願いします・・・」
一味は互いにやることを確認したあと、各自目的のものを入手するために1時解散した。
side:マカハゼ
「以外にいい本が買えたな・・・」
本屋で予想以上にいい買い物が出来たマカハゼは町を散策しながら情報収集をしていた。その中で有益だったのはこの町の海軍大佐の情報だった。
「モクモクの実の煙人間・・・また〝
「ボチボチな訳がないでしょ!!!これは〝
「バラしてんじゃねぇよ、クソ女!!!営業妨害で訴えるぞ畜生がっ!!!(怒)」
キーン「──なんだよ、うるせぇなぁ?」
たまたま近くを通った武器屋から突然2つの怒鳴り声が響き、文句を言おうと店に入る事にした。
「オイうるさいぞ!!外まで響いて──」
「∑アブねぇ!!?」Σ(゚ロ゚;)
店に入った瞬間、前方から抜き身の刀が回転しながら飛んできたのをマカハゼは間一髪で避けた。
「∑あぁ!だだっ大丈夫ですかァ!?」
「∑このアホ女ァ!!お前が変なところで転けるからだろうがァ!!!」
「──ってマカハゼじゃねぇか!?」
ハァ…ハァ…「あぁ・・・ゾッチンか?」(;:´°;Д;°`:;)
「∑ゾッチンって何だよ!?」
店の中を見ればレジの所にゾロと店主と思わしき男がいて、レジと出入口の中間あたりに眼鏡をかけた女が床に這いつくばっていた。
「ビルド姿の俺とルフィの名は既に知られている。海軍がいる町で偽名を使うのが得策だ」コソッ
「あぁ、そう言うことか?」コソッ
マカハゼの突然のあだ名呼びに納得したゾロはゾッチンを名乗ることにした。
「すっすみません!私が転んだばかりに!!」
「いいよ、わざとじゃねぇんなら・・・・・・」
マカハゼが詳しく聞けばさっきの怒鳴り声の後、切れた店主に預けていた刀を投げ渡された時に転び、鞘から抜けた刀が飛んだそうだ。
「まさかココで死のピタゴラスイッチを体験するとは・・・」ボソッ
「で?ココにゾッチンがいるってことは今から刀を買うところか?」
「まぁな。今あの樽の中から選ぶところだ」
そう言ってゾロは店の隅にある樽の中にある武器を選び始めた。
「あなた、刀が好きなんですね?刀三本・・・まるで
そこでゾロが刀を選んでるところに眼鏡の女が話しかけてきた。
「まぁ・・・趣味みてぇなもんだな」
「その言い方は賞金稼ぎが嫌いなのか?特に刀三本の?」
「〝東の海〟知れ渡った〈悪名〉ですよ?刀をお金稼ぎに使うなんて許される事ではないですよ!」
眼鏡の女はそう言い、悲痛な目をしながら自身の愛刀を握りしめた。
「どうしてこの時代〈悪〉が強いんでしょう?名のある剣士は海賊や賞金稼ぎばかり・・・世界中の名刀が泣いています!!」
「刀は所詮人切り包丁・・・剣は凶器で剣術は殺人術、どれだけ綺麗事を並べようが絶対に変わらない事実って物語のキャラが言ってたような・・・・・・」
「∑お前の言葉じゃないんかい!!?」
「そっそれでも私は世界中の悪党に渡った名刀を回収します。この命に変えても!!」
「なら
「いや挑発すんじゃねぇよ」スパァン!
