ONE PIECE ~地球外生命体の転生者~ 作:仮面ライダーハードエボル
side:双子岬
「∑おい小僧ォっ!!!」
「危ないおじーさん!!ルフィ船長は潰れても死なないから大丈夫よ!!!」
ルフィにへし折ったメインマストをまだ新しい傷に刺されたラブーンは怒りのまま岬の岩礁に頭突きを食らわせた。
「へへへっばーか!」
しかしまだ新しい傷が広がったままの攻撃でラブーン自身もダメージを負ってしまい、ルフィにバカにされてしまった。
ルフィにカチンときたラブーンは頭を振ってルフィを吹き飛ばしたが体勢を立て直され、自信の目に攻撃を受けてしまった。
「何のつもりだあのバカ・・・?」
「クローズに変身もせずに・・・圧殺されないとはいえ限界が来るぞ!」
その後も4、5回程攻撃と反撃が繰り返された事でルフィはボロボロなり、ラブーンもダメージが蓄積されていたがそれでも攻撃を繰り出そうとした。
しかしルフィは突然引き分けと宣言し、ラブーンを止めた。
「俺とお前の勝負はまだ着いてないから・・・また戦わなきゃならない!!!
「(あぁそういう・・・)粋なことをしやがる・・・」
マカハゼはルフィの一連の奇行の答が自分がラブーンの生きる理由なる為だと言うことに気付いた。
「俺たちが〝偉大なる航路〟を一周したらまたお前に会いに来るから・・・その時はまた喧嘩しよう!!!」
50年の長い時間で心に余裕が無くなって来ているラブーンにとってこれ程心に響く言葉はない・・・ラブーンは新たに生きる
ルフィに応えるように吠えたラブーンの咆哮はマカハゼ以外の者たちの耳にも歓びの様に聞こえていた・・・。
side:メリー号
「にしてもルフィの奴、ラブーンの為とはいえ船をバキボキ壊しやがって!!マカハゼはともかく俺は船大工じゃないんだぞ!!!」
「言っとくが俺も武器作りは出来るが船大工は専門外だからな?」
「「追加の資材を持ってきましたー!!」」
ラブーンのの件が決着した〝麦わらの一味〟はそれぞれの時間を過ごしていた。ルフィはラブーンの頭に誓のマークを描き、ハニークイーンはその手伝いを、サンジは食事の準備を、ナミは今後の航海の計画を立てていた。
マカハゼとウソップはヨサクとジョニーに手伝ってもらいながらルフィがへし折ったメリー号のマストの修理をしていた。
ちなみにゾロはカッコウに膝枕をしてもらいながら熟睡していた。
「戦闘員に航海士に料理人に狙撃手に参謀・・・結構な人材がこの一味にいるがはっきり言ってまだ足りねぇな」
「まだ足りねぇのか?」
「〝船医〟と〝船大工〟だよ。このまま〝偉大なる航路〟を航海してたら病にかかった時に俺たちじゃ処方が出来ないし船の管理も俺だけじゃ見きれ「あーーーーーーっ!!!」∑うるせぇよ!?」
ナミの悲鳴の様な絶頂を聞いたマカハゼはウソップの説明を切り上げ、ナミがいる灯台の外の机の所へ向かった。
「なっ何事なの!?」
「うるせぇーなぁ〜、いきなりどうしたんだお前?」
「何事っすかナミさん!?お食事の用意なら出来ました❤」
「「飯だァ〜!!!」」
「何かを壊しちまったのか?」
「こ・・・
ナミの持っていた羅針儀を見れば確かに指針が狂ったようにグルグル回るだけで確かな方角を全く示さなくなっていた。
「いや・・・壊れたって言うより・・・まるで羅針儀の周りに沢山の磁石が置いてあるような感じで回っているな?」
「お前たちは
「言ったはずだ、この海に一切の常識は通用しないと!」
〝麦わらの一味〟の様子を見ていたクロッカスは呆れた様子で羅針儀の現象を教えてやることにした。
