ONE PIECE  ~地球外生命体の転生者~   作:仮面ライダーハードエボル

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〝3〟と〝6〟

side:メリー号

 

 

「はァ・・・それは惜しいことをしたが・・・まだ俺にも活躍の─場は残ってるわけだ・・・」

 

「大丈夫!!この眠れる騎士が目覚めたからには君の安全は保証するさ」

 

 

「はぁ〜〜〜〜寝ててよかったァ〜〜〜〜ッ!!!」

 

 

「王下七武海・・・ルフィ船長がやれって言うんならやるけど・・・・・・」

 

 

ビビから事情を聞いた3人はカッコつけたり安堵したり怯えたりしていたが彼女をアラバスタ王国まで送ることに反論はなかった。

 

一方でマカハゼは組織に完全に切られたMr.5とMs.バレンタインと話をしていた。

 

 

「──つーわけで不運にも俺たちと同じ追われる身になった事だが・・・副社長に殺されかけたお前らはそれでもビビを狙うか?」

 

 

既に拘束を解いてもらったMr.5とMs.バレンタインは互いに顔を見合わせてからマカハゼの問に答えた。

 

 

「いやァ・・・正直憂さを晴らしたいって気持ちはあるが・・・・・・」

 

 

「今更そんな事やっても返り討ちにあうのがオチだし・・・」

 

 

そう言ってMs.バレンタインは船の周りを見渡した。ウイスキーピークで100人の賞金稼ぎを倒した3人、その3人を強くさせた刀3本の剣士、自分達を瞬殺した麦わらの船長、そして得体の知れない目の前の男。

 

他にも未知数の実力者がいるかもしれない中で王女ビビに手を出せばどうなるかは言うまでもなかった。

 

 

「賢明な判断で何よりだ」

 

「そこで俺からの提案だが・・・俺たちと一時的な仲間にならねぇか?」

 

 

「「・・・・・・ハァッ!?」」

 

 

マカハゼの突然の提案にMr.5ペアは驚き、他のみんなも驚きを隠せなかった。

 

 

「考えてもみろよ、組織から切られた事でなんの後ろ盾もないこいつらがこの先生きていくのは難しい」

 

「唯一生き残る術は俺らと一緒にビビをアラバスタへ送り、尚且つ共に〝バロックワークス〟を潰す事が最善だと思うぜ」

 

 

「成程・・・確かにその2人が生き残るには組織の刺客から逃げ続けるよりも俺たちと立ち向かった方が吉だな・・・・・・」

 

 

話を聞いていたサンジも理解し、2人が仲間になるのに異論はなかった。

 

 

「まぁ〝バロックワークス〟を潰した後はビビを護衛した恩赦で何処かで平穏に暮らせばいいしな」

 

「お前さんもそれで納得出来るか?」

 

 

マカハゼは1度命を狙われたビビに顔を向け、確認をとった。

 

 

「私は構わないわ・・・ちょっと複雑だけど」

 

 

「お前らいいな?」

 

 

「「・・・・・・」」

 

 

「まぁ・・・それしか道がねぇからな・・・・・・」

 

 

「キャハハハ、やるしかないわね!」

 

 

「よし!契約成立だ!!」

 

「ルフィもそれでいいだろ!?」

 

 

「おう、いいぞ」コクッ

 

 

「∑だから軽いわッ!!!」×5

 

 

こうして王女ビビに加え、Mr.5改めジェムとMs.バレンタイン改めミキータが共に行動する仲間になった。

 

そして船は〝記録指針〟が示す次の島、リトルガーデンへ向けて進み出した。

 

祖国(アラバスタ)を救うために・・・組織から生き延びるために・・・七武海という壁を乗り越えるために・・・それぞれの目的を胸に波に揺れて行く。

 

 

 

 

 


 

 

side:〝偉大なる航路〟何処かの島

 

 

「おい見なよ!社長(ボス)から新しい指令が届いたよ!!」

 

 

「あ"?」

 

 

〝偉大なる航路〟にある無人島の海岸で1隻の海賊船が煙を上げながら1組の男女が寛いでいた。

 

男は30代の金髪ロングヘアーでロックバンド風の格好、女は20代ショートカットで番長の格好をした男勝りな美女だった。

 

その2人こそ〝バロックワークス・オフィサーエージェント〟の一角、Mr.6とMs.マザーズデーであった。

 

 

「・・・Mr.5ペアがしくじった上に裏切った?」

 

〘〝バロックワークス・オフィサーエージェント〟〙

 

