ONE PIECE  ~地球外生命体の転生者~   作:仮面ライダーハードエボル

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〝幻の液体〟

side:メリー号

 

 

「あれが2つ目の島・・・リトルガーデン」

 

 

ついに2本目の〝指針〟の先に辿り着いた〝麦わらの一味〟はワクワクや不安を感じながら島を見つめていた。

 

 

「──・・・気をつけなくちゃ・・・・・・Ms.オールサンデーが言っていた事が気になるわ」

 

 

「か・・・!!か・・・!!怪物でも出るってのか!?」

 

 

「さァ、分からない」

 

 

「ジェム!ミキータ!お前らは何か知らねぇか?」

 

 

ゾロは〝偉大なる航路〟で暗躍していた元エージェントの2人に聞いてみた。

 

 

「俺たちは元々破壊工作や邪魔な要人の抹殺を主にやってたからそこまでは・・・」

 

 

「でも噂じゃここは普通の人間が生きられる環境じゃないって聞いてるわ」

 

 

「普通の人間が生きていけないって・・・・・・!!!」ゴクッ!

 

 

それを聞いたウソップやナミは少し恐れて息を飲んだ・・・しかしマカハゼはそれを一蹴した。

 

 

「なら大丈夫だな」

 

 

「∑何だとテメェ!!!」

 

 

「∑少しは身の危険って奴を感じなさいよ!!!」

 

 

「いや、お前らやビビは兎も角・・・()()()()()がこの船に居ると思うか?」

 

 

そう言われてウソップとナミは自分たちの周りを見渡した。

 

──宇宙から来た一味の参謀異星人の〝仮面ライダー〟

 

──強化実験を受けた4人の剣士

 

──強化実験を受けた足技中心の料理人

 

──悪の組織の元エージェント

 

──〝自然系〟を食べたセクシー美女

 

──強化実験を受けた船長にして〝仮面ライダー〟

 

 

「普通の人間・・・いるか?」

 

 

「「いません(汗)」」ブンブンッ

 

 

マカハゼの2度目の質問にウソップとナミは普通の人間が自分たちとビビの3人だけだと気づき、冷や汗を流して肯定した。

 

 

「第一普通の人間が生きられない環境でも上陸しない訳にもいかんだろ?」

 

 

「それにそろそろ食糧を調達しないとな・・・前の町じゃ蓄えることも出来なかったからな」

 

 

「そうは言っても・・・これは・・・」

 

 

もっともな事を言うマカハゼとサンジの言葉にハニークイーンが島の内部を見て難色を示した。

 

島の河口の水路から入った所から奥まで広がっているのは巨大な木々が生い茂る程の大自然だった。

 

 

「まるで秘境の地・・・生い茂るジャングルよ・・・・・・」

 

 

草木が囁く音や正体不明の生き物の鳴き声が響き渡るその地を若者サイドたちは息を飲んだ。

 

少しでも目を離せば未知の脅威が襲って来るかもしれないほどの不気味ささえ感じていた。

 

 

「ここが〝リトルガーデン〟・・・・・・!!!」

 

 

「──そんなかわいらしい名前の土地には見えやせんぜ?一体どこら辺がリトルなのか・・・」

 

 

「だいたい見てよ!!こんな植物・・・図鑑でも見た事ないわ・・・・・・」

 

 

「或いは()()()()()()()()()()()()()かだな・・・」

 

 

()()()()()()・・・・・・?」

 

 

マカハゼの推測にナミが質問をしようとしたその時、突如葉が擦れる音と共に獣の咆哮が聞こえた事でナミの意識はそちらに回った。

 

 

「きゃあ!!何!!?今の!!!」

 

 

「・・・・・・ナ・・・ナミさんったらカワイイ 大丈夫さ、今のはただの鳥だよ」

 

「そしてここはただの密林(ジャングル)、心配ねェよ」

 

 

「・・・ただの鳥に牙や鉤爪があるか?」

 

 

「ありゃトカゲじゃねぇのか・・・・・・?」

 

 

ルフィとマカハゼが見つめる先にはサンジが鳥だと言った生き物の姿があった──ただし頭が爬虫類で翼に鉤爪が無ければ完璧に鳥と言えていたが・・・。

 

そしてでかい爆音と共に島が揺れるような衝撃が船を襲った。衝撃は一瞬であったため、被害はなかったがウソップたちは気が気ではなかった。

 

 

「これが・・・ジャングルから聞えていい音なの!!?」

 

 

「まっ・・・まるで火山が噴火したような音だったぞ!?」

 

 

驚くウソップたちが次に目撃したのは川岸にまで出てきた大型の虎が血まみれになってズシィンと倒れる姿だった。

 

 

「〝密林(ジャングル)の王者〟の虎が・・・血まみれに・・・・・・!!!」

 

 

「こ・・・この島には上陸しない事に決定!!!」

 

 

