ONE PIECE  ~地球外生命体の転生者~   作:仮面ライダーハードエボル

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あけましておめでとうございます。

新年開けての初投稿です。


唯一の医者

side:ルフィ

 

 

「先程はすまなかった」

 

 

「ああ、気にすんな。海賊だもん、仕方ねぇよ」

 

 

「そうか・・・」

 

 

警備のリーダーであるドルトンは自分達の手荒い歓迎を謝罪し、ルフィはそれを許した。

 

先程の土下座や今のアッサリとした許しにドルトンはルフィの船長としての器に関心を示した。

 

 

「所で・・・銃弾が君に当たった様に見えたのだが?」

 

 

「あぁ、俺には効かねぇよ」

 

 

「コイツはゴムゴムの実を食べたゴム人間だからな」

 

 

「あの時は正直、ヒヤッとしたわ」

 

 

「心臓に悪いったらありゃしねぇ」

 

 

「ウンウン」×6

 

 

ハニークイーンとウソップの呟きにルフィを除いた上陸チームの全員が頷く。それを見てたルフィを撃った警備の男は気まずそうに顔を背けた。

 

 

「そうか・・・君も悪魔の実を・・・だが!それで悪魔の力を手に入れたとしても、決して本当の悪魔に成ってはならない・・・!!!」ギリッ

 

 

「?」

 

 

ルフィが悪魔の実の能力者だと知ったドルトンは他の者達に聞こえるように言った。しかしビビが見た彼の顔は、何かを憎んでいる様に見えた。

 

ビビの訝しそうな顔を見て、自分の失言に気づいたドルトンはすぐに謝罪した。

 

 

「すまない、別に君達に言った言葉じゃないんだ。この島は──」

 

 

「っぎゃああああ!!!熊だあああっ!!!みんな死んだふりをしろォおお!!!」

 

 

突然ウソップが前から杖をついて歩いてくる大きなクマを恐れて死んだふりを始めた。しかしドルトンや警備の住人達は慌てることなく、挨拶をするように注意した。

 

 

「ハイキングベアーだ、危険はない。登山マナーの〝一礼〟は忘れるな」ペコっ

 

 

「・・・・・・え?」

 

 

死んだふりをするウソップを無視してドルトン達に倣って、ルフィ達もハイキングベアーに一礼を返した。

 

それからは特に何のトラブルもなく、寒空の中でも活気のあるいい雰囲気の村へ着いた。

 

 

「ここが・・・我々の村だ」

 

 

「変な動物が歩いてんな」

 

 

「さすが雪国だ」

 

 

「ナミさん!!人のいる村へ着いたぜ!!村だ!!!」

 

 

「じゃあ、みんなご苦労さん。あとは私に任せて見張り以外は仕事に戻ってくれ」

 

 

「気をつけてくれよ、ドルトンさん」

 

 

「心配ない。その時はその時だ」

 

 

医者は居ないがようやく休める場所に着いた事に一味は安堵する中、ドルトンは一部付き添ってきた住人達に解散を告げた。

 

その親しげな様子に、ビビ達は納得した様子で息を吐いた。

 

 

「・・・国の守備隊じゃなかったんですね」

 

 

「道理で素人の動きだったわけだ・・・」

 

 

「みんな自分から協力してくれている民間人だ。一先ず私の家に来たまえ」

 

 

そう言ってドルトンは自分の家に招き、ルフィ達も疑う事なく付いて行く。

 

その道中で老人が気になるワードを言いながらドルトンに話しかけた。

 

 

「やぁドルトン君。2日後の選挙は楽しみだな。みんな君に投票すると言ってたぞ!」

 

 

「と・・・とんでもないっ!!私などっ!!私は罪深い男です・・・!!!」

 

 

(選挙・・・?)

 

 

(それに何で国の名が無いの・・・?)

 

 

「・・・・・・そこのベットを使ってくれ。今、部屋を暖める・・・」

 

 

老人との会話を詳しく話す事無く、ドルトンは家の扉を開いてルフィ立ちを中へ入れる。中に入って暖炉に火をつけたドルトンは改めて自己紹介をした。

 

 

「申し遅れたが・・・私の名はドルトン、この島の護衛をしている」

 

 

〘ドラム島 民間護衛団団長〙

 

ドルトン

 

 

「ところで1つ・・・気になっている事があるのだが・・・・・・」

 

 

「え?」

 

 

「どうも私は君をどこかで見た事がある気がする・・・」

 

 

ドルトンはそう言いながらビビの顔をじっと見つめた。それにギクッとなったビビは〝魔女〟の話を聞く事で誤魔化した。

 

 

ギクッ!

