ONE PIECE ~地球外生命体の転生者~ 作:仮面ライダーハードエボル
side:メリー号
山のようにでかいクジラが下流先にそびえ立っている事で出口を塞がれた形になったメリー号はこのままでは海の藻屑になるのは目に見えていた。
「大型海王類の群れの次は巨大クジラ!?どうなってんだよ〝偉大なる航路〟!!?」
「どうすんだよ!戦うか!?」
「無理ですルフィ船長!!大きすぎて倒せません!!!」
「それに進路を塞がれちまってやす!!このままだと衝突は免れやせん!!!」
「まず目はどこにあるんだよ!?」
「∑そうか!大きすぎるからこっちにまだ気づいてないんだ!!」
「それならやりようはある!」
そして船本体に掴まり、タカの飛行能力とロケットの推進力で船の速度を落とそうと試みた。
「お願いマカハゼ!!頑張ってェ!!」
「踏ん張ってくれぇ〜〜!!」
「舵が折れてても根元はまだ使えるはず!なんとか隙間から逃げるぞ、お前らも手伝え『八咫烏』!!」
「「「ガッテン!!!」」」
ゾロたち『八咫烏』も何とか危機を脱しようと折れた舵を取り舵に変えていた。
しかしその代償としてメリー号の船首が折れ、甲板まで飛んでいった。
「∑俺の・・・特等席が・・・っ!!」ガガーン!!
side:
ぶつかりはしたがなんの反応も示さないクジラに難を逃れたと
「被害が船首だけで済んだのは・・・不幸中の幸いか・・・!」
最悪の事態を防げた
「ボサっとするな!直ぐにオールであの隙間から脱出だ!!」
「「「全力で漕ぎます!!!」」」
「何であいつは動かねぇんだ!?ぶつかったことに気づいてねぇのか!?それともトロイのか!?」
「その議論はあとだ!とにかく今は少しでも遠くに逃げるぞ!!!」
巨大なクジラが止まっている好きにオールで漕いで脱出を図る〝麦わらの一味〟。しかしまたもクジラの遠吠えが始まった。
「ぐおぉぉ耳がァっ!!」
「今は耐えろ!一刻も早くここから抜けるんだ!!」
「ちょっと待って!ルフィ船長は何処に!?」
全員が全力で漕いでる中、ハニークイーンはルフィが漕いでない事に気づいた。
「おいお前!!」
気づけばルフィは折れた船首部分におり、クジラの巨大な目を睨みつけていた。
「お前・・・一体俺の特等席に・・・!!」
「おいルフィお前まさか・・・っ!!?」
嫌な予感を感じた
「何してくれてんだァーーっ!!!」ドゴオォン!!
「∑お前が何してくれてんだーーっ!!」ガーン!!
「アホォーーっ!!!」(ꐦ°д°)×8
ルフィのとち狂った行動に誰もが嘆いたが既にクジラは自分たちを睨んでいた。
「∑こっち見たァーーっ!!」
「かかって来いコノヤロォ!!!」
「頼むからもう黙れぇっ!!!」ドガッ!×7
まだクジラを怒らせようとする
「うわぁぁぁっ!!!」
「ルフィ!!?」
クジラの飲み込むことで生じた激流の衝撃でルフィだけ外に投げ出されてしまった。
「今助けに」ツルッ!「ホボォッ!!」ドシャッ!!
「えぇ~〜、カッコ悪っ!!!」Σ(゚д゚;)×8
そのままルフィを除いた〝麦わらの一味〟はクジラの中に吸い込まれていった。
side:クジラの
「・・・どう思う?」
「どうって・・・俺たちクジラに飲み込まれたよな?」
「でもこれ・・・
ゾロが呟き、サンジが経緯を確認し、ハニークイーンが現実を指摘した。
飲み込まれた先には満点の青空と鋼鉄の巨大な扉がぽつんと建っていた。その他には小さな一軒家の島が漂っていた。
「もしかして俺たち死んじまったのか?」
「バカ!紙一重で生きてるよ!!」
「これは全部現実だ。事実今汲み上げたこの液体は海水じゃなく胃酸出しな」
「や〜め〜ろ〜!!!」
「現実を見せないでぇ〜〜っ!!」
すると胃液の中から白い巨体が現れ、メリー号の前に立ち塞がった。
「「大王イカだァっ!!!」」
メリー号よりデカい大王イカが自分たちを獲物と捉え、狙いを定めた。
それを迎撃しようとゾロとサンジと
その銛は胃液に浮かぶ島の一軒家の中から出ており、その威力や正確さからかなりの実力者だと分かる程だった。
「人は居るみたいだな・・・」
「
「言ってる場合か?」
「「「・・・・・・っ」」」ゴクっ!
