ONE PIECE ~地球外生命体の転生者~ 作:仮面ライダーハードエボル
side:サンジ
ゾロと狩勝負をしてたサンジとそれに付いて行ったヨサクとジョニーは大きな恐竜の獲物を持って1度メリー号に帰還していた。
しかし残っていたハズのナミとウソップとミキータは居らず、先に船を降りたルフィ達やゾロ達が何時まで経っても戻って来ることは無かった。
流石に不審に思ったサンジはヨサクとジョニーを船番に残し、仲間(主に女性陣)を探しに行った。そこでサンジはジャングルに不向きな蝋で出来た珍妙な建物を見つけた。
そこでサンジは中を調べてみる事にした。しかし、妙にインテリに凝った寛ぎ空間にサンジは暫く紅茶を楽しんでいた。
紅茶を飲んで本来の目的を思い出したサンジは慌てて外に出る瞬間、鳴り響いたため出てみればまさかの敵対組織のボスだった。
「Mr.・・・・・・0・・・?」
(それって確か敵の
受話器を取って悪ふざけで出てみれば相手はまさかの大物。その大物は未だに返答が返ってこない事に少しイラつき、もう1度質問をした。
[俺が指令を出してから随分日が経つぞ?一体どうなっている、Mr.3]
(Mr.3・・・それがこの電伝虫の持ち主か?)
サンジはこのやり取りで大体の状況を理解した。この島には既に追っ手が来ており、他の仲間たちを襲っている最中である事。しかし前から出されていた指令は何故か今日まで実行されてなかった事。そして今自分がいる此処はその追っ手のアジトである事。
(クソ!本当に狩りをしてる場合じゃなかった・・・・・・!!無事何だろうな、アイツら・・・!!!)
サンジは舌打ちをしたかったが相手がラスボスである手前、そうする事はなかった。しかし、サンジの焦りを知らない
[何を黙り込んでいる?俺は質問をしているんだ。王女ビビと元Mr.5ペアに〝麦わらの一味〟・・・特に〝ベストマッチ〟は
(マカハゼを・・・?)
「・・・・・・ええ、任務は完了しましたよ。あんたの秘密を知っちまった野郎どもは始末しました」
「だから追っ手はもう必要ありません」
何故かマカハゼを警戒しているのが気になったが、それを無視して嘘の報告をした。
幸い、秘密主義ゆえの弊害で相手がMr.3本人の声を知らなかった事で何とか嘘を信じ込ませる事が出来た。
[・・・そうか、ご苦労・・・]
「しかし・・・〝ベストマッチ〟の方は我々の策から唯一脱出しまして・・・・・・」
[逃げられた・・・・・・という事か?]
「申し訳ありません、始末した〝麦わらの一味〟の中でも強さが異常でして・・・奴が何者か知ってるんですか?」
サンジは取り敢えず
[(・・・まぁ念の為、知っておいた方がいいか)お前、
「四皇・・・確かこの〝偉大なる航路〟の後半の海を縄張りにしている4人の皇帝でしたよね?」
[そうだ。その内の1人、〝百獣のカイドウ〟率いる〝百獣海賊団〟に5年前から入った幹部に〝ベストマッチ〟と同じ姿をした男がいる]
「〝ベストマッチ〟と似た姿・・・!!?」
(どういう事だ!?マカハゼのあの姿と似たのが四皇の幹部に!!)
[その幹部の名は〝メタルビルド〟。〝火災のキング〟、〝疫災のクイーン〟、〝旱害のジャック〟と同じく〝災害〟に例えられ、〝兵害〟と呼ばれる懸賞金11億を超える海賊だ]
「∑11っ!!!?」
サンジはまさかマカハゼと似た姿の存在が11億を超えると聞いて仰天した。自分のいた〝東の海〟デモ聞いた事のない額だった。
「じゃあまさか!!あの〝ベストマッチ〟は四皇〝百獣のカイドウ〟の部下!!?」
[いや、だとしたら〝東の海〟にいた理由と〝麦わら〟という雑魚海賊の元にいたのかがわからん。本当に四皇の幹部と繋がりがあるならこの〝偉大なる航路〟の前半にいた方がまだ納得出来る。だが、そいつが報復に来る事もありうる]
[・・・・・・まぁとは言え、過ぎた事はしょうがねぇ。今そっちに向かっている〝アンラッキーズ〟から届け物を受け取ったら、Ms.ゴールデンウィークとMr.6ペアと共にアラバスタへ迎え。時機が来た・・・俺達にとって最も重要な作戦へ着手する]
[詳細はアラバスタへ着いてからの指示を待て]
「(アンラッキーズ・・・届け物・・・)・・・ん?」
「・・・・・・なんだコイツら?」
[オイ・・・どうした・・・・・・]
「いや・・・!!何でも・・・・・・」
サンジが何でもないと言おうとした瞬間、ハゲタカ──Ms.フライデーが銃弾を打ち込んできた。それを避けた所にラッコ──Mr.13が貝殻型の武器を突き刺しに来た。
「俺を殺ろうってか!?上等だぜ、この・・・メガネザルがっ!!!」ガンッ!!!