「き・・・気の所為ですよきっと・・・それより〝魔女〟について教えて下さい・・・」

 

 

ナミをベットに寝かしたビビ達は今までの経緯を省きながら説明した。太古の島で絶滅したダニに刺された事。3日前から上がり続ける熱が42度まで上がった事。そして、タイムリミットが近づいている事を・・・。

 

 

「〝5日病〟だと・・・!?」

 

 

「ええ・・・このままあと2日過ぎればナミさんは・・・・・・!!」

 

 

「ちょっと!なんでそんな大事なことを黙ってたのよ!?」

 

 

「落ち着いてくれハニーちゃん!!ナミさんに余計な心労を与える訳にはいかなかったんだ!!!」

 

 

ナミの病気を黙ってた事に詰め寄ろうとするハニークイーンをサンジが抑え、ジェムがドルトンに医者を早く呼ぶように伝えた。

 

 

「海岸じゃ国の名を捨てたとか言ってたが此処は医療大国なんだろ?なら〝イッシー20〟もいるはずだし〝5日病〟の抗体を持ってる医者がいるはずだ!!」

 

 

「100年前の病の抗体・・・確かにそれを持っている可能性のある医者に心当たりはあるが・・・」

 

 

「あなたが言ってた例の〝魔女〟でしょ!?その〝魔女〟は何処にいるのよ!?」

 

 

ジェムとミキータの必死の叫びにドルトンはチラリと窓の外に目を向けた。

 

 

「〝魔女〟か・・・・・・窓の外に・・・山が見えるだろう・・・!?」

 

 

「ああ・・・あのやけに高い・・・」

 

 

海から見ても目立った煙突のような山を思い出し、ジェムは窓の外を見た。が、窓の外には異様にデカい雪だるまと怪獣の雪像だった。

 

 

「〝ハイパー雪だるさん〟だ!!!」

 

 

「雪の怪物〝シロラー〟だ!!!」

 

 

「「へいへいヘーーイ!!!」」

 

 

「∑てめェらブッ飛ばすぞ!!!」×4

 

 

「・・・・・・・・・・・・(汗)」

 

 

雪に心奪われて遊ぶ緊張感のない2人をどつき、邪魔な雪像を破壊して視界を確保する4人。

 

ルフィとウソップ(アホ2人)を退かした事でやっと山を見る事が出来た。

 

 

「あの山々の名はドラムロッキー。真ん中の高い山の頂上に城が見えるな?今や・・・()()()()()()だ」

 

 

「!(王のいない・・・・・・?)」

 

 

「あの城がどうしたんだ?」

 

 

「今あの城に住んでいるのが人々が〝魔女〟と呼ぶこの国唯一の医者、〝Dr.くれは〟がそこにいる・・・」

 

 

「何!?」

 

 

標高が高く、雲と雪で視界がボヤけて見えにくいが、確かに城の形が見えた。

 

ドルトンが言うにはそこに住む魔女──Dr.くれは確かに居るが通信手段がなく、気まぐれに山を降りては患者を探して処置を施し、報酬にその家の欲しいものを片っ端から奪っていくタチの悪い婆さんらしい。

 

 

「おいおい、そりゃタチの悪いババアだな」

 

 

「俺達よりも海賊っぽいぞ(汗)」

 

 

お茶を飲んで静かに話を聞いていたルフィとウソップも医者とは思えないその所業に引いていた。

 

 

「あとそうだな・・・年齢は140近かったはず・・・・・・」

 

 

「∑ひゃ・・・140!!?そっちが大丈夫かよ!?」

 

 

「でも、そんなお婆さんがどうやって山を降りているの?」

 

 

「これは妙な噂だが・・・月夜の夜に彼女がソリに乗って山を降りて来る所を数名が目撃したという話だ・・・魔女と呼ばれるゆえんだ」

 

 