「いっ今のうちに大砲で吹っ飛ばすか!?」
「こっちに何にもしてないのに撃つバカがあるか?」
「待て!誰か出てきたぞ!!」
ウソップがはやまる前に
「∑花だ!!」
「花ァ!?」
「いや違う!人だ!!」
「あの爺さんが大王イカを仕留めたのか?」
「気を付けな。俺ならともかくお前らじゃまだ勝てん・・・あと20年若かったら俺ともいい勝負が出来てたかもな」
「∑そこまでか!?」
〝麦わらの一味〟最強の男が賞賛するほどの老人・・・誰もが息をのみその場を動けなかった。
しかし老人はそんな〝麦わらの一味〟を見つめながら仕留めた大王イカを引き揚げ、デッキチェアに座りながら新聞を読み始めた。
「∑なにか言えよてめぇ!?」(°ㅂ°╬)
なんの反応も示さない老人にサンジは思わず怒鳴った。しかし器がでかいのかのんびり屋なのか老人は落ち着いていた。
「なっなんか言えコノ野郎!!こっちには大砲があるんだぞ!!!」
「やめておけ、死人が出るぞ?」ギロっ!
「・・・その死人ってあんたか?」
「その通りだ」ドーン
「∑マジで吹っ飛ばすぞ、クソジジイっ!!」
「まぁ落ち着いてください!」
「おじーさん!あなたは誰でここはクジラの体の中何ですか!?」
「・・・人の名を聞く時はまず自分からが常識ではないかね?」
「すっすいません!私は「私の名はクロッカス。〝双子岬〟の灯台守をやっている者だ。歳は71で双子座のAB型だ」あのおじーさん窒息死させていい!?」( `言´ )
「落ち着け、ハニークイーン(汗)」
老人──クロッカスのマイペースに殺意を抱いたハニークイーンを
クロッカスはハニークイーンの質問をちゃんと聞いていたのか素直に答えてくれた。
「その娘さんが言うようにここはクジラの腹の中だ。こんな危険な場所がリゾートな訳がなかろう?」
「なるほど・・・ならあの鋼鉄の扉がここから出るための通路があるのか?」
「そうだ。出たいならそこから通るといい」
「ありがたくそうさせてもらっ!」ズズゥゥン!
突然クジラの胃袋が荒れ始め、メリー号や孤島の鉄の船が波に揺れ始めた。
「始めたか・・・」
ズキッ!「何だ・・・っ!?」
その声はまるで1人で親の帰りを待つ小さな子供の叫びのようだった。
「一体今のは・・・?」
「おい!このクジラが何を始めたってんだ!?」
「・・・この〝赤い土の大陸〟に
「∑何ィっ!?」
ウソップの問にアッサリと答えたクロッカスは胃酸の海へ飛び込んだ。
「そう言えばあのクジラ・・・頭にすごい傷が沢山あった・・・それに空に向かって吠えてた!」
「それがどうしたんだよ?」
「苦しんでるのよ・・・!!」
「そうか!!!・・・それが狙いか、あのジジイ!!!」
「なんて惨いやり方を・・・!!!」
「謎が解けたらさっさとここから出るぞ!長く居たら俺達も消化されちまう!!」
「他人の捕鯨にとやかく言うつもりはねぇし、クジラを助ける義理もねぇ!脱出しよう!!」
「・・・・・・・・・」
(苦しんでる・・・ねぇ?)
ナミの考察を聞いていた
何より気になったのは頭痛と共に聞こえた声だった。恐らくあの声はクジラの声だった可能性は高かった。
あの時