ジャキン・・・!ドドドドッ!!!
「だから、テメェは・・・やめろってんだよ・・・この巨大ニワトリ!!!」グルッ・・・!!!ごき!!!
[何事だ]
突然の襲撃を返り討ちにしたのはいいモノの、流石に不審に思われては元も子も無いのでサンジは直ぐに返答をした。
「いやァすいません、この島の猛獣が思いの外凶暴でして。まぁそれらは全部殺していますが・・・」
[・・・まァいい、とにかく貴様はそこから一直線にアラバスタを目指せ。なぉ・・・電波を使った連絡はこれっきりだ。海軍に嗅ぎつけられては面倒だからな。以後、伝達は全て指令状により行う・・・以上だ。幸運を・・・Mr.3]ガチャ!
「──ハァッ!!!」
相手は〝王下七武海〟の一角を担う強者の1人。そんな人物を相手に騙せきったのは今回のMVPと言っても過言ではなかった。
「しかし・・・こいつらは何だったんだ?」
「ん・・・・・・?」
襲ってきた〝
「これは・・・・・・」
side:スモーカー
「スモーカー大佐!!先程、〝黒電伝虫〟が興味深い電波を捉えました!!!」
「何!?」
ルフィを捕まえるため、ローグタウンから独断で追って来た海軍本部大佐〝白猟のスモーカー〟は部下から盗聴用の黒電伝虫からある電波を傍受したと報告を受けた。
その電波を聴いたスモーカー大佐は自分の右腕であるたしぎ曹長を呼びつけた。
「もう1度再生してみろ」
「ハイ、大佐」
「オイ、たしぎ!!お前もこっちに来てコレを・・・ってアイツどこだ?」
「たしぎ曹長でしたら先程捕えた男の刀をウットリと見つめながら部屋に入りました」
「∑すっすいません!!スモーカーさん!!!コーヒーですか!!?」
名刀の事になると周りが見えなくなるたしぎ曹長の天然のボケで場は少し緩んでしまったが、スモーカー大佐が少しシバいた事で元の空気に戻った。
たしぎ曹長が来た事を確認したスモーカー大佐は黒電伝虫を持つ海兵に再び録音を流させた。
「よく聞いてろ、2人の男の会話だ」
「先程捉えた電波です。いいですか、曹長?」
「は・・・はい、お願いします!」ヒリヒリ…
2人の上司の準備を確認した海兵は黒電伝虫の録音の再生を始めた。電波自体が遠かったせいか、音声は途切れ途切れだったが重要なキーワードは所々出てきた。
[ガガ・・・・・・ザー・・・・・・王女ビビと・・・・・・〝
「麦わら・・・!!∑〝麦わらの一味〟!!!」
「そうだ・・・電波は遠いがこの2人の男の会話によって得たキーワードは6つ!『王女ビビ』、『麦わらの一味』、『Mr.0』、『指令状』、『百獣のカイドウ』、『兵害』」
スモーカー大佐から6つのキーワードを聞いたたしぎ曹長は、先日捕らえた不審な剣士〝Mr.11〟に指を差した。
「『Mr.0』とはもしかして・・・先日ルネスで捕らえた剣士〝Mr.11〟と何か関係が!?」
「まァ・・・そうだな。数字が
するとマストに括りつけられながらも話を盗み聞きしていたのか、自分は違うと否定してきた。
「フフッ・・・Mr.0!?犯罪組織〝バロックワークス〟!?知らんな。当てずっぽうでものを言うな!!」
しかし、彼が着る貴族風の派手な服に顔に入っている11の刺青が〝Mr.11〟であると主張していた。
スモーカー大佐はそれを面倒くさそうに見ながら葉巻をふかし、1つの質問をなげかけた。
「ならばお前の内ポケットにあった
ギクッ!