ドルトン自身も不審に思っている噂に、昔から知っている魔女を思い出して難しい顔をしている。

 

その雰囲気にウソップだけでなく、ビビとハニークイーンもゴクリと息を飲んだ。

 

 

「・・・それに・・・見た事ない奇妙な生き物と一緒にいたという噂もある」

 

 

「ぐあっ!!やっぱりか!!!出た!!ほら見ろ、雪男だ!!!雪山だもんなー!!!いると思ったんだ、魔女に雪男だと!!?どうか出くわしませんように!!!」

 

 

「その魔女に会わねぇと行けないんだろ、バカっ鼻」

 

 

「∑そうだったァっ!!!」

 

 

「確かに唯一の医者ではあるが・・・余り関わりたくない婆さんだ・・・次に山を降りて来るのを待つしかないが・・・・・・」

 

 

「∑じゃああと数日か1ヶ月は降りて来ないの!?」

 

 

「オイオイ、今のナミさんにそんな時間はねぇぞ!!だいたいこの島は医療大国なんだろ!?なのに何で医者がたった1人何だよ!!?」

 

 

「一体この島で何が起こったんだ!!!?」

 

 

唯一の医者と簡単に会う事が出来ず、ただただ降りて来るしかない状況に一味は騒ぎだす。

 

そんな中、お茶を飲み終えたルフィは寝ているナミの元まで行き、頬をペチペチしながら起こした。

 

 

「おい、ナミ!!ナミ!!聞こえるか?」ペチペチ

 

 

「∑でお前は何をやってんだーーっ!!!」×6

 

 

ギョッと振り向く仲間をよそに、ルフィは朦朧と目を開けるナミに危険な提案をした。

 

 

「あのな、山登んねェと医者いねェんだ。山登るぞ」

 

 

ルフィの船長としての決断に誰もが言葉を失う。ナミに時間はなく、来ないのであれば自分から行くのは確かに筋が通っているが、それでも今のナミには無茶な提案である事に変わりはなく、全員が待ったをかけた。

 

 

「無茶言うな、お前ナミさんに何さす気だァ!!!」

 

 

「いいよ、おぶって行くから」

 

 

「それでも悪化するわよ!!!」

 

 

「何だよ、早く医者に診せた方がいいだろ?」

 

 

「それはそうだけど無理よっ!!あの絶壁の高度を見て!!!」

 

 

「行けるだろ」

 

 

「お前が行けても航海士の負担がデカいぞ!!!」

 

 

「でもほら・・・下は雪が積もってるし」

 

 

「あの高さなら例え健康状態でも即死よ!!!」

 

 

「ならマカハゼを呼ぼう」

 

 

「∑もっと負担がデカいわァっ!!!」

 

 

「常人の6度も熱が上がった重病者だぞ!?分かってんのかお前!!!」

 

 

「・・・・・・・・・・・・ふふっ(早く治さなきゃ)」

 

 

「ナミさん!?」

 

 

みんなが口でルフィの蛮行を止めようとするが、妙な所で頑固なルフィは全く止める気配がない。

 

こうなれば力づくで止めようかと思った一同の耳にナミの笑った声が聞こえた。

 

 

「・・・よろしくっ」

 

 

「そうこなきゃな!任しとけ!!」

 

 

ぱしんっ!!!

 

 

無茶な提案に乗ったナミは手を掲げ、ルフィはそれに応えるように笑いながらハイタッチした。

 

 

無理に笑顔を見せるナミに、ルフィを疑う様子は全くなかった。

 

 

「・・・あっきれたぜ。船長も船長なら航海士も航海士だ!!」

 

 

「自分の体調分かってんのか!?ナミさんっ!!!」

 

 

「俺達って・・・本っ当にやばい奴らに喧嘩売ったんだな・・・・・・」

 

 

「大丈夫かしら、バロックワークス・・・・・・?」

 

 

「おっさん、肉をくれ!」

 

 

「・・・・・・肉?」

 

 

「ナミさん、本当に大丈夫!?何時間もかかる道よ」

 

 

「無理したら本当に死ぬのよ!!?」

 

 

提案する方も方なら応える者も同じだと納得し、2人のやり取りに肩の力を抜いた。

 

そんなナミの覚悟に応える為にも、サンジ達も覚悟を決めた。

 

