ONE PIECE ~地球外生命体の転生者~ 作:仮面ライダーハードエボル
side:マカハゼ
「ん?」
ゾロと町の散策をしていたマカハゼは機械の鳴き声に気づいて顔を上げた。
「あれは確かルフィの・・・」
「〝クローズドラゴン〟。名前はピー助だ」
マカハゼとゾロの前に止まったピー助はその場で旋回し、何かを訴えていた。
「コイツはルフィがクローズに変身するのに不可欠だし基本は離れることは無いんだが・・・」
「まさかルフィになにかあったのか!?」
ゾロの問に答えるようにピー助は一声鳴いて首を縦に振ったあと、案内をするように飛んできた道を戻り始めた。
「くそ!早くルフィのところへ急ぐぞ!!」
「∑一人で行くなゾロ!!そしてそっちじゃなくてこっちだ!!!」
「うひょー!これが海賊王が見た景色!!そして死んだのかァーー!!」
『コラ君っ!!!今すぐにその処刑台からから降りなさい!!!』
海賊王が死んだ処刑台に着いたルフィは勝手に処刑台をのぼり、風景を見て楽しんでいた。町の警官がそんなルフィに降りろと警告していた。
「何で?」
『そこは世界政府の管理下にある特別死刑台なのだ!!!早くそこから"ッ!?』ゴンッ!!!
「そんなケチなこと言うんじゃないよ、おまわりさん?」
処刑台に登ったルフィに警告をしていた警官が後ろから金棒を持った女に突然殴られて気を失った。
「随分探したことか・・・会いたかったよ、モンキー・D・ルフィ!!」
警官を倒した女は嬉しそうにルフィに声をかけた。女の肌は見て分かる程に滑らかで、美しい顔立ちをしていた。
周囲の人間はそんな女を見て絶世の美女と騒ぎ、ルフィでさえも美女と認めるほど美しかった。
「俺はお前みたいな美女知らねぇぞ?誰だ??」
「あんたが忘れてもあたしは忘れない・・・なぜならあたしを初めて殴った男だからねェ」
「え?俺が??」
「アンタのあの激しい拳・・・感じたよ♥」ウットリ
ルフィを見つめる女の恍惚の顔に周囲の人間はハートを射抜かれた。さらに女はルフィを手に入れると宣言し、自身の正体を明かした。
「あたしは強い男がすきでね!だからあんたをあたしの男にするのさ!!」
「この〝金棒のアルビダ〟様のものにね!!!」
女海賊〝金棒のアルビダ〟──ルフィが海に出て日も浅い頃、海賊として初めて倒したのが〝金棒のアルビダ〟だったのだが・・・・・・
「アルビダ?お前が?なんか色々と違うんだけど??」
ルフィの知る金棒のアルビダ〟はブヨブヨに太った厳ついオバサンという見た目でけっして目の前の美女ではなかった。
「分からないのも無理はない。あたしは〝悪魔の実〟を食べて変わったのさ!実の名はスベスベの実!!どんな攻撃もあたしの肌を傷つけることは出来ない!!!」
アルビダはそう言って身にまとっていた外套を脱ぎ捨てた。スベスベの実の副次効果でブヨブヨ肉体がグラマーボディに変貌していた。
それを見た周囲は目をハートにして見惚れてたり、鼻血を吹いて倒れたりしていた。
「残念ながらあたしの美しさは
「そこは大した問題じゃねぇよ」ヾノㅇㅁㅇ;;)イヤイヤ
そんなルフィの軽いツッコミを無視し、アルビダは言葉を続けた。
「でもあたしの男になるなら
「?あい「今じゃあ!!」つヴォッ!!?」ガシッ!ドサッ!!
「追い討ちをかけろぉ!!!」
「なっ何だこの鉄の網!?力がぬけるぅ!?」
突然足を引っ張られてうつ伏せに倒れたうえ、鉄の網を被せられて動きを封じられた。しかも何故か力が入らないうえに能力も発動できなかった。
「海軍特製対能力者用捕縛兵器〝
ルフィを捕らえたアルビダの仲間らしき集団が羽織っていた外套を脱ぎ捨てて正体を表した。
「お前に
「笑いあり!涙あり!友情ありの〝小さなバギー大冒険〟!!だけどバギーはってなんの宣伝だバカヤロォ!!(怒)」
「・・・なんだバギーか」
「∑よぉーし、相変わらずのふざけ具合だなクソゴム!!!」ガボーンッ!!!