女剣士の意気込みに水を差すように挑発するゾロにマカハゼは思わずシバいた。
「いえ!私は別に刀が欲しい訳ではなくて悪党たちの手に渡るのが嫌なだけなんです!!」
「それにその刀は大切なものなんですよね?」
「あぁ・・・親友の形見だ」
「──そうですか」
無粋なことを聞いた眼鏡の女は口を閉ざし、レジの店主も目を逸らした。
「あ!それは!?」
「ん?」
ゾロが樽の中から6本目の刀を手に取って鞘から出したら眼鏡の女がなにかに気づき、本をめくり始めた。
「やっぱりこれ、〝〈業物〉三代鬼徹〟!!こんな名刀が5万ベリーだなんて!?」
「・・・だめだ!それは──」
「ゾッチンこいつは・・・」
「間違いねぇ・・・妖刀だ」
「──分かるのか!?」
「「何となく」」
妖刀だと気づいた2人に店主のいっぽんマツは〝三代鬼徹〟の恐ろしさを語り始めた。
曰くある者は津波に呑まれ、曰く生きたまま焼け死に、曰く海王類の餌になったりと歴代の所有者は悲惨な死を迎えていた。
そしてそれは〝〈大業物〉二代鬼徹〟と〝〈最上大業物〉初代鬼徹〟も同じだった。故にこの世に〝鬼徹シリーズ〟の刀を持つ者は一人もいないと言う。
「俺もさっさと処分してぇけどよぉ・・・呪われそうで怖ぇんだよ」
「そっそんな恐ろしい刀だったんですか!?」
「随分なじゃじゃ馬らしいな・・・どうする?」
「気に入った!こいつを貰う!!」
「∑ふざけるな!それで死んだら俺の所為みたいじゃねぇか!!!」
「俺は呪いとか神とか信じねぇ質でね。信じるのは仲間と自分の悪運だけだ」
「お前も酔狂だなぁゾッチン。神秘的なやつを信じねぇのはいいがそれでこいつらは納得しねぇよ?」
マカハゼの言うとうりゾロ本人はそれでいいが店主や眼鏡の女は気が気じゃなかった。
「じゃあこうしよう?俺の運が勝ったら〝
「安心しろ。もし負けても新しい腕ぐらい創ってやるよ」
「その時は頼んだぜ?」ブゥン!
驚嘆する店主と眼鏡の女をよそにマカハゼと言葉を交わしたゾロは広い場所に移動して〝三代鬼徹〟を抜き、真上に放り投げた。
ゾロはそこから少し右にズレ、左腕を〝三代鬼徹〟が落ちる直線上に伸ばした。当たれば腕は即なくなる──その異常な行動に店主と眼鏡の女は止めようと声を上げたがマカハゼが止めた。
「∑バカヤロォ!?切れ味は本物だぞ!!!」
「∑いけません!!直ぐに避けて!!!」
「別になんの心配もいらねぇよ」
落ちてきた〝三代鬼徹〟はゾロの腕を自ら避けるように通り過ぎ、そのまま床に刺さった。別の視点から見れば〝三代鬼徹〟がゾロに押され負けたようにも見えた。
最後まで見届けた店主と眼鏡の女は腰を抜かして倒れた。マカハゼはこうなると分かってたかのように笑っていた。
「全く無茶をする!とんでもないギャンブラーだよ、お前はwww!!」
「ほっとけ。おいお前、新しい刀もう一本選んでくれねぇか?」
「え・・・・・・あっはい・・・・・・・・・!」
「・・・ちょっちょっと待ってろ!!!」
そう言って店主は店の奥に走り、暫くして一振の刀を抱えてレジに戻ってきた。刀をレジに置いた店主のいっぽんマツは威厳を込めて刀の紹介をした。
「造りは黒漆太刀拵。刃は乱刃小丁字。〝〈良業物〉雪走〟!切れ味は保証する!!」
「ウチは大した店じゃねぇが・・・・・・これが俺の店の最高の刀だ!!!」
「へぇ?」
「いい刀だが残念。それを買う金がねぇ」
「金はいい、〝鬼徹〟の代金も要らねぇ!貰ってくれ!」
「さっきは騙そうとしてすまなかった!久しぶりにいい剣士の目を見た。刀は主人を選ぶと言う!」
「それに〝雪走〟と〝三代鬼徹〟もこんなしみったれた店に燻っているよりお前さんのような剣士に使ってもらった方が幸せだろう?」
「お前さんの武運を祈る!!!」
「──そういう事ならありがたく貰っていくぜ?」
ゾロはそう言って〝雪走〟と〝三代鬼徹〟を受け取り、自身の愛刀〝和道一文字〟と共に腰に収めた。
「やっぱ三本あると落ち着くな」
「得をしたなゾッチン。これも未来の大剣豪の偉業ってやつか?」
「うるせぇ」
「世話になったな、おっさん」
新しい刀を手に入れたゾロは店主に礼をいい、マカハゼと共に店を後にした。
「そういえばゾッチン」
「何だ?」
「お前よくこの武器屋に1人で辿り着けたな?」
「∑ぶった斬るぞテメェ!!?」
「・・・・・・・・・・・・・・・」
「腰が抜けて・・・全然立てないや」ハハ
二人の男が武器屋から出て行くのを眼鏡の女は床に座ったまま見届けることしか出来なかった。