 

「よし、俺も行く!!!」

 

 

「私も行くわ!!!」

 

 

重病でありながら、Dr.くれはの元へ行く事を決めたナミの護衛の為に、サンジとハニークイーンが名乗りを上げた。

 

ナミを連れてDr.くれはの所へ向かうのはナミを背負うルフィとそれを護るサンジとハニークイーンの3人で、残りはドルトンの家で待機する事になった。

 

 

「いいかルフィ!!お前が1度でも転んだりしたらナミの命はないと思え!!!」

 

 

「え!!!1度でもか!?」

 

 

「待って・・・じっとしてて・・・・・・!!ちゃんと縛っておかなきゃ・・・」

 

 

ウソップから注意を受けている間にビビはルフィの背中にしっかりとナミを縛り付ける。

 

ナミに負担がないように縛り付けたビビは心配そうに3人を見る。

 

 

「これでいいわ。私はここで待たせてもらうから!かえって足を引っ張っちゃうし」

 

 

「俺もだっ!!!」

 

 

「俺も行くべきなんだろうが能力の関係上、行く訳には行かないからな」

 

 

「私もここで待つわ」

 

 

何故か堂々とするウソップや能力による二次災害の危険性で行けないジェム達に見送られ、ルフィ達は準備を終える。

 

そんな彼らにドルトンは念の為にと忠告をしてくれた。

 

 

「・・・本気なら・・・止める気は無いがせめて反対側の山から登るといい・・・ここからのコースには〝ラパーン〟がいる・・・!!凶暴な肉食のうさぎだ・・・集団に出くわしたら命はないぞ!!」

 

 

「うさぎ?でも急いでんだ・・・大丈夫だろ?なァ」

 

 

「あぁっ、蹴る!!!」

 

 

「可哀想だからやめなさい」

 

 

ドルトンの忠告を聞き流したルフィ達3人は、遥か高い山頂を目指して走り出す。

 

 

「じゃ、行くか!!サンジ!!!ハニークイーン!!!ナミが死ぬ前にっ!!!」

 

 

「∑縁起でもない事を言うなっ!!!」×2

 

 

割とシャレにならない事を口にするルフィ(バカ)にツッコミを入れ、医者のいる山へ走っていく3人。

 

その背中が吹雪にかき消されていってから、ドルトンは不安な様子でつぶやく。

 

 

「本当に大丈夫かね・・・」

 

 

「まぁ・・・()()()()は心配ねぇが」

 

 

「ナミさんの体力が持つかどうか・・・!!」

 

 

「あとはアイツら次第だな」

 

 

「確かに・・・」

 

 

ルフィ達が見えなくなってもその場から動く気配がないビビ達。ドルトンが玄関の扉を開けても中へ入ってくる事は無かった。

 

 

「・・・どうした君達。中へ入りたまえ・・・外は寒い・・・」

 

 

「・・・いいです・・・私は・・・外にいたいから・・・!!」

 

 

「俺も」

 

 

「俺もここでいい」

 

 

「同じく」

 

 

遠慮するビビと同じように鼻をすすりながらウソップも同意し、ジェムとミキータもついでにも留まった。

 

そんな固い意思を持つ彼らに感心したドルトンは自分も此処にいようと座り込んだ。

 

 

「・・・・・・・・・そうか・・・では・・・私も付き合おう・・・」

 

 

ドルトンが座り込んで約1分・・・遠い目をしながら物憂げに語りだした。

 

 

「・・・昔はね・・・そこの彼が言った通りちゃんといたんだよ」

 

 

「え?」

 

 

「医者だよ・・・理由あって、全員いなくなってしまったんだ・・・」

 

 

「・・・・・・イッシー20だろ、何故いなくなった?」

 

 

島に入った時にドルトンが言った言葉に違和感を感じていたジェムが質問をした。

 

問われたドルトンは、眉間のシワを寄せながら無念そうに語り出した。

 

 

「1年にも満たない数ヶ月前に・・・この国は・・・1度、滅びているんだ・・・海賊の手によって・・・!!!」

 

 

「え・・・」

 

 

「国が・・・・・・!!??」

 

 

「それで俺達に過剰な対応だったのか・・・!」

 

 