〘Mr.6〙

 

 

「ああ、何でも相手は我が社に潜入してたアラバスタ王国の王女でそいつを偶然守った新参の海賊にヤられたそうだよ」

 

〘〝バロックワークス・オフィサーエージェント〟〙

 

〘Ms.マザーズデー〙

 

 

「負けたからと言って裏切るもんかね?」

 

 

「それがよぉ、しくじった時に王女が知った社長(ボス)の何かの秘密を聞かされちまったから処分が決まったそうなんだよ」

 

 

それを聞いたMr.6は呆れたようにため息を吐き、再び指令書に目を通した。

 

 

「まぁ俺たちより上の〝オフィサーエージェント〟が消えてくれるんなら有難いことだ・・・問題はこの指令書の通りならM()r().()3()()()にもこの仕事が振られているって事だな」

 

 

「∑え、アイツらも一緒に殺るのか!?」

 

 

指令書(これ)全部読んでたんじゃねェのかよ(汗)」

 

 

Ms.マザーズデーのガサツさに少し呆れながらもMr.6は社長(ボス)からの指令に従う意志を示していた。

 

 

「例の王女とMr.5ペアが新参の海賊の船に乗ってるなら・・・〝記録指針〟通りに進めば次はリトルガーデンか・・・・・・」

 

 

「リトルガーデン・・・ならあたしらが出るまでもなく野垂れ死ぬんじゃないのか?」

 

 

「この〝偉大なる航路〟は不確定要素が盛り沢山だからな・・・〝アラバスタ乗っ取り〟の為に排除しておきたいのが社長(ボス)の考えだろ」

 

 

そう言うとMr.6は暇潰しに潰した海賊船から島に降り、別の場所に停泊させた自分たちの船に向かった。

 

 

「Mr.5のボムボムの実の能力(ちから)にMs.バレンタインのキロキロの実の能力(ちから)・・・確かに強力な能力(ちから)だったが所詮は能力頼みの力技!」

 

「教えてやろぜ・・・悪魔の実の能力を使いこなした能力者の恐怖をMr.5ペア・・・そして王女(小娘)と海賊共に教えてやるよ・・・・・・!!」

 

「楽しみだね・・・Mr.5ペアを潰した海賊がどれ程のもんか・・・楽しみだよ!!!」

 

 

そう言いながらMs.マザーズデーの肉体がメキメキと音を立て、人とかけ離れた何かに変貌した。

 

巨大な影になって唸り声を上げるMs.マザーズデーをよそに、Mr.6は無視して歩いて行った。

 

 

 

 

 


 

 

side:〝偉大なる航路〟キューカ島

 

 

〝偉大なる航路〟にあるリゾート地〝キューカ島〟・・・そこには多くの人々がこの島で休暇を楽しんで過ごしていた。

 

 

「ねぇM()r().()3()!」

 

 

「何カネ、待ちたまえよ」

 

 

ズズッ・・・

「ん〜〜・・・やはり紅茶はアールグレイに限るガネ」

 

 

そんなリゾート地に怪しい2人組の男女も優雅にくつろいでいた──否──ハッキリ言って怪しいのは男の方だけであった。

 

 

「ヒマだわ、Mr.3」

 

 

「ヒマって君基本働くの嫌いだろうガネ・・・」

 

 

「うん」

 

 

「ならば任務のない今・・・この幸せな時間を少しは楽しんだらどうカネ?こうやって休暇を楽しめるのも我ら〝オフィサーエージェント〟の特権なのだガネ!!!」

 

「それと・・・このような公の場で軽々しくコードネームを呼ぶんじゃない・・・・・・」

 

「私がMr.3だと・・・バレてしまうガネっ!!!」

 

〘〝バロックワークス・オフィサーエージェント〟〙

 

〘Mr.3〙

 

 

「そぉ?」

 

《〝バロックワークス・オフィサーエージェント〟》

 

〘Ms.ゴールデンウィーク〙

 

 

紅茶を楽しむ男──Mr.3は何処にでも居そうなインテリ風のサラリーマンだが彼の髪型が何故か自身のコードネームである3を意識していた。

 

そしてパートナーである少女──Ms.ゴールデンウィークは冒険家のような帽子をかぶっており、どこか気だるけな様子で紙切れを持っていた。

 

 

「ところで・・・君はここ数日ず〜〜っとその紙切れを眺めているが・・・一体何カネ・・・?」

 

 

社長(ボス)からの指令」

 

 

「∑はよ言わんかァっ!!!(汗)」

 

