ONE PIECE  ~地球外生命体の転生者~   作:仮面ライダーハードエボル

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偽りの歓迎

「ようこそ!!歓迎の町ウイスキーピークへ!!!」

 

 

「わが町へようこそ!!!」

 

 

「海の勇者たちに万歳!!!」

 

 

 

「・・・どーなってんのこれ?」

 

 

最初の島ウイスキーピークの港に着く前にナミから〝記録指針〟の〝記録〟が貯まるまで数時間から数日かかる島があると忠告がされた。

 

故に、例え逃げ出したくなる()()()()でも〝記録〟が貯まるまで島を出ることは出来ない。

 

だからこそ全員が逃げ回る準備と戦う準備をしていた・・・しかしいざ船をつけてみれば町の全ての住民が海賊である自分達を大歓迎していた。

 

 

「化け物どころか・・・おれ達歓迎されてるぞ?」

 

 

「かっかわいい子もいっぱいいるぜ❤」

 

 

「海賊ってやっぱヒーローだったんすかね!!」

 

 

「そうに違ぇねぇぜ、相棒!!」

 

 

「うおぉぉーーーーい!!!」

 

 

ウソップやサンジにルフィは自分たちを歓迎してくれている町の人達に手を振り返しながらそんな会話をしていた。

 

 

「どう思う・・・」

 

 

「怪しさ全開だろ、どう見ても・・・」

 

 

そんな中でもマカハゼとゾロは警戒を緩めずにいた。

 

 

〜上陸中〜

 

 

「いら"ッ・・・!!ゴホンッ!!!マーマーマーマーマ〜〜♪いらっしゃい、私の名はイガラッポイ。驚かれたことでしょうがここは酒造と音楽の盛んな町ウイスキーピークもてなしはわが町の誇りです。」

 

 

〘ウイスキーピーク町長〙

 

〝イガラッポイ〟

 

 

ラッパを持った筒状の特殊な髪型の町長がルフィたちの前に立って挨拶をし、歓迎の意志を見せた。そんな姿を見たルフィ達は直ぐに警戒を解いた。

 

「自慢の酒なら海の様に沢山あります。あなた方の冒険の話を肴に宴の席を設けさせては頂けま"せゴホン!!マーマーマ〜♪頂けませんか?」

 

 

「喜んでェ〜〜ッ!!!」×3

 

 

(3バカ・・・)

 

 

(何でアレで強いのよ・・・)

 

 

イガラッポイの誘いに簡単に乗ったルフィとウソップとサンジにナミとハニークイーンは呆れていた。

 

 

「なぁ町長さんよ。この島の〝記録〟はどのくらいで貯まるんだ?」

 

 

皆が少しづつ町の雰囲気にのまれていく中、マカハゼは〝記録〟が貯まる期間を町長に聞いた。

 

 

「〝記録〟?そんな堅苦しいことは抜きにして旅の疲れを癒してください!!」

 

 

「いや、勿論そのつもりだが・・・」

 

 

「さァみんな宴の準備を!!冒険者たちにもてなしの歌を!!」

 

 

「話を聞く気無いだろ、オッサン!!」

 

 

マカハゼの講義も虚しく、一味みんな宴の準備が出来ている建物の中に誘導されて行った。

 

 

「さァ・・・楽しい宴の時を!!」

 

 

「・・・・・・・・・」

 

 

そう言ったイガラッポイの妖しく笑った目をマカハゼは見逃さなかった。

 

 

 

 

 


 

 

 

〜数時間後〜

 

 

 

宴を開いてもった〝麦わらの一味〟は飲んだり食ったり口説いたり自慢したりと各々が楽しみ、眠りについていた。

 

 

「騒ぎ疲れて・・・眠ったか・・・よい夢を・・・冒険者達よ・・・」

 

 

そして同じ時間に外にいた町長のイガラッポイは海賊たちが寝静まったのを確認し、月を見上げていた。

 

 

「今宵も・・・・・・月光に踊るサボテン岩が美しい・・・」

 

 

「詩人だねぇ、Mr.8()・・・・・・!!」

 

 

「!」

 

「君たちか・・・」

 

 

そんなイガラッポイの後ろから複数の声と足音が聞こえてきた。

 