〝偉大なる航路〟にある島々が多くの鉱物を含めている為、航路全域に磁気異常が常に発生している上に〝偉大なる航路〟の海流や風には恒常性が一切ない。
何も知らずに〝偉大なる航路〟に来た者は観るべき方角や乗るべき海流を見失い、確実に死ぬらしい。
「し・・・・・・知らなかった」
「∑知らなかったってそりゃマズイだろ!?」
「知らないナミさんも素敵だ!!!」
「ドンマイ」
「∑ソコうっさい!!!」( º言º)
「以上の点から〝偉大なる航路〟を航海するには〝
「そんな物があるの!?」
「変な羅針儀なのか?」モグモクッ
「まぁ形は特殊だな」
「それってこんなのか?」モグモクッ
「そうそれだ」コクッ
話を聞きながら食べていたルフィが出した手の中には球状方のガラスが付いた腕輪で、中には糸にぶらさがった指針が入っていた。
「その〝記録指針〟が無ければこの海の航海は不可能だ。まぁこの〝偉大なる航路〟の外で入手は困難だがな」
「なるほど」
「でもちょっと待って」
「「何でお前/あんたがそれを持ってんだよ!!?」」
「∑へぶぅ!!!」
何故か〝記録指針〟を持っていたルフィにマカハゼとナミは思わずどついてしまった。
「これはあの二人が落としてったんだよ」
「そうなのか?」
「何で殴ったんだよ?」
「「ノリよ/だ」」
「ノリか?」
「∑いや軽い!!!」
「これが〝記録指針〟・・・なんの地盤も無い・・・」
「〝偉大なる航路〟に点在する島々はある法則にしたがって磁気を帯びていることが分かっている」
「なるほど・・・つまり島と島を繋ぐ磁気に〝
「そうだ。初めは
「
「〝ラフテル〟・・・〝偉大なる航路〟の最終地点であり歴史的にもその島を確認したのは海賊王の1団だけの伝説の島だ」
海賊王の1団だけが確認した島・・・それを聞いた面々は息をのみながら顔をワクワクとさせた。
(〝ラフテル〟・・・直訳で
「じゃ・・・そこにあんのか!?〝
マカハゼが伝説の島の名前に疑問を感じているのを他所に、ウソップは興奮しながらクロッカスに聞いたが返事は素っ気なかった。
「さぁな・・・その説が最も有力だが誰もそこに辿り着けずにいるのが現状だ」
「そんなもん、行って見りゃわかるさ!!!」
魚の骨を噛み砕きながら不敵に答えるルフィにクロッカスは満足そうに笑って見せた。
「フゥ〜!飯も食ったしそろそろ行くか?」
「「ご馳走様でした〜〜!!!」」
「∑お前ら全部食ったのか!?」
「∑よく見たら骨までねぇぞ!!!」
いつの間にかルフィとヨサクとジョニーに出した料理を全部平らげていた事にサンジとウソップが驚いた。
「〝記録指針〟か・・・・・・!!大切にしないと・・・これが航海の命運を握るんだわ」
「・・・何かわからんが今ので嫌なフラグが立ったような・・・」
「おのれクソゴム共!!俺はナミさんとカッコウちゃんとハニークイーンちゃんにもっと!!3人にもっと食って欲しかったんだぞコラァ!!」ドゴゴゴッ!!!
「うお!!!」
「「ぶへぇっ!!!」」
女性陣に自身の料理を食べて貰えなかったサンジは怒りのままに3人を蹴飛ばした。その中の一人のルフィはナミが腕に付けていた〝記録指針〟に当たり、パリンと割れてしまった。
「───は?」
「・・・おいサンジ」
「あん?」
「少し・・・反省して来ぉーーいっ!!!!」(゚皿゚#)
「ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙!!!」ザバァァン!!!
