ONE PIECE ~地球外生命体の転生者~ 作:仮面ライダーハードエボル
side:メリー号
「〝偉大なる航路〟の入り口は…〝山〟よ!」
「・・・すまんナミ、お前がそこまで疲れてたとは思わなかった。あとは俺に任せて少し休んでろ、な?」
「∑あたしは至って正気よ!!!」(╬^∀^)
〝偉大なる航路〟の入り口が〝山〟と言ったナミにガチで心配したマカハゼにナミは思わず怒鳴った。
「私も〝海図〟見てまさかとは思ったんだけど・・・〝導きの灯〟が差してたのは間違いなく世界を縦に遮る大陸・・・〝
ナミは海図をみんなに見せ、説明を始めた。縦に続く大陸〝赤い土の大陸〟と横に長い〝偉大なる航路〟・・・その2つに遮られるように〝東の海〟、〝西の海〟、〝南の海〟、〝北の海〟に分けられているのがこの世界の姿である。
そこから4つの海の角が〝偉大なる航路〟に挟まれた〝赤い土の大陸〟の大陸に×のような印がつけられていた。
「この印・・・まさか運河か?」
「そう!どうやらこの
「「いやいやいやナミの姉貴!?」」
「うちも流石に信じられない・・・」
「ジョニーたちの言う通りだ!運河があろうが船が山を登れるわけねぇだろ!!」
「そう描いてあるんだから仕方ないでしょ」
「山を登るのか〜・・・〝不思議山〟だな!」
「でもなんでわざわざ山を?」
「そもそもあのバギーから奪った海図だろ?信用できるのか?」
「お前らナミさんを疑ってんのか!?」(°ㅂ°╬)
「第一何でそんな面倒な入り方をする?〝南〟に下って入れば楽だろ?」
「〝急がば回れ〟・・・〝偉大なる航路〟の入り口である〝リヴァース・マウンテン〟に入るより〝南〟に下る方が危険度が高いと俺は思うが?」
「マカハゼの言うと「あのー、嵐が止んだんですが・・・?」へ?」
ナミがマカハゼの言葉に賛同の声を上げかけたところに外を見てたハニークイーンが嵐が止んだことを伝えた。
「あ、ホントだ。青空満天じゃねぇか」
「だが向こうはまだでかい嵐・・・対してここは晴天?」
「風すら吹いてないよ?」
外に出てみればまるで室内にいるように風がなく、船の真後ろの海は先程と変わらない嵐だった。
「しまった・・・〝
「カームベルト?」
「急いでオールを出して!今すぐ嵐の方に戻るわよ!!」
唯一現状を把握したナミは顔を引き攣り、直ぐに嵐に戻れと指示を出した。
「戻るってお前、何でまた嵐の中に!?」
「それに漕ぐってこれ帆船だぞ?」
「いいから漕ぐぞ。こんな風のない海、何も無い方がおかしいぜ」
「マカハゼの言う通りよ!」
「いいゾロ?この船はあんたの言う通り〝南〟に下っちゃったのよ!」
「へぇ・・・じゃぁここは〝偉大なる航路〟か?」
「こんな簡単に入れたら誰も苦労はしねぇよ」
「その通り!説明をしてなかったけど〝偉大なる航路〟を挟み込むように2つの海が存在しているの!!!」
「それが
「
「要するにここはッ!?」
〝凪の帯〟の棄権を教えようとしたその時、突然凄まじい轟音と共に、船が激しく揺れだした。
「なっ何だ、地震か!?」
「ここは海だぞ!海震ならともかくそんなのあるわけねぇだろ!?」
「・・・下を見てみろよ。理由が分かるぞ」
しばらく棒立ちになった一同は船の下を覗いていたマカハゼの言う通りに下を見れば軽く100mを超える水棲生物の大群が海から顔を出していた。
しかもその一匹の顔の上に乗っており、下手に動けば木っ端微塵になるのは目に見えていた。
「大型海王類の・・・巣なの・・・」(╥﹏╥)
「こういうのはもっと早く言ってくれ・・・」
「ごめん・・・」(╥﹏╥)
流石のルフィたちもこの事態に言葉を飲んだ。幸いなのは船が海王類の鼻先に乗っていることで顔をキョロキョロさせるだけだった。
「いっ言いな、とにかく!こいつが海に潜った瞬間に全力で漕ぐんだ!!」
「おっおう!!」
大型海王類が次々と潜っていき、船が乗った最後の1匹が運悪く盛大にクシャミをしてしまった。