「そうだ・・・みんな海賊という言葉にはどうもね」

 

 

その時の惨劇を思い出したのか、ドルトンは守れなかった後悔と例の海賊達への怒りで満ちていた。

 

 

「・・・たった5人の海賊団だった・・・船長は〝黒ひげ〟と名乗り・・・我らにとって絶望的な力で瞬く間にこの国を滅ぼした・・・」

 

 

「・・・たった5人の海賊に・・・!!?ウソでしょ・・・・・・!!?」

 

 

「く・・・〝黒ひげェ〟!?」

 

 

「たった5人って・・・少なくとも七武海並の実力者かよ・・・・・・!!!」

 

 

聞いた事のない海賊だが、10人にも満たない構成で一国の軍を凌ぐ何てにわかには信じる事は出来なかったが、実際被害にあった者からの体験談は真実味が違った。

 

しかし、ドルトンが次に放った言葉はどこか吹っ切れていて、吐き捨てていた。

 

 

「・・・だが・・・この国にとってそれで良かったと言う者もいる・・・!!」

 

 

「国が潰れて・・・いいわけないじゃない!!」

 

 

「そうだ・・・そんなバカな話があるか・・・・・・!!!」

 

 

「・・・おいミキータ。まさかあの噂・・・・・・」

 

 

「彼の様子から見たら多分・・・」

 

 

「?あの噂って何だよ・・・」

 

 

「・・・・・・」

 

 

ジェムとミキータが互いに顔を見合わせてドルトンを見た後、ビビとウソップに教える事にした。

ドルトンの反応からその噂の内容が真実であったと理解したからだ。

 

 

「・・・この国はイッシー20以外の医者を全員国外追放していた・・・・・・いわゆる〝医者狩り〟をしていたって噂があった」

 

 

「医者を・・・・・・追放・・・?」

 

 

「なんでそんなバカな事を・・・・・・!!?」

 

 

「それがこの国の王にとって必要な〝王政〟だったからだっ!!!」

 

 

ビビとウソップの疑問を失望と怒りの混ざった叫びでドルトンは〝医者狩り〟の黒幕の名を応えた。

 

 

「〝医者狩り〟の主犯の名は〝国王ワポル〟!!・・・・奴は〝王政〟という大義名分の名の元に配下以外の医者全てを排除して国中の患者を人質にとった・・・最低最悪の犯罪者だっ!!!」

 

 

「ワポル・・・・・・あの男だ!!!」

 

 

 

 

 


side:メリー号

 

 

「何だ・・・?」

 

 

メリー号の各所の修繕をしていたマカハゼは自分たちの見張りに残っていた者達が少し騒いだ後、慌てて何処かへ行くのを見た。

 

彼らの焦りに疑問を覚えたマカハゼは《声》を聞く力を発動し、状況を確認した。

 

 

「ああ・・・()()()()()か・・・」

 

 

《声》で全てを理解したマカハゼは寒中水泳を止められて筋トレと素振りをしているゾロに声をかけた。

 

 

「おいゾロ!!」

 

 

「ん?」

 

 

「筋トレに飽きてきたんなら急いで着替えろ!!もうすぐ戦闘が始まるぞ!!!」

 

 

「へぇ・・・」ニヤッ

 

 

それを聞いたゾロはジョニー達に着替えを持ってこさせた。ゾロを待つ間にマカハゼは今いる海岸から離れている別の海岸に目を向けた。

 

それから数秒後、海から巨大な丸い物体が浮かび上がった。そしてその丸い物体は少しづつ花のように開いていき、さらに海からカバのような像が船首のように出てきた事でその正体を表した。

 

丸い物体の正体は巨大潜水艦で、浮上した後に変形した船の中から少し小さい船がぞろぞろと出てきた。

 

 

「(あの中から聞こえる《声》で強い気配は4人・・・俺達にとっては大した事は無いが・・・・・・)能力的に面倒そうなのがいそうだな」

 

 

 

 

 


side:巨大潜水艦

 

 

「マーーッハッハッハッ!!!着いたぜ、あんちゃん!!我らが故郷〝ドラム王国〟だ!!!」

 

 

「20年ぶりとはいえ、相変わらずの雪景色だぜ!!ムーーッシュッシュッシュッシュッ!!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

〜END〜

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