せっかく手に入れた〝記録指針〟が
「ってオイ!そいつはスゲェ大事なモンじゃねぇのか!?」
「案ずるな、私のをやる。ラブーンの礼の件もあるしな」
「本当!!!」
「それはもういいとして・・・サンジのやつ余計なモンを拾ってきたなぞ」
「「?」」
マカハゼがそう言って指をさしたほうを見れば海から戻ってきたサンジが何処かへ行ったはずの男女と共に戻って来たからだ。
「ウイスキーピーク?」
「はい、それが私たちの町の名前です」
サンジが拾ってきた男女──Mr.9とMs.ウェンズデーは〝記録指針〟を無くした事で町に帰れず、自分たち海賊に頼りに来たらしかった。
「随分虫のいい話ね、Mr.9?クジラを殺そうとしといてさ」
「お前ら何者なんだ?」
「王様です」
「嘘つけ」( ꐦ◜ω◝ )
「「すいません!!!」」
Mr.9の軽い冗談にナミはキレ気味に怒り、2人は即座に謝罪した。そして恥も外聞も捨てて土下座をしだした。
「言えません!!しかし!!!町に帰りたいんです!!!受けた恩は必ず返します!!」
「私達だってこんなコソコソと仕事をしたくないんです!!しかし我が社は〝謎〟がモットー。何も喋る訳には行かないんです。あなた方のお人柄を見込んでお願い申し上げます」
「「〝謎〟がモットー」と言ってる時点で信用出来ないって理解してるか?」
「「ヴッ!!!」」ギクッ!!!
マカハゼの最もな言葉にMr.9とMs.ウェンズデーは言葉を詰まらせたが───
「良いぞ、乗っても」どーん
「「ありがとうございます!!!」」
「やっぱこうなったか・・・」(´Д`)ハァ…
結局は船長のルフィが許可したことで最初の島が〝ウイスキーピーク〟になった。
「・・・そろそろ〝
「うん、大丈夫!!ちゃんとウイスキーピークを指してるわ」
「本当に良かったのか、小僧?最初に島を選べるのは此処だけなんだぞ」
ナミに〝記録〟の確認をしたクロッカスはルフィに最後の警告をした。
「別にいいよ。気に入らなかったらまた一周したら良いだけだし!」しししっ!
「・・・・・・・・・そうか」
能天気でありながら壮大なスケールを笑いながら簡単に言うルフィにクロッカスは微笑ましげに笑った。
過ごした時間はほんの少しだが気持ちの良さはかつてのラブーンの仲間の海賊たちと同じようにクロッカスは感じていた。
「じゃあな、花のおっさん」
「〝記録指針〟ありがとう!!!」
「あんたの話は良い参考になったよ!」
「また会いましょう!!」
「行ってこい」
クロッカスの激昂を受けたルフィは笑みを浮かべ、もう1人の友にも別れの挨拶を交わした。
「行ってくるぞクジラァ!!!」
───ブオォォォォォ!!!
ラブーンもまた、新しい友達との再会を願い咆哮を上げた。
ラブーンの声が唯一聞こえたマカハゼは笑いながら見えなくなるまで手を振り続けた。
「あいつらは・・・我々が待ち望んだ海賊たちだろうか・・・何とも不思議な空気を持つ男だ。なぁ・・・ロジャーよ」
───ヨホホホーィ、ヨーホホーホーィ♪
───ヨホホホーィ、ヨーホホーホーィ♪
───ヨホホホーィ、ヨーホホーホーィ♪
───ヨホホホーィ、ヨーホホーホーィ♪
─異様に霧の深いこの海域は毎年100を超える船が行方不明になっている
─その海に50年以上の劣化が見える巨大な幽霊船が彷徨っていた
───ビンクスの酒を届けに行くよ♪
─その幽霊船には1人の人物が陽気な歌を歌っていた。それだけなら遭難者が避難して気分をあげようと歌っていただけだろう───
───海風〜気まかせ〜波まかせ〜♪
─その人物の目につく特徴はボリューム感のあるアフロヘアー、そして肉体的な特徴のあるはずの体は何も無く、まさに白骨死体そのものだった。
───潮の向こうで夕日も騒ぐ♪
─その目のない暗い瞳には何が映り、何を思っているのかは動く白骨死体にしかわからない。
───空にゃ♪輪をかく鳥の唄♪