 

組織のボスからの直接の指令書をパートナーのMr.3(自分)に何も言わずにただじっと眺めていたMs.ゴールデンウィークに思わずツッコミを入れてしまった。

 

そしてパートナーから指令書を受け取ったMr.3は紅茶を飲みながら読み始めた。

 

 

「Mr.5ペアがヤられた上に何かの秘密を知った王女側に付いた。よってMr.6ペアと始末しろか・・・どうせなら〝Mr.2〟がヤられてくれた方が良かったガネ」

 

 

「そしたら昇格出来るのにね」

 

 

「フン・・・所詮あの男は自分の地位を過信した〝能力バカ〟に過ぎんのだ」

 

「しかも敗北した上に社長(ボス)の秘密を知ってしまったからと言って簡単に裏切るのもいただけんガネ」ゴクッ!

 

 

組織を裏切ったMr.5ペアを吐き捨てながら手に持っていたティーカップの紅茶を飲み干した。

 

 

「どれだけ優れた悪魔の能力(ちから)を手に入れてもそれを使いこなすことの出来ない能力者ほどムダな存在はいない」

 

「優れた犯罪者は優れた頭脳で目的を遂行するものだガネ」

 

「わたしが()()()()に教えてやろうではないカネ、『犯罪組織』を敵に回す事の恐ろしさを・・・!!!」

 

 

「ねぇMr.3」

 

 

「ん?」

 

 

「明日の朝ご飯食べてから行きましょ」

 

 

「∑直ぐ出発に決まっとろうガネ!!指令書(これ)数日前から出とるのだから急ぐのだガネ!!!」

 

 

Ms.ゴールデンウィークのマイペースな性格に振り回されながらも裏切り者と邪魔者の排除に動き出した・・・。

 

 

(まぁ・・・もしもの時はこれを使えばいいだけだガネ)

 

 

自身のズボンのポケットに小さなボトルを忍ばせていたMr.3はそう考えながら王女たちの目的地──リトルガーデンへと向かった。

 

 

 

 

 


 

side:メリー号

 

 

ウィスキーピークを出航して数日──追っ手の気配がないまま、メリー号はゆったりと進んでいた。

 

 

「それにしても・・・アイツらよく打ち解けたなぁ(汗)」

 

 

マカハゼの前にはジェムがウソップと火薬の調合やウソップ特製武器の作成の手伝いをしたり、ミキータは自身の能力を活かしてゾロ率いる『八咫烏』たちの筋トレの重り役になる事で親睦を深めていた。

 

2人なりに一味からの信頼を得ようと努力した結果であった。

 

 

「ホント単純よね、アイツら・・・」

 

「あなたはちょっと複雑な気分でしょ、ビビ?」

 

 

マカハゼに同意したナミは2人に命を狙われていたビビにそう問いかけた。

 

 

「えぇ」

 

「でも正直・・・罪悪感の方が勝ってて・・・・・・」ズゥーン

 

 

「「イヤまだ引きずってたんかい」」Σヽ(゚∀゚;)

 

 

未だに引きずっていたビビにマカハゼとナミはツッコミを入れ、そこまで気に病むことはないと励ました。

 

 

「過ぎた事は何時まで引きずっても仕方ねぇよ」

 

「寧ろ味方が増えた事をプラスに考えた方が気が楽だぞ」

 

 

「分かってる・・・分かってはいるけど・・・・・・」

 

 

「まぁジェムから聞けた〝オフィサーエージェント〟はMr.3ペアとMr.4ペア、そしてMr.6ペアの三組の特徴と能力を知ることが出来た」

 

「だがそれより上のMr.1ペアと1()()()()()()()()()()()()()Mr.2だけが分からなかった。」

 

 

「その情報をまとめた紙を私たちに1枚ずつ渡して頭に叩き込めってことね」

 

「丁度私たちの次の目的地の島に着いたしね」

 

 

そう言ってナミが見つめる方向に遠くからでも分かるほど、巨大な穴のあいた山がある島が見えた。

 

それを見たマカハゼは声を上げルフィ達を呼んだ。

 

 

「お前らァ!!島が見えたぞぉ!!!」

 

 

その言葉を合図に自由に過ごしていた船員たちが集まり、ルフィがワクワクの目で島を見つめていた。

 

 

「アレが・・・〝偉大なる航路〟2つ目の島・・・・・・!!!」

 

 

 

 

 


 

 

side:???

 

 

「来たか・・・・・・」

 

 

 

 

〜END〜

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