「この船の上で待機して・・・〝記録指針〟が貯まるのを待つ!!安全にアラバスタへ向かうためにね!!!」

 

 

「それだけが理由じゃなさそうだが・・・確かにお前の言うこともなんだけど・・・・・・」

 

「既に上陸する気満々な奴らがいるぞ?」

 

 

「ほらよ、〝海賊弁当〟」

 

 

「サンキュー!!」

 

 

「足元に気をつけてね、ビビ」

 

 

「ええ!カルーもいるから大丈夫よ、ねぇカルー!!」

 

 

「・・・・・・!!!・・・・・・!!!」

 

 

カルー(本人)言葉にならないくらいびびってるんだが?」

 

 

マカハゼが指を指した方を見ればルフィがサンジから4人分の〝海賊弁当〟を受け取り、ハニークイーンとビビは談笑し、ジェムは上陸する事にまだ怯えているカルーを見ながら上陸の準備をしていた。

 

 

「∑ちょっとあんたら!!一体どこへ行くつもりよ!!?」

 

 

「冒険。ししし!!!一緒に行くか?」

 

 

「∑いや行くかァ!!?」

 

 

(ダメだ止まらない!!イキイキしすぎ!!!)

 

「て言うかビビ!!王女のあんたまで何で行こうとしてんのよ!!?」

 

 

「じっとしてたら色々考えそうで・・・〝記録〟が貯まるまで気晴らしに!!!」

 

 

いい笑顔でルフィについて行くことを宣言したビビにナミとウソップは唖然とした。

 

 

「カルーやハニーさん、Mr.5もいるんだから問題ないわよ」

 

 

「ルフィ船長の付き人としてついて行かないといけないのよ」

 

「大丈夫!ビビはしっかり守るわ!!」

 

 

「俺は率先して少しでも信頼を得ないといけないしな」

 

 

それぞれの意見を聞いたウソップとナミはもう何も言えず、4人と1匹はジャングルの中へ入っていった。

 

 

「度胸あるな、Ms.ウェンズデー・・・」

 

 

「13の若さで悪の組織に潜入する程だからな・・・」

 

 

「というよりここ最近ハニークイーンが自分で迷いなくルフィの付き添いを引き受けるわね・・・」

 

 

「このままだとルフィを取られちまうかもよ?」

 

 

「どういう意味でこっち見ながら言ってんのよ?」(ꐦ ˙-˙ )

 

 

ナミを見ながら意味深なことを言うマカハゼに若干イラッとした。そんな3人を尻目にゾロたち『八咫烏』も下船の準備をしていた。

 

 

「じゃ俺たちも暇だし行くか・・・散歩に」コキッコキッ

 

 

「∑散歩!?」

 

 

「俺たちは兄貴のお目付けで行きやす!」

 

 

「こんなジャングルを一人で行かせたら兄ぃは間違いなく迷子だからね」

 

 

「ウンウン」

 

 

「∑ぶった斬るぞテメェらァ!!!」

 

 

散々迷子癖を弄られながらもゾロは3人と一緒に下船し、ジャングルに入ろうとしたがサンジが待ったをかけた。

 

 

「おい、ちょっと待ってくれ!!」

 

 

「「「「ん?」」」」

 

 

「食糧が足りねェんだ。何でもいいから食えそうな獣を見つけたら狩っといてくれ」

 

 

「「畏まりやした!!」」

 

 

「了解」

 

 

「お前じゃ到底狩れないようなヤツ狩ってきてやるよ」

 

 

「「「∑ちょっと兄貴/兄ぃ!!!」」」

 

 

「∑待てコラァ!!!」

 

 

しかし案の定と言うべきか、ゾロの何気ない挑発にサンジが反応してしまった。

 

 

「あァ!?」

 

 

「聞き捨てならねェ・・・お前が俺よりデケェ獲物を狩れるだと・・・!!?」

 

 

「当然だろ!?」

 

 

「狩り勝負だ!!!」

 

 

結果互いへの対抗心から狩り勝負が始まり、サンジも船から降りることになった。

 

 

「いいか!?〝肉何キロ取れたか勝負〟だ!!」

 

 

「何トンの間違いだろ・・・望むところだ!!」

 

 

「ウチが兄ぃについて行くから2人はサンジの兄貴の方へ」

 

 

「「合点」」

 

 

ちなみに審査役はジョニーとヨサクとカッコウの3人が行う事になり、カッコウがゾロに、ジョニーとヨサクがサンジについて行った。

 

 

「アイツらも行っちまった・・・」

 

 

「賭けようぜ、俺は引き分けに5000ベリー」

 

 

「∑呑気か!?サンジくんに1万ベリー!!!」

 

 

「∑いや賭けるんかい!!!」

 

 

「そんじゃ俺も行くわ」

 

 

「「∑何ィ!!?」」

 

 