そこにいたのはメリー号から一足先に町に戻っていたMr.9とMs.ウェンズデーがいて、イガラッポイをMr.8()と呼んだ。

 

 

「奴らは?」

 

 

「堕ちたよ・・・・・・()()()な・・・」

 

 

〘イガラッポイもといMr.8(ミスターエイト)

 

 

「ああ神よ・・・うっぷ!よく食うよく飲む奴らだ・・・こっちは泡立て麦茶で競ってたってのに!!」

 

 

「Ms.マンデー」

 

 

更に建物からシスターの格好をしたゴツイ女が衣装を脱ぎ、普通の服に戻って出てきた。

 

 

〘シスターもといMs.マンデー〙

 

 

「しかしわざわざ〝歓迎〟する必要があったのかねぇ?あんな弱そうな10人程度の連中にだよ・・・!?」

 

 

だがMs.マンデーは海賊たちを〝歓迎〟で招いたことを不満を感じていた。

 

 

「港でたたんじまえば良かったんだ。ただでさえこの町は食料不足で困ってんだからさ・・・どうせクジラの肉も期待してなかったけどね」

 

 

「そういう言い方ってないじゃないのよ!!」

 

 

「そうだぞ!!我々だって頑張ったんだぞ!!!」

 

 

Ms.マンデーの含みのある言い方にMr.9とMs.ウェンズデーは反論したがMr.8は3人を落ち着かせた。

 

 

「落ち着けお前たち。奴らのことはちゃんと調べておいた」

 

 

そう言ってMr.8は3枚の手配書を見せた。その手配書に記されていた金額に3人は驚嘆した。

 

 

「な・・・何ぃ!!!3500万ベリー!!?」

 

 

「他にも2700万に1100万!!?」

 

 

「海賊どもの力量を見かけで判断するとは愚かだなMs.バン"・・・ベ、マ〜〜マ〜〜〜♪Ms.マンデー」

 

 

「・・・・・・あいつらが・・・!?」

 

 

「め・・・面目ない・・・・・・!!」

 

 

さすがに驚いた3人は互いに顔を見合わせて息を飲んだ。しかしMr.8はそんな3人を安心させるように心配ないと言った。

 

 

「だがまぁ・・・既に片はついた・・・・・・社長(ボス)にもいい報告が出来そうだ。さっそく船の金品を押収して奴らを縛りあげろ!!!」

 

 

「じゃないと直ぐに反撃されちまうからな〜〜」

 

 

「お前らも寝てて良いんだぞ?昼の航海で疲れてんだから」

 

 

「∑そういう訳には行かねぇッスよ!!」

 

 

「兄貴の手を煩わせる訳にはいきやせんから!!」

 

 

「むしろウチらの肩慣らしにちょうどいいからさ」

 

 

「「「「!!?」」」」

 

 

突然聞こえた複数の声にMr.8達はギョッと目を見開いて上を見上げた。海賊〝麦わらの一味〟が眠りこけている酒場の屋上に刀を持った4人の男女と昼間にMr.8に質問をしてきた男がいた。

 

 

「ミ・・・Mr.8!!Ms.マンデー!!いつの間にか数人部屋から逃げ出して!!!」

 

 

「貴様ら・・・!!確かに酔いつぶれていたはずじゃ・・・!!!」

 

 

「剣士たるもの、いかなる時でも酒に吞まれる様なバカはやらねぇよ」

 

 

「ウチらそこら辺も兄ぃに鍛えられてたから」

 

 

「「右に同じ!!!」」

 

 

「こんな怪しさ丸出しの町に酔いつぶれる方が無理だろ?て言うか、サボテンの岩に墓標が多く建てられてる時点で既にクロだったわ」

 

 

騒ぎを聞き、次々と武器を持って集まってくる町人たちを見てマカハゼは間違ってなかったと確信した。

 

 

「なるほど・・・ここは〝賞金稼ぎの巣〟で意気揚々と〝偉大なる航路〟にやって来たバカな海賊を〝歓迎〟という甘い餌でカモにしてたって訳か?」

 

「小さい子供から見た目弱そうな老人まで・・・随分と統率されているな・・・・・・賞金稼ぎをまとめる組織ってのがあるのか?」

 

 

「そんな大層なモンじゃねぇよ・・・そうだろ?〝()()()()()()()()〟」

 

 

統率力のある賞金稼ぎの集団に疑問を持っていたマカハゼにゾロはケロッと教えた。

 

 

「!!!?」ギクッ!!!