(な・・・!?し・・・指令状はちゃんと・・・燃やしたはず)
「え!?あ・・・
「
《b》「・・・・・・!!!」
スモーカー大佐の誘導尋問にあっさり引っかかったMr.11はやっちまった感の顔をして項垂れた。
その後、甲板に用意された椅子に座ったスモーカー大佐は新しい葉巻に火をつけ、得たキーワードの整理を始めた。
「『ビビ王女』・・・これは確かアラバスタ王国の行方不明になっている王女の名だ」
「アラバスタ王国といえば今流行りの
「・・・わからん。だが
実際、アラバスタ王国の王女がもし反乱に黒幕がいると推測したのならバロックワークスに潜入しようとしても不思議はない。
仮に〝麦わらの一味〟がバロックワークスと関係があったとしても、恐らくビビ王女が〝麦わらの一味〟と偶然であって共に行動する事になった確率が高い。しかし、問題は残った2つのキーワードだった。
「だが、他にも問題はあるぞ」
「・・・〝四皇・百獣のカイドウ〟ですね」
〝四皇・百獣のカイドウ〟──〝偉大なる航路〟後半の海、〝新世界〟。その海に皇帝のように君臨する4人の海賊の1人にして〝最強の生物〟と呼ばれる人物。
カイドウ率いる〝百獣海賊団〟の規模は軽く1万超えており、特にその強さを示すのはカイドウ直属の大幹部──大看板と呼ばれる者達は僅か3人だけである。
その3人異名は災害に例えられており、1人は通った島が火の海になり、1人は通った島が様々な疫病にかかり、1人は通った島が干ばつ様に干からびる等の多大な被害を出していた。
そして5年前、その災害に新たなる災厄が加わった事で〝百獣海賊団〟は新たな力を得ることになった。
「そいつが通った島は毒ガスや生き地獄を味あわせる対人兵器に一瞬で島を汚染する大量破壊兵器に溢れかえり、生物の住めない環境に変える災厄・・・故に、そいつに兵器の災害──〝兵害〟の異名がつけられた。そしてそいつの名が・・・」
「〝仮面ライダーメタルビルド〟・・・〝ベストマッチ〟マカハゼと同じ姿と名を持つ海賊・・・!!」
スモーカー大佐とたしぎ曹長は〝新世界〟に名を轟かす存在の情報に険しい顔をしながらマカハゼとの関係を考えていた。
「〝偉大なる航路〟に入ってから本部て得た情報・・・本部自体も〝兵害〟と〝ベストマッチ〟の関係を全く掴めていない」
「それどころか奴らの情報は名を挙げた時点でしか出回ることは無かった。〝兵害〟の強さは既に知れ渡っているが〝ベストマッチ〟自身の強さと科学力は全くの未知数!!」
「この2人の男も恐らく〝ベストマッチ〟を警戒する為の会話だろう」
実際、スモーカー大佐や部下の海兵達も自分達が追っていた海賊の1人が海の皇帝と関わりを持っているかもしれない可能性に恐れを抱いていた。
もし〝四皇・百獣のカイドウ〟が関わっていたらこの前半の海は地獄に成り果てるのは目に見えていた。
「だがそれは可能性の話だ。それに俺のカンだが〝ベストマッチ〟は〝兵害〟とは関係ないだろう」
「それより今は〝麦わらの一味〟だ!!幸い、奴らに関わる手掛かりは入手出来た」
「じゃあこれから・・・・・・」
「・・・・・・あぁ。本部と連絡をとって〝
「はい」
「行ってみようじゃねェか・・・アラバスタ王国へ」
スモーカー大佐は手に入れた〝麦わらの一味〟の唯一の情報を頼りにアラバスタ王国へ進路を向けて進み始めた。
side:アラバスタ王国の港
その船のすぐ近くに〝B・W〟の刺青を持つ男たちがいた。その男達は整列して自分達の上司を待っていた。
そして待っていた上司がとうとう自分達の前に姿を現した。
「〝Mr.2・ボン・クレー〟様!!スワンダ号の御用意が出来ました」
「わーかった、わーかったわよーう!!うるっっっさいわねェーいっ!!!」
おかま口調で現れた上司──Mr.2・ボン・クレーと呼ばれた男の格好は肩の部分2匹の白鳥が装備され顔は、濃いメイク、靴はバレリーナ用のトウシューズ、ピンクの上着の背にはマストと同じく〝おかま
「まっったく、なんでこのあちしがァ!?Mr.3くらい、あんた達で殺しなさーーいよう!!!」
Mr.2・ボン・クレーは
しかし、それに慌てた部下達は流石に実力差があり過ぎて無理だと頭を下げた。
「と・・・とんでもないっ!!我々が束になってかかっても無理です!!!」
「ど・・・どうかひとつ・・・!!
そんな情けなくもかわいい部下達の必死の懇願を見たMr.2・ボン・クレーは仕方ないというふうにスワンダ号に乗り込んだ。
「ぷうっ、世話のやける