海賊〝道化のバギー〟──かつてルフィがゾロとナミの3人で財宝を奪い、吹き飛ばした赤鼻の海賊。この男も〝悪魔の実〟を食し、切っても切れないバラバラ人間の能力者。
どうやらこの男、ルフィへの復讐を果たす為にアルビダと手を組み、この町までやって来たらしい。
「ん?何だこりゃ?」
「∑ピー助!」
「誰でもいい!誰かここに連れて来てくれ!!」
ルフィの懐から出て、〝監獄弾〟をすり抜けたピー助は状況を理解し、マカハゼの元へ向かった。これが事の顛末である。
ベチャッ
「ア・・・アイス・・・(泣)」
「∑スっスモーカー大佐!?すみませんウチの娘が!!」
「・・・・・・・・・」ガシッ!
「!?」ビクッ!
「悪いな・・・俺のズボンがお前のアイスを食っちまった。次は5段アイスでも買うといい」チャリン!
移動中だったローグタウン海軍駐屯地の長のスモーカー大佐はぶつかった少女に謝り、多めの小銭をあげた。
「ど・・・どうも本当にすいませんでした」ヘコヘコ
「ガキのやった事に怒るほど俺はクズじゃねぇよ」
「ありがとぉ٩(*´꒳`*)۶♪」
少女と父親はスモーカー大佐に礼を言って離れた。その親子と入れ替わりになる形で一人の女性がスモーカー大佐の元へ来た。
「スモーカーさん!遅くなりましたっ!!」
「たしぎィ!!てめぇ何処で何してやがったァ!!?」
「スっすみません!直ぐに準備を!!」
「たしぎ曹長、ジャケットならこちらに!」
「あ!ありがとうございます、軍曹さんっ!!」
この女性が武器屋でゾロとマカハゼの2人にあった本人であり、海軍本部のれっきとした実力者である。
海軍のマークが入ったジャケットを羽織ったたしぎ曹長はすぐさまスモーカー大佐に謝罪をした。
「ちょ・・・ちょっと腰が抜けて遅れました」
「抜けてるのはやる気だけじゃぁ足りねぇのかァ!!?(怒)」
「ご・・・ごめんなさい」
「早く来い!海賊共が広場で暴れている!!」
スモーカー大佐はたしぎ曹長を叱って、急いで広場にある建物に向かった。
暫く広場近くの建物に着いたスモーカー大佐は先に待機していた部下に状況を聞いた。
「状況は?」
「は!民間人が広場に取り押さえられています!」
「今確認出来ている賞金首は〝金棒のアルビダ〟、〝道化のバギー〟、〝
報告を受けたスモーカー大佐は1人だけ聞き覚えのない名に眉をひそめた。
「〝
「先日手配されたばかりですが・・・額は3500万ベリーの大物です!」
「この広場で確認されていませんが・・・〝麦わら〟の手下に〝ベストマッチ〟マカハゼ2700万ベリーに元トランプ5兄弟幹部〝ハニークイーン〟1110万ベリーがいます」
「3500万に2700万!?そりゃあ久々に骨のありそうな奴らが来たな」
情報を聞いたスモーカー大佐は少しやる気の顔を見せた。この町へ来る海賊は1000万以下の小物ばかりで退屈していた。
なまった体も少しはいい運動になると思い気合を入れていた・・・そんなスモーカー大佐を見て気まずそうに報告をする海兵の話を聞くまでは。
「いやそれなんですが・・・・・・その男今・・・・・・殺されそうになっています(汗)」
スモーカー大佐に報告をした海兵が指した方を見れば、処刑台に拘束された麦わら帽子の海賊が赤鼻ピエロの海賊に今にでも殺されそうだった。
この状況にスモーカー大佐も暫く停止した事は完全に余談である。