 

 

「き・・・貴様!!何故我が社の名を!?」

 

 

マカハゼ達を警戒していた賞金稼ぎ達はゾロが口にした自分たちの組織名に驚きを隠せなかった。

 

組織の絶対の規則である〝秘密〟。それが〝偉大なる航路〟に入ったばかりの海賊にいきなり侵されてしまったのだ。

 

 

「何だ、知ってたのか?」

 

 

「昔俺も似たことやってた時にこいつらの会社から勧誘されたことがあったんだ。当然ケったけどな」

 

 

船の上で2人の名を聞いた時には既に当たりをつけていたが、ゾロは真正面から潰すためにあえて泳がせていたのだ。

 

マカハゼやジョニー達にも密かに話し、準備を進めていた。

 

 

「だいたいわかってきたぜ・・・社員たちは本名を語らずコードネームで呼び合う秘密結社」

 

「もちろん社長(ボス)の正体や居場所も社員にすら謎。下された指令をただ忠実に実行する犯罪組織、それが〝バロックワークス〟って訳か・・・」

 

 

「へへ・・・・・・それも秘密だったか?」

 

 

〝バロックワークス〟を知らなかったマカハゼに言い当てられ、最初っから知っていたゾロの不敵の笑みを見て〝バロックワークス〟の社員たちの腹は決まった。

 

 

「・・・・・・・・・!!こりゃ驚いた・・・!!!我々の秘密を知っているのなら消すしかあるまい・・・また5つ・・・サボテン岩の墓標が増えるな!!!」

 

 

多くの海賊たちを罠にかけてきた自分たちが初めて罠にかけられたことで静かに怒りを燃やす〝バロックワークス〟。しかしそんな彼らにマカハゼは侮辱とも取れる言葉を吐いた。

 

 

「勘違いするな。お前ら程度に俺とゾロは()らねェよ」

 

 

「お前らの相手はうちの『八咫烏・三本足』だけで十分だ」

 

 

「そうそうっ∑て兄貴たち!?

 

 

「あっしらだけでやるんすか!?」

 

 

「聞いてない!ウチら聞いてない!!」

 

 

予定にないマカハゼとゾロの無茶ぶりに当然ジョニーたちは慌て出す。しかしそんな3人にゾロは真剣な目で「やれ」と言った。

 

 

「この先の海の戦いは俺がいない状態が必ず起こる・・・そんな時でもお前らはその場にいない俺たちに縋るのか?」

 

 

「それにお前たちが耐えてきた実験の成果を見せる時だ・・・期待してるぜ」

 

 

「「「!!!」」」

 

 

「や・・・やってやるぜ兄貴ぃ!!」

 

 

「俺たちは天下の『八咫烏』だァ!!」

 

 

「ここで引いたら女がスたるよ!!!」

 

 

ゾロのもっともな話とマカハゼの期待・・・それを聞いた以上、3人は覚悟を決めて戦闘態勢に入った。

 

 

「〝部下だけで十分〟・・・我らも甘く見られたものだ・・・!!!」

 

 

更に怒りを燃やした〝バロックワークス〟の社員たちは武器を構えて何時でも討ち取る体勢に入った。

 

 

「殺せっ!!!!」

 

 

「ん!!?いっいない!!?」

 

 

Mr.8の合図で銃を撃とうとしたが5人の姿は既に消えていた。

 

 

「バカな!!いったい何処に!?」

 

 

「「「ここじゃあ〜〜!!!」」」

 

 

慌てて探そうとした社員たちのど真ん中でジョニーとヨサクとカッコウが現れて一気に数人斬り飛ばした。

 

 

「俺たち〝麦わらの一味『八咫烏』〟の力!!見せてやるぜ!!!」

 

 

今ここで〝偉大なる航路〟によるジョニーたち3人だけの戦闘が開始した瞬間だった。

 

 

 

 

〜END〜

 

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