ONE PIECE ~地球外生命体の転生者~ 作:仮面ライダーハードエボル
〜遡る事十数分前〜
島の見晴らしのいい所でマカハゼは、自分のいるこの島に一隻の船が近付いてくるのが見えた。
その船の帆と旗には髑髏のマークに麦藁帽子が被せてある陽気なものであった。
しかし、マカハゼはそのマークに見覚えがあった。前世で世界的人気を誇ったマンガのマークだったからだ。
「あのマーク…ここはONE PIECEの世界だったのか」
マカハゼがこの世界にエボルトとして生まれ変わりはや百年、この星に来て三十年で知った事実。
「ダメだ…あの船にいる四人しかわからん。あの神、俺の知ってる原作知識まで消してやがったな…!」
マカハゼは自分を転生させた神に恨み言を吐いたが気持ちを切り替えた。
「まぁそんな事言っても何にもならんしな。久し振りのコミュニケーションをとるとするか…」
マカハゼはそう言って彼らが停泊すると思わしき海岸に行き、荷卸を手伝っていたのであった。
〰️side無人島〰️
「姿が…」
「変わった…」
ソロとナミは驚嘆していた。いつの間にか自然と荷降ろしを手伝っていた男が銃から煙を出したと思ったら異形の姿になって出てきたのだから。
「スっっゲェ〜〜!!」
「カッチョイイ〜〜!!」
「「∑言っとる場合か!!?」」
しかしルフィとウソップは子供の様に目を輝かせながら見当違いの反応をして、ゾロとナミはツッコミを入れた。
「おいお前!!」
「俺の仲間になれ!海賊の仲間に!!」
「「∑何サラッと勧誘してんだー!!?」」
「別に構わんぞ?」
「「∑お前もサクッと返事すな!!(怒)」」
マカハゼはまるで大喜利みたいなノリッコミをする“麦わらの一味”を見て笑みを零しながら変身を解いた。
「あーぁ…折角戦う気満々だったのに何か拍子抜けしちまった」
「にしてもお前ら、面白いな…名は何て言うんだ?」
「モンキー・D・ルフィ!海賊王になる男だ!!」
「俺はロロノア・ゾロ、剣士だ」
「私はナミ、航海士よ」
「おっ俺は勇敢なる海の戦士!キャプテーンウソップ様だ!」
“麦わらの一味”もマカハゼが変身を解いた事で武器を納めて、自己紹介をした。
「さっきも言ったが俺の名はマカハゼ…あの姿は“ブラッドスターク”って言ってな」
「この星に来て三十年、お前みたいなのは初めて見たぜ」
「「「「この星???」」」」
「あぁ、俺は遥空よりも上…すなわち宇宙から来た地球外生命体でな」
「お前らに分かりやすく言えば宇宙人ってヤツだよ」
マカハゼはそう言いながら人差し指を上に指しながらそう伝えた。
「と言っても、簡単に信じられんだろうな…証拠を見せてやるよ」
証拠を見せると言ったマカハゼは身体をスライムのように変化させてゾロの姿に変えた。
肉体の外見はもちろん、服装やゾロの持つ刀三本まで完全に再現されていた。
「う…ウソでしょ…!?」
「ま…マジですか…!?」
「俺に…なりやがった…!?」
「スっっゲェ〜〜!!」
“麦わらの一味”の反応に満足したマカハゼは元の姿に戻り、彼等に歩み寄った。
「さっきはからかって悪かったな…まぁ親切に手伝おうとしてたのは本心だが」
「驚かせた詫びだ…俺のアジトに来るといい。そこの2人にとって面白いものが見れるぞ?」
「「喜っこんで〜〜!!」」
「∑ちょっと!もう少し警戒しなさいよ」
「諦めろ。こうなったらもうコイツらは止まらん」
ルフィとウソップは笑いながら肩を組み、ナミはそんな二人に注意をし、ゾロは諦めて2人について行った。
〜sideマカハゼのアジト〜
「ようこそ、諸君。この俺のアジ「お邪魔しマース」∑早ぇよ!?」
マカハゼは演技かかった動きを見せながら小さな小屋を見せたが、ルフィがスルーして勝手に入ったので台無しになった。
ゾロたちも続いて中に入ると、部屋中の棚にはいろんな色の小さいボトルやメカや武器、テーブルには正方形の箱がぽつんと置いてあった。
「お〜何か色々あるなぁ〜」
「ココは開発所も兼ねているからな…色々あるのは当然だよ」
「スゲぇ、かっけぇ武器まであるぞ!!」
「この棚のやつ、お前が使ったのと似てねぇか?」
「ソレは“フルボトル”っといってな、特殊な成分で作ったものだ」
「ねぇ、この箱は何なの?」
「それは“パンドラボックス”だ。迂闊に触るなよ、下手したらこの島が滅ぶからな」
「「「「ハァァッ!!?」」」」
マカハゼの説明に一味一同驚嘆した。島が滅ぶと言われたら驚くのも当然の反応だが…。
「“パンドラボックス”は俺の種族“ブラッド族”が持つ秘宝であり、力の源でもあるんだ」
「このボックスから生成される“ネビュラガス”を使って作った物が“フルボトル”だ」
「このボックスを俺以外に使わすことは絶対ない。このボックスは世界そのものを変えるエネルギーがあるし、この“パンドラボックス”を使いこなせるのは俺の種族“ブラッド族”だけだ」
「とは言っても“ブラッド族”は後にも先にも俺だけなんだがな」
「「「「…………」」」」
マカハゼはなにかを思い出しながらそう呟いた。ルフィ達はそれを見て何も言わなかった。
「だからお前が誘った時は正直嬉しかったぜ?何せ一人はつまらんからな」
「モンキー・D・ルフィ…付き合ってやるよ。お前の海賊の王になる野望の道を!」
「おう!しししっ」
〜END〜