「・・・ンイッ・・・キシッ!!!」
「∑えぇ~〜〜っ!!?」×9
「魚がクシャミするんかい!!!」
まさかの事態に船は嵐の海まで吹っ飛び、マカハゼもツッコミを入れたが何とか着水して無事に戻ってこれた。
「・・・これでわかった?なんで入口にしか入っちゃダメなのか?」
「あぁ・・・わかった・・・」
「・・・・・・・・・・・・わかった・・・」
「なるほど、だから山から入る訳か・・・」
「まだ言ってんのかよお前ら・・・」
ナミとマカハゼは何故山から入るのか理解し、みんなに説明を始めた。
「〝海流〟だよ。4つの海のでかい海流が〝リヴァー・マウンテン〟の運河から頂上までかけ登ってぶつかり、そのまま〝偉大なる航路〟へと流れて行く!」
「しかも船はその海流に乗っちまったから後は舵次第だ」
「〝リヴァース・マウンテン〟は
「よーするに〝不思議山〟か!」どーん
「あんたはそれでいいわよ・・・」┐('` ;)┌
「流石ナミさん、すげぇ〜ぜ❤」
「俺もいますが?」
女の言葉は絶対のサンジはナミを称賛し、マカハゼをスルーした。
頭のいい2人の言葉に一同は納得したがゾロだけは未だに信じきれなかった。
「俺はどうも信じられねぇよ・・・船が山を越えるなんて」
「〝「ありえない」なんてことはありえない〟・・・ある物語のキャラの言葉だ」
「お前らからすれば〝宇宙人〟が実在することがありえない、俺からすればただの人間が果実1つで能力を得ることなんてありえない」
「しかし現実に俺という〝宇宙人〟がここに居て、果実1つで能力を得た人間が2人もいる!」
「これから先に起こることは全て現実で、紛れもない事実!!その証拠がもう目の前にあるぜ?」
マカハゼが船の前を見るように促し、一同は振り返った。
「〝不思議山〟が見えたぞ!!!」
「ちょっと待て!その後ろにあるでかい影はなんだ!!!」
興奮するルフィの横でウソップは巨大ななにかに気づき、声を上げた。
それを見た一同は絶句した。左右を見ても果てがなく、上を見れば大陸が雲を突きぬけて見えなくなっていた。
「あれが〝赤い土の大陸〟!雲でてっぺんが見えねぇ!!!」
「吸い込まれるぞ!!!しっかり舵を取れぇ!!!」
「「「ガッテン!!!」」」
「こんなに大きいなんて・・・!」
「すごい」
「ウソだろ・・・本当に海が・・・山を登ってやがる・・・」
「まさに大自然の力・・・」
視線の先には河から海に流れるのとは逆に海から河で山を登っていた。その河には10もある立派なもんが設置していた。
「こりゃ少しでもズレたらお陀仏だな」
「もう少し右だァ!面舵いっぱ」
「・・・〝ボキィ〟?」
「おいまさか・・・(汗)」
舵が折れるというまさかの事態が起こり、制御不能となったメリー号は少し左にずれた門の角に直撃のコースへ向かった。
「やべぇ、このままじゃぶつかる~〜っ!!」
「ルフィ!!」
「〝ゴムゴムの〜風船〟っ!!」ボヨン!
マカハゼの合図で風船状に膨らんだルフィは門とメリー号の間に挟まれることで衝撃を吸収し、ゴムの弾力で門の真ん中まで弾いた。
「ナイス弾力!!」グッ!
「掴まれぇ、ルフィ!!」
「おう!!!」
なんとかメリー号の大破を防いだルフィはゾロの手を掴み、メリー号に戻った。
最初の難関を突破した一味はそのまま頂上まで登り、5つあるうちの下へ流れる運河へ下って行った。
「入るぞ〜!〝偉大なる航路〟っ!!!」
「ん?なんだ今の音は?」
「風じゃない?変わった地形が多いいのよきっと」
「風にしちゃ随分と太い音だが・・・?」
「ナミさん山だ!正面にでかい山がある!!」
「山?ここを抜けたら1面海よ!山なんてあるわけ・・・」
「いや・・・ありゃぁ山じゃねぇよ」ヒクッ
「へ?」
下流先に見えるでかい何かに気づいたマカハゼは顔を引きつらせながら一同にその正体を伝えた。
〝一難去ってまた一難〟・・・〝麦わらの一味〟の受難は始まったばかりであった・・・。