ナミに賭けを持ちかけたマカハゼは自分も上陸すると行って船を降りた。

 

 

「お前まで行くのかよ!?」

 

 

「俺も実験で使えそうな素材を探しに行くだけだ」

 

「あぁそれと・・・この島には俺たち以外にも6人いるみたいだから気をつけろよ」

 

 

そう言ってマカハゼもジャングルの奥へと消えていった。残された2人は()()()()が船から降りた事実に呆然とした後、メソメソと泣きはじめた。

 

 

「・・・どいつもこいつも何であんなに自由なのよ・・・しかも私たち以外に6人もいるなんて・・・!!!」(╥﹏╥)

 

 

「その気持ち分かるぞナミ・・・泣くな・・・俺はお前の味方だよ・・・」(╥﹏╥)

 

 

「あら?船に残ったのあなた達だけなの?」

 

 

2人が声のした方を見ればミキータが残りの食材でデザートを作って持ってきていた。(ちなみに彼女が昔目指していた職業はパティシエだった)

 

 

「「∑は」」

 

 

ミキータの姿を発見した2人はすぐさま駆け寄り必死の懇願を始めた。

 

 

「お願いだからあなたは残って!!もうあなただけが頼りなのよ!!!」

 

 

「え、何?」

 

 

「俺の狙撃で援護するからしっかり守ってくれ!!」

 

 

「え・・・え??」

 

 

泣きながら懇願する2人の姿にデザートを持ったままのミキータはただただ困惑していた。

 

 

 

 

 


 

 

side:マカハゼ

 

 

「結局忠告はナミとウソップにしか出来なかったな・・・」

 

 

2人に忠告を残してジャングルに入ったマカハゼはしばらく探索を続けていた。

 

 

(感じる6つの気配の内4つの気配が俺たちに対して殺意を持っているな・・・後の2つは元からの住民っぽいな)

 

 

素材の探索をしながら気配を探っているマカハゼはさらにジャングルの中に向かっていた。途中この星に実在した生物や植物を幾つか見つけていた。

 

 

(アンモナイトにアンキロサウルスにステゴサウルスにフクロオオカミにオーロックス・・・この島は絶滅した生き物が生きている環境なんだな・・・)

 

 

島の生態系に関心しながら進んで行くと煙が出ている水場があった。

 

 

「温泉・・・にしてはこの感じ・・・まさか・・・」

 

 

マカハゼは持っていた機材を取りだし、直ぐに分析を始めた。そして分析を終えた結果、マカハゼ自身がありえないと思っていたものだった。

 

 

「〝ネビュラガス〟よりも更に高濃度の液体──〝ファントムリキッド〟」

 

(これはビルド本編後のグリスで出てきた世界融合の影響でできた液体・・・何でこの世界に湧き出てるんだ・・・?)

 

「そういえば10数年前に〝パンドラボックス〟が妙な反応をしたことがあったな・・・それと何か関係が?」

 

 

この星へ来てまだ10数年だった頃に〝パンドラボックス〟が突然光った事があり、数日警戒していたが何も起きなかったのでその事実も忘れかけていた。

 

 

「まぁそれを今考えても仕方ねェわな」

 

「こいつを大量に回収しておけばあいつらの強化に使えるし今後こいつが湧き出ているか調査もできるしな♪」

 

 

そう言ってマカハゼは〝ファントムリキッド〟を上機嫌に回収し始めた。

 

 

 

 

 


 

side:メリー号

 

 

「・・・・・・・・・!!」

 

 

「・・・・・・・・・!!?」

 

 

「ウソでしょ・・・・・・!?」

 

 

〝リトルガーデン〟──その島の名に聞き覚えのあったナミはそれを調べる為に女子部屋の本棚を漁っていた。

 

そこから目当ての本を見つけて内容を確認したナミはその事実をウソップとミキータに伝えようとしたが時は既に遅く、島に1()0()0()()()()()()()()()()()()()()()1()()に見つかっていた。

 

その衝撃でナミが落とした本の最後のページには作者の言葉が掲載されていた。

 

 

──()()()()()にとって・・・まるでこの島は〝小さい庭〟のようだ

 

──()()()〝リトルガーデン〟──この土地をそう呼ぶことにしよう

 

──冒険家ルイ・アーノート

 

 

「別に危害を加える気はねェよ」

 

「ただ酒を少し分けて欲しいだけだ」

 

 

〘巨人族 ブロギー〙

 

 

「す・・・少しなら・・・!!」((*゜Д゜)ゞ”

 

 

「そうかそうか!!ガバババババ!!!」

 

「俺の名はブロギー!!エルバフ最強の戦士だ!!!」

 

「この島で採れた新鮮な恐竜の肉もある!!持て成すぞ、客人よ!!!」

 

 

酒があると知り、上機嫌に3人を持て成す事を決めたブロギーに3人はただ呆然としていた。

 

 

 

 

 

〜END〜

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